《ハッピーチョコレート! また来年!》
■まにまにころころ[70]
ざっくり日本の歴史(中編その1)
川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
■クリエイター手抜きプロジェクト[415]iOS編
iPhone/iPadを自動化するWorkflow
古籏一浩
■LIFE is 日々一歩(4)[スイーツ]
2015年、バレンタイン・チョコ戦線(幸福のチョコレート編)
森 和恵
■まにまにころころ[70]
ざっくり日本の歴史(中編その1)
川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
■クリエイター手抜きプロジェクト[415]iOS編
iPhone/iPadを自動化するWorkflow
古籏一浩
■LIFE is 日々一歩(4)[スイーツ]
2015年、バレンタイン・チョコ戦線(幸福のチョコレート編)
森 和恵
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■まにまにころころ[70]
ざっくり日本の歴史(中編その1)
川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
< https://bn.dgcr.com/archives/20150216140300.html
>
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こんにちわん、コロこと川合です。今週は出張の移動と重なって『花燃ゆ』を見ることができませんでした。NHK大河ドラマは、翌週の土曜日お昼に再放送があるので、土曜まで我慢です。
『花燃ゆ』を見られなかったので、今回は前置きなしで本題へ!
◎──中世
日本史の中世は、だいたい平氏の台頭から安土桃山くらいまで。というわけで、今回は平氏政権〜鎌倉時代入り口までをざくっとおさらいしたいと思います。
◎──平氏政権
平氏、というか、平清盛の時代です。白河上皇と持ちつ持たれつで武力を拡大していった平正盛、つまり平清盛のお爺ちゃんの時代にのし上がり、次の忠盛の時代になっても勢いは衰えず、鳥羽上皇の時代にさらに力を拡大、日宋貿易も直接行える権力を持って経済的にも盤石に。
それを清盛はまるっと受け継ぎ、貴族の政争に絡んではことごとく勝利を得て、政治的にも中枢へ上り詰めます。
清盛自身は出家し、表向きは政治の世界から身を引きますが、実権はそのまま。さらに娘を高倉天皇に嫁がせ、外戚になります。
後白河上皇と長らく宜しくやっていた清盛でしたが次第に溝ができ、高倉天皇もまた、いつまでも政治の実権を握り続ける後白河上皇に不満を覚えはじめて、後白河vs高倉&清盛という形に。そして、清盛は力でねじ伏せました。
高倉天皇の勝利、とはいえ、前にも書きましたが嫁のお父さんにはあまり強く出られないですよね。ましてや、完全に清盛の軍事力が後ろ盾になっている状態。こうして清盛が実質的にこの国の頂点に立ったわけです。
◎──平氏と源氏
先に書いた「貴族の政争」ですが、大きなものがふたつ。1156年の保元の乱と1159年の平治の乱です。
前者では、勝った後白河上皇側に、平清盛と源義朝が付いていました。後者では、この二者が敵味方に分かれ、清盛が勝ちました。
義朝は敗死、そして息子の頼朝と義経は捕らえられ処刑されるところでしたが、清盛の清盛の継母である池禅尼が「まだちびっ子やし、助けたり」と助命嘆願。頼朝は伊豆に飛ばされ、義経は京都の寺に放り込まれて決着。
後はご存じの通りです。
◎──源平の戦い
以仁王(後白河の息子)「清盛、うざい......源氏でなんとかしてくれや!」
頼朝「おう、大義名分できたし、俺が源氏まとめて、おとんのカタキ取ったる!」
清盛「させるかいっ」
義経「にーちゃん、俺も手伝うで!」
木曽義仲「親戚の俺も一暴れするで! ほうら、大活躍や! 俺すげー!」
後白河「頼朝、よーやった!」
義仲「いや、いちばん頑張ったんは俺やんけ! くそ、後白河のボケッ!」
後白河「なんやと!?」
義仲「あ? やれるもんならやってみぃ!」
義経「......やったった」
後白河「義経、よーやった!」
義経「盛り返してきた平氏もガツンと叩いたる!まずは、一ノ谷で逆落としや!」
平氏「きゃんっ」
義経「追い込めー! 那須与一、あの扇の的を射貫いてビビらせたれ!」
与一「がってん!(すぱーん!)」
平氏・源氏「おーーーーー!」
義経「よーし、壇ノ浦でトドメじゃー!」
平氏「ぎゃふん」
義経「よっしゃ、俺すげー!」
後白河「義経、よーやった!」
頼朝「義経、調子乗って滅茶苦茶しやがって! 後で困るの俺なんじゃ!」
後白河「義経、褒美に官位どないや」
義経「もらえるもんはもらいまっせ」
頼朝「考え足らずにもほどがある......ここらで摘んどくか」
義経「うわっ、にーちゃん、なにすんねんっ。上皇、助けてっ」
後白河「頼朝、もう義経やっちゃえば?」
頼朝「そうしますわ」
義経「ちょっとまってちょっとまっておにーさんっ」
弁慶「牛若、平泉の秀衡さんとこに逃げましょ。白紙の勧進帳も読みまっせ」
秀衡「おいでおいで」
義経「ありがとぉぉぉぉぉ」
秀衡「あ、病でワシ、もうあかんわ。泰衡よ、義経のゆーこと聞きや」
頼朝「泰衡ぁぁぁ、義経差し出さんと痛い目みることになるでぇ」
泰衡「ひぃっ、どうぞどうぞっ」
弁慶「立ち往生しまっせ」
義経「無念......」
泰衡「義経かばってた弟の忠衡も始末しときましたで」
頼朝「うん、まあお前も始末するけどな」
泰衡「ちょちょっちょっとまって!......ぎゃー」
そんなこんなで、源頼朝が武家のトップに君臨することになりました。
◎──鎌倉幕府
頼朝が武家のトップである征夷大将軍に任ぜられたのは1192年。それ以前から実権は握っていたので、鎌倉幕府の成立は1192より前と考えるとかなんとかで、「イイクニ作ろう鎌倉幕府」というゴロあわせの立場が揺らいでいる昨今。ま、なんにせよ、この頃に成立しました。
やっと源氏の時代がきたかー、と息をついたのもつかの間。10年経たずに病死。嫁の北条政子が後の引き継ぎしつつ、北条氏が幕府の実権を握ります。頼朝の血筋も絶たれて、3代で終演。
鎌倉幕府は北条氏が適当な貴族を将軍に立てて、執権が政治を動かすスタイルに。飢饉があったり元寇があったり大変な時期をいったんは乗り越えたものの、1333年に鎌倉幕府は滅びました。
元寇は防衛戦のため、勝っても得るものがなく、褒美も出せないで、武士団の落胆&反感は募って、結果、倒幕の潮流に。倒幕後、なんだかんだありまして、足利尊氏が征夷大将軍に。そして室町時代へ入っていきます。
◎──続きます
次回も鎌倉時代の話、続きます。鎌倉幕府成立までのとこがちょっと膨れすぎました......次回は鎌倉時代の話と、室町時代かな。室町末期に信長が出てきて、秀吉へとバトンタッチ。織田・豊臣の織豊時代(安土桃山時代)を経て、次の家康から江戸時代に。で、明治、大正、昭和、平成へと続いていきます。
時代が下るにつれて、(資料がいっぱいあって)歴史話が濃くなっていくので、適当に流しつつ、なるべく早くこの歴史トークをゴールさせます。(笑)ではまた次回!
【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
< https://www.facebook.com/korowan
>
< https://www.facebook.com/caputllc
>
< http://manikabe.net/
>
先週は火曜から5泊6日で弘前・青森に行っていました。今フラフラです......
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■クリエイター手抜きプロジェクト[415]iOS編
iPhone/iPadを自動化するWorkflow
古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20150216140200.html
>
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今回は、iPhone/iPadを自動化するアプリであるWorkflowを使ってみます。
Workflowは昨年末に登場し、iPhone/iPadの処理を自動化できるということで少し注目されたアプリです。先週少しバージョンアップされ1.1になり、以前よりもできることが多くなりました。
ちなみにこのアプリを使って完全自動化運用はできません(現時点では英語版のみで日本語表記にはなっていません。英語がわからなくても、アイコンなどでワークフローをつなげて作成することはできますので、自動化に興味ある方は入れてみるとよいでしょう)。
・Workflow
< https://workflow.is/
>
使い方は簡単です。この連載でやっているような複雑なプログラムは不要で、ドラッグして処理をつなげていくだけです。つなげる処理も上から下だけというシンプルなものなので、とりえあえず処理をドラッグしてつなげるだけです。
Mac OS Xに以前から用意されている、オートメーターと基本的には同じような感じで、自動化のワークフローを作成していくと言えばわかるでしょうか。
最初にアプリを起動した時はチュートリアルになるので、「Take Photo」の項目をタッチしてドラッグします。iPhoneだと右側にタッチしたまま移動すると画面が切り替わります。切り替わったらタッチした指を離します。iPadだと右側の領域にタッチしたまま、項目を放り込めばOKです。
次に「Make GIF」の項目を追加します。追加すると今度は「Qucik Look」という項目が表示されるので追加します。次にSend EmailやTweetなど複数の項目が表示されますが、これで十分なのでSKIPの文字をタッチしてワークフロー(処理)を完成させます。
完成したワークフローを実行するには、画面上部にある▲(再生ボタン)をタッチします。実行するとカメラへのアクセスなどが求められますので「OK」ボタンをタッチします。
ワークフローによっては、ユーザーに確認を求める場面がでてきます。ユーザーがキャンセルした場合は、以後のワークフローは実行されません。
チュートリアルでは、3枚の写真を撮ると自動的にGIFアニメーションが作成され、結果がアニメーションとして表示されます。
これはクイックルックで表示されているだけなので、メールで送信する場合は×ボタンをタッチします。GIFアニメーション画像は自動的にメールに添付されます。あとは、送信ボタンをタッチすればOKです。
Workflowは完全にiPhone/iPadを自動化するアプリではありません。特定の時間になったら起動して、ライトが点灯するといった処理はできません。また、メールなどはユーザーの操作が必要になりますし、現在地を求める場合には確認のダイアログが表示されたり、ユーザーの操作が必要になる場面が何度かでてきます。
とはいっても、これまでできなかったことがWorkflowを使えば簡単にできるのも確かです。例えば、以下のワークフローは、背面のライトを10秒間点灯した後に自動的に消すものです。
< >
このような処理はアプリを入れないとできない上に、アプリがタイマーで点灯/消灯できるようになっていないと実現できません。Workflowはアプリの一機能を組み合わせることで、様々な自動化を可能にしてくれます。
例えば、現在地のストリートビューの画像をメールで送信する場合は、以下のようなワークフローになります。
・単純にストリートビューの画像をメールで送信する場合
< >
・画像を小さく切り抜いて送信する場合
< >
・PDFにしてメールで送信する場合
< >
他には、現在地をURLでメール送信することもできます(文章にした時に処理項目名だけ書けばよいというのは便利かも)。
「Get Location」
「Get Maps URL」
「Get text from Input」
「Send Email」
このようなワークフローを作成します。ただ、毎回Workflowアプリを起動して実行するのは面倒です。そこでワークフロー一覧が表示される画面で設定を行う歯車のアイコンをタッチします。
「Add to Home Screen」の文字をタッチして、ホーム画面に追加します。こうしておけば、ホーム画面でタッチするだけで自動的にワークフローが処理されます。決まったワークフローをすぐに実行でき大変便利です。
ワークフローにはスクリプトを追加することもできます。また、他の有料アプリと組み合わせることもできます。
スクリプトの多くはJavaScriptやAppleScriptではなく、Pythonになってます。また、Pythonで処理すれば何でもできる、というわけではありません。入力されたURLやテキストなどをフィルタリング処理するような場合はよいでしょう。
Workflowはどのようなアプリとも連携できるわけではないので、なかなか思うような処理ができないこともあります。が、まあある程度の自動化はできますので、興味あるなら入れてみてください。
【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>
10年ほど撮りためた(道路)景観アーカイブの映像を、YouTube経由で見られるようにしました。転送したのはだいたい500GBほどです。さすがに500GBを転送するのは時間がかかりました。
10年前の映像を見ると田舎なので、あまり変化はしていませんでした。とはいえ少しずつ村や街の様子が変わっていく様子を残しておくのは、将来、過去の世界(街)を復元する時に役立つかなと。
・(道路)景観アーカイブ
< http://www.openspc2.org/travel/
>
・Adobe JavaScriptリファレンス
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00FZEK6J6/
>
・Illustrator自動化基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00R5MZ1PA
>
・ExtendScript Toolkit(ESTK)基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00JUBQKKY/
>
・Mac : JavaScript for Automation(JXA)例文辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/JXA/Yosemite/
>
・jQuery+jQuery UI+jQuery Mobile逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/486354149X
>
・jQueryプラグイン逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541619/
>
・データビジュアライゼーションのためのD3.js徹底入門
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797368861
>
・4K/ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/
>
・JavaScript逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541082
>
・クリエイター手抜きプロジェクト
< http://www.openspc2.org/projectX/
>
・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< https://www.ddc.co.jp/estore/cgi/item/start.cgi?m=DetailViewer&record_id=243
>
吉田印刷所の「印刷の泉」でも購入できるようになりました。
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■LIFE is 日々一歩(4)[スイーツ]
2015年、バレンタイン・チョコ戦線(幸福のチョコレート編)
森 和恵
< https://bn.dgcr.com/archives/20150216140100.html
>
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こんにちは! 森和恵です。先週土曜日に終わりましたね。バレンタインデー。
そんなバレンタインデーに毎年思い出すのは、小学校五年の出来事です。バレンタインが登山遠足だったその日に、私は不二家のハートチョコレートを持っていきました。
ドキドキしながら山の頂上でリュックサックを開けたら......ハートが見事に二つに割れていました。結局渡せずに終了という苦い思い出です。渡す前から負けが決まってるやんか〜(苦笑)
まぁでも、いま思えば割れてても渡せばよかったかなと思います。そのことを二人で笑えばよかったかもしれませんね。
みなさんは、愛する方に日頃の気持ちを伝えることはできましたか? 気持ちを伝えることができるチャンスは、逃さずにね。大事なことだと思います。
さて。長く続けてきたチョコ戦線の話も、今回が最終話です。フェリシモさんの「幸福のチョコレート」で購入したチョコの話で締めくくります。
【 幸福(しあわせ)のチョコレート 】
< http://www.felissimo.co.jp/selection/v1/cfm/products_list700.cfm?wk=32038&tid=sbn_ot_CHOCO
>
●それはいつも、チョコ講座から始まる
4年ほど前から、私のバレンタイン・チョコ戦線はフェリシモさんのチョコレート試食会で始まります。
【 幸福のチョコレート講座 】
< http://shiawase.felissimo.co.jp/html/chocolate_2014/index.cfm
>
フェリシモさんのチョコレートバイヤー"みり"さんが、今年オススメのチョコレートを試食を交えて紹介してくれるセミナーです。
今年も参加してきました。八種類のチョコレートが更に並べられ、食べながらチョコレートの薀蓄を聞いて勉強します。今年はどれを買おうか? なんてカタログにメモを取りながら。
< >
今年の「幸福のチョコレート」で扱っているチョコレートは173点もあり、そのうち半分はこのサイトでしか購入することができません。バイヤーみりさんが、一年かけて世界を飛び回って見つけてきたショコラティエさんたちの作品がずらりと並びます。
今年初上陸の商品は20点。なにかと最新の技法や素材を取り入れているアメリカ産、素朴で懐かしいポルトガル産、チョコの大御所フランスのリヨンの商品などが、おすすめにあがりました。
セミナー中に毎年でる質問ですが、「今年いちおしのチョコレートは?」の答えは、「チョコフィーノ ねこチョコ」でした。「ネコのプリントが可愛くて形だけかと騙されてしまいますが、実は中身が一番のオススメです。めずらしいレモン風味ティラミスが美味しいですよ」とのこと。
【チョコフィーノ ねこチョコ】
< http://www.felissimo.co.jp/selection/v1/cfm/products_detail001.cfm?GCD=598829&GWK=552&iid=p_ot_000000_SCHWRD_S&wk=32109
>
もちろん、買いました。旦那さんがネコ好きというのも理由ですが、やっぱり一番のは食べたいですよね。届いた日にすぐシャンパンをあけて食べました。
チョコとレモンの二層のガナッシュがやわやわで、ぎりぎり形を保っている状態でした。それにちょっとビターよりなチョコレートがコーティングしてあります。口に入れるとトロけてスッとなくなります。とってもさわやかでキュートなお味でした。
< >
●2015年の戦利品、ベスト3
今年購入したのは、全部で6種類。どれも外れがありません。ぜんぶ美味しいのがここのいいところです。ついつい買いすぎてしまうので、予算20,000円までと決めています。今年は、17,000円に収まりました。
その中からベスト3について、紹介したいと思います。
【 1位:EHチョコレート ブロンディ】
< >
「チョコレートが美しく、美味しいんです」とバイヤーみりさんが紹介されました。試食会にも出ていたチョコで、皿の上を見た時にすごくきれいで可愛いチョコレートがあると気になっていました。
鮮やかなチューリップのプリントがされたチョコレートの表面は、ぴかぴかと輝いていました。チョコレートの良しあしのひとつに表面の光沢感があるそうで、鏡のように光沢を出すには熟練の技が必要なんだそうです。
そして味。ホワイトチョコレートのはずなんですが、キャラメル味がします。すごく好きな味。そして、中にはしっとりしたクッキーが入っていました。今回、1・2位がクッキー入りチョコレートなんですが、今年の流行りなんだそうです。
惜しむらくは、ボリューム。一個が人差し指の先程のサイズしかありません。それがたった六個しか入ってないのです。あっ! と言う間になくなりました。三倍ぐらいのサイズが合ってもいいのになぁ。
< http://www.felissimo.co.jp/selection/v1/cfm/products_detail001.cfm?GCD=596980&GWK=552&iid=p_ot_000000_SCHWRD_S&wk=32109
>
【2位:アルカディア ビスコイト】
< >
< >
ポルトガルのチョコレートです。試食会で同じお店の別のチョコを頂いたのですが、それがちょっと感動するぐらい美味しくてびっくりしてしまいました。とんがってなくて、やさしくて風味のよいチョコでした。
これは、今年注目のクッキーチョコです。「砕いたビスケットフレーク」が入っている聞き、チョイスしたのです。
まず、パッケージを開けてびっくりしました。二色に塗り分けられたパッケージは、ミルクとビターにまん中で分かれていました。凝ってる。縦に長いパッケージでしたが、ハサミで簡単に切り分けられました。
さっそく食べてようと、ブロックを「パキン」と割るとビスケットが中からチラリと顔を覗かせました。食べるとザクザクという食感。ブロックの中にぎっしりとフレーク状のビスケットが入っているのです。外側をコーティングしているチョコレートも真面目な味で美味しかったです。
< http://www.felissimo.co.jp/selection/v1/cfm/products_detail001.cfm?GCD=597174&GWK=552&iid=p_ot_000000_SCHWRD_S&wk=32109
>
【3位:ラ ペッラ トリュフ】
< >
イタリアの王道チョコ、ジャンドゥーヤ(ヘーゼルナッツチョコ)のトリュフです。ダークチョコとホワイトチョコの二色が入っています。"トリノの真珠"という異名がある一品です。
こちらも試食会で頂いたチョコです。正確には、試食会から持ち帰って頂いたチョコでした。
試食会では、一時間ぐらいの時間に八個もの濃いチョコレートが準備されます。とてもじゃないですが、時間内にすべて食べきるのはムズカシイのです。試食会の参加も四回目になり、馴れている私はタッパを持参していっていました。(初参加の時全部食べて、頭が痛くなっちゃいました。なにせ、カフェインたっぷりですしね)
このチョコを見た時にこう思いました。「あ。これ毎年紹介されるアレだわ。サイズも大振りだし、紙に包んであるし、持ち帰ってゆっくり食べよう」と考えたのです。つまり、あまり期待はしていませんでした。イタリアだし、ジャンドゥーヤだし、大きいし、きっと大味な甘ったるいチョコに違いないと思ったのです。
しかし、翌日、珈琲をお供に食べてみると「うまっ!!!」と声がでるほど美味しかったのです。おかしい...これ、私が知ってるトリュフじゃない。ふわっと綿菓子みたいな口どけ。これ以上軽くチョコを作ることはできないんじゃないかなと感動でした。どうしても、もう一個食べてみたくての購入でした。
< http://www.felissimo.co.jp/selection/v1/cfm/products_detail001.cfm?GCD=598512&GWK=552&iid=p_fc_000000_SCH&wk=32109
>
●実は、ホワイトデー・チョコ戦線もあるのです
さてさて。ここまで四つのオススメチョコのURLをご紹介してきました。どれか一つでもご覧になりましたか? そして、あることにお気づきでしょうか?
そうです。バレンタインを過ぎても、どの商品もまだ買えるのです。「幸福のチョコレート」では、ホワイトディ便というのをやっていまして、3月3日まで購入することができます。本当にホワイトディに使う人もいるとは思いますが、フェリシモのチョコ部では「買い残し・おかわりのラストチャンス」と呼ばれています。
私も毎年いくつかホワイトディ便にて買い足します。予算外です。いま狙っているのは、下の二つです。
【ブボ ジャンドゥーヤ】
昨年、一昨年と二年続けて購入しましたが、やはり今年も欲しくて。マカダミアナッツチョコで、世界一美味しいと思うのです。
< http://www.felissimo.co.jp/selection/v1/cfm/products_detail001.cfm?GCD=597663&GWK=552&iid=p_fc_000000_SCH&wk=32109
>
【エスコヤマのミルクチョコレート】(こちらは本日16日まで)
こちらも昨年購入したもの。ミルクチョコレートでこれにかなう者はいないと豪語できます。ホントにミルクなんです。加えて、焦がしたキャラメルの風味がとても素敵な商品です。一旦は買うのをやめましたが、どうしてもあの味が忘れられなくて...。
< http://www.felissimo.co.jp/selection/v1/cfm/products_list700.cfm?wk=32672
>
私たちの戦いはこの後も続きます(笑)
●2015年のバレンタイン・チョコ戦線、総括
ということで、今年もチョコレートを堪能させていただきました。ショコラティエのみなさま、バイヤーさん、本当にありがとうございます。チョコレートに囲まれて、美味しい一か月をすごせております。
バレンタイン・チョコのハンティングをしていて、毎年思うことですが、コミケで同人誌を発掘している時と似てるなぁ...ということです。
海外のチョコレートは前情報が少ないし、パッケージを見ただけではどんな味かなんてわからない。そして、人気商品は売り切れてしまうので、「また今度」なんて迷っているうちにもう買えなくなってしまいます。
一期一会だし、情報は少ないし、当たりはずれがある。でも、そんな勝負が楽しくてハマってしまう理由なかもしれませんね。
最後に、バレンタインを終えてバイヤーみりさんのメッセージブログを紹介します。
【2015年 幸福のチョコレート!:世界の果てまでチョコレート】
< http://info.felissimo.co.jp/chocoblog/2015/02/2015-1.html
>
「チョコでみんなとしあわせに!」
ホントにその通りになりました。日本にいるだけでは、出会えなかったさまざまな味と今年もであうことができました。本当にありがとうございます。
ハッピーチョコレート! また来年!
・・・さて、今回はここまで。次は来月の香盤です。久しぶりに技術系の話をしてみようかな。どんなネタがいいですか? ではまた!
【 森和恵 r360studio 〜 Web系インストラクター 〜 】
<site: http://r360studio.com
> <twitter: http://twitter.com/r360studio
>
<mail: r360studio@gmail.com >
<サイト制作の教科書 r360study: http://www.facebook.com/r360study
>
今月末に Illustrator 入門講座を開催予定です。基礎をきちんと学んでおけば、優秀な味方になってくれるソフトです。この機会にぜひ。
< http://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=18609
>
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編集後記(02/16)
●山本一力「大人の説教」を読んだ(文春文庫、2015)。わたしの人生、大人から説教された記憶がない。軽率を叱られたことは度々だったが、人生観が変わるような説教をくらった記憶がない。だから、まっとうな大人の振る舞いができない前期高齢者になってしまった。なーんて、人のせいにするのだから我ながら救いがたい。山本一力は、幾度もの転職を重ねた末に小説家として成功した大変な苦労人だ。こういう本当の大人から説教されたいと思い、楽しく読んだ本だったから、あとがきで、わたしよりふたつ年下だと知ってショック。つくづく、わたしは歳相応の大人になりきれていないと思う。
筆者は還暦と運転免許証更新とが重なった年に、潔く免許証の返納を決めた。気力があっても、体力がついてこなくなった。身体機能の衰えもさまざまな局面で思い知り、とくに視力の減退が著しくなった。これで車を乗り回すのは、凶器を振り回すに等しい暴挙だと理性がきつく戒め、車を手放し自転車にダウンサイズを果たした。歳相応の心のゆとりがあれば、あるがままを満喫できる。正しいみごとな選択だ。毎日のように発生する、ブレーキとアクセルを踏み間違えて店舗に突っ込んだり、高速道路で逆走して事故を起こすドライバーのほとんどが、潔くない身勝手な高齢者と決まっている。
筆者が言葉(ペン)の強さということを身体の芯から理解できたのは、不惑を過ぎて受講したある講習だった。1)○○をしてはいけないという(ネガティブ)表現は、口にした瞬間からすでに負けている。2)○○をしたいと思いますと言う限り、実現はむずかしい。します、と言い切れ。3)どこまでを自己責任の範囲とするか、その範囲の大きさでひとの器量は決まる。この三項目はいまも自身の生き方を律する戒めであり、この三項目をひとに伝える手段は言葉、つまりペンであるという。そういえば、言葉の強さをまったく理解できていない人種がいる。いつも責任回避に懸命な政治家たちだ。
山本一力は「近頃めっきりおとなの物わかりがよくなった。年長者が年下の者を諭すという場面が減ってきた。次代を思うと身体の芯のうずきを覚える」と言う。わたしは年長者だが、年下の者を諭すなんてことをしたことがないし、やる気もない。というか、いい加減ちゃらんぽらんな人生だったと思うから、歳相応の説教力(?)も身についていない。「歳を重ねるごとに、ひとは諫めを言ってくれなくなる。陰では眉をひそめられるが。身を律するのは当人の自覚と矜持だ」とも言う。わたしも陰では眉をひそめられている年長者のひとりに違いない。次の人生ではしっかりやります。たぶん。(柴田)
●hammer.mule の編集後記はしばらくお休みします