《後は怒濤のような研磨と塗装のオンパレード!》
■ショート・ストーリーのKUNI[198]
謙虚な人にご用心
ヤマシタクニコ
■3Dプリンター奮闘記[81]
「3Dプリンタ実践活用研究会」で講演した
織田隆治
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■ショート・ストーリーのKUNI[198]
謙虚な人にご用心
ヤマシタクニコ
https://bn.dgcr.com/archives/20160728140200.html
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半田原平三は鮭村物産の総務部でかれこれ30年にわたって働いていた。その勤務態度は勤勉にして謙虚、社長の鮭村剛三から絶大な信頼を得ていた。
確かに、ワンマンで大雑把な鮭村と対照的に、細かいところに気がつく半田原とは絶妙のコンビ、鮭村物産が規模は小さいながらも安定した経営を続けているのは、半田原の存在に依るところもあっただろう。
半田原の毎日は誰よりも早く出社し、社員たちが飲む茶のためにポットの湯を沸かすところから始まる。そして朝刊を読みやすいように整え、ゴミが残っていれば捨てる。
社員たちが出社してからも父親のように世話を焼き、仕事を進めやすいよう気配りをかかさない。そんな生活を30年続けてきた。
ところが、その半田原が病に倒れた。それも重篤である。社員たちは代わる代わる見舞いに行った。
「半田原さん、早く良くなってくださいよ」
「半田原さんがいないと、鮭村物産って感じがしないですよ」
「半田原さんあっての鮭村物産ですからね」
半田原は弱々しく微笑んだ。
「そんなことは……ないさ」
「いえいえ、そんなことありますとも、なあみんな」
「そうですよ」
「ぼくたちみんな、半田原さんにいろいろ教わりましたから。文書の書き方、電話の取り方から、全部」
半田原は力なく笑うばかりであった。
「半田原さんが戻ってこないと、ぼくたち、不安です。だから、早く病気を治してください」
「そうです、みんなそう思ってます!」
半田原は苦しそうに咳をしてから言った。
「大丈夫だ。何があろうと、私は君たちを守る。君たちの手や足となり……君たちの道具となって……」
「大先輩がそんな……」
「ありがた過ぎます!」
みんな、ひそかに涙をぬぐった。
それからほどなく、半田原は死んでしまった。
鮭村物産は悲しみに包まれた。誰もが半田原の死を悼んだ。
「半田原さん、とうとう何の役職にもつかなかったな」
「本人が固辞したそうだ」
「あの人らしいな」
「給料も、おれたちとそんなに変わらなかったらしい。それも昇給のたびに本人が『それは多すぎます。お願いですからそんなに上げないでください』と言って少なくしてもらってきたせいらしい」
「肩書きにもお金にも興味がなかった。ただ、毎日コツコツと仕事をこなすことが生きがいだったんだ」
「目立つのはいやだ、縁の下の力持ちと言われたら本望だと言っていたが」
「まさにそうだった」
「本当に謙虚な人だったな」
「謙虚が服を着て歩いてるようだった」
「謙虚の固まりのようなひとだった」
みんな、心からうなずきあった。うなずきすぎて止まらなくなった者もいた。金曜日、半田原の葬儀はそのようにして終わった。
週が明けた月曜日。午前10時半のことだった。
入社3年目の石川が湯沸かし室から全員の分の茶を、盆に載せて持ってきた。それを配りかけたとき、石川は自分で大きな声を出した。
「ええっ!?」
「どうした」
「ぼく……何をしてるんだろう」
「何を、って……みんなの茶をいれてくれたんだろ。いつもこの時間になると半田原さんがいれてくれて…ええっ?」
「ぼく、自分でもわからないうちに立って、湯沸かし室に……気づいたら盆を持ってました」
「ええっ?」
入社5年目の宇都木が言った。
「しかも、おれにはほうじ茶、江原にはウーロン茶、あとのみんなには煎茶。好みによって注ぎ分けているじゃないか」
「ぼぼ、ぼく、みんなの好みなんか知らないんですけど……」
「はあ?」
午後になると、入社4年目の荒木が声を上げた。
「……え、これって……」
「どうした」
「半田原さん、いつも電話は呼び出し音3回目で取れと言ってましたね」
「ああ。いきなり出ると先方がびっくりすることもある。かといっていつまでも待たせてはいけない。3回目が理想だとな。みんなそのようにしつけられてきた」
「ぼく、2回目でもいいんじゃないかとひそかに思っていて、さっき、実は2回目で取ろうとしたんですが……腕が動かなかったんです。まるで誰かに強い力でつかまれたように……ところがいつものように3回目になるとその力がすうっと消えてなくなったので……取れたんです」
「ほんとかよ!」
「つ、つくりばなしすんなよ!」
「ほんとですってば!」
荒木の声を無理矢理かき消そうとするかのようにみんなが、わは、わは、わはははと笑いあっているところへ、外から石川が戻ってきた。青い顔をしている。
「煎茶が切れてたので買いに行ってきたんですが……いつも、半田原さん、煎茶は福原園の若々緑に決めてましたよね。それは知ってるんですけど、ぼく、『スーパー若緑』でもいいんじゃないかと……ぼくの好きなぱりーきゃひゅきゃひゅがCMに出てるし。で、それを取ろうとしたら腕が勝手にすーっと横にそれて……若々緑をつかんでカゴに入れたんです」
一同、顔を見合わせた。
「まさか……」
「まさか!」
不思議な現象はそれ以後も続いた。
「……あ、鱈浜印刷さんでしょうか。いつもお世話になっております。皆さんお変わりないようで幸いでございます。用件というのは他でもございません。先ほど御社宛にメールをお送りしましたので、ご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします、はい」
入社3年半の江原の電話を聞いて一番年長の大岩が言った。
「おい、メールを送ったからといって、いちいちそんな電話しなくていいだろ」
「ええ……ぼくも、そう思うんですが、半田原さんが必ずそうするようにと言ってました」
「ああ、確かに……でも……今後はいいんじゃないか」
「と思うんですが、手が勝手に動いて気がつくと受話器を握りしめ、あれよあれよという間に指が短縮ボタンを押してまして……あ、今はぼくの手が勝手に動いてファクスを送信しようと……半田原さんはメールを送った後、電話とファクスで『メールを送りました』という連絡をしてたんです。ぼくの意志じゃありません、この手が! だれか止めてください!」
何があろうと、私は君たちを守る。君たちの手や足となり……
半田原の言葉が蘇った。まさか。全員、背筋にひやーっと冷たいものを感じた。
「あーっ」
宇都木が叫んだ。
「今度はなんだ!」
「ワードで文書を作ってるんですが、各章の見出しのフォントをメイリオにしたいと思って……」
「すればいいじゃないか。手が動かないのか」
「手は動くんですが、フォントの選択肢からメイリオが消えてる……」
「ばかな。メイリオはWindowsのパソコンに最初から入ってるだろ」
「それがなくなってるんです……半田原さん、メイリオ、嫌いなんです。なんかふざけた感じがして気に入らないって」
「うわっ、ぼくのとこのパソコンもそうなってます」
「こっちも!」
「全社的にメイリオ使用不可能です!」
何があろうと、私は君たちを守る。君たちの手や足となり……君たちの道具となって……
そうか……道具にもなるんだ……。大岩の額に、ふつふつと汗が吹き出た。冷房は効いているのに。
「わーっ! 写真を添付して送ろうとしたら勝手にワードを立ち上げて写真を貼り付けて送ってしまいました、このパソコン!」
「いちいちワードやエクセルに貼り付けず、そのまま添付すればいいと言っただろ!」
「半田原さんは必ず貼り付けるんです。なぜかそれが礼儀だと思ってて……」
「礼儀どころか、めんどくさいだけだろっ! だいたい、君がいま送ったところはワード嫌いで知られる烏賊田スタジオじゃないか。見ただけで激昂するかもしれん。開いて写真一枚だけと知ったらパソコンごと破り捨てるだろう」
「でも、そうなってしまうんだから仕方ないです、ぼくじゃないです、このパソコンがああ」
「む、仕方ない。先ほどは写真だけをワードに貼り付けるという無礼な振る舞いをして申し訳ありませんでしたと連絡を入れろ。そうそう、メールで……あー、なんだそれは。烏賊田スタジオ御中様って、様は不要だろ……長々と時候の挨拶をしなくていい、何だそれは……時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。日増しに暑さも厳しくなってまいりました今日この頃、セミは鳴き空には入道雲、だあ?! 単刀直入に用件をっ」
「パソコンが勝手に書くんです。半田原さんは必ず『御中様』と書いてました。あと、時候の挨拶がない手紙はパンツをはかずにズボンをはくようなものと、常々言ってました」
「パンツをはくはかないは個人の自由だ!」
「お、おおいわさん、ティッシュを丸めて放り投げようとしたらゴミ箱が走って来ました。ぼく、こわいです」
「ぎゃーっ、愛知県と書いたら消しゴムがやってきて、ごしごし消されてしまいました。そそそして、愛地県と書き直してます、シャーペンが!」
「愛知県が正しいだろ!」
「半田原さんは愛地県と思い込んでたんです、ちなみに富山県の隣は新形県と」
大岩は泣きたくなった。何なんだ、この混乱は。そこへやって来たのは社長の鮭村だった。
「あー、なんだか騒がしいがどうかしたかのう」
「あ、社長、実はこれこれこれこれで、もうなんだかわけのわからないことになっております」
大岩は状況を説明した。そうだ。半田原と名コンビであった社長なら、この窮状をどうにかできるのではないか。勤続30年。石川や荒木が生まれる前からいっしょに働いてきたのだ。もはや家族、いや夫婦のようなものではないか。
鮭村はしばらくじっと考えていたが、やがておもむろに口を開いた。
「半田原……あいつは……本当にいいやつだった」
「は、はい」
「欠点もあったが、自分のことは後回しにして、いつも会社のこと、私のこと
を考えてくれた。どんなにベテランになっても、えらそうにすることはなかっ
た。謙虚の固まりのような人間だった」
「はい、それはみんなの一致するところで……」
「もう二度とあんなやつに巡り会うこともないだろう。あいつのことは私が最もよく知っている。私のこともあいつが一番よくわかっている」
「は、はい!」
「そうだな……すべてあいつの善意から発生したことだが、みんながそんなに困っているならなんとかしよう」
「いえ、いえ、その、決して困っているとか迷惑とかではなく、あの」
「いやいや、気を遣わなくてよい。君たちもいいやつだな。だいじょうぶ、誠意をもって言えばちゃんとわかるやつなのだ……遠慮するな」
「はい……」
みんななんだかしんみりしてしまった。鮭村は顔を上げた。そして天井の一角、高みに向かって話しかけた。
「おーい、半田原……」
すると、声を投げかけたあたりがぱ〜〜っと明るくなった。どんどん明るくなる。際限もなく降り注ぐ光。しかも、それはまぶしさとは無縁、穏やかなやすらぎに満ちた光だった。
至福という言葉が浮かぶ。ここはどこだ。天国か。いや、天国と俗世との境界か。みんなぼうぜんと、光のほうを見上げた。
「半田原……長い間、ご苦労だった。そして、今もこの会社のことを考えてくれているようだな。ありがとう……心から、礼を言う」
大岩は泣きそうになった。宇都木も石川も荒木も江原も、神妙な顔で光のほうを見つめる。
「だがな、半田原……みんなだいじょうぶだよ。君の指導のおかげで、みんなりっぱに仕事をこなせるようになっている。君も疲れただろう。これ以上、みんなの手や足に、そして道具にならなくてもいいんだよ……」
はらはらと涙がこぼれた。鮭村の、そしてみんなのほほに。光はますます美しく、神々しく、立ちつくすみんなの上に注がれている。やがて、光の中からぼんやりと半田原の面影が浮かんだ……ような気がした。だが、それは一瞬だった。錯覚かもしれない。
そして、声が降ってきた。
──社長……
半田原の声だ。社長はうなずいた。みんなも思わずうなずいた。たまりかねて嗚咽をもらす者もいる。
──社長がそのようにおっしゃってくださるのは、私にとって何よりの悦びです……
──私ほどの幸せ者はいないでしょう。社長がおっしゃることはよくわかりました。これからは、みんなの手や足や道具になるのをやめましょう……これからは……私、半田原平三は……
ずずずーっとすすりあげる音がする。大岩が顔をくしゃくしゃにして、ハンカチで涙をふきまくった。そのとき、
──みなさんの心の中で生きるようにします……
なんだって?! それはどういう意味だあ?!
【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
http://midtan.net/
http://koo-yamashita.main.jp/wp/
ぶつぶつ文句を言いながらも朝ドラ「とと姉ちゃん」を見続けているのは、やはり編集とか出版の世界に興味があるからだ。だが、主人公が最初に勤めた出版社「甲東出版」の描かれ方があまりにもぼんやりとしていて、ちょっといらいらした。
主な事業が「新世界」という雑誌の発行であること、その雑誌が文芸誌であることなどは、見ているうちにだんだんとわかってきたが……早くにきちんと説明すべきでは。
また、主人公にとっても、ここでの経験があったからこそ、後に出版社を起こすことになったわけで、強いインパクトがあったはずだが、全然そんな感じではない。ただ流されていただけにみえる。
でもこのドラマ、視聴率は依然、高い。一方でまんが雑誌の編集部や作家、作家をめざす人たちの世界をていねいに描いた「重版出来!」の視聴率は振るわなかったそうで、まあ世間はそんなものなんですね。
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■3Dプリンター奮闘記[81]
「3Dプリンタ実践活用研究会」で講演した
織田隆治
https://bn.dgcr.com/archives/20160728140100.html
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さて、早いもので、もう7月も終ります。
で、結局24日に開催された「ワンダーフェスティバル」には、行く事が出来ませんでした。学校の教え子なんかも出ますし、沢山の友人も出典するので、行きたかった……。
次々入って来るワンフェス関連のツイートを眺めながら、僕はひたすらお仕事していました。
次のワンフェスは来年2月です。次のワンフェスは頑張ろうっと。
そうして、26日。大阪府工業協会さん主催、大阪大学さん後援の研究会「3Dプリンタ実践活用研究会」で講演しました。
http://tri-osaka.jp/c/content/files/s/H28/3dprinter.pdf
以前、「大阪3Dプリンタービジネス研究会」で知り合った方からのご紹介で、この研究会で登壇する事になったのですが、登壇される方々のお名前や会社名を見ると、みなさん、第一線で開発をされている方ばかり。
http://o3dprinter.com/
「僕のような、個人事業の1ユーザーが登壇してもいいのだろうか……」と、思う気持ちがずっとありまして、実は凄く緊張していました。
僕は2部構成の後半。前半には、(株)写真科学の方の講演。
光造形の最先端のお話を聞かせて頂いて、凄く面白かったです。光造形のアルミナセラミックの造形。今はそんな事が出来るんだぁ。凄いなぁ。
造形物もお持ち込みになっていて、凄いのなんの。職業病とも言える、積層痕がどれくらい出ていて、研磨するには……なんて考えながら(笑)ずっとメモを取っていました。
そして、講義を聞きに来られている方々も、第一線で活躍されている企業の方ばかり。
それにひきかえ、僕はただの3Dプリンターを使って作ったものの紹介。。。。う〜ん。凄いプレッシャーが……。本当に猛烈に緊張してしまいました。まあ、しかし、登壇した限りは……
「エンドユーザーとして、どう使っているのか?」
まあ、使っているメインの3Dプリンターは、コンシューマー向けのFDM(熱融解式)。前半の凄いプリンターと比べるとねぇ……。
「どういう行程で仕上げているのか?」
まあ、出力して研磨して色塗ってるだけですけどね……。
「プリントする際に、どういう所に気をつけているか」
とか、内容的にはてんこ盛りで挑んできました。
楽しんでいただけたかなぁ……。何か参考にしていただけただろうか……。と、終った後もずっと感じています。
結構小心者なんですよねぇ(笑)
とにもかくにも、その後の懇親会にもお邪魔をさせて頂きまして、なんとか僕も楽しく終る事が出来ました。
そうして、事務所に戻って来ると、これが仕事がてんこ盛り(笑)
7月中に仕上げないといけない物件が重なり、今日もヒーヒー言いながら、それでも完成すると凄く面白くて楽しくて。
これがやっぱり一番の『もの作りの醍醐味』だよなぁ。と思います。
先週からずっと動き続けていた3Dプリンターも、なんとか昨日出力が全部終わり、後は怒濤のような研磨と塗装のオンパレード!
「やるしかない!」のであります。
今、結構おおきなものを作っているのですが、出力の際にも、「出来るだけサポートを使わないレイアウトとパーツ分け」にこだわっています。
3Dモデリングで設計する時から、出力と組み立てを考えて作って行く必要があるわけですね。
まあ、実はこれやらないと「間に合わない」わけなんですけどね。
こうやって、数々の修羅場をくぐり抜けてきました。鍛えられたよなぁ。
こういう積み重ねが、モノを作る土台になっているんだと、思っています。
3Dプリンターの普及にも、超微力ではありますが、少しでも貢献できたらなぁ、と思います。
みなさんも、ちょっとやってみてくださいね。絶対面白いです。
さて、、、、そろそろ気合い入れ直して頑張らないと。今月を乗り切ったら!
あ、来月あんまり仕事ないな。学校も夏休みだし。営業もしないとなぁ……。
個人事業は辛いのです。まあ、好きでやっているんで、仕方ないですね〜。
【___FULL_DIMENSIONS_STUDIO_____ 織田隆治】
oda@f-d-studio.jp
http://www.f-d-studio.jp
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編集後記(07/28)
●わが家に壊れかけているものが大小でふたつある。大はガラス戸、小は複合プリンタだ。フロアからテラスに出る、南面の大型ガラス引き戸の一枚がすごく重くなってしまった。ガラス引き戸は全部で四枚あって、和室の二枚は中型、洋室の二枚は大型である。そのうち最も使用頻度の高い、というかほとんどこれしか使っていない、一番左にある大型ガラス戸の引きが重い。そうなったのはせいぜい一か月前からだ。なんか引きにくいなあと思っていたが、次第に重くなった。入居時に配布された家具や器具の取り扱い説明書の、分厚いファイルを見ても、不二サッシの書類には対応の方法などは書かれていない。
当該ガラス戸をためつすがめつ眺めたが、関係ありそうな部品も見当たらず、下のレールにサラダオイルを塗ったらこころなしか軽くなったが解決ではない。マンションのカスタマーセンターに電話して相談。かつてトイレを無料で修理してくれたが、今回のケースはスタッフ派遣+チェックだけで1万円弱だという。でも、三菱のレジデンスクラブに入会して、お手伝いサービスメニューの「建具調整」を呼べば1080円です、というアドバイスをくれた。速攻サイトから入会して(無料だし)、そのサービスを利用した。サービスマンは翌日やってきた。チェックしてすぐ、これは戸車の疲労だと思われる、との判定。
入居して12年半、毎日頻繁に開け閉めしていた一枚のガラス戸、親の敵のように酷使し続けた結果がこれだろう。シリコン系の潤滑剤をレールにスプレーすると多少軽くなるが、直ったわけではない。大型重量級のガラス戸の戸車交換となるとメーカーから二人組で来て数万円は必要だろうとのことで、即決、その戸は封印し、今後は右側の戸を使うことにした。それで10年は保つだろう。もうひとつの問題は、EPSON複合プリンタだ。小型軽量使い勝手良好な二代目であるが、一年半でPRINTがおかしくなった。インクカートリッジに純正品を使っていないから、ではないと思う。いやまったくそれが原因ではない。
いままではノズルチェックとヘッドクリーニングで回復してきたのだが、今回は全然ダメ。どうやらヘッドの位置がずれているようだ。本体の操作パネルからギャップ調整をしたが、まるで効果なし。数日そのままにして、ご機嫌が直った頃にトライするもダメ。めんどうくさかったが、プリンタードライバーからギャップ調整する。それでも直らない。もうあきらめるしかないか。コンビニプリントでも用は足せるし。だが、この先、年末にはアレのプリントが控えているではないか。アレは手元のプリンタでやらないとだめだ。Amazonを覗いたら、キヤノンのプリント専用機が2,995円だと! ナニコレ? (柴田)
Canon プリンター インクジェット PIXUS iP2700
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0038U35T2/dgcrcom-22/
●ワードやエクセルに貼り付けて送ってくれるお客さんは実在する。最初は指示をつけるためだったんだろうが、写真だけの時もつけてくれるので、拡張子をzipにして解凍後オリジナルを抽出している。
ポケゴー続き。Ingressにはポータル申請の基準がある。「興味深いエピソードがある場所や、歴史的または教育的に価値のある場所」「興味深い芸術作品や他では見られない建築」「秘宝やその地域ならではのスポット」「公共図書館」「公共の礼拝所」「公園」が主。
「小中学校」「消防署」「警察署」「病院」「歩行者の安全性が確保できない場所」などは申請しちゃいけない。
とはいえ、チェックミスや、グレーで通ってしまうこともある。大きな病院の駐車場にある銅像とか。敷地内に入らずとも、道路挟んだ向かいからアクセスできるから通ったんだろう。
ポータルやポケストップへのアクセスには40m圏内に入る必要があるが、ポケモンをゲットするにはそれ以上離れていてもOKだから、よほどの場所じゃない限りいいと思うのになぁ。小さなお寺なんかだと、建物ではなく門がポータルになっていたりする。
登録後でも迷惑がかかるから、危険だからと両陣営が協定を結び、行かずにいる場所はある。たいてい削除要請が出されている。Ingressなりの秩序がある。人が集まりすぎて困り、除外することになったポケストップでも、Ingressのポータルは残しておいて欲しい。
こんなんじゃ一過性のブームで終わっちゃう。位置ゲーで歩いて健康維持もできてってブームだけで終わって欲しくない。この異常な熱は一か月もしたら収まるとは思うし。 (hammer.mule)
『ポケモンGO』開発 熊本城のポケストップを削除 皇居内も対応検討
http://gogotsu.com/archives/20178
熊本城は仕方ないよね
ポケモン都会との格差に不満の声 西播磨の山間部
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201607/0009325627.shtml
大雲寺の住職さん素敵
ポケモンGO 神戸市がチーム設置へ
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201607/0009321276.shtml
「これまでなかった現象が起き、プラス、マイナスの両面がある」とし
ポータル候補の基準
https://support.ingress.com/hc/ja/articles/207343987-%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%BA%96
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http://www.lawson.co.jp/lab/art/1274160_4803.html
おにぎりを買う機会はないけど、「Link Amp(Very Rare)」は欲しい。