3Dプリンター奮闘記[81]「3Dプリンタ実践活用研究会」で講演した
── 織田隆治 ──

投稿:  著者:



さて、早いもので、もう7月も終ります。

で、結局24日に開催された「ワンダーフェスティバル」には、行く事が出来ませんでした。学校の教え子なんかも出ますし、沢山の友人も出典するので、行きたかった……。

次々入って来るワンフェス関連のツイートを眺めながら、僕はひたすらお仕事していました。

次のワンフェスは来年2月です。次のワンフェスは頑張ろうっと。

そうして、26日。大阪府工業協会さん主催、大阪大学さん後援の研究会「3Dプリンタ実践活用研究会」で講演しました。
http://tri-osaka.jp/c/content/files/s/H28/3dprinter.pdf


以前、「大阪3Dプリンタービジネス研究会」で知り合った方からのご紹介で、この研究会で登壇する事になったのですが、登壇される方々のお名前や会社名を見ると、みなさん、第一線で開発をされている方ばかり。
http://o3dprinter.com/


「僕のような、個人事業の1ユーザーが登壇してもいいのだろうか……」と、思う気持ちがずっとありまして、実は凄く緊張していました。




僕は2部構成の後半。前半には、(株)写真科学の方の講演。

光造形の最先端のお話を聞かせて頂いて、凄く面白かったです。光造形のアルミナセラミックの造形。今はそんな事が出来るんだぁ。凄いなぁ。

造形物もお持ち込みになっていて、凄いのなんの。職業病とも言える、積層痕がどれくらい出ていて、研磨するには……なんて考えながら(笑)ずっとメモを取っていました。

そして、講義を聞きに来られている方々も、第一線で活躍されている企業の方ばかり。

それにひきかえ、僕はただの3Dプリンターを使って作ったものの紹介。。。。う〜ん。凄いプレッシャーが……。本当に猛烈に緊張してしまいました。まあ、しかし、登壇した限りは……

「エンドユーザーとして、どう使っているのか?」
まあ、使っているメインの3Dプリンターは、コンシューマー向けのFDM(熱融解式)。前半の凄いプリンターと比べるとねぇ……。

「どういう行程で仕上げているのか?」
まあ、出力して研磨して色塗ってるだけですけどね……。

「プリントする際に、どういう所に気をつけているか」
とか、内容的にはてんこ盛りで挑んできました。

楽しんでいただけたかなぁ……。何か参考にしていただけただろうか……。と、終った後もずっと感じています。

結構小心者なんですよねぇ(笑)

とにもかくにも、その後の懇親会にもお邪魔をさせて頂きまして、なんとか僕も楽しく終る事が出来ました。

そうして、事務所に戻って来ると、これが仕事がてんこ盛り(笑)

7月中に仕上げないといけない物件が重なり、今日もヒーヒー言いながら、それでも完成すると凄く面白くて楽しくて。

これがやっぱり一番の『もの作りの醍醐味』だよなぁ。と思います。

先週からずっと動き続けていた3Dプリンターも、なんとか昨日出力が全部終わり、後は怒濤のような研磨と塗装のオンパレード!

「やるしかない!」のであります。

今、結構おおきなものを作っているのですが、出力の際にも、「出来るだけサポートを使わないレイアウトとパーツ分け」にこだわっています。

3Dモデリングで設計する時から、出力と組み立てを考えて作って行く必要があるわけですね。

まあ、実はこれやらないと「間に合わない」わけなんですけどね。

こうやって、数々の修羅場をくぐり抜けてきました。鍛えられたよなぁ。

こういう積み重ねが、モノを作る土台になっているんだと、思っています。

3Dプリンターの普及にも、超微力ではありますが、少しでも貢献できたらなぁ、と思います。

みなさんも、ちょっとやってみてくださいね。絶対面白いです。

さて、、、、そろそろ気合い入れ直して頑張らないと。今月を乗り切ったら!

あ、来月あんまり仕事ないな。学校も夏休みだし。営業もしないとなぁ……。

個人事業は辛いのです。まあ、好きでやっているんで、仕方ないですね〜。


【___FULL_DIMENSIONS_STUDIO_____ 織田隆治】
oda@f-d-studio.jp
http://www.f-d-studio.jp