《12インチの画面がド〜ンとそびえ立つ》
■ネタを訪ねて三万歩[147]
♪わたしの魔方陣
海津ヨシノリ
■グラフィック薄氷大魔王[525]
「Intuos Proのオーバーレイシートの貼り替え」他、小ネタ集
吉井 宏
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■ネタを訪ねて三万歩[147]
♪わたしの魔方陣
海津ヨシノリ
https://bn.dgcr.com/archives/20170620110200.html
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コンピュータを使う上で避けて通れないことが、パスワード問題ですね。
私の場合、どうでもいいモノを除いても、300近いパスワードを管理しています。もちろんセキュリティーはしっかりとしていますが、外出先で忘れてしまうこともあり、色々と事件が発生していましたが、それでもなんとかその場を乗り切ってきました。
要するに、自分にしか分からない暗号メモを持ち歩いているからです。もちろん、必要最低限の情報だけですが……。
そして、大事件が勃発してしまいました。6月15日の月例セミナーでのこと。6月はmodoによるモデリング基本シリーズの二回目だったのですが、なんとMacBook Proのパスワードを忘れてしまったのです。
もうこれほど焦ったことはありません。しかし、運が良いことに前記した暗号メモを持っていました。ところが、そのメモにミスはないはずなのに、どうしてもパスワードを受け付けてくれません。
パスワードエラーで大切な時間を無駄に使ってしまいました。失敗の回数制限はなかったような気がしたのですが、もしかして回数に引っかかってしまったのかも。
とにかく、このままではセミナーを行う事が出来ません。ここでボーンデジタルさんより「予備マシンをお貸しします」という神の声が出て、取り敢えずセミナーは概ね無事に完了しました。
今回の事件の要因は色々あります。
・暫くMacBook Proは使っていなかった
・あり得ない勘違いが複数重なってしまった
・自分の設定した暗黙のルールを読み間違えていた
・恐ろしく疲れていた
もう思い出したくもないわけですが、今後の事を考えて緊急に対策は必要ですね。まっ、一番簡単なのはパスワードロックしたデータファイルを、クラウドにアップしてしまうことでしょうか。
あるいはプロテクトが設定出来るUSBメモリーに、パスワードロックしたデータファイルを入れておく? でしょうか。
とにかく、早急に何とかしなくてはならない問題なので、MacOSとWindowsで共
有できるパスワードを三重に設定し、そのパスワードを魔方陣に記述してみま
した。
一見、かえって忘れてしまいそうな流れですが、三つのパスワードを一つの魔方陣に独自のルールで配置してしまい、残りのマス目にダミーの英数字を入れてしまえば、まず絶対に短時間でハックされることはないでしょう。
独自のルールは私にしか分からない流れで、簡単なのですが、多分絶対に解読不可能だと思います。いや……そう信じたいですね。
あとは定期的に三つのパスワードと魔方陣を変更すればいいだけです。手続きの流れを簡単に説明すると以下の通りです。
1. 一般的なテキストデータを【フォルダーA】に入れる
2. 【フォルダーA】をパスワードを付けて圧縮形式Zで処理して【ファイルZ】を作成
3. 【ファイルZ】をフォルダーB】に入れる
4. 【フォルダーB】をパスワードを付けて圧縮形式Yで処理して【ファイルY】を作成
5. 【ファイルY】をフォルダーC】に入れる
6. 【フォルダーC】をパスワードを付けて圧縮形式Zで処理して【ファイルX】を作成
実はこれにほんの少しだけ、トリッキーな処理を加えていますが、それは秘密にします。さすがに手の内をすべてさらけ出すことはできませんので。
さて、ここで三つのパスワードを明示する魔方陣を、Illustratorで作成し始めたのですが、非効率と判断してMS-Wordの表組みで調整することにしました。
この方が圧倒的に早くできます。出来上がったデータはPDFに書き出し、必要に応じてIllustratorでのサイズ調整が便利でした。
ちなみに私の魔方陣のポイントは、いかにも私のパスワードと誤認してもらえそうなトラップデータを仕込んでいることです。
かつてエンドレスのFlashムービーを幾つか撮影したとき、数パターンの動きがすべて最大公倍数で処理できる設定を組み合わせることで、見ている側は混乱してしまうという流れなのです。つまり……
A. 6で完結を2回繰り返せば12のアクション
B. 4で完結を3回繰り返せば12の音声
C. 3で完結を4回繰り返せば12のアクション
D. 2で完結を6回繰り返せば12の副音声
こんな具合です。そして、今回の魔方陣も乱暴な言い方をすれば、その応用かも知れません。
しかし、なんでこんな面倒なことをしなければならないのか? という疑問は、当然湧いてきます。本当にもうすべてのパスワードは指紋対応にして欲しいですね。それならば、何も考えなくて良いですからね。
しかし、まさかこの歳(内緒)で「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり〜」モドキを本気で作るとは思ってもみませんでした。ただし、私の魔方陣は円形ではありません。
■今月のお気に入りミュージックと映画
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[I Wanna Waste My Time On You]by The Crookes in 2015(U.K)
ザ・クルックスが2015年にリリースした四枚目のアルバム "LUCKY ONES" の三曲目。セカンドアルバムに戻ったような雰囲気で、ファン心をくすぐります。
ちなみにこのオフィシャルムービーに出演しているおじさんは、David Westbrookという方で舞台俳優さんのようです。良い味を出していますが、詳しいことは不明です。
The Crookes - I Wanna Waste My Time On You (Official Video)
[Underworld: Blood Wars]by Anna Foerster in 2016(USA, Japan)
邦題「アンダー・ワールド ブラッド・ウォーズ」。2003年から3年ごとに制作されてきたアンダーワールド・リーズの第五作目。ただし、本作は四年ぶりですね。このペースだと2019年か2020年に次回作でしょうか。
とにかく主演のケイト・ベッキンセイルの、キレキレ具合がポイントの映画ですね。最初は軽い気持ちで鑑賞したのですが、いきなりこの世界に引き込まれてしまいました。
この作品と2012年版の「トータル・リコール」のローリー役が個人的に気に入っています。クールな美人が、あの悪役を演じるのですからインパクト絶大です。そういえば1990年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で制作された「トータル・リコール」のローリーはシャロン・ストーンが演じていましたね。
2003年、アンダーワールド(Underworld)
2006年、アンダーワールド: エボリューション(Underworld: Evolution)
2009年、アンダーワールド ビギンズ(Underworld: Rise of the Lycans)
2012年、アンダーワールド 覚醒(Underworld: Awakening)
映画『アンダーワールド:ブラッド・ウォーズ』予告編
【海津ヨシノリ】
グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/怪しいお菓子研究家
yoshinori@kaizu.com
http://www.kaizu.com
http://kaizu-blog.blogspot.com
https://www.facebook.com/yoshinori.kaizu
ここのところ……友人や知人で、脳梗塞や脳出血で入院する人が続出して、嫌な感じになっていました。今のところ私は、多分大丈夫だと思うのですが、過信は禁物ですね。水分補給も万全ですし……。
そういえば、持ち歩いている水筒の容量が、少しずつ増えています。四年ほど前までは0.3Lだったのですが、二年ほど前から0.48Lに替えて、とうとう0.6Lまで大きくなってしまいました。次は1Lの大台でしょうか。
まっ、今までは足りない分は、コンビニや自販機で買っていたのですから、買わずに済むという意味では量的に変化なしというわけです。
しかし、水分補給だけしていれば良い、というわけにもいきませんよね。とにかく、私は自分の血圧も分からない、だらしなさを反省していたところです。
実は某大学の講師控え室に血圧計があったのです。なんで置いてあるのかは本当に謎です。学生相手でストレス溜まる?……その疑問は未解決でも、面白そうなので、測ってみたところ、最高血圧が128、最低血圧が76、脈拍数が79でした。
ただし、この数字が良いのか悪いのはサッパリ分かりません。授業を済ませて帰宅し、ネットで調べて見た範囲では問題ないようでした。
■7月の画像処理セッションは7月20日を予定しています。
〜Illustratorの基礎【パターンとアピアランスの関係】〜
https://www.borndigital.co.jp/seminar/5313.html
参加は無料で、どなたでも参加できます。詳しくは以下のサイトでご確認下さい。なお、2016年11月開催セッションより事前登録がなくなりましたので、開催時間前に直接会場にお越しください。
◎講演内容
パターン作成と展開の基本を整理し、求めるイメージをパターン展開するためのテクニックを紹介します。
・ルーラーの活用
・ベースパーツの考え方
・アピアランスの活用
・グラフィックスタイル登録
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■グラフィック薄氷大魔王[525]
「Intuos Proのオーバーレイシートの貼り替え」他、小ネタ集
吉井 宏
https://bn.dgcr.com/archives/20170620110100.html
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●Intuos Proのオーバーレイシートの貼り替え
オーバーレイシートはペンタブの描画面に貼ってある樹脂板。最初からついてる「スタンダード」はちょっと摩擦がある。書き味はいいんだけど、黒板を爪で引っ掻く系のイヤな超音波が指先にビンビン伝わって、僕はぜんぜんダメ(芯の減りも早いそう)。
普段はカッティングマットを敷いて摩擦調整してるけど、先日からやってるペンの新しい持ち方だと摩擦がジャマになることもあり、そういうときは直に描くほうがいい。しかし、超音波でダメ。
そこで、別売りの滑らかな「スムーズ」を購入(もっと粗い「ラフ」と三段階ある)。Amazonのビニール越しに見て「ああっ小さい! 間違えてMサイズを買ってしまったかー!」と思ったら、パッケージの印刷でしたw
貼り替えはパッケージの説明を見れば簡単。剥がす用の粘着ツールも付属してる。失敗は少なそう。剥がした「スタンダード」は剥離紙を貼ってしまっておけば、また貼って使える(剥離紙をちょっと破いちゃったのは失敗)。
シートを剥がす用の粘着ツールは二個入ってるので、元のシートに貼り替えるときにも使える。
書き味は、以前のIntuos Proとほぼ同じ。カッティングマットを敷いてるとき、弱い筆圧で描くと引っかかってしまうんだけど、オーバーレイシートの素の描画面なら滑らかに描ける。まあ、表面でペン先が止まってくれないのは、善し悪し。
また、サラサラ表面のカッティングマットとちがって、手がオーバーレイシートに貼り付いて描きにくい。手袋や先日書いた掌ポストイットは必須。
その後、調子よかったのでMサイズも貼り替えた。軽く繊細に描くときには重宝してます。
●ロジクールの「白物」キーボード
実家滞在中の都合だけど、スマホでショートメールやFacebookとかのコメントをひとこと書くためだけに、Wi-Fiテザリングをオンにするのが面倒。
そんな時、家電量販店でロジクールのスマホ/タブレット用のキーボードを見つけて衝動買い。スマホを固定するための溝があるタイプで、スマホやタブレットやパソコン(MacとWindows両対応)の三台をダイヤルで切り替えて使える。これはいい!
https://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/multi-device-keyboard-k480
箱が妙に重いのは気になってたけど、家に戻って箱から出して驚いた。超ズッシリ! カタログによれば815g。普通に鈍器。何でこんなに重いんだ? と検索してみたら、安定のために厚い鉄板が入ってるそう。
溝にiPhone5cを差し込んでみるとほぼ垂直。画面を見ながら文字入力しにくい。おかしいなと思ったら、クリアケースのせいで厚みが増してるからだった。ケースなしなら快適な角度。富士通スマホはクリアケースありでもちょうどいい角度。
iPad Pro 12インチは、横位置では溝の長さが足りなくて入らない(なぜ溝をフチまでの断ち切りにしなかったのか?)。縦位置なら入る。12インチの画面がド〜ンとそびえ立つ。長文テキスト専用機って感じで面白い。
それで本体の重さの意味がわかった。12インチのiPad Proを縦に差した場合、これより少しでも軽いと後に倒れちゃうのだ。
鉄板を外す改造する記事。まあ、モバイル目的には折りたたみ式などいい製品がいろいろあるから、そこまでしなくてもと思うけどw
http://paagee.com/k480-2/
ダイヤルに三つのデバイスを登録するのは簡単。スマホやタブレット用としては申し分ない。MacやWindowsのキーボードとしては、厚みがあって奥行きサイズが大きいので使いやすいとは言えないけど。
白くて丸っこい形、キートップも丸い、プリントされた文字の雰囲気。なぜかコンピュータミシンやテプラを思い出した。リビングで使える雰囲気。これは「白物家電」だな(黒バージョンもあるのだが)。
●幽霊指揮者
実家にあったCD三枚をiTunesに取り込んでたんだけど、ヨハン・シュトラウス二世のCDが傷が多いようで、エラー補正しても途中で切れてしまう曲がある。
クラシックの安売りCDは、同じ曲順・同じ指揮者で発売元が異なる別のCDがあったりする。iTunesストアやApple Musicにあるかもしれない。と、ブックレットの指揮者「アルフレッド・ショルツ」で検索したら、Wikipediaにおもしろいことが書いてあった。
「ドイツの指揮者兼音楽プロデューサーであるアルフレート・ショルツ(Alfred Scholz)は、オーストリア放送協会の放送用録音を大量に買い取り、PILZというレーベルを設立して、自身が指揮したもの、あるいは架空の演奏家のものとして大量に売りさばいた。
幽霊指揮者の演奏とされるCD音源の多くは、この流れを汲んでいるとされる。これらの中に、ショルツ自身の演奏による録音が存在する可能性は否定できないが、概して演奏者データが信頼できないため、検証できない。」
架空の名前の演奏家のCDがいっぱいあるんだw 探したらiTunesストアにもあった。
http://apple.co/2nlPeUo
「音楽の都市伝説:幽霊指揮者の怪」
https://33man.jp/article/column17/001187.html
映画だと何かの事情で降板した監督が、「アラン・スミシー」名義でクレジットされるのは知ってるけど。こっちは純粋に商売目的なのね。
(その後、エラーのCDは別のDVDドライブでやってみたらちゃんと読み込めた)
【吉井 宏/イラストレーター】
HP http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/
一枚千円程度の格安CDが出始めた頃、「ああいうのは著作権があやしいグレーのもので、アーティストにはお金が行かないから買っちゃダメ!」ってうるさく言ってる人がいたなあ。
・スワロフスキーのLovlotsシリーズ「Hoot the Owl」
http://bit.ly/2oOpgKg
・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/
・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500
・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii
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編集後記(06/21)
●文藝春秋3月号で芥川賞発表・受賞作全文掲載を読んだ。山下澄人「しんせかい」である。わたしは純文学と演劇が苦手、というか敬遠している。その両方を同時に味わってみたら、やっぱり非常に不味かった。劇団主宰者が30年以上前の「富良野塾」二期生の頃のことを、作り話を交えて書いたものらしい。
純文学の文法は、正しい日本語の文法を逸脱してもいいらしい。こんな文章ありえないと思う個所がいくつもあった。いらいらさせられる文体だ。ここに描かれているのは理不尽と不自由、奴隷のような不健康な生活である。【先生】の言葉は神の言葉、【先生】の機嫌を損ねないよう言動に厳戒の異世界だ。
【先生】は「ぼくは地に足のついた役者や脚本家を育てたいと思っているんだよ」というが、やらされるのはほとんど土木作業。勉強をするために来ているのに。朝5時起きで畑を耕して、丸太小屋を作る。授業は晩飯あとの7時くらいから。眠いのは当然だ。眠ると【先生】は二度と僕の授業に出るなと言う。
一期生は【先生】を“忖度”しっ放し(大笑)だから、【先生】は一期生が可愛くて仕方がない。殆どお追従の世界だ。一期生は二期生に理不尽を平気で押し付けてくる。農繁期には農家の手伝いをして一年分の生活費を確保するのだとして、慣れない超苛酷な農作業を命ずる。これは一期生も通った道らしい。
つまり土地、建物、トラックなど殆どが【先生】の金で維持され、授業料もとらない。せめて食費だけは自分たちで確保するというのがここのルールだが、一日300円程度のものしかつくれない。主人公も作業中に倒れて、病院で栄養失調だと診断される。麗しい話だろうか。この【先生】帝国が面妖である。
モデルはもちろん1984年春に倉本聰が開設した、シナリオライターと俳優の養成機関「富良野塾」である。ボランティアで講義、って表現もおかしいんだけど。ものすごく恩着せがましいシステムで、自主性を装った強制労働を要求する。ムツゴロウ動物王国ならぬ、倉本聰帝国。本文にそうは書いてないが。
「実際に存在した北海道の演劇塾での一年間には、もっとどろどろした人間の葛藤があったはずだが、作者はそれを避けてしまっている。その点も大きな不満だ」と宮本輝が評じていたが、この作品で描かれたことだけでお腹いっぱい。そんな所はやめて、さっさと帰ってきなさい、わたしが親だったら言うね。
なんでコレが芥川賞なのか。村上龍によれば、選考会では熱烈な支持も強烈な拒否もなく、納得や不満の声もなく、10名の審査員のギリギリ過半数で受賞が決まったそうだ。村上龍は、強烈な要素がひとつもなく『つまらない』と断言。「『良い』でも『悪い』でもなく、『つまらない』それだけだった」。
宮本輝は「主人公である19歳の寡黙な青年は、寡黙なのではなく語彙を持っていないだけであり、それはじつは作者その人の語彙不足なのではないかという懸念を払うことができなかった」と書く。「立ち上がってくる無意味さに味があるものの、なぜこれが受賞作になるのかよくわからない」と島田雅彦。
リアル富良野塾の生活は「朝ミーティングによって始まる富良野塾の一日は、夏場は農作業や建築、木の人形作り、夜にダンスと倉本塾長の講義が行われ、そして冬場に集中的に芝居の勉強と舞台作りが行われました」とサイトにある。「今春、富良野塾は閉塾いたしました」。今春がいつかは知らない。(柴田)
山下澄人「しんせかい」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103503610/dgcrcom-22/
●キーボードいいな。切替スイッチがいいっ。革のカバーをつけているから、使えなさそう。/AndroidスマホをPC用キーボードとして使う「FlickTyper」というのが出るらしい。両手を使って超高速フリック入力する動画を見たことがあったなぁ。
/検索していたらPCキーボードでの高速入力動画がひっかかった。隅野貴裕氏。TVにもたくさん出てらっしゃるのね。
ローマ字入力。基本のホームポジションは同じ。が、キーごとに指を割り当てつつもアレンジ。「kanji(漢字)」だと、右中、左小、右人、右人、右中にする人が多いと思うが、彼は最後は右人、右中、右薬。同じ指で打たない。
私の場合、入力で一番面倒なのはバックスペースを伴う修正だと思っていて、優秀なATOKを使っていても、昔からの癖で、短く細かく変換してしまう。学習機能があるので、精度は上がっていく感じ。
彼は学習機能を使わず、何度スペースキーを押せばその文字が出るか、変換候補の順番すら覚えている。そして文節変換する。これも間違いの出ないパターンを知っているのだろう。凄すぎる〜。 (hammer.mule)
物理フリックキーボードを作りました
http://mag.switch-science.com/2016/04/22/furikku/
PCで「フリック入力」できる専用デバイス
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1706/20/news098.html
高速フリック入力 [分速386文字]
【スゴ技】驚異の早打ちタイピング 文字放送って人が打ち込んでたの?
タイピング界のゴッドハンド隅野氏(百識王)
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タイピングで常識破りの指使いをする隅野貴裕氏