[4513] 自宅を13月世の大使館に

投稿:  著者:



《完成したら是非作品を買いに来て下さい》

■羽化の作法[56]
 現在編「自宅を13月世の大使館に」
 武 盾一郎

■LIFE is 日々一歩(69)[ウェブ]
 Bootstrap4を始めよう!(2)
 森 和恵




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■羽化の作法[56]
現在編「自宅を13月世の大使館に」

武 盾一郎
https://bn.dgcr.com/archives/20180220110200.html

───────────────────────────────────

只今、自宅を《ガブリエルガブリエラ》のギャラリー・ショップに改装中です。

自宅の改装は6年前から始まりました。2012年2月8日に自宅をオープンアトリエにしようと、ガレージ、応接室、台所を白く塗ったのです。デジクリにその時の様子を書いています。

『武&山根の展覧会レビュー 特別編 
こうして自宅がオープンアトリエになった』
https://bn.dgcr.com/archives/20120208140200.html


「自宅オープンアトリエ【世界征服研究所】は、武盾一郎の生活現場であり制作現場である。そして打合せ場所でありコミュニケーションの場であり発表の場であり店である。」と宣言してます。

暮らしの現場で作品を作って人に見せる“Life is Art. Art is life.”を地で行く意気込みだったんですね。

●自宅アトリエ個(別)展

調べてみると、自宅で何かやろうと思ったのはオープンアトリエよりも前だ。企画個展の機会がないので「個別展」を自宅でやろうとツイートしてる。

2011年6月24日
「上尾の自宅アトリエまで僕の絵を観に来て下さい。自宅アトリエ個(別)展。」


「オルタナティブで行く」動きであるが、「アート業界に入れさせて貰えなかった」気持ちがあり、2010年3月10日にこんなことをツイートしてる。

「最初僕は個展という概念すらありませんでした。絵を描いて誰かに観てもらうならストリートでいいし、現実問題ギャラリーとかに相手にされるはずもありませんでした。」


今後はこの思い込みを捨てて現代アートのギャラリーでも展示したいですが。

2012年に始めたオープンアトリエだが主な活動は「飲み会」だった。5月4日の飲み会。

https://www.facebook.com/open.atelier/posts/224503814329188



8月8日には念願の美女も来てくれました。

https://www.facebook.com/open.atelier/posts/268666656579570



2013年5月3日にはワークショップを開催しました。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=458466740888289&set=t.1301779680&type=3&theater


2013年11月に床のリフォームをします。

どんな状態だったのかと言うと以下のツイートがあります。「柱が浮いています!! しかも、壁づたいにある柱以外全て!!我が家の床はブランコのように宙に浮いていたのだ!!ラピュタ状態でなんとなく素敵なのかなあ、と一瞬思いましたが、、、」(2013年11月1日)


フカフカになっていた床を直します。その時に手伝ってくれた大工さんが藤巻先輩でした。

リフォームの模様は以下のブログにまとめてあります。
『【アトリエ世界征服研究所再生計画】1.床をリフォームする』
http://d.hatena.ne.jp/Take_J/20131101/1383296384


●ガブリエルガブリエラ発足

2014年に細密画家のポオ・エ・ヤヨさん @Poelett と《ガブリエルガブリエラ》を発足させます。
https://twitter.com/G_G_jp

http://gabrielgabriela-jp.blogspot.jp/


その時はここをガブリエルガブリエラのギャラリーショップにしようとは思ってませんでした。

たまに飲み会を開いたりする感じでした。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10201825597121888&set=t.1301779680&type=3&theater


その後は、オープンアトリエとしての場というよりも、単なる個人宅に戻って行きました。一階の床はいいとしても、家全体としては人を呼ぶ以前の状態でした。

エアコンは壊れていたし、台所の蛇口は折れてなくなっていたし、トイレもポタポタと水音が鳴り続け、二階北部屋には要らないものがいっぱいで、二階部屋の畳はボロボロでした。

そんな中、ガブリエルガブリエラの活動は好調でした。13月世の「美の使者」としてファンタジーを作るのは刺激的でした。

2016年に小説家の星野智幸さんの装丁画の依頼が入ると、ボロボロ過ぎる家で大量のゴミ溜めと暮らしてるのはどうよ、と無意識的に思うようになってきたのかも知れません。

2017年に断捨離とリフォームをします。

テーマは日本国憲法第二十五条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」です。

ちゃんと「人並みの暮らし」を目指すことにしたのです。

『断捨離リフォーム』
https://take-junichiro.blogspot.jp/2017/07/blog-post.html


『続・断捨離リフォーム』
https://take-junichiro.blogspot.jp/2017/07/blog-post_11.html


『断捨離リフォームひと段落』
https://take-junichiro.blogspot.jp/2017/08/blog-post.html


2017年の夏は断捨離リフォームで過ぎ去りました。

そして、ガブリエルガブリエラの「13月世」の世界観に相応しい家具を揃えて、ガブリエルガブリエラのショップを開き、作品販売と制作依頼の打合せ場所にしよう、と方針が決まったのでした。

ただ、始めるのはもっと先で2022年くらいに出来ればいいかなあ、という具合でした。

ところが、今年の1月7日に「お告げ」のような出来事がポオ・エ・ヤヨさんの身に起こり、今年中にスタートさせよう、ということになったのです。

『ガブリエルガブリエラショップ『13月世大使館(仮)』
オープンに向けて・その1』
https://take-junichiro.blogspot.jp/2018/02/1.html


●アトリエ世界征服研究所から13月世大使館へ

《13月世大使館》として動き出そうと決めてからの初仕事は、ネコちゃんの依頼でした。


『13月世大使館の初仕事』
https://take-junichiro.blogspot.jp/2018/02/blog-post.html


この段階で揃ってるアイテムは「応接室」の《光と影のテーブル》《双子の椅子》《双子の鏡》

「ギャラリー・ショップ」の《物知りフクロウ・オスカー君の傘立て》《影の棚》《「氷砂糖の湖」の人魚・ティリアのお城のシャンデリア》

2月15日、大使館に改築するにあたって、以前に床のリフォームでお世話になった藤巻先輩に来てもらうことしました。

すると、その日にはもうガレージ備え付けの棚を解体してしまいました。


『ガレージの棚を解体する』
https://take-junichiro.blogspot.jp/2018/02/blog-post_16.html


そして2月17日、相模原と世田谷に行ってアンティークを手に入れます。《チェーニのソファ》《ガブリエラの呪薬棚》《プップのティーテーブル》


これから本格的な改築工事が始まります。過程はSNSに投稿してます。またデジクリで報告するかも知れません。完成したら是非作品を買いに来て下さい。


【武盾一郎(たけじゅんいちろう)/世界平和】

◎2月18日に行われた「第一回Casieカジュアルアートオークション」@Casie_jpに出品した線譜はすべて落札されました。どうもありがとうございました!

◎参宮橋ピカレスクで7月に個展します!
https://twitter.com/picaresquejpn

詳細は決まり次第告知いたします!

◎VALUやってます
https://valu.is/takejunichiro


◎TimeBankで時間売ってます
https://twitter.com/timebank_pr


Facebookページ https://www.facebook.com/junichiro.take

Twitter https://twitter.com/Take_J

take.junichiro@gmail.co

ガブリエルガブリエラ
Twitter https://twitter.com/G_G_jp

ブログ http://gabrielgabriela-jp.blogspot.jp


目指せジャケ買い!『星野智幸コレクション・全四巻』(人文書院)

星野智幸コレクションI スクエア
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226418.html


星野智幸コレクションII サークル
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226413.html


星野智幸コレクションIII リンク
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226414.html


星野智幸コレクションIV フロウ
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b278897.html



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■LIFE is 日々一歩(69)[ウェブ]
Bootstrap4を始めよう!(2)

森 和恵
https://bn.dgcr.com/archives/20180220110100.html

───────────────────────────────────

こんにちは! 森和恵です。春も近づく時期なのに寒いですね。先週は、喉の風邪で苦しみました。みなさまもご自愛ください。

今回も引き続き、“Bootstrap4”の導入について話します。

まずはお知らせから。Dreamweaverの勉強会を次の日曜日に開催します。

【ウェブかける × Dreamweaver(XDもあるよ!)- connpass】
https://r360study.connpass.com/event/76854/


bootstrap・Git・Sass・adobexd がテーマです。ゲストに、たにぐちまこと(https://twitter.com/seltzer)さん。ひとつのセッションを長めに設定しているので、深い話をじっくり聞けます。


残席は、あと4つ。よろしくお願いいたします。

●Bootstrap4の基本テンプレート

さてさて。まず、組み込みをするための基本テンプレートのお話から。

先日のYoutubeライブ配信でもお伝えした内容をまとめます。


前回、バージョン3と4を比較するためのテンプレートをあげました。

【Bootstrap3】
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-Lifeis68/Bootstap3.html


【Bootstrap4】
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-Lifeis68/Bootstap4.html


見出し(<h1><h2>)、段落(<p>)、Tooltipを配置したページですが、デフォルトのデザインが違って見えますね。

Bootstrap4では、CSSを見なおして、テキストが読みやすく再調整されています(特に日本語の文章が読みやすくなっていると思います)。

CSSに使われているリセットCSSは、“Reboot.css”としてBootstrap独自で開発されたものです。ベースは、Normalize.cssを用いて作られているので、使い勝手も似ていて、なじみやすい感じです。

【Reboot・Bootstrap】
https://v4-alpha.getbootstrap.com/content/reboot/


Bootstrap4では、読み込む基本ファイルに“popper.min.js”が追加され、下記の4つになりました。

 bootstrap.min.css
 jquery-3.2.1.slim.min.js
 popper.min.js
 bootstrap.min.js

“popper.min.js”は、ポップアップが伴うコンポーネントを使用する時に読み込みが必要です。

これが必要なコンポーネントには、そのドキュメンテーションの冒頭に記載されています。例えば、“Tooltips”、“Popovers”、“Dropdown”などで使用されています。

【Tooltips・Bootstrap】
https://getbootstrap.com/docs/4.0/components/tooltips/


【Popovers・Bootstrap】
https://getbootstrap.com/docs/4.0/components/popovers/


【Dropdowns・Bootstrap】
https://getbootstrap.com/docs/4.0/components/dropdowns/


“jquery-3.2.1.slim.min.js”は、jQueryの本体ファイルです。これを読み込まないと、Bootstrapのプログラムも動きません。

ファイル名に“slim”とありますが、これは、スリムビルド版を指しています。スリムビルド版では、普段はあまり使わないコンポーネント(AjaxやEffects)を省き、ファイルを軽量化しています。

JSファイルが重いといわれてきたBootstrapですが、ファイルをスリム化するための仕組みをバージョン4からは強化しているようですね。

●ナビゲーション(Navs)を指定しよう

Bootstrapでは、ルールに沿ってコーディングをすることで、コンテンツをスピーディに作ることができます。

今回は、ナビゲーション(Navs)を作ってみましょう。

【Navs・Bootstrap】
https://getbootstrap.com/docs/4.0/components/navs/


【今回のサンプルファイル】
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-Lifeis69/Bootstap4-Navs.html


<ul>要素にnavクラス、<li>要素にnav-itemクラスを指定すると、横に並びます。
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis69a

※画像上がボタンのビュー、下がソースコードです。

さらに、<a>要素を追加し、nav-linkクラスを指定すると、ナビゲーションボタンの基本となる余白がとられます。
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis69b

タブ式メニューにするには、<nav>要素にnav-tabsクラスを指定します。

また、現在表示しているページを設定するために、<a>要素にactiveクラスを指定します。加えて、text-infoクラスを指定し、メニューのカラーを少し変更しました。
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis69c

一切CSSを書かなくても、ささっとタブが作れるとは。便利ですよね。

Bootstrapでは、色を好みに合わせて変更する機能はないのですが、コンテンツの状態を表すためのColorsクラスが用意されています。

今回は、text-infoクラス(お知らせを表す色)を用いました。

【Colors・Bootstrap】
https://getbootstrap.com/docs/4.0/utilities/colors/


好みの色に変更するには、CSSを追記するか、Bootstrap4から対応したSassファイルを使って、基本のCSSをコンパイルし直すかでカスタマイズすることになりますが、こちらはまた次回にでも。

今週の木曜日の夜(2月22日)にYoutubeライブ配信をしますので、そちらでもお話していく予定です。


チャンネル登録しといていただくと、お知らせが入りますよー。

ではまた、次回お目にかかりましょう!
(^^)

【 森和恵 r360studio ウェブ系インストラクター 】
mail: r360studio@gmail.com
講座受付中: http://r360studio.com/seminar/



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記(02/20)

●藤原正彦「管見妄語 常識は凡人のもの」を読んだ(新潮社/2018)。週刊新潮連載「管見妄語」2016.10〜2017.10をまとめたものだ。相変わらずのいやみでない自慢と、あまり重くない悲憤慷慨と、教育に関する重要な指摘と、日本と日本人への警告と、ちょっといい話と、トホホな話と、読ませる読ませる。

カタカナ英語の氾濫にイライラすることが多いという。まったく同感であります。幕末から明治の日本人は西欧の概念を一つ一つ漢字に直した。文化、文明、民族、哲学、物理、進化、民主主義というように見事な造語だ。これらは中国人留学生によって中国に伝わった。共産主義、人民、共和国だって日本製だ。

現代日本人は漢語の素養に欠けていて造語できないから、カタカナ語がはびこることになる。困ったことに、カタカナ語を格好いいと考える人が多い。最近ではコミットメント、アジェンダ、エビデンス、アサインなど見苦しい、聞き苦しい言葉が使われている。約束・関与、議題、証拠、割り当て、と言えって。

とくに嫌悪感あるのは都民ファーストとやらの小池都知事のカタカナ語。「目標はサステイナブルな首都東京を創り上げること、セーフシティ、スマートシティの三つのシティの実現」とか「ハード面のレガシーだけでなく、ソフト面のレガシーを構築」って、英語が堪能な藤原先生でも理解不能で、頭を抱える。

難しい英語を会話の中で普通に使って、教養や国際性が豊かなんだろうなと、思わされる人も多いらしい。「だからカタカナ語を頻用する人は『優れているように見せたい人』、すなわち『確固たる自信のない人』と思ってよいだろう」。小池英語は「発音はいいが、単語の選択の拙さなど達人とはとても思えない」

流暢な英語と国際性、教養は無関係なのはいうまでもない。「はっきり言うと、99.9%の日本人にとって『流暢な英語と豊かな教養は両立しない』のである。両立している人は稀有なのだ。日本人にとって英語の習得は余りに難しく、ものにするには若い頃の読書をかなり犠牲にしなければならないからである」

「小池都知事が所信表明の乏しい内容を糊塗するため、目眩ましとして英語を入れたならいじましい。人々の英語に関する無知や欧米崇拝につけこんで自分の印象を高めようと画策したのなら、いやらしい」。首相や都知事は国の顔である。一国の文化や伝統を背負って立つ人だ。文化や伝統の中心は国語である。

「だからこそ、トランプ、プーチン、習近平、メルケルとどれも大した見識のある指導者ではないが、演説に外国語を交えるなどという国辱的なことは決してしない」。○○第一(ファースト)とは○○原理主義ということであり、原理主義はすべて危ういものである。ほんとイライラしちゃいますね〜。(柴田)

藤原正彦「常識は凡人のもの 管見妄語」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0793NNDW3/dgcrcom-22/



●羽生選手や宇野選手の演技や同じインタビューを何度見かけたことか。数日間、どのチャンネルでもひっきりなしにやっていた。見逃した時にはいいけれど、どうせなら他国の上位入賞者のもやってくれたらいいのに。

フィギュアは上位二人だから良しとしても、他の種目で銀や銅の時は上位の他の選手のも見たい。今はネットがあって良かったよ〜。

元スピードスケート選手で、金メダリストの清水宏保氏の解説が凄くわかりやすい。文章で伝えてくれるので、素人の私にもポイントや難易度が伝わる。解説が上手な人がいると、競技がより面白く見えるね。 (hammer.mule)

gorin.jpの動画
https://www.gorin.jp/video/


ソチやバンクーバー、リオなどの動画もあるわ
https://www.gorin.jp/video_archives/