《SFは「アホネタ満載」でよい》
■はぐれDEATH[58]
はぐれと銀河帝国
藤原ヨウコウ
■晴耕雨読[45]
生き残るためのふたつの方法
福間晴耕
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■はぐれDEATH[58]
はぐれと銀河帝国
藤原ヨウコウ
https://bn.dgcr.com/archives/20180831110200.html
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もうタイトルからしてアホ全開である。でもネタは結構シビアかも。
●SFにはSFの面白さがある
元ネタはアイザック・アシモフ『銀河帝国興亡史』三部作が契機となった『ファウデーション・シリーズ』(いちおうアイザック・アシモフ著の7部作に限定する)。既出だがアシモフに関しては、『鋼鉄都市』(ハヤカワSF文庫)でつい最近やっと読めるようになった。
ファウンデーション —銀河帝国興亡史〈1〉
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150105553/dgcrcom-22/
鋼鉄都市
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103364/dgcrcom-22/
SF作家の中でも比較的名の知れた作家だと思うのだが、ボクは長い間この作者の著作を食わず嫌いしていた。その原因がアシモフのロボット・シリーズに必ずと言っていいほど出てくる、「ロボット三原則」の存在である。
アイザック・アシモフに初めて気がついた(!)のは中学生ぐらいの時だと思うのだが、この頃のボクにとって「原則」という言葉は否定的にしか捉えられなかった。「規則」「法則」も同様で、どこか狭苦しくて壁に囲まれるようなイメージしかわかなかったのだ。
もちろん、当時のボクの知見の狭さがそう感じさせたに過ぎない。科学的・物理的法則もイマイチ気にくわなかった。ボクの理数系嫌いが顕著に出始めたのはこの時期である。
SFはその後も読んではいたが、どちらかというと理論や物理法則からできるだけ離れた作品しか読んでいなかった。唯一ハードSFに近いのが、ジェームス・P・ホーガンだった。
今から考えれば、ジェームス・P・ホーガンの作品(特に「ガニメデ4部作」)はゴリゴリのハードSFといってもいいようなネタだったのだが、ボクには不思議と面白く読めた。
星を継ぐもの
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448866301X/dgcrcom-22/
もっともこのシリーズは、科学的・物理的法則との矛盾を指摘され、当時は喧々囂々の騒ぎにもなっていた。この騒ぎに対して、ボクが冷淡な眼差ししか送らなかったのは言うまでもあるまい。
厳密な科学・物理法則よりも話の面白さの方が重要であり、SFにはSFの面白さがあると思っていたので、正直「ガニメデ4部作」騒動はどうでもよかった。
当時、愛読していたのはフィリップ・K・ディックだったことからも、ある程度ボクのこうした傾向は想像いただけると思う。中でも『火星のタイム・スリップ』『ユービック』『偶然世界』『高い城の男』は当時のベストである。
火星のタイム・スリップ
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ユービック
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103143/dgcrcom-22/
偶然世界
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150102414/dgcrcom-22/
高い城の男
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150105685/dgcrcom-22/
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』も読んでいたのだが、時期が悪かった。映画『ブレード・ランナー』公開時と被っていたのだ。ボクは流行にも冷淡なのだ。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150102295/dgcrcom-22/
この頃のボクのSFの定義は、「科学や物理学、未来をモチーフにした無茶苦茶アホな話」だったのが、以上のコトからもよく分かるだろう。今もたいして変わらないけど。
●ネタがギッチリ詰まっている
「銀河帝国シリーズ」に話を戻す。もちろん「ファウンデーション・シリーズ」のことなのですが、以後「銀河帝国シリーズ」で通す。
読んでビックリしたのは、このシリーズが「科学や物理学、未来をモチーフにした無茶苦茶アホな話」の典型だったことだ。
まず時間の単位が万である。正確にはほぼ100年周期くらいで、エピソードが語られる。最初の『銀河帝国興亡史』三部作に顕著であり、そもそも第一帝国以前の宇宙史も万年単位で語られてしまう。
若干ネタバレになるのだが、ここまで時間のスパンが長いと「人類発祥の地はどこか?」(もちろん地球です)ということすら、ミステリーになってしまう。
この間を繋ぐのが『鋼鉄都市』で登場するダニエル・R・オリヴォーのシリーズなのだが、これまた「銀河帝国シリーズ」では伝説というエピソードになってしまっている。
もちろん距離感は無茶苦茶で、銀河の端から端まで。いくつかの星系が登場するが、銀河帝国的にはほんの一部である。
物理・科学の発展・衰退の幅も滅茶苦茶で(一応それなりの理由はあるのですが)あげくの果てには、精神干渉能力を持つグループ(それも惑星単位だ)も出てくる。
ここに上述したダニエル・R・オリヴォー・シリーズが加わると、アホなネタテンコ盛りになるのは言うまでもあるまい。
ひとつの作品に、とにかくこれでもかというぐらいネタを詰め込む「ワイド・スクリーン・バロック」といわれるSFのカテゴリーがあるのだが、これらの作品の著者は銀河帝国シリーズに、何らかのかたちで深く影響を受けているはずである。
まぁ、アイザック・アシモフの影響をまったく受けていないSF作家を探す方が難しいとは思うが、とにかく銀河帝国シリーズは7部作という、それなりの分量を持っているとはいえ、ネタがギッチリ詰まっていることだけは確かだろう。
シリーズそのものについての詳細は省く。ググればいくらでも出てくるので、自分で調べて下さい。
さて、ここまでネタがギッチリ詰まっていると、特に『銀河帝国興亡史』三部作をいきなり読むと、ソッコーで頭がパーになりそうな気がする。ボクならに投げ出していたはずである。
そこで個人的にお奨めしたい、銀河帝国シリーズの読む順番を列記しておく。このシリーズをほぼ時系列で並べたと思っていただいて構わない。
ちなみにボクは、ほぼこの順番で読んだ。初出年と必ずしも一致しないのだが、晩年のアシモフが銀河帝国シリーズを大団円に向かわせようとする苦労も読み取れて、なかなか興味深いだろう。
ちなみに、銀河帝国シリーズは完結しないまま著者が亡くなったので、アイザック・アシモフの銀河帝国シリーズは未完である。後を継いだ「新銀河帝国興亡史」は、この稿では省く。ボクが未読だからだ。
1:鋼鉄都市(1954年)
2:はだかの太陽(1957年)
3:夜明けのロボット(1983年)
4:ロボットと帝国(1985年)
5:ファウンデーションへの序曲(1988年)
6:ファウンデーションの誕生(1993年)
7:ファウンデーション(1951年)
8:ファウンデーション対帝国(1952年)
9:第二ファウンデーション(1953年)
10:ファウンデーションの彼方へ(1982年)
11:ファウンデーションと地球(1986年)
ちなみに全部、ハヤカワSF文庫で入手可能です。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103364/dgcrcom-22/
最初の4作はモロに「ダニエル・R・オリヴォー・シリーズ」なのですが、4作目の『ロボットと帝国』で銀河帝国シリーズ全体を通して出てくる重要なネタが、この作品で示唆されている上に、3作目『夜明けのロボット』は見ようによっては『ファウンデーション対帝国』『第二ファウンデーション』と非常に細かいところで類似性が見られるので、要チェック。
いわゆる『銀河帝国興亡史』三部作にあたるのが、上記した7〜9の作品なのだが、ボクが列記したようにその前に6作もあるのだ。
6作をぶっ飛ばして、いきなり読まされた初出当時の読者の皆様の感想は、当然ボクのものとは丸っきり違っているはずである。ボク的には11作を任意に選んで読める今に感謝したい。
「銀河帝国シリーズ」に「ダニエル・R・オリヴォー・シリーズ」をむりやり加えるのは、賛否両論あるとは思うのだが、個人的には一番スッキリしていて一貫性があるように思える。
これにはアイザック・アシモフ本人が、『ロボットと帝国』で「銀河帝国シリーズ」との融合を目論んだという告白があるので、個人的にはこのアシモフの狙いに敬意を表しているところも大きい。
ボクはしつこく「銀河帝国シリーズ」と表記しているが、本来は「ファウンデーション・シリーズ(The Foundation Series)」であり、『銀河帝国興亡史』第一作の原題はモロに『Foundation』なので、気をつけていただきたい。単純に「ファウンデーション」よりも、「銀河帝国」の方が響きがアホっぽくて好
きなだけなのだ。
もちろん、作中に帝国は出てくるのだが、『スター・ウォーズ・シリーズ』の帝国のような独裁君主制とはちょっと趣が違う。緩やかな立憲君主制と植民地支配という感じだろうか?
もっとも、代々の皇帝はほとんど暗殺されたり、事故で亡くなったり、道半ばで病に倒れたりと、悲惨なケースを辿る傾向が強く、帝国中枢部の政争はかなりシビアなようだ。
そもそも第一帝国と呼ばれる帝国が1万3000年続いている段階で、せいぜい三世代分の長さしかない『スター・ウォーズ・シリーズ』と比較するのが無茶なのだ。
再三書いているが、SF的ガジェットのネタはもう半端なく多い。基本は「アイザック・アシモフ的未来史」として捉えた方がいいだろう。
実際、様々な政治形態・経済が取り上げられていて、ここだけを追っかけるのでも相当苦労できる。おまけに、高度に発達したはずの技術が衰退して、原子力技術の継承すら難しい状況にすらなったりする。
これなら「ダニエル・R・オリヴォー・シリーズ」の時代の技術水準の方が遙かに高度な気すらするのだが、これまたちゃんとした(?)理由があるのであまり気にしないように。
空間的にも時間的にも物量的にも、あまりにスケールがでかすぎる作品なので、はまれる人とソッコーで投げ出す人は、一般読者では結構両極端に出そうな気がする。
SFプロパーな読者は恐らく一度は読んでいると思うのだが、どこまで没入できるかどうかはその人次第だと思うし、もちろん否定的な人も少なからずいると思う。
このへんの機微は、ボクがよく体験しているので何となく分かる。
名作と言われ、『機動戦士ガンダム』で日本でも一気に脚光を浴びたロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』はその典型で、ボクは嫌悪感しか覚えなかったし、アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』はSFとしての体裁をきちんと捉えているにもかかわらず、物語に見え隠れする宗教観にげんなりした。
宇宙の戦士
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150120331/dgcrcom-22/
幼年期の終わり
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488611044/dgcrcom-22/
もっとも、こんな読み方しかできないボクが悪いのかもしれないのだが。
とにかく、「アホネタ満載」というのが大好きなのだ。というか、SFはそれでいい(断言するか?)。
ちなみに『新銀河帝国興亡史』三部作の作者の一人である、グレッグ・ベアの『ブラッド・ミュージック』(これまたハヤカワSF文庫)は、ボクの読書サイクルの中の一冊だし、いわゆる「ワイド・スクリーン・バロック」は大好物である。
ブラッド・ミュージック
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150107084/dgcrcom-22/
中でもバリントン・J・ベイリーは大の贔屓で、『禅銃(ゼンガン)』『ゴッド・ガン』(こちらは短編)はタイトルからして、もう既にアホ全開だし、内容も無茶苦茶で面白い。
禅銃(ゼンガン)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150105790/dgcrcom-22/
ゴッド・ガン
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150121044/dgcrcom-22/
再三ここでも紹介しているグレッグ・イーガンだって、読みようによってはアホそのものだし(失礼)、最近読んだピーター・トライアス『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』(ハヤカワSF文庫)は装画のアホさでついつい買ってしまったし、まだ未読だが続編の『メカ・サムライ・エンパイア』(ハヤカワSF文庫)なんてタイトルの段階でぶっ飛びすぎている。
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/415335029X/dgcrcom-22/
メカ・サムライ・エンパイア
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4153350370/dgcrcom-22/
それでも未読なのは、前作『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』がイマイチ、アホになりきっていなかったからだ。おいしいところは押さえてるんだけど、お話しとしてはなぁ……実に惜しい。
国産SFだって、アホネタ満載の作品は多数ある。このへんは前に書いたような気がしたので飛ばす。それでもあえて一冊あげろと言われれば、躊躇なく田中啓文『銀河帝国の弘法も筆の誤り』をお奨めしたい。ホンマもんのアホである。短編集なのだが、どれも珠玉と言ってイイ。
それでもアシモフの「銀河帝国シリーズ」が、これらの後から書かれた作品と遜色はないし、ネタの量でも負けるどころか凌駕していることだってあるし、時代を超して堂々としたアホッぷりである。
アホは宇宙を征服するのだ、呵々♪
【フジワラヨウコウ/森山由海/藤原ヨウコウ】
YowKow Fujiwara/yoShimi moriyama
http://yowkow-yoshimi.tumblr.com
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■晴耕雨読[45]
生き残るためのふたつの方法
福間晴耕
https://bn.dgcr.com/archives/20180831110100.html
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終戦時、大陸に取り残された日本人たちは、迫り来るソ連軍に追われる形で必死の思いで日本を目指した。しかし、戦後の混乱の中、生きて帰るだけでも大変な事だった。ここら辺の話は小説「流れる星は生きている」などに詳しい。
ところで、終戦時の引き上げのエピソードをいくつか読んで、とくに印象に残ったことの一つが、生きて日本に帰るためにどうやったかということだ。
大抵は「流れる星は生きている」のように、筆舌に尽くしがたい苦労を重ねて帰国するのだが、比較的スムーズに無事に帰国できたケースで印象的な二つのエピソードを見たことがある。
一つ目は、入植時から現地の中国人と信頼関係を構築し、戦後はそれに助けられる形で、現地の中国人コミュニティーの人脈にそって送り届けられるように、全員無事に帰国した開拓団の話である。
そしてもう一つは、まったく対照的に、生き残るためならどんなことでもしようと割り切って、文字通りそれを冷徹に実戦した人たちである。
ある時は泊めてくれた家の人々を殺害し食料やお金を奪い、またある時は旅券を偽造したり、奪った金を握らせて女性や子供を優先して乗せる帰国便に割り込んだりして、これまた全員無事に帰国するのである。
景気も悪くなり、これからますます大変な時代が来ると言われている。また、首都圏大地震が来るといわれて久しい。生き残るために必死に努力しなくてはいけなくなったとき、あなたならどちらの方法を選ぶだろうか。
【福間晴耕/デザイナー】
フリーランスのCG及びテクニカルライター/フォトグラファー/Webデザイナー
http://fukuma.way-nifty.com/
HOBBY:Computerによるアニメーションと絵描き、写真(主にモノクローム)を撮ることと見ること(あと暗室作業も好きです)。おいしい酒(主に日本酒)を飲みおいしい食事をすること。もう仕事ではなくなったので、インテリアを見たりするのも好きかもしれない。
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編集後記(08/31)
●家にまつわる怖い話「侵入者 逃げ場のない家」を見た(2015/アメリカ)。このタイトルを素直に読むと、誰かが侵入してきたが逃げ場がなくて怯える家族、ということになる。まあ、普通はそう思うだろう。ところがこの映画は、悪意の侵入者たちが罠にかかって閉じ込められ、とんでもない目に遭い、しかも逃げ場がない、というお話。意外な設定、この先の読めなさがうれしい。
兄と二人暮らしのアンナだったが、その兄を末期癌で亡くす。アンナは“広場恐怖症”のために10年以上も外に出られず、社会とのつながりは食材宅配のダンとの会話程度だから、葬儀にも行けず家でひとりで過ごしていた。そこへ三人の男が侵入してくる。隠れるアンナだが、すぐに彼らに捕らえられてしまう。
隙を見て逃げ出すも、家の外へは怖くて出られない。固まってしまう。警察に通報もしない。アンナはその場にあった刃物で、見張りの男を刺殺し、死体を地下室に運び入れる。その音を聞きつけた二人の男が地下室に行くが、アンナはいない。突然、地下室の形態が変わり、二人はそこに閉じ込められてしまう。
男達のいる地下室のようすはアンナがモニターしている。この家の地下室はとんでもない仕掛けが施されている。いわゆるカラクリ屋敷か。アンナは幼い頃、父親に監禁虐待されていて(またそれかい、とことん病んだ国だな)それを兄が救い出していた。その後、二人で協力してこの屋敷を改造し、電気仕掛けの階段や部屋を作ったらしい。もちろん、父のような悪い奴を罰する目的で。
地下室にはこれまで処刑した悪人の死体や、監禁部屋もある。電動で伸縮・昇降する階段だけが、地下と一階をつなぐ。強盗のボスを個室に閉じ込め、部下の男は殴り殺す。すごいね、この女。後から来たダンも地下室行き。ダンとボスだけが生き残る。とんでもない屋敷に強盗に入った、不運な連中であった。
もはや攻守逆転、翻弄される男二人。ダンは好人物で、アンナからこれあげるわと示された、現金のつまった紙袋を断る常識人だが、うっかり今回の強盗チームのボスにもらしてしまったため、こんな事態に陥ったのだ。ボスはあろうことか、ダンを盾にとって抵抗するので、しかたなく二人を解放するアンナ。
脱出したボスはそのまま逃げればいいのに、この家を焼いてやると灯油を撒き始めたところでアンナが反撃。ダンもサポートに入ってボスは射殺される。押し入った強盗三人は全滅、ダンを許したアンナは“広場恐怖症”が消えたらしく、外に出て家に火を放つ。屋敷は大炎上。なにもかも灰になるのだろう。
あの頼りなげな、何も考えてなさそうな女が、男三人を容易に殺しちゃうんだから、たぶんカラクリ屋敷で(アンナと兄が特定した)多くの悪人たちが始末されていたんだろう。しかし、兄妹だけでこれほどの屋敷大改造は不可能だろうと思うのだが、よけいなお世話だろう。面白ければなんでもありだ。(柴田)
「侵入者 逃げ場のない家」
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B079LYL1YF/dgcrcom-22/
●「『ダークナイト』のスタッフが手掛けるアイザック・アシモフ原作『ファウンデーション』ドラマ版、米Appleでシリーズ製作決定」というニュースが飛び込んできたよ。
/昨日の喫茶店で思い出した。グランフロント大阪の積水ハウス「住ムフムラボ」の中にブックカフェがある。展示・体験スペースには行ったことはあるが、すぐに出たので飲み物があるとは知らなかった。
サイトより。「住まいに関する書籍、雑誌を3000冊ご用意しています。オーガニックコーヒーを飲みながら理想の住まいのイメージを膨らませませんか? 研究メンバーになるとカフェ全品ずっと割引!」
伯母がドコモの機種変更をするというので付き添った。帰り際に、この「住ムフムラボ」のカフェチケットをもらったので寄ってみたら、とても静かな空間にソファが並んでいて、過ごしやすかった。
飲んだのは、大阪豊能郡の水で作られた「能勢ジンジャーエール」。炭酸強めで美味しかったよ〜。
コンセント・食事メニューなし。19時まで。勉強や仕事はできない。疲れていたので、ほっこりできて良かったよ。 (hammer.mule)
『ダークナイト』のスタッフが手掛けるアイザック・アシモフ原作「ファウンデーション」ドラマ版、米Appleでシリーズ製作決定
https://dramanavi.net/news/2018/08/apple-5.php
10話構成のシリーズ製作が決定
住ムフムラボ
http://www.sumufumulab.jp/