[4697] 武版〈2018年の三大ニュース〉◇2019年春公開の劇場版アニメ

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 《ないってどういうことなのよー!!!》

■羽化の作法[75]現在編
 武版〈2018年の三大ニュース〉
 武 盾一郎

■LIFE is 日々一歩(88)[アニメ]
 2019年春公開の劇場版アニメの紹介
 森 和恵



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■羽化の作法[75]現在編
武版〈2018年の三大ニュース〉

武 盾一郎
https://bn.dgcr.com/archives/20181211110200.html

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こんにちは。武盾一郎です。12月まだ残りはありますが今年も良い年でした!

ところで、あなたは今年の抱負はなんだったのか覚えてますか?自分でもすっかり忘れてたので、ちょっと確認してみました。
https://bn.dgcr.com/archives/20180109110300.html


1・勉強する
2・ネットの活用をちゃんとする
3・元気!

何を思ってこんな抱負にしたのかも思い出せません。ちゃんとできたかも微妙です(苦笑)

3の「元気!」だけはちゃんと遂行できたかな、と思いましたが、そういえば今年、手術で入院したのでした。ただそれは、二年近く嗅覚が戻らないから思い切って手術に踏み切った入院なので、総じて元気だったと言えるでしょう。

掲げた抱負は忘れてしまってたのですが、ざっくりした印象ではとても良い年でした。それは物事を楽観的に捉えるられるようになってきた成果かもしれませんが、実際に前進してると思うのです。多分。

twilog( https://twilog.org/
)でツイートを振り返ってみると色々思い出します。便利ですねツイログ。

●いくつもあった初挑戦

2018年1月は高校の同窓会に出席しました。私のような自称芸術家なんて、他にいないだろうと思って気が引けていたのですが、思い切って参加してみたのです。これがきっかけで「猫肖像画」の依頼が来ました。

リクエストは線譜のようなモノクロではなくて、着彩にして欲しいとのことでした。大きさも線譜で描いていたサイズよりも大きい。

一瞬戸惑いましたが、久しぶりにキャンバスにアクリル絵の具で描くことにしました。これには相当時間がかかりました。画材がいつもと違うので、思うように描けなかったり、サイズも質感も今まで通りではないので、試行錯誤を繰り返しました。

しかし、「着彩線譜を描けるようになる」目標を掲げていたので、ちょうどいいキッカケとなりました。いつもそうなのですが、「思いもよらない形」で目標に近づく偶然が訪れるのです。縁とは不思議ですね。本当に有り難いです。

2月にはいつも参加させていただいてる、代官山アートラッシュに出展します。今年はアートラッシュに3回も出品しました。

また、「Casie(かしえ)」という絵画レンタルのサービスに、2017年10月に登録したのですが、今年の2月にCasie主催のオークションに出展しました。初の試みでしたが、ありがたいことに出品作品は完売致しました。

「Casie(かしえ)」のWEBサイトの所属作家インタビューに、私のページがあります。
https://casie.jp/artist_junichirotake/


そして、今までアトリエとして使っていた「建て増し小屋」をショップにしようと改築を始めました。中断してしまいましたが、ようやく地元のリフォーム会社アイプロさんにお願いして、工事を終わらせる目処が立ちました。

経緯は前回デジクリ記事にあります。
羽化の作法[74]現在編 13月世とガブリエルガブリエラ
https://bn.dgcr.com/archives/20181127110200.html


自宅をギャラリーにすることは前からやりたかったことで、2012年に「自宅オープンアトリエ・世界征服研究所」として自称オープンしました。そのことが2012年2月のデジクリに書いてあります。

武&山根の展覧会レビュー 特別編 こうして自宅がオープンアトリエになった
https://bn.dgcr.com/archives/20120208140200.html


実際には「たまに知り合いが来て飲む」というものだったのですが(笑)、それでも当時はそれがオープンアトリエだと思っていたのです。まずは自宅に人を呼ぶところからですからね。

そして今度は、ポオ エ ヤヨさんとのユニット「ガブリエルガブリエラ」で運営します。いよいよ「人を呼ぶ」の次のステップ、「場を回して運営する」を実践する感じで、本当にやりたかったことに近づいてるんだなあと実感します。

3月に好酸球性副鼻腔炎で入院します。そのことはデジクリにも書きました。

羽化の作法[58]入院と13月世大使館工事
https://bn.dgcr.com/archives/20180320110200.html


そして、今年の三大ニュースの一つ、上のデジクリ記事にも書いてあるのですが、『詩とファンタジー2017』賞イラストレーション部門・優秀賞に『仔猫タムの誕生』が選ばれたのでした。

https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/1728535900524623



授賞の電話を受け取るというのも初体験でした。しかも、入院初日というのがちょっとマヌケな感じです。そして、なんと「詩とファンタジー」は休刊してしまうという、嬉しいんだか残念なんだか分からないようなオチもありました。

4月。前年に依頼されていた肖像画線譜、『ルミエットの夜想曲』が完成しました。

https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/1956048181106726



依頼で誰かを描いたことがなかったので、これも初挑戦でした。人体の登場する線譜の最高峰を描く意気込みで挑みました。ご依頼主様にも喜んでいただけたようで、嬉しかったです。

“武盾一郎さん @Take_J の描いてくださったわたし(ルミエット)が、ただただ美しく、あまりにも尊く、其れでいて此の懐かしいわたし(ルミエット)自身に他ならず…衝撃と感動が大きすぎて語彙が大幅に逸失しております…。”


5月。参宮橋Picaresqueギャラリーに納品している線譜が、ようやく久々に売れました。胸のつかえが取れたような晴れやかな気持ちになりました。


また、「タイムバンク( https://info.timebank.jp/
)」のリワード申請で、ヴァイオリンケースに線譜を描くことになりました。

いままでヴァイオリンケースに描いたことはなかったのですが、とても「線譜」らしいと思い、緊張しつつも張り切って制作しました。かつて布用ペンで服に描いてたことがあったので、過去の「売れない制作」が役にも立ちました。

6月にリワード申請した方から、ヴァイオリンとの写真を送って頂いたのが、以下の画像です。

“専門家・武 盾一郎さん( @Take_J )のリワードで作成したバイオリンケースの写真をユーザー様から頂きました! 線譜画の装飾がとてもきれいですね。
#タイムバンク #timebank #リワード #線譜画”


続けてタイムバンクのリワード申請が来て、スニーカーにも線譜を描きました。

https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/2036930559685154



7月。今年の三大ニュースの二つ目が個展開催です。参宮橋Picaresqueギャラリーでの初個展『0.03』を開催しました。6月30日〜7月29日。デジクリでも書いてます。

羽化の作法[65]現在編 瞑想の続きと個展『0.03』
https://bn.dgcr.com/archives/20180710110200.html


そして同月、今年三大ニュースの三つ目が来ます。

『構造素子』で第五回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞した樋口恭介さん( https://twitter.com/rrr_kgknk
)から、「小説すばる」に掲載する新作短編『輪ゴム飛ばし師』の扉絵を描いて欲しいと、ツイッターDMで連絡が届きました。

樋口さんとはツイッターで出会いました。以前に彼のノイズ音楽を私が気に入ってツイートしたのを覚えていてくれて、それが縁での依頼でした。

当時、彼はまだ小説を発表してなかったようです。その時のやり取りが、後に仕事に繋がるなんて、不思議というか、有り難い限りです。

“こちらが武盾一郎さんの仕事です。すごく好きな感じなのです。武さんは、今から3年くらい前、僕がまだ熱心にノイズ音楽をやっていたとき、僕の音源が好きだと言ってくれて、それからゆるく交流が始まった方で、このたび一緒に仕事ができて、本当に嬉しく光栄に思います。”


8月に依頼されていた猫肖像画に本格的に着手します。個展、アートラッシュTシャツ展、扉絵制作、猫肖像画制作、と充実した夏でした。

9、10月。中断したままの13月世大使館を自力で大工していたのですが、まるで終わらないので、工事が暗礁に乗り上げてしまいます。これには本当に困ってしまいました。猫肖像画の試行錯誤も続きました。このあたりは辛抱の時期でした。

11月。代官山アートラッシュ『カオスな夜』展に、久しぶりにガブリエルガブリエラで参加しました。ガブリエルガブリエラとしては7回目の展覧会です。今回のアートラッシュでの、ガブリエルガブリエラ展示の売上は今までの最高額でした。

樋口恭介さんも展示を観に来られて、少しお話しできたのはとても嬉しかったです。


12月。猫肖像画をご依頼主様に渡せました。

喜んで頂けたようで本当に嬉しかったです。

13月世大使館の工事が13日から始まります。今年の2月からずっと家が工事中なので、早く終わらせたいです。

以上が今年一年の流れでした。

●来年の抱負

去年の「来年の抱負」は忘れてしまったし、進む方向とはあんまり噛み合わなかったので考え直してみました。

1.13月世大使館の運営を開始し、回せるようにしていく
2.心地良く突き抜けた作品を作り、売っていく
3.元気!


【武盾一郎(たけじゅんいちろう)/年末にもう一つ大きなラッキーが欲しい】


◎TimeBankで時間売ってます
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ガブリエルガブリエラ 13月世大使館建設中。インスタ始めました!
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装丁画を担当しています!『星野智幸コレクション・全四巻』(人文書院)

星野智幸コレクションI スクエア
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星野智幸コレクションII サークル
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226413.html


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http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226414.html


星野智幸コレクションIV フロウ
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b278897.html



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■LIFE is 日々一歩(88)[アニメ]
2019年春公開の劇場版アニメの紹介

森 和恵
https://bn.dgcr.com/archives/20181211110100.html

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こんにちは! 森和恵です。今回は、2018年最後のコラムです。

一年って、あっという間ですね。今回は、来年早々に公開される劇場版アニメから、私が見に行く予定のものを紹介します。ほんと、最近アニメの映画が増えてますよ。

まずは、お知らせから。

登壇後のフォローアップを続けてきましたが、次回が最終回です。長い道のりでしたが、楽しかったです。これまでのフォローアップも含めて、下記ページにまとめています。

【Adobe MaxJapan 2018 フォローアップ:r360studio】
https://r360studio.com/seminar/max2018/


さて。では、四本の映画を紹介しますね。同じ年代の方なら、「あの作品が映画に!」というものが一本ぐらいあるかもしれません。


●2月8日公開〈劇場版 シティハンター〉
https://cityhunter-movie.com/


みなさんおなじみのシティハンターが、映画化されます。新宿の町を舞台に繰り広げられる、ハードボイルド漫画作品です。

平成が終わろうとしているこの時に、冴羽さんをもう一度見られるとは。最近のリバイバルブームをありがたく思います。

キャスト、スタッフともに、できるだけ前のチームのままに、新しい作品を作ることができるなんて、奇跡に近いですね。

2015年に30周年記念サイトができて、あちこちでコラボショップを見かけるようになり、もしかして新作をするのかしら? と期待してました。
http://www.hojo-tsukasa.com/ch30/


プロモーションビデオをみると、絵こそ綺麗になっていますが、昔テレビで見ていたハードボイルドな雰囲気がばっちり出ていて、純粋に心待ちにできる作品です。


●2月8日公開〈劇場版幼女戦記〉
http://youjo-senki.jp/


戦場で悪魔のように強くて中味がおっさんの幼女、ターニャ・フォン・デグレチャフが主役の戦争アニメ。

プロモーションビデオの幼女の怒号を聞いた後、ターニャの声が悠木碧さんと聞いたら、驚くでしょう(悠木碧さんといえば、まどか☆マギカのまどか役で有名なほんわか可愛いお声の声優さんです)。

戦場で悪魔のように強くて冷酷なのに、本当は戦場に行かずに後方支援でのんびり過ごしたいと思っているターニャの不運ぶりに、そして、戦場の過酷な物語に心躍らされます。

テレビシリーズが終わってから、二期を心待ちにしていました。劇場版ではありますが、ぜひ見に行きます。


●2月9日公開 コードギアス復活のルルーシュ
http://www.geass.jp/R-geass/


ガンダム以来のロボットアニメのビックネーム、コードギアス叛逆のルルーシュの13年ぶりになる新作です。

待ちました。2016年11月27日、コードギアス10周年のアニバーサリーイベントで「ルルーシュは生きています。新章やります!」と宣言されてから、めちゃめちゃ待ちました。
http://www.geass.jp/lelouch_10th/


テレビシリーズでの復活かと思っていたのが、たった一本の映画であると知らされてがっかりもしましたが、それでも復活を待っていました。

テレビシリーズの最終回では、ルルーシュが死んで幕を下ろすのですが、ファンの間では「ホントに死んだの?」とうわさされていました。

わたしは、ストーリー的に覚悟を決めて死ぬべくしてそうなったのだから、とても悲しいけれど、これがルルーシュの終わりだと思って受け入れていました。最終回をみると、何回でも泣けるほどでした。

でも、そのルルーシュが生きていた……。どうつなげるのでしょうか? どんな風に意味づけして、作品を作るのでしょうか? 私以外のファンも、複雑な心境で待っているのではと思います。

加えて、胃がキリキリするのが、プロモーションビデオを見ても、劇場版サイトをみても、「ルルーシュ」の名前が一切ないのです。

ないってどういうことなのよー!!! まさか、最後に一瞬だけ出すとか、ぜんぜん出ないとかじゃないでしょうねーッ。

など、不安と期待が募るばかりです。ほんとにギアスの制作陣ってば……好き。


●3月15日公開〈えいがのおそ松さん〉
https://osomatsusan-movie.com/


次の六つ子の新作は、劇場版でした。高校生の彼らの物語が描かれるそうです。

……ええ、そろそろ、映画でくるんじゃないかなって、ファンも思っていましたよ。たっぷりお金を落とすので、三期お願いしますね。というATM的な気持ちでいっぱいです。

前売りチケットは、すでに四枚購入しました。ムビチケにキャラごとのクリアファイルや缶バッジ(シークレットで選べない!)がおまけでついてくるのですから、そりゃ複数枚買うことになりますよね。三期三期。
https://osomatsusan-movie.com/ticket/


サイトで公開されたイメージボードやプロモーションビデオを見る限り、夢落ちなのではないかなという予想をしています。

テレビシリーズの本編で登場した、高校生時代の制服が「詰め襟」だったこと。ナレーションに「翌朝、彼らが目にした光景とは……」とあるので、ホントの時間軸じゃなくて、パラレルワールドの話なんだろうなという予想なのです。

おそ松ファンは、考察が大好きなんですよ。答え合わせが楽しみです。

映画公式サイトのトップページにある、制服姿で河原にいる方のイメージボード。誰が誰だかすぐわかったら、ガチファンなのだそうです。気になった方は、チャレンジしてみてくださいね。


●番外編〈聖闘士星矢:Knights of the Zodiac〉

劇場版ではなく、NETFLIXで夏に公開予定のアニメですが、プロモーションビデオが公開されてから話題になっていたので触れておきます。

【聖闘士星矢: Knights of the Zodiac】
https://www.saintseiya-kotz.com


映像を見たら、「全米が泣いた!」っぽいアメリカンなノリ全開で、3DCGでモデリングされた聖闘士たちが動くのに驚かされます。

注意深く見ていると、聖闘士にひとり女の子が混じってます。(ネタバレになるかもなので、あえて誰かは書かないでおきますね)

「週刊ジャンプ」で聖闘士星矢の第一話を読んでいたぐらい前からファンなので、思わず「なんでやねん……」とためいきが出てしまいました。

ネットの反応はどうかなと探ってみると、案の定。

彼のファンにしてみたら、海外に渡ったら推しが女の子になっちゃった! んですから、心中お察しいたします。

理由は定かではないのですが、ネット情報では、「ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)」の一環なのかもという話がでています。

そういえば、最近プリキュアにも男子が登場したとか。

時代の流れなのかもしれませんが、その改変をしてもなお、車田正美の世界観を表現できるのだろうかと、心配になりますね。

いずれにせよ、作品は見てみるまでわからないものですから、来年の夏に見るのを楽しみにしておこうと思います。

……ということで、今回はここまで。

今年最後の締めくくりは、みんな待ってた“しいたけ占い”です。しいたけ.さんの占いは、愛があって、ほっこりした気持ちになれます。

【2019年上半期しいたけ占い | VOGUE GIRL】
https://voguegirl.jp/horoscope/shiitake2019-h1/


わたしの来年上半期は、「天は自ら助くる者を助く」だそうです。自分が進みたいと思う方向に、よい出会いがあるそうなのですが、当たるといいな。

ではまた、次回お目にかかりましょう!
(^^)


【 森和恵 r360studio ウェブ系インストラクター 】

r360studio@gmail.com
https://www.youtube.com/r360studio

http://r360studio.com/



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編集後記(12/11)

●木佐芳男「『反日』という病 GHQ・メディアによる日本人洗脳を解く」を読んだ。中国や北朝鮮といった軍事的脅威がある国難の時代に、防衛のあり方を論議するのではなく、戦力をもたないとした憲法に手をつけるなと主張すること自体、どうかしている。異常だ。それを自覚してこなかったのが戦後日本だ。

GHQが日本人に大がかりなマインド・コントロールを慎重に実践してきたのは、我が国を非軍事化し民主化するだけでなく、アメリカを正当化する狙いがあった。結果、海外では通用しないガラパゴス化した平和主義や、戦前を一方的に断罪する歴史観が醸成され、規模や徹底度で世界に類例のない「護憲」運動が生まれた。今もなお、日本人をマインド・コントロールするのが朝日新聞だ。

歴代政権は自衛隊を「9条が禁じる戦力ではなく、必要最小限度の実力組織だ」と苦しい説明を以て合憲と解釈してきた。そこに戦後日本の自己欺瞞と病理を見る人は左右を問わず多い。筆者は次のような、究極の世論調査を提案する。

設問:憲法第9条2項では「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とされています。しかし、現実には、戦力である陸海空の自衛隊が存在していて、根本的な矛盾があります。これについてあなたのお考えをお聞かせください。
1)憲法9条を護持し、自衛隊を解体する
2)憲法9条を改正し、自衛隊を存続させる
3)わからない、答えない

「自衛隊を国軍として位置づけるべきだ」という論もあるが、それを持ち出すと国民が混乱するから、ここまでは踏み込まない。この調査の目的は、憲法改正の国民投票を前提に、9条をめぐる論点を整理し、国民を啓発し議論を活発化させることにある。啓発が目的だから、何回か繰り返し実施するといい。

この世論調査に憲法学者は狼狽えるだろう。安保関連法案が激論を呼んでいたとき、朝日は憲法学者209人を対象にアンケート調査を行い、回答122人(87人は逃げた)、違憲77人・63%、合憲6人・5%の結果を得た。「だったら、憲法学者は『自衛隊は解散せよ』という論文を書け」と池田信夫が書く。賛成である。

安倍が政権をとって以来、教育基本法の改正や安保法制の成立などで、次々と左派の砦が陥落している。最後の砦であり本丸が憲法9条だ。「護憲派メディアがありとあらゆる手段で安倍つぶしに走るのは、利得・利権の保持以上に、自らのアイデンティティーを死守するために他ならない」。共同幻想は脆い。

あなたたちが他人の云うことを闇雲に信じたり、他人の信じていることを丸呑みしたりすれば、模倣者にはなっても考える人にはなれない。従ってあなたたちは束縛されているのである──イエス・キリスト「心身の神癒」 (柴田)

木佐芳男「『反日』という病 GHQ・メディアによる日本人洗脳を解く」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344032993/dgcrcom-22/



●線譜好き好き。机の上に線譜を飾っている。どちらかというと、樋口恭介さんのTwitterで紹介されているものや、「レイ01」「空飛ぶハート」の方向性のものが好き。

お仕事をお願いしたことがあった。国際演劇学会のメインイメージに使わせていただいた時は、各国の教授陣にとても好評で、ポスターはすぐにはけてしまった。文化庁の助成事業でも好評で、武さんにお願いして良かったと心から思っている。

/しいたけ占いを見てきた。水瓶座の私は「我が道を行く。一番やりたいことをするために自分を整える。」だった。「あまり他人からの評価とか、ほかの人のやり方は気にしないで、『コツコツ、1日1日できることを誠実にやっていく』という作業を大事にしてください。」6月がラッキーなんだって。星占いの「筋トレ」の年報も楽しみだなぁ。

しいたけさんや、ゆかりさんの文章って、占いというより哲学だったり、勇気の湧くアドバイスだったりで、当たる当たらない関係なかったりするのよね。たまにしか見られてないけれど、とても好き。 (hammer.mule)

筋トレ
http://st.sakura.ne.jp/%7Eiyukari/