[5072] 孔子先生は相手に応じて答えを変える◇Orange pico キーボードからの入力

投稿:  著者:



《惑いとは自制心の欠如から起こるものだ》

■まにまにころころ[184]
 ふんわり中国の古典(論語・その47)
 孔子先生は相手に応じて答えを変える
 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

■クリエイター手抜きプロジェクト[630]IoT Orange pico編 
 キーボードからの入力
 古籏一浩
 



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■まにまにころころ[184]
ふんわり中国の古典(論語・その47)
孔子先生は相手に応じて答えを変える

川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
https://bn.dgcr.com/archives/20200831110200.html

───────────────────────────────────

◇明日からは秋ということにしましょう

コロこと川合です。8月だ! 夏だ! サマーだ! って前回言ってたら、その八月がもう最終日。今はどうか知りませんが、私が小学生の頃は八月最終日とは、すなわち夏休み最終日でして。毎年毎年、泣きながら宿題をする日でした。

締め切りが来ないと動かない性分。三つ子の魂百までとは良く言ったものです。

これが中学生になると、少し事情が変わります。先生が科目ごとに代わって、宿題の提出日が九月最初の日ではなく、その科目の最初の授業日になるのです。

八月の最終日に泣きながら宿題をしていた小学生時代とは違い、八月の最終日から数日間、毎日泣きながら宿題をする中学生に……まあ分散されただけ楽になりましたけども。

前回、夏と言えば八月だけど秋にぴったりの月がない、なんて書きましたが、改めて考えてみると、八月が終わると同時に夏が終わり、やっぱり九月からが秋ですかね。中秋の名月というのもだいたいは九月にありますし。今年の中秋の名月は10月1日らしいですが。

ということで、明日からは秋ということにしましょう。明日からは少し涼しくなると信じましょう。明日からは少し涼しくなると祈りましょう。

やー、もう、ほんと、暑い! 明日からでいいから涼しくなって! お願い!

今、天気アプリをみたら、明日の最高気温は今日より3℃も下がるらしいですが、それで33℃って。秋の気温じゃない……

そう言えば、前回の署名の後ろに「春夏冬二升五合」って書き添えていたあれ、「判じ物」という古い言葉遊びの一種です。

「春夏冬」で、秋がないから「あきない=商い」と読みます。

そして昔の計量器具である一升枡(いっしょうマス。一升は約1.8リットル)にかけて、「二升」で「ますます=益々」と読みます。

一升の半分が「五合」なので、半升。「はんじょう=繁盛」と。

つまり、「春夏冬二升五合」で「商い益々繁盛」と読ませるわけです。

判じ物には言葉だけでなく絵のものもありますが、言葉の方は判じ読み、絵は判じ絵なんて呼び分けもされます。私はこの判じ読みのような、いわゆる言葉遊びが大好物で。「春夏冬二升五合」はよく飲食店に書かれているのですが、見かけるとついニヤニヤしてしまいます。

ああ、商いと言えば、弊社はちょうど今日、八月末が決算日。

今日からしばらく毎日泣きながら決算処理をあれこれ進めなきゃいけないことを思い出してしまいました……そろそろ本題に移りましょう。


◎──巻第六「顔淵第十二」二十一

・だいたいの意味
樊遅が孔子先生のお供をして、雨乞いの祭壇の麓で遊んでいた。樊遅が孔子先生に、徳を高め悪心を除き、惑いをはっきりさせることについて、尋ねた。

孔子先生は仰った。
言い質問だ。行いを先にして、得ることを後にする。これは徳を高めることと言えるのではないだろうか。自身の悪心を責め、他人の悪心を責めないことは、悪心を除くことと言えるのではないだろうか。一時の怒りにその身を忘れて、近親を巻き込んでしまうのは、惑いと言えるのではないだろうか。

──巻第六「顔淵第十二」二十一について

弟子の樊遅(はんち)は、以前にもでてきたことがありますが、あまり利発なタイプではない弟子です。

前々回、「顔淵第十二」十で子張が、ほとんど同じ質問をしていますが、答えはかなり違っていて、今回の樊遅への答えの方が少し分かりやすいです。

孔子先生は相手に応じて答えを変えているんですね。

行いを先にして得ることを後にする、というのは「雍也第六」二十二で樊遅が仁について尋ねた時にも、仁者の行動として似た答えをされています。

まずやるべき事をやり、利益のことは後回し。これが徳に繋がるんですね。

悪心、よこしまな心を除くには、自身の持つ悪心を責め、他者のそれを責めることはしない。耳が痛いです。

そして、一時の怒りに我を忘れて周りを巻き込むのは惑い、迷いだと。これはちょっとピンとこないんですが、惑いとは自制心の欠如から起こるものだと、そういうことでしょうかね。これまた耳が痛いです。


◎──巻第六「顔淵第十二」二十二

・だいたいの意味
樊遅が仁について尋ねた。孔子先生は仰った。人を愛すことだと。

智について尋ねた。孔子先生は仰った。人を知ることだと。

樊遅は未だよく分からなかった。

孔子先生は仰った。実直な者を取り立て、曲がった者の上に置けば、曲がった者も矯正されるものだ。

樊遅は退室し、子夏に会って尋ねた。先ほど私は孔子先生にお会いして、智についてお尋ねした。先生は、実直な者を取り立て、曲がった者の上に置けば、曲がった者も矯正されると仰った。どういう意味だろうか。

子夏が言った。示唆に富んだお言葉だなこれは。舜が天下を治めた時、大勢から選んで皐陶を取り立てたので、不仁の者は遠ざかったのだ。湯が天下を治めた時、大勢から選んで伊尹を取り立てたので、不仁の者は遠ざかったのだ。

──巻第六「顔淵第十二」二十について

さっき「雍也第六」二十二で樊遅が仁について尋ねた話を書きましたが、同じ箇所で樊遅は智についても尋ねています。今回また、仁と智を尋ねました。

樊遅、お前何回同じこと聞くねん、なんてことは孔子先生は仰いません。

前回智について先生のお答えは、「民の義を務め、鬼神を敬してこれを遠ざく」でした。義に励んで、鬼神については敬いつつ距離を置く。それが智といえる態度だと。

今回同じく智について尋ねていますが、今回は「人を知ることだ」と。そして、「実直な者を取り立て、曲がった者の上に置けば矯正されるものだ」と。

実直な者を取り立て曲がった者の上に置け、という話は、「為政第二」十九で孔子先生は哀公にも同じ話をしています。

同じ質問でも相手によって答えを変える孔子先生ですが、今度は同じ相手から同じ質問をされた時には、また違った角度で答えてくれることが分かりました。

それでも分からず、同門の仲間に相談する樊遅。

まあ今回、それで樊遅が分かったのかどうかは不明ですが、なんとなく孔子門下の雰囲気が垣間見える話でした。


◎──巻第六「顔淵第十二」二十三

・だいたいの意味
子貢が友というものについて尋ねた。

孔子先生は仰った。忠告して善をもってこれを導く。それが適わなければ、引く。自ら辱められることの無いように。

──巻第六「顔淵第十二」二十三について

友達付き合い、友情というものは、相手が間違っている時には、誠意をもって善へと導くべきだが、相手が聞き入れない場合は、いったん引いて待ちなさい。嫌な思いをしないようにね、と。

これはそのまま現代でも参考になりますね。

孔子先生ってなんとなく、人付き合い苦手そう(失礼)なイメージでしたが、ここを見る限り、まったくそんなことなさそうです。

いやあ、これがなかなかできなくてケンカになるんですよねえ……


◎──巻第六「顔淵第十二」二十四

・だいたいの意味
曾子が言った。君子は文をもって友を集め、友をもって仁を助ける。

──巻第六「顔淵第十二」二十四について

君子は、学問や教養で友を引き寄せ、その友との付き合いが仁の心を育む、と。

教養を深めようとすると同好の士が集まってきて、そして互いに高め合うことに繋がるんですね。そしてその輪がさらに広がり好循環が生まれる。

……そう思ってこうして論語を読んでるんですけど、友はいずこに。


◎──今回はここまで。

これで巻第六「顔淵第十二」は終わりです。次は巻第七「子路第十三」へ。

六巻まで読み終えました。あと四巻です。文庫本一冊だと高をくくっていたら、さすがというかなんというか、読み応えありますねえ。

最後まで読めば、友達も増えるんでしょうか。

この暑い暑い暑い夏が終われば、読書の秋。せっせと読み進めていきましょう。

あ、そうだ『麒麟がくる』もついに再開しましたね。桶狭間の戦いも終わり、足利義昭も現れて、今後ますます光秀と信長が深く交わっていきます。

コロナ禍で麒麟がこない状況でしたが、そのおかげというか、大河で歴史考証を何度も務められている小和田哲男先生がYouTubeを始められました。

・「戦国・小和田チャンネル」
https://www.youtube.com/channel/UCtWUBIHLD0oJ7gzmPJgpWfg


大河と合わせて、こちらもぜひお楽しみください。


【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
https://www.facebook.com/korowan

https://www.facebook.com/caputllc

夜になると虫の声も聞こえ始めているんですけどね。それでも熱帯夜……


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■クリエイター手抜きプロジェクト[630]IoT Orange pico編 
キーボードからの入力

古籏一浩
https://bn.dgcr.com/archives/20200831110100.html

───────────────────────────────────

今回は、Orange pico(Orangino)でキーボードからの入力について説明します。最初に、定番の数あてゲームを作ってみます。

多くのBASICでは、キーボードからの入力用の命令としてinputが用意されています。Orange BASICでもinput命令がありますので、まずはこれを使って数値を入力してみましょう。inputの後に入力した値を入れる変数を指定します。入力した値を表示するプログラムは、以下のようになります。

10 input n
20 print n

runと入力し、実行してください。行の先頭に?マークが表示され、その後にカーソルが点滅します。この状態がキーボードからの入力待ちになります。数値を入れたら、リターンキーを押します。入力した数値が表示されます。

なお、間違って文字列を入れてしまうと、0が表示されます。文字列を入力してもエラーで停止しません。

なお、nは整数値しか扱えませんので、入力時に2.15と入れても表示されるのは2になります。小数点以下も処理したい場合は、文字列変数に入れてから変換する必要があります。

10 input n$
20 print val(n$)

inputでは入力時に文字を表示することができます。(プロンプト表示)以下のようにすると、Your name? の文字が表示され、そのすぐ右側でカーソルが点滅し、入力待ち状態になります。

10 input "Your name?",name$
20 print name$

それではinputを使って、数当てゲームを作ってみましょう。最初に1〜10までの乱数を発生させ変数に入れます。inputで入力した数と一致しているか調べます。一致している場合は、Goodの文字を表示します。そうでない場合はMissの文字を表示します。

10 a=rnd(10)+1
20 input "Number?",n
30 if a<>n then print "Miss":goto 20
40 print "Good"

ifはelseを使って条件を満たさなかった時の処理を書くことができます。上記のプログラムは、以下のように書くこともできます。

10 a=rnd(10)+1
20 input "Number?",n
30 if a<>n then print "Miss" else print "Good":end
40 goto 20

なお、:(コロン)を使うと複数の命令をつなげて書くことができますが、期待通り動かないことがあります。リファレンスにそう書いてあるので、なるべく1行に1命令を書くようにした方がよさそうです。

Orange BASICには、条件付きで繰り返すwhile〜wendがあります。これを使って書くと以下のようになります。whileの後に条件式を書きます。この条件が成立している間は、無限に繰り返します。

10 a=rnd(10)+1
20 while a<>n
30 input "Number?",n
40 if a<>n then print "Miss"
50 wend
60 print "Good"

whileの繰り返しから強制的に抜けることもできます。この場合、break whileを使います。上記のプログラムを、break whileを使ったものに書き換えると、以下のようになります。

10 a=rnd(10)+1
20 while 1
30 input "Number?",n
40 if a=n then break while
50 print "Miss"
60 wend
70 print "Good"

ちなみに、whileに戻るcontinue whileという命令もあります。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/


今月28日にようやくInDesign自動化本が発売されました。自動化本の経緯については次回のデジクリで。

・InDesign自動化サンプルプログラム
https://www.amazon.co.jp/dp/4844379070


今年は長雨で農作業が一か月間ほどできず、スケジュールがどんどん詰まってしまうという何ともな状態に。まあ、今年に限らず最近は天気がおかしいので、まともに作業できる方が珍しいのかもしれませんが。

一か月前に終わってるはずの作業が未だに終わってなくて、いろいろ詰まり気味。でも、幸い(?)コロナウイルスの影響で、各種イベント・講座、撮影関係が中止になっているので、その点、楽と言えば楽。なんにせよ、イベントがないと人間的な生活ができて快適です。

・創って学ぼうプログラミング
https://news.mynavi.jp/series/makeprogram


・8K/4K/ハイビジョン映像素材集
http://www.openspc2.org/HDTV/


・クリエイター手抜きプロジェクト
http://www.openspc2.org/projectX/

 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記(08/31)

●偏屈BOOK案内:百田尚樹「バカの国」

この本は「百田尚樹チャンネル」の会員向けに配信しているメルマガの文章から、「バカ」をテーマにしたものを抜き出し、加筆・修正してまとめたもので、多様なバカが次々に出てきて楽しいが、数年前の記事なので鮮度がイマイチというか、正直、少々物足りない。そこでガツンと読ませるのは、18ページもある「怒りの長い長いまえがき」で、令和2年3月20日の執筆である。

筆者が何よりも呆れたのは、この新型コロナ肺炎に関連する騒動で驚くほどのバカが次々に現れたことだ。「新型コロナ肺炎」という呼び方はしっくりこない。中国の武漢発ということで、「武漢肺炎」と呼ぶことにした。ナイス・ネーミングというか、それしかないだろう。ところが、いつのまにか「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」となり、中国起源という真実が希釈された。

「武漢肺炎にまつわる一番のバカは政府です。お隣の中国で未知のウイルスによる感染症が大量に出ているにもかかわらず、政府の態度はまるで対岸の火事を眺めているような感じでした」。筆者は武漢封鎖の前日(1/22)にツイッターで「中国からの観光客は一時ストップするべきだと思う。国と国民の命を守るとはそういうこと。経済的には打撃で、一部の業者は悲鳴を上げるだろうが、もし病気が大流行したら、国の打撃のほうがはるかに大きい」と書いた。

1/24「日本は対応を誤ると甚大なダメージを被る」「カミュの『ペスト』は、ペスト発生により封鎖された都市の中で生きる人々を描いた小説だ。これは一種の寓話だが、今それと同じことが中国で起こっている」 1/25「もし東京で1%の人が新型肺炎に罹患したら10万人。その時は、東京の都市機能は麻痺する。

もちろん経済もガタガタになる。(中略)それがわかっている大臣や国会議員がいないのが、私たちの不幸」「今回の日本政府の対応は、まったくダメ! 安倍政権の危機管理能力はゼロに近いことが露呈した。もちろん野党もメディアもだ」。筆者の警鐘は政府に届かず、日本は何のアクションも起こさないまま春節を迎え、中国人観光客を入国させたため、今日の惨状に至ったのだ。

二番目のバカは、今回も国のことより政府を攻撃することだけに夢中の野党である。国内で感染が確認された1月、国会では武漢肺炎に対する質問はほとんどなく、前年から続けている「桜を見る会」をまだやっていた。政府の感染無対応を非難する声はゼロ。ようやく3月に入って「政府の対応が遅いと」と言い出す始末。野党の毎度の後出し「ジャンケン」とイチャモンにはうんざり。

三番目のバカはメディア。楽観的で、武漢封鎖の翌日の朝日「素粒子」は「中国人を排除するより、ともに手を洗おう」と間抜けなことを書く。テレビのコメンテーターは「インフルエンザより怖くない」「マスクなんかいらない」と信じがたいコメントをする人多数。3/13朝日新聞編集委員のツィッターは「あっという間に世界中を席巻し、戦争でもないのに超大国の大統領が恐れ慄く。

ある意味で痛快な存在かもしれない」ときた。誰が不幸になろうが事件が起これば嬉しいという朝日の本音が出たのだろう。四番目のバカは地方自治体の首長たち。緊急用に備蓄してある防護服やマスクなどを、大量に中国に寄付する知事が続々。多くの市民や病院でがマスクが手に入らず困っていたときにスタンドプレー。五番目のバカは、マスクの払底をチャンスと高額で転売した輩。

ネットオークションで900万円近く売り上げた県議もいる。卑劣なクズどもだ。六番目のバカはわたしたち国民。政府、野党、メディアに対して非難の声をほとんど上げることなく「どうせたいしたことにはならないだろう」と高をくくり、のんびり構えていた。いつもならすぐデモをやるプロ市民や活動家もまったく動かない。日本中が「正常性バイアス」にかかっていたからだ。

筆者が1月末に武漢肺炎の脅威と政府の無策についてツイートした際、「煽るな」「騒ぎすぎだ」「根拠なく発言するな」といったリプライが殺到。筆者がこの文章を書いたのは3月半ば、この本が出版されるのは4月下旬。「(その頃には)すっかり収束しているかもしれません。その時は皆さん、大いに私を嗤って下さい。私はそうなることを願っています」……嗤えなかった。(柴田)

百田尚樹「バカの国」 新潮新書 2020
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106108631/dgcrcom-22/



●スペイン風邪は、スペイン発祥ではない。スペインでの流行が大きく報じられたため、とWikipediaには書かれてある。武漢で発祥したかどうかは不明だが、武漢での流行が最初に報じられたのだから、武漢肺炎でもいいと思う。

が、最初に本格的な薬やワクチンが作られた都市や会社名にして、人々を救ったと語り継ぐとか、その都市や会社に命名権があるとかだといいのになぁ。新星の命名みたいに。それまでは「新型」でいいから。

私が新型コロナウイルスを知ったのは、お昼のワイドショー番組。武漢で病気が流行ってて、診察が受けられない、何時間も待っている、治療を受けられないまま亡くなっている人がいる、というもの。

ぞっとした。あの映像を見ていたから、早めに動けたと思う。ありがとう、ワイドショー。政治家の偉い人たちがあの映像を見てたらなぁ、見ている人が助言できていたらなぁと思う。続く。(hammer.mule)