《夫婦揃って毎週負け続け(笑)》
■装飾山イバラ道[273]
「プロジェクト・ブルーブック S2」その後と宇宙人の今昔
武田瑛夢
■Scenes Around Me[78]
小川てつオくんのこと[12]
イベント「ヨパクラ」で撮った写真[2](2001年10月〜2002年5月)
関根正幸
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■装飾山イバラ道[273]
「プロジェクト・ブルーブック S2」その後と宇宙人の今昔
武田瑛夢
https://bn.dgcr.com/archives/20200901110200.html
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「プロジェクト・ブルーブック S2」は、その後も楽しく見ている。地味なトーンの作品なので「楽しく」と言うのが合っているかはわからない。
※この後、ドラマのネタバレというかあらすじですので、未見の方は要注意。
●謎の美女スージー
空軍のクイン大尉の職務に忠誠な愛国心と、天文物理学者のハイネック博士の未知への探究心がドラマの要。二人の絆も深まってきた。
・プロジェクト・ブルーブック S2
https://jp.history.com/rec/pbb_s2/
登場人物は相変わらず少なくてよろしい。私はかっこいいクイン大尉と恋愛関係になっている、きれいなスージーが好き。ハイネック博士の妻のミミの友人という位置付けだけれど、秘密の多い謎の美女として画面に彩りを与えてきた。ブロンドで目鼻立ちはっきり。バービー人形みたいなナイスバディで美しい。
どうやらスパイ活動をしているようだけれど、スパイ対象のクインに情が移っていることがスパイ仲間にバレてきて、実にヤバイ。
結局は仲間に殴り殺されて、森の中に掘った穴に埋められてしまう。しかし、仲間の殴り方が甘かったのか、穴から生き返るというビックリの展開。
もしかしてこの女こそ、地球上のものではないんじゃないかと思ったのは、私だけだろうか。
生き返った後は、まだ森の道路の車脇にいたスパイ仲間の男をスコップで殴り返し(スマッシュヒット)、車で轢いて帰るという軽やかな倍返しを、能面みたいな顔でこなしていた。トドメを忘れない容赦のなさと、腕の確かさ。
殺されかけて土がついたままの美女の、この復讐シーンは、スージーファンを増やしたに違いない。
スージーのスキルの高さは、おそらく出てくるスパイの中で一番本物。離れて暮らす小さな娘がいるらしく、娘の命を守るためにやむなくスパイとして働いているらしい。
いつ命を奪われてもおかしくない、ヤバいスパイ活動なのは最初から感じられたけれど、とうとう殺されてしまった時は残念でしかたがなかった。それが復活して復讐の倍返し。
「半沢直樹」も楽しく見ているけれど、女の倍返しを見たいならこっちも良いですよ。
●宇宙人の今昔
ドラマはもうそろそろ終わってしまうので、最近の都市伝説ブーム(?)で語られている、宇宙がらみの情報との違いを少し。
当時アメリカのプロジェクトブルーブックは、UFO研究、調査、捜査が行われていた。同時に、一般の国民への説得力のある説明で、不安を取り除くことが目的だ。
戦後、空からやってくる謎の飛行物体への不安は、政治不安にもつながりかねない。民衆心理をどう持って行くかは、大きな軍の職務でもあったようだ。
ハイネック博士たちの調査が進むと、軍の依頼でプロジェクトを受けたはずなのに、軍が何かを隠しているらしいことに行き当たる。自分たちにもだ。
軍はUFOや宇宙人の目撃情報を調べているのではなく、どこまで一般にバレているかを知りたいがために、ハイネック博士たちに調査をさせているのか。
そしてパイロットが遭遇したというUFOの体験の中で、相手が心に訴えかけてきたというようなことが語られる。
UFOに遭遇した人々は、見たこともないモノを見た以上に、メンタル的に接触された体験に大きなショック状態に陥る。
目撃者の家族が、「あの人はあれ以来、人が変わってしまった」と答えるようなケースだ。体感的にこの地球のモノではなかったと確信し、誰に説明しても信じてはもらえない孤独に陥るようだ。当時の体験というのは壮絶で、暗いものが多かったのだ。
がしかし、最近のYoutubeでは宇宙人が動画を配信している。この場合は、宇宙人の意識を身体に憑依させて、人間の言葉で話す、といったことのようだ。
こちらの場合はもっと明るく、私たちの社会が幸せになるための心の持ち方を教えてくれるようなものが多い。さらに最近は、今は地球人だけれど、前世が(?)宇宙人という人もいるみたい。
それこそ信じるか信じないかはあなた次第だけれど、単純に再生数かせぎではなさそうな、興味深い内容も多くて面白い。
昔と比べて、たったの50〜60年くらいでこの違いだ。人間の進化は、精神の進化と切り離すことは出来ない。見ようとするものが見え、知ろうとするものを知ることができる時代。
私は隠蔽工作ができた時代のドラマを見ながら、何も隠せない時代の訪れを感じている。
【武田瑛夢/たけだえいむ】
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/
任天堂のゲーム「リングフィット アドベンチャー」を買いそびれて、毎週アマゾンの売り出し時間になると見張っている。おうちで過ごす時間、ゲームはちょうどいい。
定価販売アラートサイトも見ているけれど、結局は粘らないと無理なようだ。この売り出しも必ず決まっているわけではないので、時間もマチマチ。
このゲーム、1.5倍の価格ならいつでも買えるのだけれど、定価にこだわる人たちも多い。私も既に意地かもしれないけれど「リングフィットを定価で買うゲーム」の真っ最中で、毎週負け続けているわけだ。
カートに入れるまでは良いのだけれど、そこからがエラーの出まくりで、いつの間にか完売している(泣)。
夫はヨドバシの抽選販売担当。夫も毎週負け続け(笑)。また来週も、定価で買えるかゲームに参加予定。そろそろ皆が入手して、倍率が減ってもよい頃だと思うのだけれど。
「リングフィット アドベンチャー」
https://www.nintendo.co.jp/ring/
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■Scenes Around Me[78]
小川てつオくんのこと[12]
イベント「ヨパクラ」で撮った写真[2](2001年10月〜2002年5月)
関根正幸
https://bn.dgcr.com/archives/20200901110100.html
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前回に続いて、ヨパクラ(ヨヨギ・パーティー・クラブ)で撮影した写真を紹介しますが、ヨパクラに参加した期間が長く、撮影した写真も多いので、時系列で各回の写真を拾っていくことにします。
2001年10月7日
この日も暗くなってからの写真しかありません。
日が暮れてから冷え込んで、BBQ用のグリルに木材をくべて、焚き火をしたようです。
火が大きくなった時の写真を何枚か撮っています。
ヨパクラの発起人の一人であるマイアミくんが写っています。
マイアミくんは、岡画郎の岡さんが現在も建設を続けている蟻鱒鳶ルの名付け親です。
2001年11月4日
この年最後のヨパクラ
この日は日没でパーティーを終了すると言われて、早めに行ったのかもしれません。日中に写真を撮っています。
池のほとりを歩く岡さん。となりに写っているのはいちむらみさこさんだと思います。
いちむらさんは、小川てつオくんと代々木公園でテント生活を行うようになります。
個人的に、いちむらさんと知り合ったのは2003年5月に居候に来たてつオくんと、いちむらさん宅に遊びに行ったのが最初でした。
いちむらさんがヨパクラにも顔を出していたのは、今回ネガを調べて初めて知りました。
2002年3月24日
2002年最初のヨパクラだと思います。この日は日中から夜にかけて過ごしました。
ひょうたん池のほとりでギターとピアニカでセッションを行っています。
三脚を立ててシャッターを長めに開けたので明るく写っていますが、皆が集まっている近くの木を日没後に撮った写真だと思います。
2002年5月5日
この日は夜の写真のみ。
DJを行うてつオくん
てつオくんのまわりでセッションを行っています。
【せきね・まさゆき】
sekinema@hotmail.com
http://sekinema.com/photos
1965年生まれ。非常勤で数学を教えるかたわら、中山道、庚申塔の様な、自転車で移動中に気になったものや、ライブ、美術展、パフォーマンスなどの写真を雑多に撮影しています。記録魔
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編集後記(09/01)
●偏屈BOOK案内:左巻健男「理科の謎、きちんと説明できますか?」
「文系もすっきり納得の20話」とサブタイトル。この本で取り上げられた話題は、みな小学校・中学校で学んだことである。子供の頃はまあまあお利口さんのほうだったし、高校では「生物部」の部長だったから、理数科系は得意のはずだが、数学と物理では追試を連続のトンデモ劣等生だった。……変な自慢。
それでも科学やSFが大好きで、けっこうまじめな読書少年ではあった。そして、わかったつもりになっていた。ただ専門用語を知っただけで、意味を正しく理解していない。クイズで正解を得られても、説明はできない。この本を見つけて、わたしは文系だがたぶん子供時代に学んだことだから、ひさしぶりに復習してみようかなと、お気楽にページを開いたら……、難解ホークスだった!
といってもわかんないダシャレか。南海ホークスとは、福岡ソフトバンクホークスの前々身球団である。第1章は自然現象の謎、第2章はテクノロジーの謎、第3章は生き物の謎、第4章は宇宙の謎、計20話。きちんと説明できますかどころか、どれひとつわからない。直流と交流の違いがよくわからない。「フレミングの左手の法則」って、昔は知っていたが今やなんのことか忘れている。
酸性とアルカリ性の違い、テコの原理、なぜ鉄が磁石にくっつくのか、金属に電気が流れてなぜゴムには流れないのか、月の満ち欠けと潮の満ち引きの関係性、高気圧=晴れの図式など、分るようで分らない、重さや角度を変えても振り子の往復時間は変わらない理由も忘れた。昔は納得していた、理解していた、はずである。いまや手も足も出ないとは、わたしどれだけ退化したんだ。
惑星は「惑う星」だが、その意味は中学校理科の「太陽系」の単元で学ぶ。これを小学生に説明しようとすると、なかなか難しい。我々年寄りは太陽系の惑星を、太陽に近い順から「すいきんちかもくどってんかいめい」と覚えたものだが、2006年に冥王星はサイズが小さすぎて「準惑星」という分類になった。
太陽系の惑星は、1)太陽の周囲を回っている星であること 2)十分な大きさがあり、ほぼ球形であること 3)その引力によって軌道上のほかの天体を追い出してしまっているもの、という条件も加えられている。なぜ惑星は惑う星なのか。これを知りたかったんだよ〜。中学で習ったはずなんだけどなあ。
「太陽系の惑星は地球から非常に近い場所にあり、それぞれが異なる周期で太陽の周囲を回っている。その結果、惑星は地球から見ると、夜空に輝く多くの恒星の間を縫うようにして『惑って』いるように見えるのです」。惑星が太陽の周囲を一周するのにかかる時間を公転周期といい、それは太陽から遠いほど遅くなるという法則があり、地球がおよそ365日であるのに対し、火星は687日、木星は11.86年、土星はなんと29.46年だ。知らなかったことばかり。(柴田)
左巻健男「理科の謎、きちんと説明できますか?」PHP研究所 2019
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569843816/dgcrcom-22/
●昨日の続き。鎖国が遅かったわりには、罹患者が少ないようにも思う。多くの日本人は慎重なんだろう。
病院や老人ホームでクラスター発生って報道されるけれど、どれだけの数の病院や老人ホームがあるのか考えると、よく阻止されているなぁと頭が下がる。
最近驚いたのがイソジン記者会見。その日は昼食が遅れ、記者会見の生中継をたまたまテレビで見ていた。発表の途中で、イソジン売り切れるかもと母にメールした。
まだ検証中だが、新型コロナは喉にウイルスがつく他のと違い、舌のまわりにつく、ポビドンヨードでのうがいが有効、実際に病院で〜というような話の途中で中継は打ち切られた。は? いや、ここからが大切でしょうよと。続く。 (hammer.mule)