《けっきょく振り出しに戻る》
■ネタを訪ねて三万歩[196]
iPhone5s退役、次は何? 4択の楽しみ
海津ヨシノリ
■ネタを訪ねて三万歩[196]
iPhone5s退役、次は何? 4択の楽しみ
海津ヨシノリ
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■ネタを訪ねて三万歩[195]
iPhone5s退役、次は何? 4択の楽しみ
海津ヨシノリ
https://bn.dgcr.com/archives/20210205110100.html
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ついに、7年間愛用して来たiPhone5sの退役のタイミングが来ました。いや、少しオーバーな表現でした。まだまだ一応使えますが、インカメラが完全に昇天していて、風呂場で撮影したような結果になってしまったのです。
昨年末、オンライン登録でインカメラが必要なシーンに遭遇し、郵送処理に頼るという間抜けな事件を体験しました。もうアウトです。ふだんインカメラなんて使わなかったので、いつダメになっていたのかもわかりませんでした。
一年前にバッテリーを交換しました。もしかしたら、その時に壊れたのかもと思ったのですが、露出計アプリで頻繁にインカメラを使って入射光を計っていたので、壊れたのは最近だと思います。
インカメラの問題を無視しても全体的に動きが鈍く、新しいOSでは荷が重いと感じていました。OSのアップデートで段々重くなってしまうのは、お約束の展開なのでしょうね。
なにより、7年間も使い続けていて、気がつくと周りがiPhone12 Proばかりなので、ちょっと時代のズレを感じてしまったわけです。
丁寧に使い続けることは大切ですが、一定のサイクルで新しい環境にしていかないと、取り残されてしまいますからね。そんな観点からは、もう少し早く機種変更してもよかったと後悔しています。
iPhone4(2010年)、iPhone5s(2013年)と使ってきたので、2016〜7年頃にiPhone7またはiPhone8あたりを、ゲットしていてもよかったと少し反省。次は2024年あたりかな?
そうは言っても、選択肢はiPhoneだけである必要もなく、実は色々と研究していました。Google Pixel、Sony Xperiaです。
Androidに対してのネガティブなイメージはないので、色々と調べてみました。ただし、どうもシックリこないのです。うまく説明ができません。
iPadを使っていることも、影響しているのかもしれません。いや、そうではないという感覚かな。やはり周囲がiPhone100%だからかもしれません。けっきょく振り出しに戻って、iPhoneに絞り込みました。
そうなると選択肢は、最新機種のiPhone12となります。ただし、指紋認証が使えないのは最大のネック。顔認証だとマスクしたままではつらいですからね。
ここで「やっぱりAndroidかな〜」と、またしても振り出しに戻りました。機能的にしっかりした機種だと、iPhoneの廉価版とあまり価格が変わらない現実は無視できないですね。
少し脱線しますが、PCもOSに依存する時代はすでに崩壊しつつありますね。アプリの多くはクラウド化の道を歩み始めています。
昨年、大学のオンライン授業でも、Windows、macOS、Android、iOSでも使えるツールって、オンライン版しかないことを改めて痛感しました。
だとすれば、とりあえずサイトが確認できればいいのです、という結論になります。データはクラウド保存なので、重要ポイントはネットアクセスが高速ですかね〜。
ただ、まだ少し早過ぎる感もあるので、次の買い換え時期に問題は先送りし、とりあえず今回はiPhoneでいいかも、という逃げの結論を選びました。実はもうひとつの理由があるのですが、それは次回のネタなので、今回は伏せます。
そうなると「SEでもいいんじゃないの?」となるわけですが、価格も安くそれはそれでOKと一度は決め込んだのです。ただし、2年ごとに買い替えるつもりはない(多分)ので、それだったら最新機種ということです。結局12の中から選ぶことになりました。問題は機種選定。
特 iPhone12 Max
松 iPhone12 Pro
竹 iPhone12
梅 iPhone12 mini
超広角:13mm相当F2.4 画角120度
広 角:26mm相当F1.6
望 遠:65mm相当F2.2(Pro、Max)
の4択ですね。個人的には13mm相当の広角レンズが一番の魅力です。つまり、それを基準に考えれば、どのタイプでもOKとなります。
Maxはサイズ的にタブレットのようで、そもそも持ち歩く気はしないので論外。Proは私にとってほとんど用途のない、望遠レンズ付きだけが特徴。いや、LiDARスキャナー、ナイトモードやApple ProRAWデータはかなり魅力的です。でも、デジタルカメラを持ち歩いているので「必要ないかも」という結論。
そうなると、無印はベストかなと思ったのですが、微妙なサイズ問題で機能が同等なら、小型のminiがベストだろうということで、iPhone12 miniに決めました。
色々とガジェット類やカメラを持ち歩くので、小さい方が理想的だからです。実はこの決定までに、2か月かかっています。一番最初に勘違いしたのが、遅延した理由です。それは、超広角が使えるのはProだけだと思っていた点です。どこで早とちりしたのかは記憶がありません。
ただし、ここで2週間ほど最終結論を出さずにいました。iPhoneの買い換えはプライオリティーが一番ではなく、他にも色々と買いたいモノがあったので。
購入はオンラインのAppleストアで済ませました。ショップだと言葉巧みに迷わされ、色々と面倒なことになるので。もちろん、5G手続きはしていません。これまでのままでも、とくに問題ないですから。
こうして退役したiPhone5sは、家の中でWiFiにて予備として今も現役です。固定してビデオとしても使えるので、色々と遊んで(Blogネタ)みたいと思っています。
■えこひいきミュージックと映画
"Invisible Sue" on Directed by Markus Dietrich in 2018(DE)
邦題「インビジブル・シングス 未知なる能力」。アクシデントにより透明になる能力を得た12才の少女と、世界征服を目論む悪の組織との戦いを描いたジュブナイル作品。
大人の目線で見るとメチャクチャ物足りないかも知れませんが、とてもいい作品だと思います。最後に「えっ。これで続編作るの?」といった、サービス精神旺盛なシーンもあります。個人的にはとても気に入った映画でした。
主人公・スー役のルビー・M・リヒテンベルクもキュートですが、私は相棒の一人となる、カヤ役のアンナ・シリン・ハベダンクがいい味を出していると思います。
誰かが死んだりするシーンもないので、小さい子にもお薦めです。ちなみに、ドイツの映画なので基本ドイツ誤なのですが、所々に英語が出て来て興味深く見られました。
たとえば、"Alles Gute zum Geburtstag" と書くシーンで "Happy birthday" と書くように、会話の中にかなりの頻度で英語が入っていること。
でも考えてみたら、我々もトンデモナイ頻度で英単語使っていますからね。あと100年もしたら、どの人とも英単語でそこそこの会話ができるようになるかもしれませんね。
映画『インビジブル・シングス 未知なる能力』予告編
"あかね雲" by 川田ともこ 1977(日本)
個人的には演歌系はまったく聴かないのですが、この「必殺シリーズ」のエンディング曲のいくつかは、妙に体に染み込んでいます。たぶん、効果音でガンガン使われていたからでしょう。
第一作の「必殺仕掛人(1972)」のエンディング曲「荒野の果てに」も、それ以降の作品には必ず効果音的に使われていました。
ちなみに、1991年の「必殺仕事人・激突!」までの全30作の中で、最高傑作と言われているのが1977年に放映されたシリーズ10作目の「新・必殺仕置人」。
中村主水(藤田まこと)/念仏の鉄(山崎努)/己代松(中村嘉律雄)/正八(火野正平)/おてい(中尾ミエ)の仕置人達と「寅の会」の物語のエンディング曲が「あかね雲」です。作詞:片桐和子 作曲:平尾昌晃。
ドラマのイメージと歌唱力が、ベストマッチの曲ですね。後から知ったのですが、当時の川田ともこさんは、12才でこの曲をリリースしています。12才バージョンも驚きの歌唱力ですが、1985年に20才で吹きこんだバージョンの完成度は半端ないですね。
必殺仕掛人 エンディング 「荒野の果てに」 Full 山下雄三
新・必殺仕置人 エンディング 「あかね雲」 Full 川田ともこ 1977 12才時
川田ともこ「あかね雲」(1985年版) 20才時
【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/お菓子研究家
諸般の事情で6色クレヨン(ベビーコロール)を、年明けからガンガン使っているのですが、これが凄く楽しいんです。先端が太いために、細かい描画は出来ないわけです。しかし、それはハンデではなく味わいになりますね。
なまじ先端の細い鉛筆だと、ついつい細かく描いてしまうので、クレヨンでお絵かきはとても新鮮です。ちなみにイシコロールも楽しそうで興味津々。
ルールとしては、「6色限定で、ラフなイメージを、大量に溜まったプリント用紙の裏面に素早く描く」です。突然これを始めたのは、ズバリ、省略の練習です。
頭でわかっていても、実際に手を動かして、瞬時に描くのは本当に新鮮であり、気分転換にもなります。もちろん、ときどきは左手で描くことも忘れません。私にとっては頭の体操ですね。
ベビーコロール ベーシック・アソート 6色
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004N3B022/dgcrcom-22/
icicolor(イシコロール)6色セット
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00VDPYAFW/dgcrcom-22/
yoshinori@kaizu.com
http://www.kaizu.com
http://kaizu-blog.blogspot.com
https://www.facebook.com/yoshinori.kaizu
https://twitter.com/Yoshinori_Kaizu
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編集後記(02/05)
●偏屈BOOK案内:大塚ひかり「昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか」草思社 2015
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794221177/dgcrcom-22/
昔話の主人公に「老人」が選ばれるのは、二つの理由があると筆者はいう。
一つ目は老人の「社会的地位の低さ」にある。有力な働き手と成り得ない非力な老人は、貧しく不安定な社会では、基本的に「社会のお荷物」である。
でも、神仏の助け、動物の助けで豊かになったり、あるいは知恵と知識の力で危機を逃れるという昔話の展開には、「逆転劇」のような面白さがある。
「徒然草」では「老いて『智』が若いときよりまさっているのは、若い時の容姿が老いたときよりまさっているのと同様である」と、老人の特徴として「智」をあげている。このことは、昔話の多くの語り手が老人であることと関係する。そして、老人は故事や過去の歌などを問い合わせるのにはうってつけの存在だ。
認知能力が衰えているという老人の特徴も、閉塞状況を打開し、「逆転劇」をもたらす要素になっている。昔話や古典文学は、マイナス要素であるはずの老醜さえ、時には武器になると教えてくれる。さらに体力のなさも、物語を突き動かし、主役の運命を不幸から幸へ、貧から福へ逆転させる原動力ともなる。
老人は共同体での地位の低さであったり、心身の衰えといった弱点ゆえに、思わぬダークホースとなって物語を動かす。そもそも弱者が強者を倒したり、主役を助けたりといった「意外な力」を発揮して、その存在感を示すというのは、古今東西の物語のパターンである。
そして老人が主役である二つ目にして最大の理由が、「老人そのものがもつ物語性」にあると筆者はいう。
昔話には「隣の爺」と呼ばれる型がある。「良いお爺さん」の「隣」に「悪いお爺さん」が住んでいて、良いお爺さんが知恵や親切で、神様や動物の恵みを受け金持ちになったのを羨んで、中途半端にその真似をし、ひどい目にあうというパターンで妙に現実味がある。
老人がこのように、はっきりとした善悪の対象として描かれるのは、老人そのものがもつ極端さ、年とともに「極端化するキャラクター」に起因するらしい。極端化……わたしもそうかも〜。
「年を重ね経験を積むにつれて、怒りっぽい人はより怒りっぽく、優しい人はより優しく、個性が特化して、所得格差も開き、境遇もバラエティに富んでいきます。1990年代の大半を〈変人を探しもとめる〉旅に費やしたという都築響一は、日本中で出会った変人のうち、もっともクリエイティブというか、多産にしてオレサマ人生を疾走していたのは、なぜか圧倒的にじいさんなのだったといいます」。
「老人ほど容姿、言動、性格において、変化に富んだ存在はありません。これが同じ人間か、と驚くほどです。老人は『キャラクターが立っている』のです。そういう極端さが、神にも鬼にもなり、『いいお爺さんと悪いお爺さん』という書き分けにつながっている」
「昔話が語り口の面白さにあるとしたら、こうした老人ほどふさわしい存在はないでしょう」。わたしは編集者時代に、女性スタッフがわたしに向けた「鬼……」というツブヤキを聞き逃してはいない。当時は中年後期だったか。(いいお爺さん:柴田)
●airClosetを使ってみた。ドラッグストアの懸賞で一ヶ月分が当たったのであった。スタイリストが選んだ洋服を、宅配でレンタルできるサブスクのサービスで、気に入ったものは買い取りできる。
ウェブで、自分の好きなテイストを選び、要望やサイズを記入。顔や全身写真をアップロードすることもでき、それをもとにスタイリストさんがチョイス。
自宅で洗濯してもいいし、染みがついてもいい。次の人へはクリーニングされたものが送られる。なので気楽に着られるのがいい。
当たったのはレギュラープランで、月9,800円で何度でも交換できるもの。返送費用すらかからない。ライトプランは月6,800円で、交換は月1回。どちらもXS〜Lまで対応。L〜3Lまで対応しているプラスサイズプランもある。続く。(hammer.mule)
airCloset
https://www.air-closet.com
紹介コード「Wudsu」で3,500円OFF
■ネタを訪ねて三万歩[195]
iPhone5s退役、次は何? 4択の楽しみ
海津ヨシノリ
https://bn.dgcr.com/archives/20210205110100.html
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ついに、7年間愛用して来たiPhone5sの退役のタイミングが来ました。いや、少しオーバーな表現でした。まだまだ一応使えますが、インカメラが完全に昇天していて、風呂場で撮影したような結果になってしまったのです。
昨年末、オンライン登録でインカメラが必要なシーンに遭遇し、郵送処理に頼るという間抜けな事件を体験しました。もうアウトです。ふだんインカメラなんて使わなかったので、いつダメになっていたのかもわかりませんでした。
一年前にバッテリーを交換しました。もしかしたら、その時に壊れたのかもと思ったのですが、露出計アプリで頻繁にインカメラを使って入射光を計っていたので、壊れたのは最近だと思います。
インカメラの問題を無視しても全体的に動きが鈍く、新しいOSでは荷が重いと感じていました。OSのアップデートで段々重くなってしまうのは、お約束の展開なのでしょうね。
なにより、7年間も使い続けていて、気がつくと周りがiPhone12 Proばかりなので、ちょっと時代のズレを感じてしまったわけです。
丁寧に使い続けることは大切ですが、一定のサイクルで新しい環境にしていかないと、取り残されてしまいますからね。そんな観点からは、もう少し早く機種変更してもよかったと後悔しています。
iPhone4(2010年)、iPhone5s(2013年)と使ってきたので、2016〜7年頃にiPhone7またはiPhone8あたりを、ゲットしていてもよかったと少し反省。次は2024年あたりかな?
そうは言っても、選択肢はiPhoneだけである必要もなく、実は色々と研究していました。Google Pixel、Sony Xperiaです。
Androidに対してのネガティブなイメージはないので、色々と調べてみました。ただし、どうもシックリこないのです。うまく説明ができません。
iPadを使っていることも、影響しているのかもしれません。いや、そうではないという感覚かな。やはり周囲がiPhone100%だからかもしれません。けっきょく振り出しに戻って、iPhoneに絞り込みました。
そうなると選択肢は、最新機種のiPhone12となります。ただし、指紋認証が使えないのは最大のネック。顔認証だとマスクしたままではつらいですからね。
ここで「やっぱりAndroidかな〜」と、またしても振り出しに戻りました。機能的にしっかりした機種だと、iPhoneの廉価版とあまり価格が変わらない現実は無視できないですね。
少し脱線しますが、PCもOSに依存する時代はすでに崩壊しつつありますね。アプリの多くはクラウド化の道を歩み始めています。
昨年、大学のオンライン授業でも、Windows、macOS、Android、iOSでも使えるツールって、オンライン版しかないことを改めて痛感しました。
だとすれば、とりあえずサイトが確認できればいいのです、という結論になります。データはクラウド保存なので、重要ポイントはネットアクセスが高速ですかね〜。
ただ、まだ少し早過ぎる感もあるので、次の買い換え時期に問題は先送りし、とりあえず今回はiPhoneでいいかも、という逃げの結論を選びました。実はもうひとつの理由があるのですが、それは次回のネタなので、今回は伏せます。
そうなると「SEでもいいんじゃないの?」となるわけですが、価格も安くそれはそれでOKと一度は決め込んだのです。ただし、2年ごとに買い替えるつもりはない(多分)ので、それだったら最新機種ということです。結局12の中から選ぶことになりました。問題は機種選定。
特 iPhone12 Max
松 iPhone12 Pro
竹 iPhone12
梅 iPhone12 mini
超広角:13mm相当F2.4 画角120度
広 角:26mm相当F1.6
望 遠:65mm相当F2.2(Pro、Max)
の4択ですね。個人的には13mm相当の広角レンズが一番の魅力です。つまり、それを基準に考えれば、どのタイプでもOKとなります。
Maxはサイズ的にタブレットのようで、そもそも持ち歩く気はしないので論外。Proは私にとってほとんど用途のない、望遠レンズ付きだけが特徴。いや、LiDARスキャナー、ナイトモードやApple ProRAWデータはかなり魅力的です。でも、デジタルカメラを持ち歩いているので「必要ないかも」という結論。
そうなると、無印はベストかなと思ったのですが、微妙なサイズ問題で機能が同等なら、小型のminiがベストだろうということで、iPhone12 miniに決めました。
色々とガジェット類やカメラを持ち歩くので、小さい方が理想的だからです。実はこの決定までに、2か月かかっています。一番最初に勘違いしたのが、遅延した理由です。それは、超広角が使えるのはProだけだと思っていた点です。どこで早とちりしたのかは記憶がありません。
ただし、ここで2週間ほど最終結論を出さずにいました。iPhoneの買い換えはプライオリティーが一番ではなく、他にも色々と買いたいモノがあったので。
購入はオンラインのAppleストアで済ませました。ショップだと言葉巧みに迷わされ、色々と面倒なことになるので。もちろん、5G手続きはしていません。これまでのままでも、とくに問題ないですから。
こうして退役したiPhone5sは、家の中でWiFiにて予備として今も現役です。固定してビデオとしても使えるので、色々と遊んで(Blogネタ)みたいと思っています。
■えこひいきミュージックと映画
"Invisible Sue" on Directed by Markus Dietrich in 2018(DE)
邦題「インビジブル・シングス 未知なる能力」。アクシデントにより透明になる能力を得た12才の少女と、世界征服を目論む悪の組織との戦いを描いたジュブナイル作品。
大人の目線で見るとメチャクチャ物足りないかも知れませんが、とてもいい作品だと思います。最後に「えっ。これで続編作るの?」といった、サービス精神旺盛なシーンもあります。個人的にはとても気に入った映画でした。
主人公・スー役のルビー・M・リヒテンベルクもキュートですが、私は相棒の一人となる、カヤ役のアンナ・シリン・ハベダンクがいい味を出していると思います。
誰かが死んだりするシーンもないので、小さい子にもお薦めです。ちなみに、ドイツの映画なので基本ドイツ誤なのですが、所々に英語が出て来て興味深く見られました。
たとえば、"Alles Gute zum Geburtstag" と書くシーンで "Happy birthday" と書くように、会話の中にかなりの頻度で英語が入っていること。
でも考えてみたら、我々もトンデモナイ頻度で英単語使っていますからね。あと100年もしたら、どの人とも英単語でそこそこの会話ができるようになるかもしれませんね。
映画『インビジブル・シングス 未知なる能力』予告編
"あかね雲" by 川田ともこ 1977(日本)
個人的には演歌系はまったく聴かないのですが、この「必殺シリーズ」のエンディング曲のいくつかは、妙に体に染み込んでいます。たぶん、効果音でガンガン使われていたからでしょう。
第一作の「必殺仕掛人(1972)」のエンディング曲「荒野の果てに」も、それ以降の作品には必ず効果音的に使われていました。
ちなみに、1991年の「必殺仕事人・激突!」までの全30作の中で、最高傑作と言われているのが1977年に放映されたシリーズ10作目の「新・必殺仕置人」。
中村主水(藤田まこと)/念仏の鉄(山崎努)/己代松(中村嘉律雄)/正八(火野正平)/おてい(中尾ミエ)の仕置人達と「寅の会」の物語のエンディング曲が「あかね雲」です。作詞:片桐和子 作曲:平尾昌晃。
ドラマのイメージと歌唱力が、ベストマッチの曲ですね。後から知ったのですが、当時の川田ともこさんは、12才でこの曲をリリースしています。12才バージョンも驚きの歌唱力ですが、1985年に20才で吹きこんだバージョンの完成度は半端ないですね。
必殺仕掛人 エンディング 「荒野の果てに」 Full 山下雄三
新・必殺仕置人 エンディング 「あかね雲」 Full 川田ともこ 1977 12才時
川田ともこ「あかね雲」(1985年版) 20才時
【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/お菓子研究家
諸般の事情で6色クレヨン(ベビーコロール)を、年明けからガンガン使っているのですが、これが凄く楽しいんです。先端が太いために、細かい描画は出来ないわけです。しかし、それはハンデではなく味わいになりますね。
なまじ先端の細い鉛筆だと、ついつい細かく描いてしまうので、クレヨンでお絵かきはとても新鮮です。ちなみにイシコロールも楽しそうで興味津々。
ルールとしては、「6色限定で、ラフなイメージを、大量に溜まったプリント用紙の裏面に素早く描く」です。突然これを始めたのは、ズバリ、省略の練習です。
頭でわかっていても、実際に手を動かして、瞬時に描くのは本当に新鮮であり、気分転換にもなります。もちろん、ときどきは左手で描くことも忘れません。私にとっては頭の体操ですね。
ベビーコロール ベーシック・アソート 6色
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004N3B022/dgcrcom-22/
icicolor(イシコロール)6色セット
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00VDPYAFW/dgcrcom-22/
yoshinori@kaizu.com
http://www.kaizu.com
http://kaizu-blog.blogspot.com
https://www.facebook.com/yoshinori.kaizu
https://twitter.com/Yoshinori_Kaizu
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編集後記(02/05)
●偏屈BOOK案内:大塚ひかり「昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか」草思社 2015
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794221177/dgcrcom-22/
昔話の主人公に「老人」が選ばれるのは、二つの理由があると筆者はいう。
一つ目は老人の「社会的地位の低さ」にある。有力な働き手と成り得ない非力な老人は、貧しく不安定な社会では、基本的に「社会のお荷物」である。
でも、神仏の助け、動物の助けで豊かになったり、あるいは知恵と知識の力で危機を逃れるという昔話の展開には、「逆転劇」のような面白さがある。
「徒然草」では「老いて『智』が若いときよりまさっているのは、若い時の容姿が老いたときよりまさっているのと同様である」と、老人の特徴として「智」をあげている。このことは、昔話の多くの語り手が老人であることと関係する。そして、老人は故事や過去の歌などを問い合わせるのにはうってつけの存在だ。
認知能力が衰えているという老人の特徴も、閉塞状況を打開し、「逆転劇」をもたらす要素になっている。昔話や古典文学は、マイナス要素であるはずの老醜さえ、時には武器になると教えてくれる。さらに体力のなさも、物語を突き動かし、主役の運命を不幸から幸へ、貧から福へ逆転させる原動力ともなる。
老人は共同体での地位の低さであったり、心身の衰えといった弱点ゆえに、思わぬダークホースとなって物語を動かす。そもそも弱者が強者を倒したり、主役を助けたりといった「意外な力」を発揮して、その存在感を示すというのは、古今東西の物語のパターンである。
そして老人が主役である二つ目にして最大の理由が、「老人そのものがもつ物語性」にあると筆者はいう。
昔話には「隣の爺」と呼ばれる型がある。「良いお爺さん」の「隣」に「悪いお爺さん」が住んでいて、良いお爺さんが知恵や親切で、神様や動物の恵みを受け金持ちになったのを羨んで、中途半端にその真似をし、ひどい目にあうというパターンで妙に現実味がある。
老人がこのように、はっきりとした善悪の対象として描かれるのは、老人そのものがもつ極端さ、年とともに「極端化するキャラクター」に起因するらしい。極端化……わたしもそうかも〜。
「年を重ね経験を積むにつれて、怒りっぽい人はより怒りっぽく、優しい人はより優しく、個性が特化して、所得格差も開き、境遇もバラエティに富んでいきます。1990年代の大半を〈変人を探しもとめる〉旅に費やしたという都築響一は、日本中で出会った変人のうち、もっともクリエイティブというか、多産にしてオレサマ人生を疾走していたのは、なぜか圧倒的にじいさんなのだったといいます」。
「老人ほど容姿、言動、性格において、変化に富んだ存在はありません。これが同じ人間か、と驚くほどです。老人は『キャラクターが立っている』のです。そういう極端さが、神にも鬼にもなり、『いいお爺さんと悪いお爺さん』という書き分けにつながっている」
「昔話が語り口の面白さにあるとしたら、こうした老人ほどふさわしい存在はないでしょう」。わたしは編集者時代に、女性スタッフがわたしに向けた「鬼……」というツブヤキを聞き逃してはいない。当時は中年後期だったか。(いいお爺さん:柴田)
●airClosetを使ってみた。ドラッグストアの懸賞で一ヶ月分が当たったのであった。スタイリストが選んだ洋服を、宅配でレンタルできるサブスクのサービスで、気に入ったものは買い取りできる。
ウェブで、自分の好きなテイストを選び、要望やサイズを記入。顔や全身写真をアップロードすることもでき、それをもとにスタイリストさんがチョイス。
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当たったのはレギュラープランで、月9,800円で何度でも交換できるもの。返送費用すらかからない。ライトプランは月6,800円で、交換は月1回。どちらもXS〜Lまで対応。L〜3Lまで対応しているプラスサイズプランもある。続く。(hammer.mule)
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