ネタを訪ねて三万歩[196]iPhone5s退役、次は何? 4択の楽しみ
── 海津ヨシノリ ──

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ついに、7年間愛用して来たiPhone5sの退役のタイミングが来ました。いや、少しオーバーな表現でした。まだまだ一応使えますが、インカメラが完全に昇天していて、風呂場で撮影したような結果になってしまったのです。

昨年末、オンライン登録でインカメラが必要なシーンに遭遇し、郵送処理に頼るという間抜けな事件を体験しました。もうアウトです。ふだんインカメラなんて使わなかったので、いつダメになっていたのかもわかりませんでした。

一年前にバッテリーを交換しました。もしかしたら、その時に壊れたのかもと思ったのですが、露出計アプリで頻繁にインカメラを使って入射光を計っていたので、壊れたのは最近だと思います。

インカメラの問題を無視しても全体的に動きが鈍く、新しいOSでは荷が重いと感じていました。OSのアップデートで段々重くなってしまうのは、お約束の展開なのでしょうね。

なにより、7年間も使い続けていて、気がつくと周りがiPhone12 Proばかりなので、ちょっと時代のズレを感じてしまったわけです。

丁寧に使い続けることは大切ですが、一定のサイクルで新しい環境にしていかないと、取り残されてしまいますからね。そんな観点からは、もう少し早く機種変更してもよかったと後悔しています。



iPhone4(2010年)、iPhone5s(2013年)と使ってきたので、2016〜7年頃にiPhone7またはiPhone8あたりを、ゲットしていてもよかったと少し反省。次は2024年あたりかな?

そうは言っても、選択肢はiPhoneだけである必要もなく、実は色々と研究していました。Google Pixel、Sony Xperiaです。

Androidに対してのネガティブなイメージはないので、色々と調べてみました。ただし、どうもシックリこないのです。うまく説明ができません。

iPadを使っていることも、影響しているのかもしれません。いや、そうではないという感覚かな。やはり周囲がiPhone100%だからかもしれません。けっきょく振り出しに戻って、iPhoneに絞り込みました。

そうなると選択肢は、最新機種のiPhone12となります。ただし、指紋認証が使えないのは最大のネック。顔認証だとマスクしたままではつらいですからね。

ここで「やっぱりAndroidかな〜」と、またしても振り出しに戻りました。機能的にしっかりした機種だと、iPhoneの廉価版とあまり価格が変わらない現実は無視できないですね。

少し脱線しますが、PCもOSに依存する時代はすでに崩壊しつつありますね。アプリの多くはクラウド化の道を歩み始めています。

昨年、大学のオンライン授業でも、Windows、macOS、Android、iOSでも使えるツールって、オンライン版しかないことを改めて痛感しました。

だとすれば、とりあえずサイトが確認できればいいのです、という結論になります。データはクラウド保存なので、重要ポイントはネットアクセスが高速ですかね〜。

ただ、まだ少し早過ぎる感もあるので、次の買い換え時期に問題は先送りし、とりあえず今回はiPhoneでいいかも、という逃げの結論を選びました。実はもうひとつの理由があるのですが、それは次回のネタなので、今回は伏せます。

そうなると「SEでもいいんじゃないの?」となるわけですが、価格も安くそれはそれでOKと一度は決め込んだのです。ただし、2年ごとに買い替えるつもりはない(多分)ので、それだったら最新機種ということです。結局12の中から選ぶことになりました。問題は機種選定。

特 iPhone12 Max
松 iPhone12 Pro
竹 iPhone12
梅 iPhone12 mini

超広角:13mm相当F2.4 画角120度
広 角:26mm相当F1.6
望 遠:65mm相当F2.2(Pro、Max)

の4択ですね。個人的には13mm相当の広角レンズが一番の魅力です。つまり、それを基準に考えれば、どのタイプでもOKとなります。

Maxはサイズ的にタブレットのようで、そもそも持ち歩く気はしないので論外。Proは私にとってほとんど用途のない、望遠レンズ付きだけが特徴。いや、LiDARスキャナー、ナイトモードやApple ProRAWデータはかなり魅力的です。でも、デジタルカメラを持ち歩いているので「必要ないかも」という結論。

そうなると、無印はベストかなと思ったのですが、微妙なサイズ問題で機能が同等なら、小型のminiがベストだろうということで、iPhone12 miniに決めました。

色々とガジェット類やカメラを持ち歩くので、小さい方が理想的だからです。実はこの決定までに、2か月かかっています。一番最初に勘違いしたのが、遅延した理由です。それは、超広角が使えるのはProだけだと思っていた点です。どこで早とちりしたのかは記憶がありません。

ただし、ここで2週間ほど最終結論を出さずにいました。iPhoneの買い換えはプライオリティーが一番ではなく、他にも色々と買いたいモノがあったので。

購入はオンラインのAppleストアで済ませました。ショップだと言葉巧みに迷わされ、色々と面倒なことになるので。もちろん、5G手続きはしていません。これまでのままでも、とくに問題ないですから。

こうして退役したiPhone5sは、家の中でWiFiにて予備として今も現役です。固定してビデオとしても使えるので、色々と遊んで(Blogネタ)みたいと思っています。

■えこひいきミュージックと映画

"Invisible Sue" on Directed by Markus Dietrich in 2018(DE)

邦題「インビジブル・シングス 未知なる能力」。アクシデントにより透明になる能力を得た12才の少女と、世界征服を目論む悪の組織との戦いを描いたジュブナイル作品。

大人の目線で見るとメチャクチャ物足りないかも知れませんが、とてもいい作品だと思います。最後に「えっ。これで続編作るの?」といった、サービス精神旺盛なシーンもあります。個人的にはとても気に入った映画でした。

主人公・スー役のルビー・M・リヒテンベルクもキュートですが、私は相棒の一人となる、カヤ役のアンナ・シリン・ハベダンクがいい味を出していると思います。

誰かが死んだりするシーンもないので、小さい子にもお薦めです。ちなみに、ドイツの映画なので基本ドイツ誤なのですが、所々に英語が出て来て興味深く見られました。

たとえば、"Alles Gute zum Geburtstag" と書くシーンで "Happy birthday" と書くように、会話の中にかなりの頻度で英語が入っていること。

でも考えてみたら、我々もトンデモナイ頻度で英単語使っていますからね。あと100年もしたら、どの人とも英単語でそこそこの会話ができるようになるかもしれませんね。

映画『インビジブル・シングス 未知なる能力』予告編


"あかね雲" by 川田ともこ 1977(日本)

個人的には演歌系はまったく聴かないのですが、この「必殺シリーズ」のエンディング曲のいくつかは、妙に体に染み込んでいます。たぶん、効果音でガンガン使われていたからでしょう。

第一作の「必殺仕掛人(1972)」のエンディング曲「荒野の果てに」も、それ以降の作品には必ず効果音的に使われていました。

ちなみに、1991年の「必殺仕事人・激突!」までの全30作の中で、最高傑作と言われているのが1977年に放映されたシリーズ10作目の「新・必殺仕置人」。

中村主水(藤田まこと)/念仏の鉄(山崎努)/己代松(中村嘉律雄)/正八(火野正平)/おてい(中尾ミエ)の仕置人達と「寅の会」の物語のエンディング曲が「あかね雲」です。作詞:片桐和子 作曲:平尾昌晃。

ドラマのイメージと歌唱力が、ベストマッチの曲ですね。後から知ったのですが、当時の川田ともこさんは、12才でこの曲をリリースしています。12才バージョンも驚きの歌唱力ですが、1985年に20才で吹きこんだバージョンの完成度は半端ないですね。

必殺仕掛人 エンディング 「荒野の果てに」 Full 山下雄三


新・必殺仕置人 エンディング 「あかね雲」 Full 川田ともこ 1977 12才時


川田ともこ「あかね雲」(1985年版) 20才時



【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/お菓子研究家

諸般の事情で6色クレヨン(ベビーコロール)を、年明けからガンガン使っているのですが、これが凄く楽しいんです。先端が太いために、細かい描画は出来ないわけです。しかし、それはハンデではなく味わいになりますね。

なまじ先端の細い鉛筆だと、ついつい細かく描いてしまうので、クレヨンでお絵かきはとても新鮮です。ちなみにイシコロールも楽しそうで興味津々。

ルールとしては、「6色限定で、ラフなイメージを、大量に溜まったプリント用紙の裏面に素早く描く」です。突然これを始めたのは、ズバリ、省略の練習です。

頭でわかっていても、実際に手を動かして、瞬時に描くのは本当に新鮮であり、気分転換にもなります。もちろん、ときどきは左手で描くことも忘れません。私にとっては頭の体操ですね。

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