[2533] SNSの真価

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,400文字)


<金にならないことで忙しい>

■グラフィック薄氷大魔王[158]
 SNSの真価
 吉井 宏

■武&山根の展覧会レビュー
 世界恐慌をネタにダラダラととりとめのないチャットをしてみる
 武 盾一郎+山根康弘


■グラフィック薄氷大魔王[158]
SNSの真価

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20081112140200.html >
───────────────────────────────────
ブログの更新、最近はTDW以外ほとんどしなくなっちゃった。何か思いついても、デジクリのネタにすればいいやと思ってるうちに機会を逃したり忘れちゃったりする。あまりにエントリーが少なくなってるので、ときたま「デジクリの連載にこんなこと書きました」とエントリーを入れたりすることもあるのだが、もうブログは習慣じゃなくなっちゃってきてます。よくないです。っていうか、僕的に楽しくないです。

ブログって、思いついた瞬間に勢いで書かないと意欲がなくなっちゃう。後で見返すと、なんでこんなしょうもないことを一生懸命書いてたんだろうと思うこともしばしばだけど、そうやって書き散らかしたことがその時の空気や気分をよく反映しているところが貴重だと思う。また、その瞬間に同じことを思った人がコメントしてくれたりして事象を共有できるし。そこが、ケータイからブログやmixi日記へ書き込みする魅力なんだろうな。

そのmixi。仕事で煮詰まったりしているときにちょくちょくmixiを見てしまって時間を浪費することが多かったのだが、先日書いたようにとりあえずブラウザのブックマークから削除してみたところ、本当に見る回数が減りました。ブラウザのURL欄に「m」と入れればURLは補完されるのでたいして面倒なわけじゃないけど、たぶん週に一度か二度、ひどいときには2週間くらい見なかったりする。もう退会してもいいかなとも思うんだけど、まったく見れなくなるのもつまらないので、そんな感じで維持しておくつもり。

SNSといえば、一年前に登録したまま放ってあったFacebook。日本語化されて以来、知り合い何人から連続でフレンド登録のお知らせやメッセージが来たりしていた。でも楽しみ方がよくわからない。メッセージその他はmixiと同じようなものだろうけど、アプリとか使ってないし。同じく放りっぱなしのMySpaceのほうが、派手でグチャグチャで楽しそう。

MySpaceは初期にページの体裁を整えてからはほとんどいじってないんだけど、にぎやかで楽しい。ここでフレンド数の拡大やプロモーションしたりするには、画像付きのコメントをあちこちにつけまくるのが良さそう。現に、最近は今まで知らなかったアーチスト(ミュージシャンじゃなく主に絵)を「発見」するのは、MySpaceの誰かのページの画像付きコメントがほとんど。

ここを知る以前には、ぜんぜん見たことないアーチストって滅多にいなくなってたのに、ここには知らないアーチストがものすごい数いる。いっぺんでファンになってしまいそうなレベルの高い人も多い。わざわざ自前のウェブサイトを持たず、MySpaceのプロフィールページを唯一の作品閲覧サイトとしている人も多いようだ。もともとミュージシャンがプロモーションするSNSだったこともあって、アーチストを見つけたり、彼らとコミュニケーションしたりの機能は充実している。

ところで、昨日のNHKスペシャルで、アメリカの15歳の少年がSNSを駆使して人材を集めてカードゲームを制作・販売してる話をやってた。この少年は「デジタルネイティブ」とはいえ特別なことはやってなく、SNSの基本機能の「自己紹介」「人とのつながり」という部分をそのまんま素直に利用してるだけなんだよね。その利用は誰にでも解放されてる。一般の人との違いは、「何かを実現するためにSNSの機能を使うか使わないか」だけ。mixiはうんざりする部分も多いけど、SNSをもうちょっと積極的に利用するのも悪くないかなとも思いました。

< http://www.nhk.or.jp/special/onair/081110.html >

●おまけ キングジムのデジタルメモ「ポメラ」

テキストを書くだけの機器。こういう、ストイックなコンセプトをそのまま具現化させた製品って、たまらん〜。折りたたみ式の構造も感動ものだけど、ATOKが入ってる上に乾電池2本で20時間も動く実用本位。あ〜僕が小説家だったら、ポメラだけ持って街に出て(あるいは温泉やリゾートに行って)、のんびり仕事しちゃうね(いや、小説家がポメラだけで仕事できるとは思ってないし、のんびりでもないことは知った上での、夢の世界の話ですけどね)。デジクリ原稿を書くためだけに買うってのもアレなので買わない可能性大とは思いますが、久々にシビレる新製品でした。帰ってきたワードプロセッサ専用機に「お帰り」って感じ。

< http://www.kingjim.co.jp/pomera/index.html >
< http://www.itmedia.co.jp/bizid/pomera.html >

【吉井 宏/イラストレーター】 hiroshi@yoshii.com

3年前、Adobe社のMacromedea社買収に続き、Autodesk社がMAYAのAlias社買収のニュースににひっくり返ったものだが、先月Autodesk社が傘下のSOFTIMAGE社ごとAvid社を買収だって! うわーもう何でもアリっていうか、世も末っていうか、あきれる。これで三大3DCGソフトの全てがAutodesk社のものに。独占禁止法とか大丈夫なのかな。対するは、LIGHTWAVEやCINEMA 4Dやmodo、それにCAD関連の各種ソフト。巨大企業に立ち向かわざるを得ないこれらのソフトがだんぜんカッコよく見えてきてしまい、応援したくなる。とはいえ、僕的には、3ds Maxで使っているキャラクターアニメーションプラグインのCAT(Character Animation Toolkit)がSOFTIMAGE社に買収されて不安だったのだが、この買収でAutodesk社のものになったCATが3ds Maxに標準搭載されるかもしれないぞ、と期待がふくらむ。

HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■武&山根の展覧会レビュー
世界恐慌をネタにダラダラととりとめのないチャットをしてみる

武 盾一郎+山根康弘
< http://bn.dgcr.com/archives/20081112140100.html >
───────────────────────────────────

武:こんばんはー。

山:どーも。

武:いやー、忙しいねー。呑むのに(笑)。

山:なんでやねんな、って呑んでるけど。

武:まあ、とりあえず良かったすねー! THE NEXTでのライブ・パブリケーション。
< http://swamp-publication.com/archives/2008/11/live_publicaton_1.php >

山:予期せぬことがぎょーさん起りましたが、総じておもろかった。

武:246表現者会議展も無事搬入出来たし。< http://kaigi246.exblog.jp/ >
  一段落してしまって、眠りまくりんぐ。

山:連絡ないと思ってたら寝まくってたんか! でも、展示はまだ続いてんねやろ。

武:そうそう。プロジェクト展なんで。これからも続きます。気持ちを切り替えて行かないとだけど、なんだかいろいろ忙しくなってしまって大変です。いっそのこともう年明けて欲しい(笑)。

山:そうやなあ、年明けて来年なって再来年なって、、、もう何でもええか。

武:最近展覧会行ってないからねー。今回も展覧会行けずしてのチャットなんでどうしようかなー、と。

山:うーん、展覧会レビューのはずやのにな。困ったもんやな。

武:で、原稿になるようなチャットをこの酔っぱらい状態で考えないとな。

山:そうやなあ、えーっと、、株価が下がることがこんな僕に影響を及ぼすということはまったく困ったもんですな。僕はなんも持ってないのに。

武:ヤバいねー。ホントに世界恐慌だね。うちの事務所も倒産が秒読み段階だし、バッタバタ会社とかいろんなものが倒れてる。こうなるともう、何がなんだか分からない状態だよ。って、このチャットをどうするか? だな。さしあたって。

山:どないしよっかなあ。

武:いやさ、そんな中だけど展示があったり、これからもいろいろやる事あるワケじゃあないですか。

山:大変やがな。

武:そうだねー。金にならないことで忙しい。

山:忙しいのは金にならないせいだよ(友人談)。

武:わはは! それもまた真なり。あとは、いろいろ活動の幅が出て来たんだけどそれらが既存の「金儲け」とはまた違う所だったりしてる。けど、実はそちらの方が「生きている」、「生きてゆく」ことに密接に関係している、という予感はあれど、いかんせん実生活的金銭のフォローにまではならない。というジレンマ。

山:けっこうみんなそんな感じなんちゃうの。みんな、って誰やって話やけど。

武:そのことが生活をホントに支えてくれたらいいワケだよ。そうしよう。

山:どういう意味?

武:やれること、やりたいことはあって、実際そのようにやっている、と。その営みが、しっかり実生活を金銭的にも支えてくれたらなあ、と。

山:くれたらなあ、って結局は期待かいな(笑)。しかし、金ってなんなんやろねー。

武:それは難しーなー。けど、これだけは言えるな。金がそんなになくても、やれることとやりたいことが明確な人間は、そうそう死なないし殺されないし犯罪にも走らない。金に不安になってヘンテコリンな「金いじり」をする人間の方がむしろ追い込まれてしまったりする。っつーか、このベクトルでチャット進めて原稿になるんか?(笑)

山:知らん。ところで何呑んでんの?

武:今日はねー、日本酒ですよ。純米酒。黄桜、純米。安かったん。

山:僕は発泡酒やがな。なぜか。普段呑まない。

武:ビールじゃないってことか。金銭的危機感か(笑)。

山:なんでかは僕にもわからん(笑)。

武:金について話そうか。「金とアート」(笑)。

山:展覧会レビューのはずやのになあ困ったもんやなー、、あ、じゃあしょうがないから自分らの展示をレビューしよう(笑)。

武:セルフレビューかいっ!


●本当の事の二重構造


山:わはは。しゃーないやんか行ってへんねんから。展覧会には違いないし、かまへんやろ(笑)。

武:自分らの展覧会を客観的にレビューするって難しいが、じゃあまずは自分らとしてどうだった?

山:そうやな、まず自分が楽しめた。ほんま楽しかったですよ。風邪ひいてたけど。

武:それはあるな。なんつか、だんだん軽々できてくるっていうかね。

山:確かに「慣れ」というか「馴れ」というか、それはあるな。反復ですよ反復(笑)。前回の話と被るけど。

武:底力がついてきた感はあるね。

山:なんかポッと呼ばれてサクッと出来るようにはなってきた。

武:しかも、それで作品まで辿り着けるようになってきたってのが、よかったっすよ。

山:すごい真っ当に普通やれた。

武:そういうがよかったよ。決意的でもなく。

山:来てくれてた人の反応も悪くなかった、と思うんだが。

武:うん。自然な感じでやれて、ちゃんと反応もあって。まあ、自然って言ってもギリギリでバタバタしたけど。それが俺たちの自然ってことで(笑)。動画もアップしました。
Live Publicaton vol.8 『Quest e' non un TAKO-YAKI』
< http://jp.youtube.com/watch?v=RAHoX-kROGQ >

山:何もわからんがな! あ、でも最後にたこ焼き出てきた出てきた。まあええか。いや、やっぱわからん!(笑)

武:一応、全員の作業が映ってる(笑)。テキトーな感じで全部が映ってるんさよ。この動画、なんか凄くオモロい。具体的なことは的を外してるけど全て映してあって、空気感はきちんと撮ってある。

山:確かにそう言えなくもないけど。

武:武(ドローイング)、山根(アーティストブック)、悟ちゃん(たこ焼き)の仕事をバチッと撮るんがプロなんだろうけど、あの時の空気ってさ、こういうテキトーな感じで流れてたんですよ。「ムービーの撮り方セオリー」としては間違ってるけど、絶対これはホント(笑)。

山:繰り返し見てまう。って自分らやからか。いや、酔っぱらってるからか。

武:いや、これも「アートとは何か」と関係してるな。出来上がった記号をどれだけ高品質で見せるか、ってのがテクニックだと勘違いしたりする。しかし、重要なのは「ホントのこと」であって、それを形にしようとすると結構わけわかんなかったりする。ホントのことって、そこにフィックスすることじゃないんだよね。例えば、子猫が喧嘩をしてたりするでしょ。

山:はあ。

武:「フーッ」とか言って。けど、その喧嘩の真っ最中に蝶々が飛んで来たりすると、ついうっかりその蝶々を追ったりしちゃう。

山:ふむ。

武:結構、そういうのがホントのことだったりする。

山:ほう。でもそう考えると、ホントのことがホントに重要なのか? ってこともあるわな。

武:わはは!

山:例えばこの動画を見ていると何が見えてくるか? ホントのこと…うーん、それはなんやろう、僕に見えてくるのは武さんの律儀さと悟ちゃんの実直さとそして、僕のいいかげんさ。はっはっは。

武:それって、ホントのことじゃん(笑)。

山:なんでやねん(笑)。そんなことないぞ!

武:表層的にはさ、武は性格破綻者で、悟ちゃんはアホなヤンキー(失礼)で、山根は几帳面で。それも正解だけどそうでもないところというか。

山:表層的には、ってどういうことやねん(笑)。

武:わはは。この世界大恐慌の中で、誰もが苦しみもだえてるとい うのが表層的事実だけど、ホントは結構みんな自分のやりたいことをガシガシやっていたり、とかね。

山:それをやってない方がキツイんとちゃうやろか。

武:多分ね。本性を曝け出さないとならない状況ってことなんだろうけど、案外とそれって楽しかったりするんだよ。不思議なんだけどね。ん? ってことは、俺は性善説者なんかな。ここまでキツくなると、人間は底力を発揮せざるを得ない、そうなると、けっこうみんな楽しい。みたいな。楽天家だなー、俺(笑)。

山:いや、ビョーキやろ(笑)。


●資本主義の次の貨幣制度を考える


武:やばい。煙草が切れた。うおーっ! 酒もほとんどない! 料理酒がまだあった。。。ほっ。

山:どんなんやねん。

武:でだ。「金」について、これから談議する。

山:談義かい(笑)。

武:8月23、24日宮下公園の夏まつり< http://kaigi246.exblog.jp/8577103/ >でさ、2日間だけ「ウーナ」っていう地域通貨にしようとしたんだけど、企画段階から「ウーナ破綻」が起きたんすよ。というか「ウーナ」価値崩壊。

山:わかりにくいなあ。もうちょっと説明して。

武:祭りには出店もあるじゃないですか。それを宮下公園夏まつりの期間中、そのまつり区域は「円」ではなく、「ウーナ」で焼きそばとかジュースとかを売る、と。入り口でお金やものを持って来たら、ウーナに変換するんです。

山:ふむ。それで?

武:で、「円」や「もの(本、アルミ缶、食べ物など)」をいったん「ウーナ」にして、まつりの中は「ウーナ」でやりとりするんです。で、「ウーナ」は「円」に変換出来ないの(笑)。そういうことやろうとしたんです。でね、そのウーナなんだけど、まつりの前から信用破綻をきたした。

山:と言うと?

武:アルミ缶のウーナ変換を優先したんですよ。それは素晴らしいことなんだけど、ホームレスの人たちがアルミ缶集めてるからね、「円」換算より遥かにいいウーナ変換基準を設けた。それはそれでいい。しかし、バンドの機材とか「円」で借りてる。出店の人たちは「円」で材料を買ってる。「ウーナ」を「円」に変換出来ないんじゃどうするんだ? とか、結局「円」でいいじゃん。という「ウーナ」信用破綻が始まる前から生じた。当たり前だ(笑)。

山:なるほど(笑)。しかし地域通貨はすごく難しいらしいな。

武:出店する屋台はみんな「円」赤字を前提にする。という宮下公園2日間「ウーナ」(笑)。しかし、僕は準備段階で「ウーナ」をやめるべきではない!と思ってたし、そう言ったんですよ。

山:なんで?

武:これは、ひとつの「円」世界に対する違う世界の提示である、と。たとえあらかじめの破綻であるとしても(笑)。

山:ふむ。いろんなとこでそういった試みはけっこうあるよな。

武:あるよね。成功例もあるらしい。が、難しくてわからん。現行貨幣制度の「オマケ」的、そうね、クーポン券みたいんならどこの商店街にもあるけどさ。えっと「ケロッコバザール」だっけ?

山:「かえっこ」です。

武:それは世界通貨だよね。発想としては。

山:カエルポイントかな、確か。Kaekko international< http://www.geco.jp/kaekko/ >

武:俺は興味があるのだよ。地域通貨とか現行貨幣外交換発想に。それは違う価値系統を持つ、ということだからね。「ウーナ」が2日間宮下公園で使用される、ということは、2日間宮下公園が日本の「円」から独立した違う国家(のようなもの)が立ち上がるということですから。天空の城・ラピュタみたいなのが、立ち現れるということだと思うんさよ。

山:うーむ。

武:要は、こちら側の価値観で世界を作るよ、ってこと。自律の証明っつーか。

山:それはわかるけど。でもそれを自律ともあんまり思えないねんけどな。その発想自体がおかしいとは思わへんけど。

武:金ってさ、こっちでコントロール出来ないじゃないですか。俺の貨幣価値っていいうのはさ、向こうに決められる。こっちの必要性とか関係ないじゃないですか。

山:じゃあそもそもコントロール出来へんもんを新しく作っても、それは結局同じことやってるだけとちゃうんかいな。

武:そこを引き剥がしてこちら側に引き寄せた交換システムを作ってみたい。という気持ちはあるんだよね。

山:だからそれは結局同じシステムをまた繰り返すだけとちゃうの。

武:うん。それはあるかもね。けど、ちょっと違うのは、無駄に膨らまさせないとか、そういう指向があればやり取りが両者納得いくんじゃないか、とか。あ、けどこういうのは現行の「円」でも充分可能かもな(笑)。

山:過去にもそういう風に考えた人がいるやろね。で、現状こうなってしまいました、ってことなんやと思う。

武:わはは。

山:想像するに、また別の同じようなシステムを作っても、結局時間が経てばまた同じようになる。システムの問題じゃないと思うけど。

武:実は昔は、「お金以外のやり取り」の方が価値があったんだと思うのよ。気を遣うとか、醤油を隣ん家から借りるとか、ご隠居さんは何もしてないけど何故か尊敬の眼差しが送られているとか、「乞食」は差別用語だけどどこかユーモアと自由をそこに見いだしていたからこそ(排除せず)放っておいて暗黙の了解的に食べ物を置いていた、とか、そういったこと。

山:それはわかる。が、それはシステムではないよな。

武:そうそう、いや、そうでもないかも。システムがユルかったってことか。どうなんだろ。わからなくなってきた(笑)。

山:倫理的な問題やな。

武:確かにそれはいえる。金、地位、名誉、とかとその人の倫理ってのは別にきちんと見定められていた。

山:仮に倫理を言葉でシステム化(?)したところで、もうほとんど意味はないんとちゃうか。そんなん言い出したら元も子もないけど。

武:倫理っていうと語弊があるかもしれないけど、直感的にいいなあということがとても高く値が付けられる訳ではないし、この人のこの態度は素晴らしいと思われることが「勝ち」や「価値」に結びつかないことも多かったりもする。

山:そりゃそうやと思うけど。

武:うーん、なんというか、勝手に価値を決定付けられてしまうワケですよ。収入とか、権威とかで。向こう側から。そうじゃない方法、というのかな。

山:逆に言えば、こっちが価値を決めた場合、そうじゃない人にとっては、「勝手に価値を決められた」ってなるわけやからな。

武:そうなると、投げ銭が一番良くなる(笑)。

山:そもそも価値を決めようとすること自体、どうなんかなってとこもある。と言っても、やっぱりなんか言わんとしゃーないねんけど。

武:「価値」と決めつけないとならないってのがシンドイってことか。。。確かにね。

山:…ねむい。

武:要するにね、イベントやったじゃないですか、で、「ここに観に来て良かった!」と感じた人がいたとする。何か心が動いてその人が生きてく何かになったなら、こちらも生きてく何かになって欲しいということだわ。

山:眠いんでこっちに変わりに喋っといてもらおう(笑)。
武と山根のシンポジウム[13_資本主義は崩壊するのか?]
< http://jp.youtube.com/watch?v=tmDKoRNy9q4 >

【山根康弘(やまね やすひろ)/ 良い加減】yamane@swamp-publication.com
SWAMP-PUBLICATION
< http://swamp-publication.com/ >
交換素描
< http://swamp-publication.com/drawing/ >

【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/ 物忘れ酷すぎ】
take.junichiro@gmail.com
246表現者会議
< http://kaigi246.exblog.jp/ >

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(11/12)

・昔好きだった女性と夢のような展開になる夢を年に何度か見る。もっと回数を増やして欲しいと思う。ところが、同じ昔の夢でもうなされていやな汗をかく夢を、夢のような夢の何倍かは見る。舞台は何十年も前の雑誌編集部だ。当時は、活字、グラビア、オフセットの印刷がすべて元気よく動いている。それぞれの印刷会社とは、入稿、初校、再校のスケジュールを、毎月カレンダーを見ながら相談して決める。たいていはお互いに時間に余裕をもたせているから、多少の融通は利くものの、とにかく入稿日めざして記事の制作に突っ走る。だが、夢の中では締切が迫っているというのに何もできていない。何のアイデアもない。スタッフからの原稿も集まっていない。そのうえ、なぜか編集の現場ではない場所にいて、戻らなくては戻らなくてはと焦りまくっている。これはじつに疲れるいやな夢で、目がさめてホッとする。現実にはそんなことは一度もなく、予定の入稿日前後に印刷会社と調整して、なんとか間に合わせて来た。そのうち、進行をはじめとする色々なトラブルを、工夫して乗り越えることが楽しみになってきた。とくに、DTP導入の初期はトラブルの宝庫で、あんな面白い時期はなかった。それなのに、いまになってよみがえる、古きよき時代の編集仕事の切羽詰まったおそろしい事態。なぜなんだ。それが今朝、やっと判明した。編集後記のせいだ。こいつはいつの間にかやたら文字数が増えている。普段は前日夜に書くが、ネタがなく書けないときもある。そんな場合、眠りながら考えるしかないと思いベッドに入る。そして、その強迫観念が悪夢を引き起こすのであった。夢のような夢を見るために、編集後記は早々と仕上げるに限る。(柴田)

・NHKスペシャル再放送は今夜24時55分から。録画しておこうっと。/今日の読売新聞に、三菱商事とニフティなどが、スーパーの特売情報を携帯電話に配信できる「シュフモ」というサービスを始める、とあった。以前構想していたサービスに最も近い。商品の価格を横断検索できるのとか、郵便番号で地域を登録するとか、考え方同じだ。システム屋さんに相談までしていて実現に踏み切れなかったサービスだったから、なんだかちょっと寂しかったりして。私はあとGPSとの連携やその他もろもろも考えていたんだけど、それらもそのうち実現しそうだな。/DSのソフトのアイデアもあったんだよなぁ。美容系ソフトのムービーを見たけど、どれも一長一短。ちゃうねん、欲しいのはそれちゃうねん。で、それらのムービーを見て感じたこと。DSのカートリッジ容量って少ないの?(hammer.mule)
< http://bn.dgcr.com/archives/20080110140000.html >  これ
< http://bn.dgcr.com/archives/20060417000000.html >  美容の
< http://bn.dgcr.com/archives/20060418000000.html >
2006年であった
< http://bn.dgcr.com/archives/20060714140000.html >
後記を書いた頃には作られていたんだね
< http://bn.dgcr.com/archives/20061218140000.html >
で、レシピ数が少ないからと第二弾まで企画されていたのだな