KNNエンパワーメントコラム Snipurlにおける新規参入機会の創造
── 神田敏晶 ──

投稿:  著者:


KNN神田です。

GoogleMapや、オークションでやたらと長いURLを見ることがたくさんある。

そんなときに、< http://tinyurl.com/
>にアクセスし、長文のURLを打ち込むと、省略したURLを生成してくれる。何かと重宝なサービスだ。


こんなに長いURLを
< http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E139.42.0.5N35.39.27.9&s1=%A2%A9150%2D0042%20%20%C5%EC%B5%FE%C5%D4%BD%C2%C3%AB%B6%E8%B1%A7%C5%C4%C0%EE%C4%AE%A3%B3%A3%B3%2D%A3%B1%A3%B3
>

これだけに生成してくれる
< http://tinyurl.com/3x9wv9
>

これだと、メールの本文に紹介しても、改行されることがない。ニッチであるが便利なサービスだ。

当然、これを便利だと思った人は、ここのサイトへ来訪し、クリック数はアップしてくることだろう。これは日本語でやるとなかなかいけるかな! と思ったら、日本語でサービスが展開されていた。ここである。
< http://snipurl.com/
>

しかし、< http://snipurl.com/jpindex.php
>へリダイレクトされるので、クレジットを調べてみると、どうやら、米国のサービスで、日本語ボランティア(未確認)を使って日本語化してたのであった。なぜわかったかというと、「その他」をクリックしてみてほしい(※ヘルパーの欄に日本人の名前があった)すると、とてもユニークな「SnipURL 統計」なるデータが公開されている。

最も検索されているスニップや、最も多くスニップしたユーザーなどが公開されているのだ。これは見ていて楽しい。世界で最も検索されているスニップのランキングの1位は、
< http://snipurl.com/1ff8n
>
で、Google imagesでのBonoである。なんだかボノボノいや、ほのぼのとしてきた。

最も多くクリックしたユーザーは、Stevebassさんでなんと412万回もクリックしている。この方はきっと何か変なネットのご商売をしている人なんでしょうか? でもクリックされているのではなく、しているからなんとも不思議だ。

こんな短くされたURLだけでも、もしかしたら、いろんな共有につながるのかもしれないと感じた。

実際に、今、自分がなにやっているのかをチョロっとお知らせするサービスの
< http://twitter.com/
>
なども知りあいが今、何をやっているのかをインスタントメッセンジャーよりもゆるやかに知ることができる。このような自分の今の「プレゼンス」をお知らせするサービスが話題になっている。
< http://www.technorati.jp/search/twitter?language=ja
>

ちなみに自分の動向を知らせるためのRSSがあったり、URLがあったりするのでさっそく作ってみた。
< http://twitter.com/knnkanda
>

知人同士だととても便利だろう。さらにそこからのマッシュアップでGmailと一緒になるとおもしろくなってきた。
< http://twittervision.com/
>

世界中の他人が何をやっているかで、世界をとびまわるのだ! 何の役にたつかはわからないけど、世界の地理には詳しくなるだろう。そのうち地震が起きた国の人の要望が世界中で共有できたりすることだろう。

もしかするとミニミニブログとして大流行するかもしれない。やはり「共有」することによって何かが生まれるのがこれからのネットのムーブメントだろう。

snipurlも最後にはプロモーション用のバナーがあるが、サービスそのものをブログ上で展開できるところに意味がある。ある意味、これは相手先ブランド供給、OEMである。しかもASPサービスのように課金されるわけでもない。

大事なのは「みんなに便利、みんなが喜ぶ、みんなが使う」というビジネスモデルなのである。

みんなが使うが、100万人に達した段階でビジネスモデルは勝手に向こう側からやってくる。果報は寝て待て、なのだ。
< http://snipurl.com/promote.php
>

ビデオ投稿スタジオ BarTube < http://snbar.ameblo.jp/
>
毎週金曜日22:00MXテレビ「BlogTV」出演中 < http://trj.weblogs.jp/blogtv/
>
NetSurfin2.0 放送中!デジハリ大学放送部 < http://blog.dhpodcast.com/
>

KandaNewsNetwork,Inc. < http://www.knn.com/
>
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
< http://mixi.jp/show_friend.pl?id=550
>
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226





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