KNN神田です。
「ミス・ポター」という映画が2007年9月にロードショーとなる。
< http://www.excite.co.jp/cinema/miss-potter/
>
「恋と波乱に満ちた半生を描く感動作」というコピーだけでボクの映画を見たいという気持ちは失せてしまうのだが(笑)、すこし気になったのがこのニュース。
「ミス・ポター」という映画が2007年9月にロードショーとなる。
< http://www.excite.co.jp/cinema/miss-potter/
>
「恋と波乱に満ちた半生を描く感動作」というコピーだけでボクの映画を見たいという気持ちは失せてしまうのだが(笑)、すこし気になったのがこのニュース。
「『字幕in』を活用した日本語字幕コンクール、戸田奈津子氏が審査」
< http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20351431,00.htm
>
「字幕in」という動画に字幕をつけられるサービスが、神田外語グループ主催の日本語字幕翻訳コンクールに採用されたそうだ。
< http://www.kandagaigo.ac.jp/2007/contest/
>
早速、挑戦してみた。映画のシーンを選び、そこで映画のシーンの字幕を見る。すると「???」の文字があらわれるので、そこで問題に応えていく。
問題は4問程度なので、時間は15分もあればいいだろう(結果として30分以上かかってしまったが…)。直訳だけではなく、映画のトーンや演者の気持ちになる必要があるということをあらためて考えさせられる。
戸田奈津子さんが審査員であり、彼女からも翻訳についての解説がなされていて、このコンテストに応募することによって新たな動画共有サイトの喜びがふえたかもしれない。
注目すべき点は、神田外語学院と角川の本来のタイアップに、字幕inが採用されたことだ。タイアップだけでは、なかなか告知が行き届かない。そこで字幕inを採用することにより、ボクのようなものも、字幕に挑戦しようという気にさせる。
字幕inはご存じのとおり、25歳無職(現在は、字幕in株式会社代表取締役)の矢野さとるさんのサービス。たった一人で50ものネットサービスで、一日500万PVの視聴数をはかるサービスをたたきだしている人だ。
< http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/12/news039.html
>
このような、今までは、全く無関係なところが、リアルでのタイアップから、ネットを使ったタイアップへと展開を拡大することによって、新たなユーザーの参加を呼びかけることに成功している点に注目したい。
「角川映画」「神田外語学院」「字幕コンクール」「字幕in」という四つのマッシュアップが新たな潜在していなかった顧客を創造したということだ。
この字幕コンクールにトライしてみて感じたことは、自分が実際に字幕に参加することによって、英語の文脈を読み取ろうとしたこと。こんなこと、普段の日常生活には全く考えられなかった経験だ。
そして、それが自動的に動画に挿入され、字幕inで再生することができる。ここで、ひとつ小さいながらも自分の翻訳ヴァージョンの映画を見ることができる点が素晴らしい。役者の演技と自分の字幕がフィットしているかどうかを確認できるわけだ。
単なるパロディだけで、他人の作品にツッコミを入れられるという字幕系動画サイトとは一線を画したサービスであることも添えておきたい。
とりあえず、応募してみて感じたことは、この映画のことに普段なら全く興味を示さないボクでも、鮮明に記憶している点だ。
ロードショーで1800円払って見にいくかどうかはわからないが、「ミス・ポター」の公開時には、こんなボクでさえ、気になる映画になったことが証明してくれているように、応募者の経験が興行成績に少しでも貢献することはあきらかだろう。
戸田奈津子さんの字幕翻訳の心得
< https://jimaku-contest.jp/miss-potter/profile.htm
>
「映画の字幕翻訳は原文の直訳とは異なります。せりふがしゃべられている時間内に、端的に読みやすい日本語で、しかもドラマの流れに沿った日本語にせねばなりません。今回のコンクールでも時代背景や登場人物の性格・感情をふまえて日本語のせりふを考えてください。字数に制限があるからといって、原文から勝手に離れてはいけません。あくまでも原文を尊重しつつ、上にのべた条件を満たすのです。漢字を使えば文字数が少なくなるからと一般に読めないような難しい漢字を使ってはいけません。漢字・送りがなは「当用漢字」などの辞書を調べて、ルールを守ってください。翻訳する人の解釈力、日本語力、感性でいろいろな字幕がつくれるはず。ドラマを盛り上げる字幕をトライしてみてください」
ビデオ投稿スタジオ BarTube < http://snbar.ameblo.jp
>
毎週木曜日23:00 MXテレビ「BlogTV」出演中
< http://www.technorati.jp/blogtv/
>
「NetSurfin2.0」毎週放送中!デジハリ大学放送部
< http://blog.dhpodcast.com/
>
KandaNewsNetwork,Inc. < http://www.knn.com/
>
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
< http://mixi.jp/show_friend.pl?id=550
>
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226
< http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20351431,00.htm
>
「字幕in」という動画に字幕をつけられるサービスが、神田外語グループ主催の日本語字幕翻訳コンクールに採用されたそうだ。
< http://www.kandagaigo.ac.jp/2007/contest/
>
早速、挑戦してみた。映画のシーンを選び、そこで映画のシーンの字幕を見る。すると「???」の文字があらわれるので、そこで問題に応えていく。
問題は4問程度なので、時間は15分もあればいいだろう(結果として30分以上かかってしまったが…)。直訳だけではなく、映画のトーンや演者の気持ちになる必要があるということをあらためて考えさせられる。
戸田奈津子さんが審査員であり、彼女からも翻訳についての解説がなされていて、このコンテストに応募することによって新たな動画共有サイトの喜びがふえたかもしれない。
注目すべき点は、神田外語学院と角川の本来のタイアップに、字幕inが採用されたことだ。タイアップだけでは、なかなか告知が行き届かない。そこで字幕inを採用することにより、ボクのようなものも、字幕に挑戦しようという気にさせる。
字幕inはご存じのとおり、25歳無職(現在は、字幕in株式会社代表取締役)の矢野さとるさんのサービス。たった一人で50ものネットサービスで、一日500万PVの視聴数をはかるサービスをたたきだしている人だ。
< http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/12/news039.html
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このような、今までは、全く無関係なところが、リアルでのタイアップから、ネットを使ったタイアップへと展開を拡大することによって、新たなユーザーの参加を呼びかけることに成功している点に注目したい。
「角川映画」「神田外語学院」「字幕コンクール」「字幕in」という四つのマッシュアップが新たな潜在していなかった顧客を創造したということだ。
この字幕コンクールにトライしてみて感じたことは、自分が実際に字幕に参加することによって、英語の文脈を読み取ろうとしたこと。こんなこと、普段の日常生活には全く考えられなかった経験だ。
そして、それが自動的に動画に挿入され、字幕inで再生することができる。ここで、ひとつ小さいながらも自分の翻訳ヴァージョンの映画を見ることができる点が素晴らしい。役者の演技と自分の字幕がフィットしているかどうかを確認できるわけだ。
単なるパロディだけで、他人の作品にツッコミを入れられるという字幕系動画サイトとは一線を画したサービスであることも添えておきたい。
とりあえず、応募してみて感じたことは、この映画のことに普段なら全く興味を示さないボクでも、鮮明に記憶している点だ。
ロードショーで1800円払って見にいくかどうかはわからないが、「ミス・ポター」の公開時には、こんなボクでさえ、気になる映画になったことが証明してくれているように、応募者の経験が興行成績に少しでも貢献することはあきらかだろう。
戸田奈津子さんの字幕翻訳の心得
< https://jimaku-contest.jp/miss-potter/profile.htm
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「映画の字幕翻訳は原文の直訳とは異なります。せりふがしゃべられている時間内に、端的に読みやすい日本語で、しかもドラマの流れに沿った日本語にせねばなりません。今回のコンクールでも時代背景や登場人物の性格・感情をふまえて日本語のせりふを考えてください。字数に制限があるからといって、原文から勝手に離れてはいけません。あくまでも原文を尊重しつつ、上にのべた条件を満たすのです。漢字を使えば文字数が少なくなるからと一般に読めないような難しい漢字を使ってはいけません。漢字・送りがなは「当用漢字」などの辞書を調べて、ルールを守ってください。翻訳する人の解釈力、日本語力、感性でいろいろな字幕がつくれるはず。ドラマを盛り上げる字幕をトライしてみてください」
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