[2238] 政治2.0 インターネット選挙で政治が変わる!

投稿:  著者:


<参院選・東京都から無所属で立候補する予定の神田敏晶です>

■KNNエンパワーメントコラム
 政治2.0 インターネット選挙で政治が変わる!
 神田敏晶

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[4]
 NANTA
 HAL_

■クリエイター手抜きプロジェクト[135]Photoshop CS2編
 選択されたレイヤーの座標値を表示する
 古籏一浩

■イベント案内
 デジクリ主催「クリエイターの夢 実現に向けて」吉川惣司+川口孝司

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■KNNエンパワーメントコラム
政治2.0 インターネット選挙で政治が変わる!

神田敏晶
< https://bn.dgcr.com/archives/20070709140400.html
>
───────────────────────────────────
KNN神田です。

今日は大事なお話があります。

「参議院選挙に東京都から無所属で立候補する予定の神田敏晶です」という挨拶ではじめたいと思います。

「立候補する予定」という歯にモノがはさまった言い方は、公示日前のため、事前選挙運動につながる可能性があるからです。昭和25年に生まれた公職選挙法では、インターネットの活用は、政治活動はいいけど、選挙活動はダメというルールになっています。

今回、ボクはこのふざけた法律を第一弾として改正し、インターネットを安心、安全、便利で公平、自由につかえる社会の実現をめざして決意いたしました。

……といっても、デジクリ読者の皆さんは、また、神田さん、いつものネタで何か企んでいるんでしょう! と思われるでしょうが、今回はネタはネタでも大ネタなんです。

もちろん、企みはボクの人生の中でも最大級です。
思えば、1999年のY2K問題に東京のライブでの活動を世界に知らせようとした「Y2Kプロジェクト」
< http://ascii24.com/news/i/serv/article/1999/12/03/605812-000.html
>
< http://web.archive.org/web/*/http://www.y2k-tokyo.org/
>
→デジクリでは1999年11月以降に連載。「Y2Kプロジェクト」で検索可能
< https://bn.dgcr.com/archives/19991101000000.html
>

そして、2001年に計画されていた宇宙旅行にメルマガ読者から1000円づつ募り、宇宙からのメルマガ発行をする「2001年宇宙の旅」
< http://web.archive.org/web/*/http://www.knn.com/report/2001/
>
など、インターネットでいつも、社会に何か影響をあたえられないかと探す旅をしていたようです。

そして、日本中に知れ渡った2004年の「セグウェイ事件」では、罰金50万円(そのうち30万円は自賠責保険なんですよ)。新しいクルマに自賠責保険をかけてないからということで立件されたことを不服に思い、罰金か100日拘束(一日5000円相当)で97日分だけ罰金を払って、東京拘置所へ。その後の東京拘置所獄中記は、「東京拘置所」で検索すれば、いまだにGoogleで3番目にあらわれるというSEOのされかた(笑)。

東京拘置所獄中記
< http://knn.typepad.com/knn/segway/index.html
>
→デジクリでは2004年8月以降に6回連載。
1 < https://bn.dgcr.com/archives/20040830000000.html
>
2 < https://bn.dgcr.com/archives/20040906000000.html
>
3 < https://bn.dgcr.com/archives/20040913000000.html
>
4 < https://bn.dgcr.com/archives/20040915000000.html
>
5 < https://bn.dgcr.com/archives/20041004000000.html
>
6 < https://bn.dgcr.com/archives/20041013000000.html
>

今回の出馬は、OhmynewsでITだけではなく、社会的な記事を書くつもりで、参議院に出馬するための条件などをヒアリングしていくことがきっかけでした。

「参加してみてわかる2007年参議院選挙」
< http://www.ohmynews.co.jp/news/20070705/12855
>

その取材の中で、ボクの戦う相手がしっかりと見えてきてしまったのです。その後、国会での内閣不信任案の傍聴をする機会を得られました。まさにそこは、国政のていたらくぶりを物語っています。

与党議員たちが数の多さで、寝たり、笑ったり、席から離れたりと、まるで荒れはてた中学校のクラスのようなものです。ヤジの飛ばし方というと、それはまるで、テレビでよく見る成人式のランチキ騒ぎのようにも見えました。こいつらにまかせておけないと本当に感じました!

さて、今回のボクのマニュフェストは、
< http://knn.typepad.com/knn/2007/07/post-2.html
>
に掲載しているとおり、戦術はインターネットのみ。

ご存じのとおり、7月12日(木)の公示日以降、候補者はインターネットサイトを一切、更新できなくなります。
このナンセンスな法律のひとつくらい変えられない、自分で自分の首を絞めている国に、社会保険庁を信用しろとか、年金は大丈夫とか言われても、まったく信憑性がありません。

大丈夫なんだったら、すべての国政に関するデータベースのAPIを公開し、プログラマーがマッシュアップツールでつくり、国民すべての人が、いろんな職業の人がいろんな角度から国の状態を把握できるようにして、安心させてほしいものです。国はどんなときにでも、国民に対して公正明大でなければならないのです。インターネット時代は、隠ぺい体質をことごとく破壊していきます。

7月12日(木)以降、現実社会では知名度のないボクのチャレンジは、公職選挙法の第142条「文書図画の頒布」のルールにのっとり、選挙期間中はポッドキャストの音声による政治活動を行います。

また、みんなのマニュフェストを書き込めるようにWiki&マニフェストの「ウィキフェスト」も用意しました。
< http://kandatoshiaki.jp/
>

また、12日以降は、セカンドライフ内で、座り込み抗議活動をおこないます。すでにもう座り込んでいますが(笑)。
< http://slurl.com/secondlife/Armon%20Gill/175/127/41/
>

そして、フィナーレはNHKの「政見放送」です。都議選の政見放送は、違法ではありますがYouTubeで何度も繰り返し見られています。外山さんの政見放送は、NHKからの削除依頼があった今でも196本もの映像が公開し続けられています。
< http://jp.youtube.com/results?search_query=%E5%A4%96%E5%B1%B1%E6%81%92%E4%B8%80
>

そう、いくら法で規制をしても、インターネットの進化に追いつくことはできないのです。むしろ、インターネットを活用することにより、インターネットの脆弱性を補う方向へと国がシフトしていく時期に来ているのです。

政治とメディアが、かろうじて秩序を保てる時間は、そう長くはないとボクは考えています。インターネットでこれから人々が苦しむことのないよう、今からインターネットをいい方向で活用できる法整備をすすめなければならないと思います。

この、インターネットで選挙ができない時代に、いかにインターネット選挙で国政に貴重な野党の一議席を獲得するかの動向は、日本のインターネット史に新たな一行を加えることができるチャンスだと考えています。そして、政治の「情報公開化」に適応できない政治家は今すぐ去るべきでしょう!

もちろん、選挙管理委員会様に相談しながら進めていきたいと思いますが、デジクリ読者さん、「応援する」とかのネットでの書き込みは、公示日以降、第三者でも公職選挙法上、残念ながら違法とされています。

ボクは、現行法のギリギリのところまでの、「インターネット選挙活動」を推進するということとなります。

立花隆さんのコラムも一読いただくとボクの気持ちが伝わるかもしれません。
「今どきナンセンスな公職選挙法ネットは解禁ではなく義務化せよ」
< http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/050902_gimuka/
>

ということで、7月29日(日)の選挙日まで、ボクはネットで発言できなくなります。

7月30日(月)のデジクリですべての結果はわかることとなります!
それでは、みなさんいい選挙を! いってきまーす!!!


ビデオ投稿スタジオ BarTube < http://snbar.ameblo.jp
>
毎週木曜日23:00 MXテレビ「BlogTV」出演中
< http://www.technorati.jp/blogtv/
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「NetSurfin2.0」毎週放送中!デジハリ大学放送部
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CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[4]
NANTA

HAL_
< https://bn.dgcr.com/archives/20070709140300.html
>
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いやぁ、前回もカワイコちゃんの話を書けませんでした。「おまちどおさま」と、言いたいのですが、今回は「NANTA」の話をします。

もう、世界中で上演されている舞台なのでご存じの方も多いと思います。2000年から二十回以上も日本公演を行なっているので、出かけた方も多くいると思います。ごらんになった方は「NANTA」と聞いただけで、わくわくする事でしょう。それほど楽しい、心躍らされる舞台なのです。まだ見ていない方も、チャンスがあったら是非ごらんいただきたいものです。

「NANTA」は漢字で書くと乱打です。台詞はほとんどなく、タイトルの通り打ち鳴らすビートが主人公ともいえるミュージカルパフォーマンスです。韓国伝統音楽のサムルノリのリズムと、西洋的な様々なリズム、そして打ち鳴らす肉体を融合して新しいパフォーマンスが生まれています。案内にはよく「ノンバーバル(非言語)・パフォーマンス」等と書かれていますが、台詞はあります。でも、その台詞自体もリズムとなってパフォーマンスと融合します。今回は中で「キュウリ!」という単語を耳にしました。そう、そう、日本の胡瓜です。

実は、旅行計画当初には観劇の予定はなかったのです。偶然にも出発一週間前に届いた封書から、この計画は実行されました。この封書は韓国観光公社から届いたもので、いったい何が入っているんだろうと封を切ってみると「NANTA」の鑑賞券が入っていたのです。

これは今年三月頃に応募した韓国観光公社のイベントで、特賞は航空券だったと思いましたが、そんなことはすっかり忘れたまま旅行計画を立て、出発一週間前に届くとは単なる偶然だけとは思えません。なんと、そのチケットは一週間前に席の予約をしなければならなかったのです!!

今回、私たちはソウル市庁そばにある「NANTA」専用のナンタ劇場で見てきました。午後8時の席を電話予約し、カワイコちゃん取材などを終え、食事を取ろうと思っていましたが、少し遅くなってしまったので見終わった後にすることにしました。韓国の夜の更けるのは遅いのです。午後7時ではまだ夕方も早いと思えるほどの明るさです。それにしても、このまま行ってはお腹がすいてしまうので、通りがかりの店でトッポッキを食べナンタ劇場へ向かうことにしました。

入ったのはトッポッキと韓国おでんという二つだけのメニューの通りから見えるオープンな形態で、背中合わせのカウンターが十四、五席ほどあるだけの小さな店です。「トッポッキ、ハナジュセヨ」と言って二人でひと皿をいただきましたが、その後から入ってくる客はサラリーマン風の男女ばかり。みんな各ひと皿は平らげ、きっとその後、別に夕食も取るのでしょう。韓国人は皆大食漢です。チョンノサンガや明洞あたりの飲食屋台の数も相当なもので、夕方になると多くの人が首を突っ込んでいます。あ、屋台の話は別に書くとして、「NANTA」の話に戻りますね。

「NANTA」が使う楽器は鍋、包丁、まな板、バケツ、すべてキッチンにある道具ばかりです。これが、素敵な音を作り出すのです。開演と同時にチ〜ンというステンレス製の器をはじく音が流れ、ろうそくを手に三人の登場人物が舞台中央に現れます。そのまましばらく、静かなサウンドを創造して行きます。

おはなしは、厨房のコック三人の中に支配人の甥である素人がコックとして参加させられます。さらに、結婚式のパーティーの食事準備を命ぜられ、甥はコック三人に邪魔にされます。そんな状況の中で料理は失敗し、時間もなくなります。しかし、最後は全員が一丸となってパーティーを成功させるという簡単な流れです。

この簡単な流れの中にダイナミックなダンスあり、軽妙な笑いあり、魅力的なサウンドが打ち鳴らされ、鋭いビートが場内を包み込み、観客の身体が浮き立ちます。ふたつ隣の席にいた高齢のご婦人が、笑い転げて死ぬのではないかと、はらはらさせられる場面もありました。台詞はなくても、それほど楽しませてくれます。この舞台は壇上で演じるだけではなく、客をも上手く使い、最後にはすべての観客を巻き込んだパーティー会場を演出します。観客も「NANTA」の一部となるのです。

この舞台はブルー、ブラック、レッド、イエロー、グリーンという五人から七人による色分けされたチームで形成され、それぞれのチームから男四人と女一人という五人の構成が作られます。各チームの中のからどのように組み合わされ、何時演じるのかは当日開演するまでアナウンスは一切されません、同じ演目を別の組み合わせチームはどのように演じるのか、それもまた興味の対象となり、50回以上見ても見飽きない、と言う人がいるほどの舞台になっています。当然私たちもそのおもしろさに魅せられ、きっと再び見に行くことでしょう。とにかく、無条件に楽しいんだなぁ。

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
映像文化都市フェスティバル
YOKOHAMA/ヨコハマEIZONE 2007年7月28日(土)〜8月5日(日)
「初めてのFLASH」等、ワークショップ開催中
< http://www.y-eizone.jp/
>
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
>

新刊「塗り絵で楽しむ俳句の世界」(桃園書房)著者名・飯田晴山
「Shade 9 ガイドブック」BNN新社「ArtRageで絵を描こう!」BNN新社
「Photoshopバージョンブック」毎日コミュニケーションズ
「Illustratorバージョンブック」毎日コミュニケーションズ

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■クリエイター手抜きプロジェクト[135]Photoshop CS2編
選択されたレイヤーの座標値を表示する

古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20070709140200.html
>
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前回と同様に、今度はPhotoshop CS2で選択したレイヤーの座標値を、テキストレイヤーとして生成するスクリプトです。Photoshop CS2では複数のレイヤーを選択できますが、今回のスクリプトはひとつだけ選択してください。複数選択には対応していないためです。以下のスクリプトは、選択したレイヤーの右下の座標値を表示するものです。


saveUnit = preferences.rulerUnits;
preferences.rulerUnits = Units.PIXELS;
offsetX2 = 0; // 横のオフセット(単位はピクセル)
offsetY2 = 0; // 縦のオフセット(単位はピクセル)
layObj = activeDocument.activeLayer;
x1 = parseInt(layObj.bounds[0]);
y1 = parseInt(layObj.bounds[1]);
x2 = parseInt(layObj.bounds[2]);
y2 = parseInt(layObj.bounds[3]);
textObj = activeDocument.artLayers.add();
textObj.kind = LayerKind.TEXT;
textObj.textItem.contents = "(" + x2 + ", " + y2 +")";
textObj.textItem.justification = Justification.LEFT;
tx1 = parseInt(textObj.bounds[0]);
ty1 = parseInt(textObj.bounds[1]);
tx2 = parseInt(textObj.bounds[2]);
ty2 = parseInt(textObj.bounds[3]);
textObj.translate(x2-tx1 + offsetX2, y2-ty1 + offsetY2);
preferences.rulerUnits = saveUnit;


座標値の表示位置の調整は以下の2行の数値を変更してください。

offsetX2 = 0; // 横のオフセット(単位はピクセル)
offsetY2 = 0; // 縦のオフセット(単位はピクセル)

Photoshopの場合はIllustratorと異なりピクセル以外の単位も指定することができます。この単位を設定しているのが以下の行です。

preferences.rulerUnits = Units.PIXELS;

サンプルではピクセルを指定していますが、センチメートルやミリメートル、パイカやポイントなど以下のものが指定できます。

Units.CM
Units.INCHES
Units.MM
Units.PERCENT
Units.PICAS
Units.PIXELS
Units.POINTS

右下だけでなく左上の座標値も表示させたい場合には以下のスクリプトを使います。表示位置のずれ具合などは2〜6行目までのオフセット値を変更してください。


saveUnit = preferences.rulerUnits;
preferences.rulerUnits = Units.PIXELS;
offsetX1 = 0; // 左上の座標値の横のオフセット(単位はピクセル)
offsetY1 = 0; // 左上の座標値の縦のオフセット(単位はピクセル)
offsetX2 = 0; // 右下の座標値の横のオフセット(単位はピクセル)
offsetY2 = 0; // 右下の座標値の縦のオフセット(単位はピクセル)
layObj = activeDocument.activeLayer;
x1 = parseInt(layObj.bounds[0]);
y1 = parseInt(layObj.bounds[1]);
x2 = parseInt(layObj.bounds[2]);
y2 = parseInt(layObj.bounds[3]);
textObj = activeDocument.artLayers.add();
textObj.kind = LayerKind.TEXT;
textObj.textItem.contents = "(" + x2 + ", " + y2 +")";
textObj.textItem.justification = Justification.LEFT;
tx1 = parseInt(textObj.bounds[0]);
ty1 = parseInt(textObj.bounds[1]);
tx2 = parseInt(textObj.bounds[2]);
ty2 = parseInt(textObj.bounds[3]);
textObj.translate(x2-tx1 + offsetX2, y2-ty1 + offsetY2);
textObj = activeDocument.artLayers.add();
textObj.kind = LayerKind.TEXT;
textObj.textItem.contents = "(" + x1 + ", " + y1 +")";
textObj.textItem.justification = Justification.RIGHT;
tx1 = parseInt(textObj.bounds[0]);
ty1 = parseInt(textObj.bounds[1]);
tx2 = parseInt(textObj.bounds[2]);
ty2 = parseInt(textObj.bounds[3]);
textObj.translate(x1-tx2 + offsetX1, y1-ty2 + offsetY1);
preferences.rulerUnits = saveUnit;


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>

Illustrator CS3のページを作ってみました。だんだんと長くなる・・・
< http://www.openspc2.org/reibun/IllustratorCS3/
>

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■イベント案内
デジクリ主催「クリエイターの夢 実現に向けて」吉川惣司+川口孝司
< https://bn.dgcr.com/archives/20070629140100.html
>
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<イベントを仕切っている山本氏から>

大物クリエイターを二人呼んでしまったために、少し参加費が高めなのが申し訳ないです。前情報によると、お二人共にウケ狙いな方なので講演内容も、娯楽性充分だと思います。吉川惣司氏は制作中のアニメ、手塚治虫氏原作「ブッダ」の脚本執筆の合間を縫ってイベント当日の準備をされているとの事でした。業界を目指す人への辛口な講演内容もあると聞いてます。こちらが考えている質問は「この道に進むきっかけ」「若手時代の苦労話」「希望、夢」「現在のプロジェクト紹介」「これから業界を目指す人へのメッセージ」です。参加者からの質問も受付けて、濃い内容にしたいと思っています。

交流会を利用してのイベントもかなり楽しいものになりそうです。FF(ファイナルファンタジー)で有名な「スクウェア・エニックス」になる前のスクウェア時代出身の天才プログラマーな方も参加されます。アニメとゲーム業界にて中心的役割な方々に知れ渡っている人です。そんな発明家さんが現在開発中の娯楽性の高い、ド肝を抜くゲーム用プログラムによるネットセッションを行う事になりそうです。そのセッションにはメイドさんを起用する予定です。

p.s.吉川惣司氏については、ボトムズも有名ですが「太陽の牙ダグラム」のキャラデザインをやった人って言うのが、私の世代45歳前後の方々には解りやすいかな?

日時:7月13日(金)18:00〜20:30
会場:扇町インキュベーションプラザ メビック扇町(大阪市北区南扇町6-28水道局扇町庁舎2階)
< http://www.mebic.com/access/
>
入場料:4,000円(交流会費2,000円含む)
内容:ゲーム・アニメ等、デジタルエンターテインメントのクリエイターが進めているプロジェクト事例や経緯、裏話などを対談形式で紹介。制作中の手塚治虫アニメ「ブッダ」、音楽をテーマにしたオンラインゲーム「クロスロード(仮)」、バーチャルライブ合成システム「なれるんです・あなたも主役(仮)」などを紹介。

スピーカー:
吉川惣司/東京都出身のアニメ監督、脚本家、演出家、アニメーター、舞台演出家。鉄腕アトム・あしたのジョー・天才バカボン・ルパン三世・ベルサイユのばら・太陽の牙ダグラム・装甲騎兵ボトムズ・沈黙の艦隊ほか。
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=12829727
>

川口孝司/アニメプロデューサー、ゲームプロデューサー。ポケットモンスターイベント立案・実行。映画の巻頭に流れるCMのプロデュースなど。
< http://www.nintendo.co.jp/nom/0007/kawaguti/
>
< http://www.jmdb.ne.jp/person/p0562580.htm
>

お申し込み・問い合わせ:デジタルクリエイターズ 山本修までメールにて。
< mailto:osamuchi@ca3.so-net.ne.jp >
※名前(漢字・ふりがな)・住所・連絡先TEL・E-mailアドレス・勤務先を明記の上、お送りください。締切7月10日(火)。定員に達し次第締切。

───────────────────────────────────
■訂正
2237号 「夫婦善哉」と言える境地はくるか? において、テレビで蝶々を演じたのは「藤山直美」と書きましたが、「久本雅美」でした。藤山直美は舞台版でした。混同しました。(十河)

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■編集後記(7/9)

赤塚不二夫のことを書いたのだ!!・なぜか、いまになって「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」(武居俊樹、文藝春秋、2005)を読んだ。赤塚は「『おそ松くん』のユーモアが、『天才バカボン』でナンセンスに近づき、『レッツラゴン』でシュールに発展した。これは、僕の目指していた世界だった」と自分の漫画を分析したというが、その三作すべてを担当したのが武居で、赤塚の笑いの質の変化に立ち会えた幸福な編集者だ。「秘話満載! あの武居記者だから書けたのだ!」というこの本、「あの」とつくのは赤塚漫画に「武居記者」として登場して大暴れしたからだ。アシスタントは綺羅星のごとく、「天才バカボン」引き抜き事件、ニャロメ誕生秘話、山田一郎改名の話、赤塚と美空ひばりのデートなど興味津々の内容で、赤塚作品をとくに好きではないわたしにも充分楽しめるものだった。小学館じゃなくてサンデーに就職したんだ、とうそぶく武居だが、ライバルであるマガジンの連載だった「バカボン」のアイデア出しに参加して夢中になる。赤塚の仕事には、他社のものであっても全面的に協力してしまうとんでもない編集者だった。それをさせた赤塚がえらい。北見けんいちのコメントが赤塚のすべてを語っている。「先生は、あんなにハチャメチャに見えて、僕ら漫画家を育ててくれただけでなく、優秀な編集者も育てたよね。でも、先生って不思議だね。ああしろこうしろと事細かく教えてくれるわけではないのに、周囲の人間が成長するんだもん。きっと人間離れした何かを持っているんでしょうね」これに尽きる。筆者とほぼ同じ時代に雑誌編集者をやってきたわたしだったが、自分にもうひとつ馬鹿が足りなかったなと今になって思う。じゅうぶん馬鹿だったよ、と昔の仲間は間違いなく言うだろうが……。(柴田)

・「コーヒーおかわりしてみました」というメールがOさんから。おお〜っ!私もそのうち試してみようっと。/レッドブルをやっと飲んだ。ガラスコップに移し替えていると、香りといい色といい、オロナミンCやその類似品のような感じ。飲んでもそんな感じ。飲んですぐに寝たので元気が出たかどうかはわかんない。/イベントを仕切ってくれている山本氏から連絡が入ったので、今日の記事内に転載。目指す人だけじゃなく、裏話や突っ込んだ話が聞きたい人や、同じ業界人と話したい人、異業種の人と出会いたい人もどうぞ。先週も書いたが、今日のカンブリア宮殿に株式会社ポケモンの石原恒和氏が登場するって。川口孝司氏はデジクリイベントに登場だっ!(hammer.mule)
< http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
>  カンブリア宮殿
< https://bn.dgcr.com/archives/20070629140100.html
> イベント


photo
赤塚不二夫のことを書いたのだ!!
武居 俊樹
文藝春秋 2007-05
おすすめ平均 star
starやっぱり赤塚不二夫は面白いのだ
star生きる力
star面白すぎだがこれでいいのだ。

伝説のプラモ屋―田宮模型をつくった人々 (文春文庫 た 45-2) アヘン王国潜入記 大仏破壊―ビンラディン、9・11へのプレリュード けっこん・せんか レッツラ*ゴン



photo
赤塚不二夫のことを書いたのだ!!
武居 俊樹
文藝春秋 2005-05-26
おすすめ平均 star
star貴重な証言禄
star赤塚不二夫に愛惜をこめて
star最低な本です
star一気に読んでしまいました。
star何も聞かずに、読むのだ!!!

レッツラ*ゴン 赤塚不二夫のおコトバ―マンガ人生50周年記念出版 赤塚不二夫 天才ニャロメ伝 漫画に愛を叫んだ男たち アカツカNo.1―赤塚不二夫の爆笑狂時代

by G-Tools , 2007/07/09