みなさん、こんにちは、「Fanny Fase」の関谷哲史です。ここに登場するのは、またまた久しぶりになってしまいました。
・不細工な顔で「2005アジアデジタルアート大賞」
< https://bn.dgcr.com/archives/20060119000000.html
>
昨今、世間では健康ブームでいろんなダイエット法みたいなのがあったりしますが、僕はというとひょんなところから自転車に凝り出してしまいました。ということで、大好きな「自転車」について数回に渡って書きたいと思います。
一年ほど前までは、自転車って全然眼中になかったというか、所有してはいたんですが日常の足として乗っていたので、別にどうでもいいやと思っていました。
・不細工な顔で「2005アジアデジタルアート大賞」
< https://bn.dgcr.com/archives/20060119000000.html
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昨今、世間では健康ブームでいろんなダイエット法みたいなのがあったりしますが、僕はというとひょんなところから自転車に凝り出してしまいました。ということで、大好きな「自転車」について数回に渡って書きたいと思います。
一年ほど前までは、自転車って全然眼中になかったというか、所有してはいたんですが日常の足として乗っていたので、別にどうでもいいやと思っていました。
その所有してたのが「アレックスモールトン」っていう、簡単に言うとイギリス製で前後にサスペンションがついてて、タイヤが小径の自転車です。詳しくは、以下にありますので、興味のある方は是非ご覧になってみて下さい。
< http://www.dynavector.co.jp/moulton/
>
タイヤが小径なのでとても軽く、初心者にはうってつけの、非常に間口の広い自転車といえます。値段もピンキリで、高いものはお城で作られ、一番手頃なモデルは別の工場で作られています。別の工場といっても、イギリスの工場で職人さんによってしっかり手作りされています。
もちろん、僕が所有しているのは手頃モデル。APBといって今は絶版ですが、どんな目的にでも乗れるというコンセプトのモデルです。現在は、後継機種のTSRというモデルにあたります。
購入してから数年は、最初に買ったまんまの、どノーマルで乗っていました。しかし、サイクリングに誘われ、30キロ以上走ると膝が痛くなったり、帰る体力が残っていなかったり。それでもとくに疑問を持つこともなく、まぁ自転車だからこんなもんか、ピタピタのウェアを着て走るつもりなんてさらさらないし、英車だけにクラシック感を大事にしようと思ってました。
一年前くらいの話です。前の職場で、隣の席の人が、自転車通勤をしてました。たまたま、自転車の話で盛り上がり、僕も自転車通勤してみようかということになりました。というか、なんだか出来るような気がしてきました。
川崎から六本木までおおよそ20キロ。毎日でなく週二日くらいだったら気分転換になるし、好奇心が強い性格も手助けして、やってみようということになりました。
ところが、その「通勤」に使うようになってから、新たな欲望が出てきました。最初は、軍用ブーツに短パンTシャツで、適当にペダルこいで「なんだ結構楽じゃん」みたいな感じでした。
そのうちに車道を走るようになり、元来被り物は似合わないのですが、安全面からヘルメットを買いました。そうすると目を守るためサングラスも、手袋も、排気ガス対策の為マスクも、と続きました。
涼しくなってきて、Gパンで走っていたのですが、すれるのでジャージにしました。そうすると、快適さが一気に増して、上半身は自転車用のジャージを着るようになりました。ジャージなんて学生時代からなので数十年ぶりでした。
ところが、これがまたとても快適でした。軽くて、身体にフィットして汗をかいてもすぐ乾いて、そうするとドリンクもミネラルウォーターをよく飲むようになりました。飲むのは大体、20キロで500mlくらいで、後々調べると実はウォーターローディングといって、こまめに水分補給した方がパフォーマンスが上がるということです。
僕は、学生時代バレーボールをやっていたのですが、監督に「飲み過ぎだ!」と怒られることがありました。そんな経験を、僕の年代以上の方はお持ちだと思います。喉が乾く前に飲むのがウォーターローディングの原則なので、水分の我慢大会は時代錯誤と言えるでしょう。
自転車本体の方も、ハブを含むホイール、シフト系とブレーキを元々ついているやつがぎりぎりの質だとわかり、グレードを中くらいのものにバージョンアップしました。自転車は構造がシンプルなので、理解さえすれば自分でメンテナンス出来るのもいいところです。もっとも、親密な自転車屋さんが近所になかったという方が大きいかもしれません。
ハンドルも、もともとセミドロップなのでグリップをコットンバーテープにしてバーエンドにバックミラーをつけました。ここまでくると自転車的にはまぁまぁで、ロードまではいかないにしてもクロスバイクレベルでしょうか。
モールトンは小径車なので、ロードかマウンテンバイクかの線引きが難しいのですが、僕のはVブレーキをキャリパーブレーキに換えれば完全にロードですが、それにはフレームのカスタマイズが必要なので諦めました。
通勤のネックとなる荷物は、リュックにしました。というのは嘘で、これは小径車の強みなのですが、車輪が小さい分、荷物のスペースが取れます。僕のは後ろにバックを付けました。本体のフレームにじかに付いているので、ハンドリングにも影響ありません。ですが、もちろん重量が増えれば、ランディングにはかなり影響あります。軽いと快適この上ないというのは、体験してみてわかるものです。
快適とは何か? どれくらいのペースで走ればいいのか? どのくらいの体力を消費しているのか? という問題にぶつかった時に浮上してきたのが、心拍計でした。もともと、面倒臭そうで個人的に好きではなかったのですが、有酸素運動とカロリー消費の関係が分かると知り、迷わず付けました。
これが大正解でした。最大心拍数の80パーセント以下で走る、僕だと大体122から156の間で走るのが有酸素運動となります。それ以上だと無酸素運動、もしくは危険な状態になるそうです。というか、疲れて走れなくなります。確かに心拍数122から156を守れば、100キロくらいはいけそうな気がしてきました。
消費カロリーもわかるのでダイエットにも最適です。通勤では、片道でおおよそ700キロカロリーくらい消費します。なので一日三食しっかり食べます。そういえばなんとなく身体が引きしまったような気もしてきました。体重的にいえば、劇的な変化がない分、増えません。というか、食いしん坊が運動してると言った方が適切です。
という感じで特に太ってもないのに、自転車にのめり込むと「奥さんに痩せろって言われたのか?」などと中傷されますが、サイクリングというある意味地味なスポーツが自分に合っているような気がしてます(他の球技などに比べて特に見せ場がないような気もしますが)。
次回は柳沢峠100キロと足の毛(笑)などについて書きたいと思います。
【せきや・てつし】sekiyac@triton.ocn.ne.jp
sekiyac Shed < http://www4.ocn.ne.jp/%7Esekiyac/
>
2006年 らでぃっしゅぼうや 夏のおべんとうフォトコンテスト 夏のいろどり部門入賞
< http://www.radishbo-ya.co.jp/obento/index_present.html
>
株式会社スフィアフレーム所属。ゲームのグラフィックなどを受注しています。何かありましたらお気軽にご相談下さい。
< http://www.sphereframe.co.jp/
>
< http://www.dynavector.co.jp/moulton/
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タイヤが小径なのでとても軽く、初心者にはうってつけの、非常に間口の広い自転車といえます。値段もピンキリで、高いものはお城で作られ、一番手頃なモデルは別の工場で作られています。別の工場といっても、イギリスの工場で職人さんによってしっかり手作りされています。
もちろん、僕が所有しているのは手頃モデル。APBといって今は絶版ですが、どんな目的にでも乗れるというコンセプトのモデルです。現在は、後継機種のTSRというモデルにあたります。
購入してから数年は、最初に買ったまんまの、どノーマルで乗っていました。しかし、サイクリングに誘われ、30キロ以上走ると膝が痛くなったり、帰る体力が残っていなかったり。それでもとくに疑問を持つこともなく、まぁ自転車だからこんなもんか、ピタピタのウェアを着て走るつもりなんてさらさらないし、英車だけにクラシック感を大事にしようと思ってました。
一年前くらいの話です。前の職場で、隣の席の人が、自転車通勤をしてました。たまたま、自転車の話で盛り上がり、僕も自転車通勤してみようかということになりました。というか、なんだか出来るような気がしてきました。
川崎から六本木までおおよそ20キロ。毎日でなく週二日くらいだったら気分転換になるし、好奇心が強い性格も手助けして、やってみようということになりました。
ところが、その「通勤」に使うようになってから、新たな欲望が出てきました。最初は、軍用ブーツに短パンTシャツで、適当にペダルこいで「なんだ結構楽じゃん」みたいな感じでした。
そのうちに車道を走るようになり、元来被り物は似合わないのですが、安全面からヘルメットを買いました。そうすると目を守るためサングラスも、手袋も、排気ガス対策の為マスクも、と続きました。
涼しくなってきて、Gパンで走っていたのですが、すれるのでジャージにしました。そうすると、快適さが一気に増して、上半身は自転車用のジャージを着るようになりました。ジャージなんて学生時代からなので数十年ぶりでした。
ところが、これがまたとても快適でした。軽くて、身体にフィットして汗をかいてもすぐ乾いて、そうするとドリンクもミネラルウォーターをよく飲むようになりました。飲むのは大体、20キロで500mlくらいで、後々調べると実はウォーターローディングといって、こまめに水分補給した方がパフォーマンスが上がるということです。
僕は、学生時代バレーボールをやっていたのですが、監督に「飲み過ぎだ!」と怒られることがありました。そんな経験を、僕の年代以上の方はお持ちだと思います。喉が乾く前に飲むのがウォーターローディングの原則なので、水分の我慢大会は時代錯誤と言えるでしょう。
自転車本体の方も、ハブを含むホイール、シフト系とブレーキを元々ついているやつがぎりぎりの質だとわかり、グレードを中くらいのものにバージョンアップしました。自転車は構造がシンプルなので、理解さえすれば自分でメンテナンス出来るのもいいところです。もっとも、親密な自転車屋さんが近所になかったという方が大きいかもしれません。
ハンドルも、もともとセミドロップなのでグリップをコットンバーテープにしてバーエンドにバックミラーをつけました。ここまでくると自転車的にはまぁまぁで、ロードまではいかないにしてもクロスバイクレベルでしょうか。
モールトンは小径車なので、ロードかマウンテンバイクかの線引きが難しいのですが、僕のはVブレーキをキャリパーブレーキに換えれば完全にロードですが、それにはフレームのカスタマイズが必要なので諦めました。
通勤のネックとなる荷物は、リュックにしました。というのは嘘で、これは小径車の強みなのですが、車輪が小さい分、荷物のスペースが取れます。僕のは後ろにバックを付けました。本体のフレームにじかに付いているので、ハンドリングにも影響ありません。ですが、もちろん重量が増えれば、ランディングにはかなり影響あります。軽いと快適この上ないというのは、体験してみてわかるものです。
快適とは何か? どれくらいのペースで走ればいいのか? どのくらいの体力を消費しているのか? という問題にぶつかった時に浮上してきたのが、心拍計でした。もともと、面倒臭そうで個人的に好きではなかったのですが、有酸素運動とカロリー消費の関係が分かると知り、迷わず付けました。
これが大正解でした。最大心拍数の80パーセント以下で走る、僕だと大体122から156の間で走るのが有酸素運動となります。それ以上だと無酸素運動、もしくは危険な状態になるそうです。というか、疲れて走れなくなります。確かに心拍数122から156を守れば、100キロくらいはいけそうな気がしてきました。
消費カロリーもわかるのでダイエットにも最適です。通勤では、片道でおおよそ700キロカロリーくらい消費します。なので一日三食しっかり食べます。そういえばなんとなく身体が引きしまったような気もしてきました。体重的にいえば、劇的な変化がない分、増えません。というか、食いしん坊が運動してると言った方が適切です。
という感じで特に太ってもないのに、自転車にのめり込むと「奥さんに痩せろって言われたのか?」などと中傷されますが、サイクリングというある意味地味なスポーツが自分に合っているような気がしてます(他の球技などに比べて特に見せ場がないような気もしますが)。
次回は柳沢峠100キロと足の毛(笑)などについて書きたいと思います。
【せきや・てつし】sekiyac@triton.ocn.ne.jp
sekiyac Shed < http://www4.ocn.ne.jp/%7Esekiyac/
>
2006年 らでぃっしゅぼうや 夏のおべんとうフォトコンテスト 夏のいろどり部門入賞
< http://www.radishbo-ya.co.jp/obento/index_present.html
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株式会社スフィアフレーム所属。ゲームのグラフィックなどを受注しています。何かありましたらお気軽にご相談下さい。
< http://www.sphereframe.co.jp/
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by G-Tools , 2007/07/17