
今回のiPod購入の目的は、なんといってもWi-Fi環境下におけるウェブブラウザとしての機能であった。音楽を聴くというよりも、ニュースを、いつでも手のひらで確認したいというニーズであった。しかし、手のひらニュースデバイスとしては、au携帯のW53CA、W-ZERO3(SIMなし)、SONY Myloがあったが、やはりアップル製品はとても気になる。そして、もしも気に入らなければ、今ならばオークションでも売価で売れているので、すぐに手放せばいいだけである。買わない理由が見当たらない。
手のひらでのウェブデバイスの市場は、今後ますます拡大することだろう。コンピュータというのは、良くも悪くも、机と椅子がある環境でキーボードとマウスを要求される。しかし、いったんデスクに座ると、メールの作業に大半の時間は奪われ、原稿や資料作成の合間に、mixiやチャットと、とたんに忙しくなる…。デスクについたとたん、ゆとりなどなくなってしまうのだ。それが、手のひらにおきかえると、その時間が拡大されるからだ。
本来の「楽しむためのブラウズ」など、デスクでは、とてもできなかったが。しかし、iPod Touchがあれば、もっと直観的にウェブを楽しめそうに思った。ベッドに横になりながらのブラウズも可能だ。
iPod Touchを早く手にいれるためには、通常はApple StoreやAmazonで予約するのであるが、今回はウェブブラウザの「マルチタッチ」と呼ばれる機能を直接、確かめたかったので、あえて店頭で製品を確認してから購入することにした。結局、Windows版での不具合が発覚し、Amazonなどでも出荷が遅れたこともあり、店頭で見てからのほうが早く購入できることとなった。
「iPhone」を触らせてもらって、ある程度のイメージはあったものの、iPod Touchの日本語入力のメソッドには驚いた! かつてのNewtonを初めて触った時にような不思議な感覚だ。今まで、ありえなかった入力メソッドなのである。なんといっても、指でおさえての拡大されたアルファベットを視覚で、確認してからの入力後に、さらに日本語の自動変換であるから不思議な感覚だ。
今まで、アルファベット圏の人たちは、入力結果の目視による確認などほとんど不必要だったが、iPhoneやiPod Touchキーボードの登場で初めて、「変換」の感覚を持ったことだろう。
しかし、我々2バイト圏の人々は、「入力確認」と「変換確認」のための目視をなんと二度行うこととなった。携帯電話の「予測変換」に慣れてはいるものの、QWERTYキーボードによる入力確認と予測変換の確認はかなりの苦渋を強いられている。QWERTYキーボードによる日本語入力と同じように、意識しなくなるのかもと思い、しばし、がんばってみた…。
そこで、気づいたことは、人間側ががんばるよりも、iPod Touchの予測変換の学習機能のほうがずっとすぐれてきたことだ。使えば使うほど、賢くなってきてくれるのである。そうか、このiPod Touchで文章などを打つのではなく、検索するときの単語さえ打てれば、ブラウズ需要の大半は満たせる。検索キーワードさえ打てればいいことが理解できた。そう、iPod TouchはウェブのROM端末として使えばいいんだ。
おそらく、この「予測変換」は将来的に、時間や曜日や相手で分析してくれると、選んでいくだけで自動的に文章ができあがってしまう入力メソッドになることだろう。電子メールはフロントエンドプロセッサがスマートになると、仕事はさらに快適になることだろう。
さて、iPod Touchでやはり一番の体験は、マルチタッチディスプレイでズームインだ。GoogleNewsなどでニュースを読んでいると、もう紙の新聞を指先でひろげて拡大しているかのような感覚になってきた。これはなかなか便利だ。しかし、このディスプレイサイズでは、もう不足している。多少、重くなってもA5サイズのiPod Touchのような製品がほしくなってきた。
もしくは、iPod TouchでTouchしていることを、AppleTVのようなセットトップボックスで、大型ハイビジョンディスプレイで映し出してブラウズしたくなってきた。今までのリモコンではなく、iPod Touchをリモコンとして、指で直接、触るインタフェースで、より直感的にウェブサイトをめくったり、拡大したりできることができるだろう。
もしかすると、新聞はディスプレイで読む時代へともう進化してしまったのかもしれない。
マウスやキーボードではなく、指先のジェスチャーをリモコンやデスクトップパソコンのインタフェースに応用すると、ディスプレイの中のウェブをまるで「紙」を扱うように使えるようになるのかもしれない。
iPod TouchのUIは、コンピューティングの新たな一面を見せてくれた。ぜひ、この機能をMacBookなどにも反映させてもらいたいものだ。
ビデオ投稿スタジオ BarTube < http://snbar.ameblo.jp
>
毎週木曜日23:00 MXテレビ「BlogTV」出演中
< http://www.technorati.jp/blogtv/
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「NetSurfin2.0」毎週放送中!デジハリ大学放送部
< http://blog.dhpodcast.com/
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KandaNewsNetwork,Inc. < http://www.knn.com/
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CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
< http://mixi.jp/show_friend.pl?id=550
>
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226




iPod Touchを早く手にいれるためには、通常はApple StoreやAmazonで予約するのであるが、今回はウェブブラウザの「マルチタッチ」と呼ばれる機能を直接、確かめたかったので、あえて店頭で製品を確認してから購入することにした。結局、Windows版での不具合が発覚し、Amazonなどでも出荷が遅れたこともあり、店頭で見てからのほうが早く購入できることとなった。
「iPhone」を触らせてもらって、ある程度のイメージはあったものの、iPod Touchの日本語入力のメソッドには驚いた! かつてのNewtonを初めて触った時にような不思議な感覚だ。今まで、ありえなかった入力メソッドなのである。なんといっても、指でおさえての拡大されたアルファベットを視覚で、確認してからの入力後に、さらに日本語の自動変換であるから不思議な感覚だ。
今まで、アルファベット圏の人たちは、入力結果の目視による確認などほとんど不必要だったが、iPhoneやiPod Touchキーボードの登場で初めて、「変換」の感覚を持ったことだろう。
しかし、我々2バイト圏の人々は、「入力確認」と「変換確認」のための目視をなんと二度行うこととなった。携帯電話の「予測変換」に慣れてはいるものの、QWERTYキーボードによる入力確認と予測変換の確認はかなりの苦渋を強いられている。QWERTYキーボードによる日本語入力と同じように、意識しなくなるのかもと思い、しばし、がんばってみた…。
そこで、気づいたことは、人間側ががんばるよりも、iPod Touchの予測変換の学習機能のほうがずっとすぐれてきたことだ。使えば使うほど、賢くなってきてくれるのである。そうか、このiPod Touchで文章などを打つのではなく、検索するときの単語さえ打てれば、ブラウズ需要の大半は満たせる。検索キーワードさえ打てればいいことが理解できた。そう、iPod TouchはウェブのROM端末として使えばいいんだ。
おそらく、この「予測変換」は将来的に、時間や曜日や相手で分析してくれると、選んでいくだけで自動的に文章ができあがってしまう入力メソッドになることだろう。電子メールはフロントエンドプロセッサがスマートになると、仕事はさらに快適になることだろう。
さて、iPod Touchでやはり一番の体験は、マルチタッチディスプレイでズームインだ。GoogleNewsなどでニュースを読んでいると、もう紙の新聞を指先でひろげて拡大しているかのような感覚になってきた。これはなかなか便利だ。しかし、このディスプレイサイズでは、もう不足している。多少、重くなってもA5サイズのiPod Touchのような製品がほしくなってきた。
もしくは、iPod TouchでTouchしていることを、AppleTVのようなセットトップボックスで、大型ハイビジョンディスプレイで映し出してブラウズしたくなってきた。今までのリモコンではなく、iPod Touchをリモコンとして、指で直接、触るインタフェースで、より直感的にウェブサイトをめくったり、拡大したりできることができるだろう。
もしかすると、新聞はディスプレイで読む時代へともう進化してしまったのかもしれない。
マウスやキーボードではなく、指先のジェスチャーをリモコンやデスクトップパソコンのインタフェースに応用すると、ディスプレイの中のウェブをまるで「紙」を扱うように使えるようになるのかもしれない。
iPod TouchのUIは、コンピューティングの新たな一面を見せてくれた。ぜひ、この機能をMacBookなどにも反映させてもらいたいものだ。
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- YouTube革命 テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ [ソフトバンク新書]
- 神田 敏晶
- ソフトバンククリエイティブ 2006-12-16
- おすすめ平均
テレビは過去のものになるのか?
完全なる生活者主権の時代へ。YouTube革命の衝撃と既存メディアへの影響を理解する。
googleとyoutube
既得権益の危機
Youtubeについて、一通り分かります

- ウェブ3.0型社会 リアルとネット、歩み寄る時代
- 神田 敏晶
- 大和書房 2007-02-23
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近未来のインターネットに関する考察
読んで楽しい本に久しぶりに出会いました
業界人なら必読
ネット世界のファクトを丁寧に拾い、整理し、近未来を洞察する
Web2.0を俯瞰してこそ知り得るインターネットのあるべき姿

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- 神田 敏晶
- ソフトバンククリエイティブ 2006-06-16
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内容が薄い
「Web進化論」は頭のいい人達だけの世界って感じだったけど
ユーザサイドからみたWeb2.0の世界
読みやすくはありますが
Wen2.0との共通点をみる

- Apple iPod touch 16GB MA627J/A
- アップルコンピュータ 2007-09-25
- おすすめ平均
痛い人にはイタイ。
スマッシュヒット!!
全般的には◎、だがやはりアメ製…
万人向けでないと思います
手に馴染むUI