<Mac、やっぱり高いんだTT;>
■わが逃走[13]
ここ四半世紀を振り返る。
追悼・清水幸夫
齋藤 浩
■伊豆高原へいらっしゃい[6]
乗り換え色々
松林あつし
■展覧会案内
ピピロッティ・リスト「からから」展
東京ミッドタウン・デザインハブ「POST切手 〜郵便が変わり始めた。切手のデザインはどう変わる。」
■セミナー案内
デジハリ大学院大阪「WEBディレクション講座 プレゼンテーション」
「2008年ネット業界の歩き方 考えておくべき11の重要ポイントとは?」
■わが逃走[13]
ここ四半世紀を振り返る。
追悼・清水幸夫
齋藤 浩
■伊豆高原へいらっしゃい[6]
乗り換え色々
松林あつし
■展覧会案内
ピピロッティ・リスト「からから」展
東京ミッドタウン・デザインハブ「POST切手 〜郵便が変わり始めた。切手のデザインはどう変わる。」
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「2008年ネット業界の歩き方 考えておくべき11の重要ポイントとは?」
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■わが逃走[13]
ここ四半世紀を振り返る。
追悼・清水幸夫
齋藤 浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20080117140500.html
>
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『第5回・夢見がちな人生の巻』にもゲスト出演してくれた私の25年来の友・ユキオこと清水幸夫が突然死にやがった。らしい。
なぜ「らしい」という表現をしたかというと、ありえないことなので、私自身まだ納得してないからだ。
インフルエンザ→肺炎→お亡くなり、という流れらしい。それもチープな感じだなあ。嘘ならもうちょっとマシな嘘つくべきだ。
お通夜にも行ったし、死顔も見た。入口には清水幸夫のお通夜って書いてあったし、祭壇にはユキオの写真が飾ってあった。でもそこにいたユキオは蝋人形みたいだったし、そもそも38歳の健康な男子がそう簡単に死ぬはずがないのだ。
そこにいる全ての人がナニモノかに雇われたエキストラなんじゃないか? いったい誰が? 何の為に? そんなことしたって誰も得をしないのだから、そんなことする奴はいない。ということは、やはりユキオは死んだということになる。のか?? といった具合に、脳内で結論の出ないナゾ解きがエンドレスでここ10日ばかり続いている。
ユキオはひと言でいえば、ひねくれものでいい加減なのんきで間の悪い奴だ。中学のときだって、陰でヘラヘラしてりゃいいのに表立ってヘラヘラしてるもんだから先生に目ェつけられたりしてたしなあ。
そのくせ、太宰治に赤川次郎の表紙をつけて読んでたりするようなカッコつけでもあるのだ。林間学校前日に盲腸で入院なんかするしなあ。不憫に思って土産に買ってきてやったサンショウウオの黒焼きは、結局食わなかったそうじゃないか。失礼な奴だ。
桜の木の下で、ウイスキーのボトルにウーロン茶入れて酔っぱらったふりして遊んでいるのをPTAのオバサンに見つかったときも、素直に説明すればスルーできたのに変につっかかるから問題になりかけたし。
お前一人が損する分には構わないが、周りに迷惑が及ぶってことを学んでほしかったな。
YMOのライブのときだってそうだ。1983年12月12日、日本武道館。初めてのライブがYMOの散開(解散のこと)だったので、嬉しさと寂しさが混じり合って緊張しながら九段下へ向かったオレ達だったが、会場が暗くなり御三方が登場、「tong-poo」の演奏が始まると同時に、ユキオの奴はそれに合わせて調子っぱずれにオレの耳元で歌いはじめたのだ。「tong-poo」はインスト曲なので当然歌詞はない。この場合の歌うとは、音程のずれたハミングを意味する。こんな感じだ。
「ダーダダダダダダーダダダダダダダダダダダーダダダダーダダダーダダダダダダーダダダダーダダダーダダダダーダダーダー…」
初めてYMOを生で聴けて嬉しいのはわかるが、だったら心で歌え。しかもなぜ「ダ」で歌う??
つーか、これは一生の思い出に残るコンサートなんだからな。「歌うな!」って言ったけど、しばらくするとまた歌い出すしさ。
結局「1983 YMO JAPAN TOUR」は、全曲ユキオのバッキングボーカル付きでオレの脳に記憶されてしまった。いまだにライブ盤『AFTER SERVICE』を聴いてもオマエの声がMIXされるのだ。どうしてくれる?
そういえばちょうどこの頃、小生意気な中坊だったオレ達は「ビックリハウス」やら「広告批評」なんかを読んで糸井さんのコピーに感激したりして「広告業界っていいよねー」なんて言ってたもんだ。オレはしばらく忘れてたけど、当時こんな会話があったらしい。
ユキオ「将来どんな仕事するかとかって具体的に考えてんの?」
オレ「美大出てデザイナーになって『tong-pooデザイン事務所』を開設して広告作る」
ユキオ「ヒロシは絵が描けるからいいけどさー。俺はどうすりゃいい?」
オレ「絵はなにも自分で描かなくてもいいんだ。ただ、必要な絵かそうでない絵かを見極めるには能力がいる。そっちを磨いて企画する人になれば?」
後年ユキオは「あんときはクヤシかったけど、ヒロシの言葉にスゲー感動したっていうか、俺も広告業界行けるじゃん! て思ったんだよ。チクショー、飲もうぜ」なんて言ってくれた。オレそんなこと言ったんだ。へー。イヤな中学生だな。
そしてユキオはこう続けた。「tong-pooデザイン事務所、早く設立しろよ。俺営業やるからさ」。気持ちは嬉しいが、オマエみたいな奴と会社作ったら接待交際費が異常にかかりそうだから、しばらくはナイな。なんて思ったけど言わなかった。オレってオトナ。
でも、なんだかんだでユキオは某広告代理店→毎日新聞社広告局と、初志貫徹したからエライよな。少なくとも、デザイナーになって本当にtong-poo graphicsを設立したオレと同じくらいエライ。
tong-poo graphicsとして仕事を始めて四年目だったか。毎日広告デザイン賞の授賞式でユキオに会った。主催者側と受賞者ってことで、あの会場で再会できたってことはスゲー嬉しかったし、ユキオもスゲー喜んでくれた。いい思い出だ。
今思えばそれが“動いてるユキオ”に会った最後だったのかな。その少し後に「俺、こんどデザイナーを紹介するページの担当になったから、ヒロシのこと載せたいんだよ。広告賞のことでタイムリーだし絶対イケるから、至急作品をファイルにまとめて送ってくれ」なんて電話をくれたので、慌てて20ページのポートフォリオを作って送ったのにそれっきりだったなあ。
一か月も過ぎた頃、まあ、どうせユキオだし。と諦めた訳だが、たぶんユキオは翌日にはそんなことすっかり忘れて別の仕事をしていたのだろう。オマエって昔から変わらないよな。いつだったか「飲もう! 俺が仕切るから」なんて突然電話くれるから、その日の予定は空けておいたのに結局何も言ってこなかったし。
ほんと、オマエってそういう奴だよな。で、その後メールのやりとりは数回あったと記憶してるが、しばらく疎遠になっちゃった。で、突然「死にました」だってさ。どういうことだ?
二十歳の頃だったか、「墓場まで持っていきたいアルバムは何か」なんて話をしながら飲んでいたとき、結局YMOの『テクノデリック』か『BGM』かで結論が出なかったことを思い出した。まあ、誰とこの話になっても同じ結果になるのだが。
そんな訳で、弟のマサオ君に『テクノデリック』を渡しておいた。あの世で聴くがいい。『BGM』はオレが持ってく。当分先のことになると思うけどね。
【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。
< http://www.c-channel.com/c00563/
>
●第5回・夢見がちな人生の巻
< https://bn.dgcr.com/archives/20070913140200.html
>
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■伊豆高原へいらっしゃい[6]
乗り換え色々
松林あつし
< https://bn.dgcr.com/archives/20080117140400.html
>
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いや〜驚きましたね…… Mac Book Air! あの軽さと薄さの秘密は何だろう……って思って仕様をよく見ると……DVDドライブが付いてない。ドライブはオプションなんですね……う〜む、がっかり。かさばる外付けドライブを持ち歩く気にもなれず、帰省の時の新幹線の中で映画を見るという使い方は厳しそうですね。
それはそうと、今回のテーマは乗り換えについてです。実は僕は長年Macを仕事に使って来ましたが、最近Macへのこだわりが薄れてきたというか、メリットを感じなくなってきたというか、Windowsへ乗り換えようか、と考えているのです(というか、Windowsマシンを買っちゃいましたが)。<それは完全な裏切り行為だ! by Mac信者。
そもそものきっかけは、メインで使っている3Dソフトの乗り換えを考えたことです。今まで仕事で使って来た3DソフトはLightWaveです。それに物足りなさと技術的に入り込めない壁を感じたとき、3dsMaxへの乗り換えようと決めました。しかし、MaxはWindowsにしか対応していない……それで、どうしてもマシンをWindowsにする必要があったのです。
実は僕、すごく物覚えが悪く、その上マニュアルを読むのも苦手と来ます(オンラインゲームなどのQ&A掲示板で、一番最初に袋だたきに遭うタイプですね)にもかかわらず、何が縁なのか、3Dの世界に踏み込んでしまい、今に至ります。今までの3D遍歴は……STRATA 3D Pro > LightWave3D > 3dsMax という流れです。段々値段が高くなりますね。しかも物覚えの悪い僕なので、乗り換えても使えるようになるまで、半年〜一年はかかります。
もちろん乗り換えると言うからには、それなりの理由があります。STRATA > LightWaveの時は(古いSTRATAです)シームレスなモデリングがしたかったから。LightWave > Maxの時はきれいなレンダリングがしたかったのと、アニメーションの幅を広げたかったからです。ちょっと安直ですね。
もちろん、LightWaveでもきれいなレンダリングはできるのでしょう……でも、それがなかなかうまくいかない。それに輪をかけて、Mac版LightWaveはよく落ちる。マシンを変えても、OSを変えても、LightWaveのバージョンを上げてもやはり落ちる。
……それで、ある時「うっぎ〜!!」ってなったのも事実です。気がついたら50万もするMaxをネット注文していました。それから半年、OSを切り替えながらBootCamp上でMaxを勉強することになったのですが……
使い始めは後悔しました。なんといっても、わからないことだらけ……(インターフェイスはLightWaveに似てるんですけけどね)
「モディファイア」ってなんじゃ?……ああ、処理をするためのプラグインみたいなものか……でも目がくらむほど種類がある……「マテリアル」ってなんじゃ?……ああ、質感設定のことか……でも、設定の仕方がLightWaveとは全く違う……なんでライトの種類がこんなに沢山あるんだ?……メンタルレイってなんだ?……レンダラーの数も多すぎ! 訳わからん! という感じで、ほとんど何もできない日々が続きました。
モデリングの面で壁を乗り越えることができたのは、LightWaveと同じような使い方ができる部分を探し、LightWaveと同じようにポリゴンオンリーで形状作成ができるようになったのがきっかけです。その後少しづつ道が開け、最近ようやく仕事にも使えるようになってきました。
まあ、これだけ高価なソフトを買ったのだから、後悔しょうが、うまくいくまいが、使うしかないんですけどね。しかし、3Dソフトを乗り換えると言うのは、それに付随する色々なものも同時に変えなければなりません。
その代表がWindowsマシンなのです。最初はiMac Intelで動くBootCampでも大丈夫かなって思っていましたが、3dsMaxでのレンダリングで致命的な不具合が発生し、やむなくマシンを買うことに決めました。しかし、BootCampを使っている時から感じていましたが、Macにしかできないことってなんだろう、と考えた時、思い浮かばないんですね。
Macでできることは、すべてWindowsでもできる。Macに入れてあるiTunesの音楽もWindowsで聞ける。映像も見られる。写真も見られる。今までの仕事データもすべてWindowsで開ける……逆に、WindowsにできてMacにできないことが非常に多い。Gyao!が見られない。Yahoo!動画が見られない。オンラインゲームがほとんど対応していない。
仕事先から当たり前のようにメール添付されるExcelやPowerPointのデータもソフトを買わなければ見られない……3DソフトはほとんどWindows発……(数年前、Mac版のPremiereはもう作らない、って言ったAdobeが、ここに来て「やっぱりMac版の新バージョンを作りました」って言うのも、ちょっとカチンと来ますしね)。
BootCampがOSに標準装備されてから、Macのシェアがアップしたそうです。本来はWindowsユーザーだけど、Macも使いたいと言う人が、移行してきたということでしょうか。しかし、僕の場合は逆です。Windowsってやっぱりすごいんだ……って思ってしまったわけです。
実を言うと、やっぱりMacが好きです。インターフェイスがクールだし、使い勝手も良いですしね。でも、ネットショップで売られている、電気屋さん自作系(?)Windowsマシンの安さを見て愕然としました。僕が使っているiMac Intel 24インチ Core2 Duo2.33GHz(ビデオ、メモリ、HDDなど色々積んで35万円ぐらいだった?)と同等のスペックマシンで、Windowsだと8万円(モニター別)@@; Macの1/4ぐらいの値段で買える……Macは高いってイメージがあったけど、やっぱり高いんだTT;
ぐちを並べてもしかたありませんが、値段の違いはマシンの好き嫌いを凌駕していると感じます。今持っているMacソフトをすべてWindowsにクロスアップすると、さらに莫大なお金がかかるので、当分はMacとWindowsの併用が続きそうです。それにしても、Macの値段を下げる方策はないものでしょうかね。
【まつばやし・あつし】pine2656@art.email.ne.jp
イラストレーター・CGクリエーター
< http://www.atsushi-m.com/
>
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■展覧会案内
ピピロッティ・リスト「からから」展
< http://www.haramuseum.or.jp/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080117140300.html
>
───────────────────────────────────
会期:11月17日(土)〜2月11日(月)11:00〜17:00 月休水20時
会場:原美術館(東京都品川区北品川4-7-25 TEL.03-3445-0651)
入館料:一般1,000円、大高生700円、小中生500円(学期中の小中高生は土曜日無料)
内容:あらゆる境界を高らかに笑って超えるピピロッティ・リストの、日本の美術館における初個展。大型インスタレーション「Das Zimmer(The room)」をはじめ、ヴェネチアビエンナーレで話題を独占した映像「Ever Is Over All」、新作「Under The sKY」など、代表作点が一堂に会する。日祝には同館学芸員によるギャラリーガイドを行う。14:30より30分程度。
参考:Public-image.org
< http://www.public-image.org/report/exhibition/pipilotti_rist_exhibition.html
>
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■展覧会案内
東京ミッドタウン・デザインハブ「POST切手 〜郵便が変わり始めた。切手のデザインはどう変わる。」
< http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/1479.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080117140200.html
>
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会期:12月14日(金)〜2月3日(日)11:00〜19:00
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー5F)入場無料
内容:切手の魅力は、電子メールがこれだけ普及しても衰えることを知りません。郵便が変わり始め、切手のデザインはどう変わっていくのでしょう。200名のグラフィックデザイナーたちが、この小さくも魅力的な表現媒体に注目し、オリジナルの切手をデザインしました。(サイトより)
問合せ:(社)日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)TEL.03-5770-7509
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■セミナー案内
デジハリ大学院大阪「WEBディレクション講座 プレゼンテーション」
「2008年ネット業界の歩き方 考えておくべき11の重要ポイントとは?」
< http://gs.dhw.ac.jp/osakasc/0801wd/
>
< http://gs.dhw.ac.jp/osakasc/08im/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080117140100.html
>
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●「WEBディレクション講座 プレゼンテーション」
日時:1月31日(木)19:00〜21:00
講師:ミキチョクシ(デジタルハリウッド大学院客員教授)
内容:デジタルハリウッド大学院大阪サテライトキャンパスで行われている「WEBディレクション」の講座から、「プレゼンテーション」の回を公開。
●「2008年ネット業界の歩き方 考えておくべき11の重要ポイントとは?」
日時:1月21日(月)19:00〜21:00
講師:塩見政春(デジタルハリウッド大学院客員教授)
内容:インターネットマーケティング担当教員による、2008年最初の公開セミナー。
会場:デジタルハリウッド大学院大阪サテライトキャンパス(大阪市北区西天満6-5-17 デジタルエイトビル1F)
費用:無料
詳細・申込:サイト参照
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■編集後記(1/17)
・思い立って「淵の森」に行ってみた。東京都東村山市と埼玉県所沢市にまたがる緑地で、都県境を蛇行して流れる柳瀬川沿いにあり、コナラやクヌギが生い茂り、オオタカ、カワセミ、ハグロトンボ、イチリンソウなど貴重な動植物が生息している。宮崎駿がその森を散策しながら「となりのトトロ」の構想を練ったという有名なエピソードがある。この森を宅地開発から守るため、「淵の森保全連絡協議会」が結成され、宮崎氏が三億円を両市に寄付し、市民からの寄付も加えて森の半分以上が公有地化された。森の対岸にある雑木林を伐採して宅地にするという開発計画が持ち上がる。緑がなくなる上に、川の護岸がコンクリート化されるなど、淵の森も含めた一帯の自然が破壊されてしまうと危機感を募らせた連絡協議会の運動の結果、東村山市は地権者から雑木林を買い取り、公有地とすることを昨年9月に表明した。
以上、正確ではないかもしれないが、そういった報道で有名な「淵の森」である。JR新秋津駅から5分とかからないところにそれがあった。えっ! これが森ですか? というのが正直な印象だ。よく手入れされているようだが、小さな雑木林に過ぎない。ひと回り5分とかからない。まさか、そんなはずはあるまいと周囲をぐるぐる歩き回ったが、どうやらそこが間違いなく「淵の森」らしい。対岸に渡って問題の雑木林を捜したが見つからない。。小さな森とは聞いていたが、そこそこの規模はあるんだろうなと、幻想を抱いていたわたしが悪かった。冬枯れの雑木林だからさびしいのであって、緑の季節は森らしい景観になるのだろうか。それにしても小さい。実家の裏山のほうが遥かに広大だ。気を取り直して、次は狭山丘陵の「トトロの森」に行ってみるか。(柴田)
・そうなの、Windows安いの。周辺ユーティリティソフトなんかも安いの。種類多いし。それでもかなり安くなったよね。8コアの価格は仕方ないとは思うんだけど、アップルストアでBTOしたものは買えない……潰れないからサポートも含め安全なんだろうけど、メモリやHDDの価格が市場価格と違うような。新製品出るたびに使用していたのを売って新しいものを買う(これが一番賢い気がする。年数万で最新機種を使い続けられる)マメさがなく、デスクトップ型を購入後に全然拡張しなかった私はMac mini狙い。数十k、数百kの世界がメインなので、あまり頭は良くなくて大丈夫かなと。新OSや新iLifeを購入することを考えると、Mac miniのお得感ったら。Windowsだって起動するし。iDVDは外付けドライブでもDVD焼けるようになったし、外付けHDDでの起動+バックアップなのでminiのHDD容量は気にならないし。一体型より個別ものが好きだし。欲を言えば、もうちょっとCPU良くなってメモリ上限が上がれば〜。
AppleのCMって凄いなぁ、ごちゃごちゃした説明的ナレーションはいらないわ、有名人を出す必要はないわ、と書きながらふと思う。これがデザインの力、商品力なんだろう。日本でもMacBook Air並の製品はあるのに話題にならないのは何故だろう。AirのCMを見て、見慣れた書類封筒からノートパソコンが出てきたら、「薄い! なんと厚さ4ミリ! 軽くて持ち運びに便利! (小さく)※4ミリは最薄部です。最厚部は19.4ミリです。DVDドライブはついていません」なんて言われなくてもわかる。それに興味を持った人はスペック調べるし。製品だとたくさんのメリットや思い入れがあると思うのね。ここも良くした、あそこも変えた、こっちも他社と違うところがあるの、って。あれこれ言いたくなるところを、ひとつだけに絞って表現する、削ぎ落とす勇気をかっこいいって思っちゃうんだろうなぁ。外付製品はFirewireで構築しているから、AirにFirewireがついてなくて、ちょっと残念だったんだけど、Firewire製品にはUSB端子もついているから問題なし。これからFirewire対応割高HDDを買わなくても済むのね。Time Capsuleを見て、AppleTVを見て、Appleの考えている方向になるほどなぁと。Appleはライフスタイルや哲学、未来を売っている会社というのがいいんだよなぁ。と、絞れずまとまらず。(hammer.mule)
< http://www.apple.com/jp/macbookair/#ad
> CM
< http://www.apple.com/jp/timecapsule/
> ワイヤレスでバックアップ
< http://www.apple.com/jp/appletv/
> ボーダーレス
■わが逃走[13]
ここ四半世紀を振り返る。
追悼・清水幸夫
齋藤 浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20080117140500.html
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『第5回・夢見がちな人生の巻』にもゲスト出演してくれた私の25年来の友・ユキオこと清水幸夫が突然死にやがった。らしい。
なぜ「らしい」という表現をしたかというと、ありえないことなので、私自身まだ納得してないからだ。
インフルエンザ→肺炎→お亡くなり、という流れらしい。それもチープな感じだなあ。嘘ならもうちょっとマシな嘘つくべきだ。
お通夜にも行ったし、死顔も見た。入口には清水幸夫のお通夜って書いてあったし、祭壇にはユキオの写真が飾ってあった。でもそこにいたユキオは蝋人形みたいだったし、そもそも38歳の健康な男子がそう簡単に死ぬはずがないのだ。
そこにいる全ての人がナニモノかに雇われたエキストラなんじゃないか? いったい誰が? 何の為に? そんなことしたって誰も得をしないのだから、そんなことする奴はいない。ということは、やはりユキオは死んだということになる。のか?? といった具合に、脳内で結論の出ないナゾ解きがエンドレスでここ10日ばかり続いている。
ユキオはひと言でいえば、ひねくれものでいい加減なのんきで間の悪い奴だ。中学のときだって、陰でヘラヘラしてりゃいいのに表立ってヘラヘラしてるもんだから先生に目ェつけられたりしてたしなあ。
そのくせ、太宰治に赤川次郎の表紙をつけて読んでたりするようなカッコつけでもあるのだ。林間学校前日に盲腸で入院なんかするしなあ。不憫に思って土産に買ってきてやったサンショウウオの黒焼きは、結局食わなかったそうじゃないか。失礼な奴だ。
桜の木の下で、ウイスキーのボトルにウーロン茶入れて酔っぱらったふりして遊んでいるのをPTAのオバサンに見つかったときも、素直に説明すればスルーできたのに変につっかかるから問題になりかけたし。
お前一人が損する分には構わないが、周りに迷惑が及ぶってことを学んでほしかったな。
YMOのライブのときだってそうだ。1983年12月12日、日本武道館。初めてのライブがYMOの散開(解散のこと)だったので、嬉しさと寂しさが混じり合って緊張しながら九段下へ向かったオレ達だったが、会場が暗くなり御三方が登場、「tong-poo」の演奏が始まると同時に、ユキオの奴はそれに合わせて調子っぱずれにオレの耳元で歌いはじめたのだ。「tong-poo」はインスト曲なので当然歌詞はない。この場合の歌うとは、音程のずれたハミングを意味する。こんな感じだ。
「ダーダダダダダダーダダダダダダダダダダダーダダダダーダダダーダダダダダダーダダダダーダダダーダダダダーダダーダー…」
初めてYMOを生で聴けて嬉しいのはわかるが、だったら心で歌え。しかもなぜ「ダ」で歌う??
つーか、これは一生の思い出に残るコンサートなんだからな。「歌うな!」って言ったけど、しばらくするとまた歌い出すしさ。
結局「1983 YMO JAPAN TOUR」は、全曲ユキオのバッキングボーカル付きでオレの脳に記憶されてしまった。いまだにライブ盤『AFTER SERVICE』を聴いてもオマエの声がMIXされるのだ。どうしてくれる?
そういえばちょうどこの頃、小生意気な中坊だったオレ達は「ビックリハウス」やら「広告批評」なんかを読んで糸井さんのコピーに感激したりして「広告業界っていいよねー」なんて言ってたもんだ。オレはしばらく忘れてたけど、当時こんな会話があったらしい。
ユキオ「将来どんな仕事するかとかって具体的に考えてんの?」
オレ「美大出てデザイナーになって『tong-pooデザイン事務所』を開設して広告作る」
ユキオ「ヒロシは絵が描けるからいいけどさー。俺はどうすりゃいい?」
オレ「絵はなにも自分で描かなくてもいいんだ。ただ、必要な絵かそうでない絵かを見極めるには能力がいる。そっちを磨いて企画する人になれば?」
後年ユキオは「あんときはクヤシかったけど、ヒロシの言葉にスゲー感動したっていうか、俺も広告業界行けるじゃん! て思ったんだよ。チクショー、飲もうぜ」なんて言ってくれた。オレそんなこと言ったんだ。へー。イヤな中学生だな。
そしてユキオはこう続けた。「tong-pooデザイン事務所、早く設立しろよ。俺営業やるからさ」。気持ちは嬉しいが、オマエみたいな奴と会社作ったら接待交際費が異常にかかりそうだから、しばらくはナイな。なんて思ったけど言わなかった。オレってオトナ。
でも、なんだかんだでユキオは某広告代理店→毎日新聞社広告局と、初志貫徹したからエライよな。少なくとも、デザイナーになって本当にtong-poo graphicsを設立したオレと同じくらいエライ。
tong-poo graphicsとして仕事を始めて四年目だったか。毎日広告デザイン賞の授賞式でユキオに会った。主催者側と受賞者ってことで、あの会場で再会できたってことはスゲー嬉しかったし、ユキオもスゲー喜んでくれた。いい思い出だ。
今思えばそれが“動いてるユキオ”に会った最後だったのかな。その少し後に「俺、こんどデザイナーを紹介するページの担当になったから、ヒロシのこと載せたいんだよ。広告賞のことでタイムリーだし絶対イケるから、至急作品をファイルにまとめて送ってくれ」なんて電話をくれたので、慌てて20ページのポートフォリオを作って送ったのにそれっきりだったなあ。
一か月も過ぎた頃、まあ、どうせユキオだし。と諦めた訳だが、たぶんユキオは翌日にはそんなことすっかり忘れて別の仕事をしていたのだろう。オマエって昔から変わらないよな。いつだったか「飲もう! 俺が仕切るから」なんて突然電話くれるから、その日の予定は空けておいたのに結局何も言ってこなかったし。
ほんと、オマエってそういう奴だよな。で、その後メールのやりとりは数回あったと記憶してるが、しばらく疎遠になっちゃった。で、突然「死にました」だってさ。どういうことだ?
二十歳の頃だったか、「墓場まで持っていきたいアルバムは何か」なんて話をしながら飲んでいたとき、結局YMOの『テクノデリック』か『BGM』かで結論が出なかったことを思い出した。まあ、誰とこの話になっても同じ結果になるのだが。
そんな訳で、弟のマサオ君に『テクノデリック』を渡しておいた。あの世で聴くがいい。『BGM』はオレが持ってく。当分先のことになると思うけどね。
【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。
< http://www.c-channel.com/c00563/
>
●第5回・夢見がちな人生の巻
< https://bn.dgcr.com/archives/20070913140200.html
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■伊豆高原へいらっしゃい[6]
乗り換え色々
松林あつし
< https://bn.dgcr.com/archives/20080117140400.html
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いや〜驚きましたね…… Mac Book Air! あの軽さと薄さの秘密は何だろう……って思って仕様をよく見ると……DVDドライブが付いてない。ドライブはオプションなんですね……う〜む、がっかり。かさばる外付けドライブを持ち歩く気にもなれず、帰省の時の新幹線の中で映画を見るという使い方は厳しそうですね。
それはそうと、今回のテーマは乗り換えについてです。実は僕は長年Macを仕事に使って来ましたが、最近Macへのこだわりが薄れてきたというか、メリットを感じなくなってきたというか、Windowsへ乗り換えようか、と考えているのです(というか、Windowsマシンを買っちゃいましたが)。<それは完全な裏切り行為だ! by Mac信者。
そもそものきっかけは、メインで使っている3Dソフトの乗り換えを考えたことです。今まで仕事で使って来た3DソフトはLightWaveです。それに物足りなさと技術的に入り込めない壁を感じたとき、3dsMaxへの乗り換えようと決めました。しかし、MaxはWindowsにしか対応していない……それで、どうしてもマシンをWindowsにする必要があったのです。
実は僕、すごく物覚えが悪く、その上マニュアルを読むのも苦手と来ます(オンラインゲームなどのQ&A掲示板で、一番最初に袋だたきに遭うタイプですね)にもかかわらず、何が縁なのか、3Dの世界に踏み込んでしまい、今に至ります。今までの3D遍歴は……STRATA 3D Pro > LightWave3D > 3dsMax という流れです。段々値段が高くなりますね。しかも物覚えの悪い僕なので、乗り換えても使えるようになるまで、半年〜一年はかかります。
もちろん乗り換えると言うからには、それなりの理由があります。STRATA > LightWaveの時は(古いSTRATAです)シームレスなモデリングがしたかったから。LightWave > Maxの時はきれいなレンダリングがしたかったのと、アニメーションの幅を広げたかったからです。ちょっと安直ですね。
もちろん、LightWaveでもきれいなレンダリングはできるのでしょう……でも、それがなかなかうまくいかない。それに輪をかけて、Mac版LightWaveはよく落ちる。マシンを変えても、OSを変えても、LightWaveのバージョンを上げてもやはり落ちる。
……それで、ある時「うっぎ〜!!」ってなったのも事実です。気がついたら50万もするMaxをネット注文していました。それから半年、OSを切り替えながらBootCamp上でMaxを勉強することになったのですが……
使い始めは後悔しました。なんといっても、わからないことだらけ……(インターフェイスはLightWaveに似てるんですけけどね)
「モディファイア」ってなんじゃ?……ああ、処理をするためのプラグインみたいなものか……でも目がくらむほど種類がある……「マテリアル」ってなんじゃ?……ああ、質感設定のことか……でも、設定の仕方がLightWaveとは全く違う……なんでライトの種類がこんなに沢山あるんだ?……メンタルレイってなんだ?……レンダラーの数も多すぎ! 訳わからん! という感じで、ほとんど何もできない日々が続きました。
モデリングの面で壁を乗り越えることができたのは、LightWaveと同じような使い方ができる部分を探し、LightWaveと同じようにポリゴンオンリーで形状作成ができるようになったのがきっかけです。その後少しづつ道が開け、最近ようやく仕事にも使えるようになってきました。
まあ、これだけ高価なソフトを買ったのだから、後悔しょうが、うまくいくまいが、使うしかないんですけどね。しかし、3Dソフトを乗り換えると言うのは、それに付随する色々なものも同時に変えなければなりません。
その代表がWindowsマシンなのです。最初はiMac Intelで動くBootCampでも大丈夫かなって思っていましたが、3dsMaxでのレンダリングで致命的な不具合が発生し、やむなくマシンを買うことに決めました。しかし、BootCampを使っている時から感じていましたが、Macにしかできないことってなんだろう、と考えた時、思い浮かばないんですね。
Macでできることは、すべてWindowsでもできる。Macに入れてあるiTunesの音楽もWindowsで聞ける。映像も見られる。写真も見られる。今までの仕事データもすべてWindowsで開ける……逆に、WindowsにできてMacにできないことが非常に多い。Gyao!が見られない。Yahoo!動画が見られない。オンラインゲームがほとんど対応していない。
仕事先から当たり前のようにメール添付されるExcelやPowerPointのデータもソフトを買わなければ見られない……3DソフトはほとんどWindows発……(数年前、Mac版のPremiereはもう作らない、って言ったAdobeが、ここに来て「やっぱりMac版の新バージョンを作りました」って言うのも、ちょっとカチンと来ますしね)。
BootCampがOSに標準装備されてから、Macのシェアがアップしたそうです。本来はWindowsユーザーだけど、Macも使いたいと言う人が、移行してきたということでしょうか。しかし、僕の場合は逆です。Windowsってやっぱりすごいんだ……って思ってしまったわけです。
実を言うと、やっぱりMacが好きです。インターフェイスがクールだし、使い勝手も良いですしね。でも、ネットショップで売られている、電気屋さん自作系(?)Windowsマシンの安さを見て愕然としました。僕が使っているiMac Intel 24インチ Core2 Duo2.33GHz(ビデオ、メモリ、HDDなど色々積んで35万円ぐらいだった?)と同等のスペックマシンで、Windowsだと8万円(モニター別)@@; Macの1/4ぐらいの値段で買える……Macは高いってイメージがあったけど、やっぱり高いんだTT;
ぐちを並べてもしかたありませんが、値段の違いはマシンの好き嫌いを凌駕していると感じます。今持っているMacソフトをすべてWindowsにクロスアップすると、さらに莫大なお金がかかるので、当分はMacとWindowsの併用が続きそうです。それにしても、Macの値段を下げる方策はないものでしょうかね。
【まつばやし・あつし】pine2656@art.email.ne.jp
イラストレーター・CGクリエーター
< http://www.atsushi-m.com/
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■展覧会案内
ピピロッティ・リスト「からから」展
< http://www.haramuseum.or.jp/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20080117140300.html
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会期:11月17日(土)〜2月11日(月)11:00〜17:00 月休水20時
会場:原美術館(東京都品川区北品川4-7-25 TEL.03-3445-0651)
入館料:一般1,000円、大高生700円、小中生500円(学期中の小中高生は土曜日無料)
内容:あらゆる境界を高らかに笑って超えるピピロッティ・リストの、日本の美術館における初個展。大型インスタレーション「Das Zimmer(The room)」をはじめ、ヴェネチアビエンナーレで話題を独占した映像「Ever Is Over All」、新作「Under The sKY」など、代表作点が一堂に会する。日祝には同館学芸員によるギャラリーガイドを行う。14:30より30分程度。
参考:Public-image.org
< http://www.public-image.org/report/exhibition/pipilotti_rist_exhibition.html
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■展覧会案内
東京ミッドタウン・デザインハブ「POST切手 〜郵便が変わり始めた。切手のデザインはどう変わる。」
< http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/1479.html
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< https://bn.dgcr.com/archives/20080117140200.html
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会期:12月14日(金)〜2月3日(日)11:00〜19:00
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー5F)入場無料
内容:切手の魅力は、電子メールがこれだけ普及しても衰えることを知りません。郵便が変わり始め、切手のデザインはどう変わっていくのでしょう。200名のグラフィックデザイナーたちが、この小さくも魅力的な表現媒体に注目し、オリジナルの切手をデザインしました。(サイトより)
問合せ:(社)日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)TEL.03-5770-7509
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■セミナー案内
デジハリ大学院大阪「WEBディレクション講座 プレゼンテーション」
「2008年ネット業界の歩き方 考えておくべき11の重要ポイントとは?」
< http://gs.dhw.ac.jp/osakasc/0801wd/
>
< http://gs.dhw.ac.jp/osakasc/08im/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080117140100.html
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●「WEBディレクション講座 プレゼンテーション」
日時:1月31日(木)19:00〜21:00
講師:ミキチョクシ(デジタルハリウッド大学院客員教授)
内容:デジタルハリウッド大学院大阪サテライトキャンパスで行われている「WEBディレクション」の講座から、「プレゼンテーション」の回を公開。
●「2008年ネット業界の歩き方 考えておくべき11の重要ポイントとは?」
日時:1月21日(月)19:00〜21:00
講師:塩見政春(デジタルハリウッド大学院客員教授)
内容:インターネットマーケティング担当教員による、2008年最初の公開セミナー。
会場:デジタルハリウッド大学院大阪サテライトキャンパス(大阪市北区西天満6-5-17 デジタルエイトビル1F)
費用:無料
詳細・申込:サイト参照
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■編集後記(1/17)
・思い立って「淵の森」に行ってみた。東京都東村山市と埼玉県所沢市にまたがる緑地で、都県境を蛇行して流れる柳瀬川沿いにあり、コナラやクヌギが生い茂り、オオタカ、カワセミ、ハグロトンボ、イチリンソウなど貴重な動植物が生息している。宮崎駿がその森を散策しながら「となりのトトロ」の構想を練ったという有名なエピソードがある。この森を宅地開発から守るため、「淵の森保全連絡協議会」が結成され、宮崎氏が三億円を両市に寄付し、市民からの寄付も加えて森の半分以上が公有地化された。森の対岸にある雑木林を伐採して宅地にするという開発計画が持ち上がる。緑がなくなる上に、川の護岸がコンクリート化されるなど、淵の森も含めた一帯の自然が破壊されてしまうと危機感を募らせた連絡協議会の運動の結果、東村山市は地権者から雑木林を買い取り、公有地とすることを昨年9月に表明した。
以上、正確ではないかもしれないが、そういった報道で有名な「淵の森」である。JR新秋津駅から5分とかからないところにそれがあった。えっ! これが森ですか? というのが正直な印象だ。よく手入れされているようだが、小さな雑木林に過ぎない。ひと回り5分とかからない。まさか、そんなはずはあるまいと周囲をぐるぐる歩き回ったが、どうやらそこが間違いなく「淵の森」らしい。対岸に渡って問題の雑木林を捜したが見つからない。。小さな森とは聞いていたが、そこそこの規模はあるんだろうなと、幻想を抱いていたわたしが悪かった。冬枯れの雑木林だからさびしいのであって、緑の季節は森らしい景観になるのだろうか。それにしても小さい。実家の裏山のほうが遥かに広大だ。気を取り直して、次は狭山丘陵の「トトロの森」に行ってみるか。(柴田)
・そうなの、Windows安いの。周辺ユーティリティソフトなんかも安いの。種類多いし。それでもかなり安くなったよね。8コアの価格は仕方ないとは思うんだけど、アップルストアでBTOしたものは買えない……潰れないからサポートも含め安全なんだろうけど、メモリやHDDの価格が市場価格と違うような。新製品出るたびに使用していたのを売って新しいものを買う(これが一番賢い気がする。年数万で最新機種を使い続けられる)マメさがなく、デスクトップ型を購入後に全然拡張しなかった私はMac mini狙い。数十k、数百kの世界がメインなので、あまり頭は良くなくて大丈夫かなと。新OSや新iLifeを購入することを考えると、Mac miniのお得感ったら。Windowsだって起動するし。iDVDは外付けドライブでもDVD焼けるようになったし、外付けHDDでの起動+バックアップなのでminiのHDD容量は気にならないし。一体型より個別ものが好きだし。欲を言えば、もうちょっとCPU良くなってメモリ上限が上がれば〜。
AppleのCMって凄いなぁ、ごちゃごちゃした説明的ナレーションはいらないわ、有名人を出す必要はないわ、と書きながらふと思う。これがデザインの力、商品力なんだろう。日本でもMacBook Air並の製品はあるのに話題にならないのは何故だろう。AirのCMを見て、見慣れた書類封筒からノートパソコンが出てきたら、「薄い! なんと厚さ4ミリ! 軽くて持ち運びに便利! (小さく)※4ミリは最薄部です。最厚部は19.4ミリです。DVDドライブはついていません」なんて言われなくてもわかる。それに興味を持った人はスペック調べるし。製品だとたくさんのメリットや思い入れがあると思うのね。ここも良くした、あそこも変えた、こっちも他社と違うところがあるの、って。あれこれ言いたくなるところを、ひとつだけに絞って表現する、削ぎ落とす勇気をかっこいいって思っちゃうんだろうなぁ。外付製品はFirewireで構築しているから、AirにFirewireがついてなくて、ちょっと残念だったんだけど、Firewire製品にはUSB端子もついているから問題なし。これからFirewire対応割高HDDを買わなくても済むのね。Time Capsuleを見て、AppleTVを見て、Appleの考えている方向になるほどなぁと。Appleはライフスタイルや哲学、未来を売っている会社というのがいいんだよなぁ。と、絞れずまとまらず。(hammer.mule)
< http://www.apple.com/jp/macbookair/#ad
> CM
< http://www.apple.com/jp/timecapsule/
> ワイヤレスでバックアップ
< http://www.apple.com/jp/appletv/
> ボーダーレス