KNN神田です。
本日、4月7日(月)より、MXテレビ「東京ITニュース」
< http://www.mxtv.co.jp/it_news/
>
というニュース番組でキャスターをやることになった。
デジタル9チャンネルで、17:55の放送と21:30の再放送と、テレビで2回放送される。放送は東京ローカルだけであるが、今回の番組も、昨年の「BlogTV」と同様に、全編YouTubeにアップロードされる。YouTubeでも視聴できるテレビ番組だ。
本日、4月7日(月)より、MXテレビ「東京ITニュース」
< http://www.mxtv.co.jp/it_news/
>
というニュース番組でキャスターをやることになった。
デジタル9チャンネルで、17:55の放送と21:30の再放送と、テレビで2回放送される。放送は東京ローカルだけであるが、今回の番組も、昨年の「BlogTV」と同様に、全編YouTubeにアップロードされる。YouTubeでも視聴できるテレビ番組だ。
前回の「BlogTV」
< http://www.technorati.jp/blogtv/
>
でもTV局、広告主、制作会社、広告代理店、出演者のすべてが、ネット配信を許諾するということで実現が可能となった。TV番組は、さまざまな権利がからみあっているので、ネット配信が難しいと一般には解説されているが、さまざまな権利を持っている関係者が、ネット配信の価値に気づいていないだけだとボクは思う。
むしろ、今後はネット配信でプロモートしたり、ブログにEmbedされ、より多くの視聴者を獲得していく努力をしなければ視聴されなくなるのではないだろうか。視聴機会の損失を多く生み出してしまっている、現在の放送事業構造そのものを考え直す時期にきていると思う。
amazonのレコメンドのように、この番組を見ている人は、こんな番組も見ていますというようなプロモーションが欲しいくらいだ。ブログで今、自分が見ているチャンネルのリスト表示ができるようなウィジットも欲しいし、他人の見ているチャンネルも知りたい。それらが、PCではなくTV単体で実現してほしいものだ。
誰かの予約しているEPGをそのまま設定し、ビデオ予約リストを共有するということもできるだろう。これが普及すると視聴率にも影響を与えることだろう。
自分で番組表を見て、DVDレコーダーに予約設定するという作業そのものが面倒くさいのだ。しかし、面白い番組は見逃したくない。そのソリューションが提供されていないことが問題だ。
ネット上では、テレビのソーシャルブックマーク系のアイデアやTV版のdiggのようなものまで登場しているが、肝心のテレビ側が情報公開に対して、ものすごく保守的であることが問題だろう。
広告もタイミングやアピールポイントや地域性があるから、ネットで何度も繰り返し放送するのはいかがなもの? という声がある。しかし、消費者はそんなにバカじゃない。古いCMを真に受ける人ばかりではないし、ネットで何度も視聴されたほうが意味があるだろうし、ネットで検索してから購入する人が増えてきている。
タレントの制約があるならば、タレントを使わなければいいだけだ。すると、タレントのマネージメント側が考えなおすだろう。彼らのメインの収益がコマーシャルだから、制約は変わってくることだろう。
とにかく、そんなTV業界の慣習をTV側から実験的にアプローチすることができる番組に参加できたことが素直にうれしい。
今回は、テレビ放送よりも先にネットで「放送」を開始している。おそらく日本のテレビ局では初のチャレンジだ。
MXテレビというプラットフォームは、東京ローカルだけど、ネットでは全世界相手に配信できる。YouTubeのブランドチャンネル
< http://www.youtube.com/user/tokyomx
>
に存在することにより、新たな視聴者を獲得できる。
今回、ネットで先行配信することにより、より高精細度なハイビジョンで見たい人は、テレビに戻ってきてくれるなどのことが期待できる。内容次第で、ネットで話題にということも可能だろう。
ネットが先かテレビが先か? で考えた場合、テレビが先でなければならない理由があまり見つからない。
第一回は「動画共有サイトと著作権」がテーマ
< http://jp.youtube.com/watch?v=tDSnA4JacCk
>
楽曲などの使用も、テレビが包括契約で使用できるのと同様、そろそろ、You Tubeでもニコニコでもユーザーが参加し、楽曲を楽しんで、著作者に利益を還元するという新しい音楽の楽しみ方が登場しそうだ。
テレビ放送は毎週月曜日だけど、ネットでは毎週金曜日にアップされる予定だ。
MXテレビ 東京ITニュース 毎週月曜日21:30〜 デジタル9ch
KNN.TV < http://jp.youtube.com/knnkanda
>
BarTube < http://snbar.ameblo.jp/
>
KandaNewsNetwork,Inc. < http://www.knn.com/
>
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226


< http://www.technorati.jp/blogtv/
>
でもTV局、広告主、制作会社、広告代理店、出演者のすべてが、ネット配信を許諾するということで実現が可能となった。TV番組は、さまざまな権利がからみあっているので、ネット配信が難しいと一般には解説されているが、さまざまな権利を持っている関係者が、ネット配信の価値に気づいていないだけだとボクは思う。
むしろ、今後はネット配信でプロモートしたり、ブログにEmbedされ、より多くの視聴者を獲得していく努力をしなければ視聴されなくなるのではないだろうか。視聴機会の損失を多く生み出してしまっている、現在の放送事業構造そのものを考え直す時期にきていると思う。
amazonのレコメンドのように、この番組を見ている人は、こんな番組も見ていますというようなプロモーションが欲しいくらいだ。ブログで今、自分が見ているチャンネルのリスト表示ができるようなウィジットも欲しいし、他人の見ているチャンネルも知りたい。それらが、PCではなくTV単体で実現してほしいものだ。
誰かの予約しているEPGをそのまま設定し、ビデオ予約リストを共有するということもできるだろう。これが普及すると視聴率にも影響を与えることだろう。
自分で番組表を見て、DVDレコーダーに予約設定するという作業そのものが面倒くさいのだ。しかし、面白い番組は見逃したくない。そのソリューションが提供されていないことが問題だ。
ネット上では、テレビのソーシャルブックマーク系のアイデアやTV版のdiggのようなものまで登場しているが、肝心のテレビ側が情報公開に対して、ものすごく保守的であることが問題だろう。
広告もタイミングやアピールポイントや地域性があるから、ネットで何度も繰り返し放送するのはいかがなもの? という声がある。しかし、消費者はそんなにバカじゃない。古いCMを真に受ける人ばかりではないし、ネットで何度も視聴されたほうが意味があるだろうし、ネットで検索してから購入する人が増えてきている。
タレントの制約があるならば、タレントを使わなければいいだけだ。すると、タレントのマネージメント側が考えなおすだろう。彼らのメインの収益がコマーシャルだから、制約は変わってくることだろう。
とにかく、そんなTV業界の慣習をTV側から実験的にアプローチすることができる番組に参加できたことが素直にうれしい。
今回は、テレビ放送よりも先にネットで「放送」を開始している。おそらく日本のテレビ局では初のチャレンジだ。
MXテレビというプラットフォームは、東京ローカルだけど、ネットでは全世界相手に配信できる。YouTubeのブランドチャンネル
< http://www.youtube.com/user/tokyomx
>
に存在することにより、新たな視聴者を獲得できる。
今回、ネットで先行配信することにより、より高精細度なハイビジョンで見たい人は、テレビに戻ってきてくれるなどのことが期待できる。内容次第で、ネットで話題にということも可能だろう。
ネットが先かテレビが先か? で考えた場合、テレビが先でなければならない理由があまり見つからない。
第一回は「動画共有サイトと著作権」がテーマ
< http://jp.youtube.com/watch?v=tDSnA4JacCk
>
楽曲などの使用も、テレビが包括契約で使用できるのと同様、そろそろ、You Tubeでもニコニコでもユーザーが参加し、楽曲を楽しんで、著作者に利益を還元するという新しい音楽の楽しみ方が登場しそうだ。
テレビ放送は毎週月曜日だけど、ネットでは毎週金曜日にアップされる予定だ。
MXテレビ 東京ITニュース 毎週月曜日21:30〜 デジタル9ch
KNN.TV < http://jp.youtube.com/knnkanda
>
BarTube < http://snbar.ameblo.jp/
>
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CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
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- 大和書房 2007-02-23
- おすすめ平均
近未来のインターネットに関する考察
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業界人なら必読
ネット世界のファクトを丁寧に拾い、整理し、近未来を洞察する
Web2.0を俯瞰してこそ知り得るインターネットのあるべき姿

- YouTube革命 テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ [ソフトバンク新書]
- 神田 敏晶
- ソフトバンククリエイティブ 2006-12-16
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by G-Tools , 2008/04/07