KNN神田@台湾です。
10年ぶりに台湾の「ConputexTaipei2008」に参加している。アジア最大級のITショウComdexなき今は、世界最大級のITショウとなっている。会場は、Taipei 101をはさんだ場所とそこから約15分の場所の2か所。
2004年には、世界最高層のタワー「Taipei 101(508メートル)」が登場し、2009年8月16日まではドバイの「ブルジュ・ドバイ(818メートル)」の竣工までは営業中では最高層である。このタワーははじめてだったけど、まるでラスベガスのフォーラムショップのようである。東京でもこれだけのスケール感は出せない。
10年前の台湾は、激しく進化していた。
10年ぶりに台湾の「ConputexTaipei2008」に参加している。アジア最大級のITショウComdexなき今は、世界最大級のITショウとなっている。会場は、Taipei 101をはさんだ場所とそこから約15分の場所の2か所。
2004年には、世界最高層のタワー「Taipei 101(508メートル)」が登場し、2009年8月16日まではドバイの「ブルジュ・ドバイ(818メートル)」の竣工までは営業中では最高層である。このタワーははじめてだったけど、まるでラスベガスのフォーラムショップのようである。東京でもこれだけのスケール感は出せない。
10年前の台湾は、激しく進化していた。
10数年前、Macユーザーであったボクにとって、マザーボード大国である台湾のショウは、なんともつまらない工業製品博であった。しかし、今年は、インテルのAtom搭載のミニノートPCやMIDが大挙に発表されることとなり、新しい時代のコンピューティングの幕開けを感じるショウとなった。
日本でも発売されている台湾のASUSのEeePCは、すでに日本でもイーモバイルと購入すると2万円でおつりがくるというセット販売まで登場している(ノジマ調べ)。
< http://eeepc.asus.com/jp/index.htm
>
しかも、それが全世界で100万台も売れている。日本のAmazonでは49,800円だ。
何よりも、この価格で正規版のWindows XPが走るのだから、HDD容量不足とか、DVD視聴などをあきらめれば、問題は解決する。大人にとっては、セカンドマシンとして、一台あれば何かと便利なマシンだ。
データはすべて、このマシンではなく、Googleアプリを使ってメインマシンやサーバに転送すればいい。このマシンには何もデータを残さないというのが正しい使い方だろう。何よりも軽いPCは、人間の精神衛生にとても優しい!
高価なパソコンを敬遠し、携帯しか使わない中高生でも買えそうな金額にまで落ちていることから、もしかすると日本の中高生の間でミニノートPCという選択肢が登場し、新たなブームになるのかもしれない。
日本の若年層における携帯のみの文化は、世界のITリテラシーから見ると「退化」に等しいから、国力のためにも進化してもプリミティブな携帯以外のITリテラシーを持っていてほしい。
そして、今回、6月3日に発売と同時発売されたばかりの、Atom搭載の「EeePC 901」を台北市の量販店で購入した。台湾製品に、これだけワクワクするのは生まれて初めてだ! 画面はなんと8.9インチになり、EeePC900を思わず買いかけそうだが、初入荷している店舗を探しまわって正解だった。
< http://japanese.engadget.com/2008/05/16/eee-pc-901-6-3-650-bluetooth/
>
噂どおりのASUSのロゴなしで、EeePCというブランドを強調したいようだ。現地価格で17,000元だったので、日本円にして約63,000円だ。
Let's noteのR9が日本の量販店では、12万円代にまで落ちているが、EeePCはその半額、この差はまだ大きい。Asusが日本で発売するまでに、個人輸入で販売するのもありかな? とついつい思ってしまう。
中国語バージョンのWindowsなので、まだ日本語は打てないが、ブラウズしたりするには十分で、後から日本語版のXPを上書き予定。電子メールとブラウズ、しかも今回はブルートゥース搭載なので、いろいろと遊べることは広がりそう。
何よりも、今年は台湾メーカーがこぞって、このAtom搭載マシンを大量に発表してきたので、日本のメーカーがどのように対応するのかが見ものである。いや、発売しなければ、まずいと思う。
値段では太刀打ちできないが、質や付加価値で日本製品ならではのミニノートPCでの展開に期待したい。もちろん、アップルには3GのiPhoneだけではなく、ミニノート市場の製品に「乞うご期待」を勝手にしている。
PCの市場も、低価格帯での「メール&ブラウズ専用デバイス」に、ゲーム機やPDA、携帯、ミニノートと参入し、久し振りに面白い展開になりそうだ。
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