<このトラックパッドならマウスさえ必要ないかも>
■武&山根の展覧会レビュー お知らせ編
「The scenery of a beautiful Cancer 〜美しい癌の景色〜」
武 盾一郎&山根康弘+c-mori(エモリハルヒコ)
■グラフィック薄氷大魔王[186]
超特大サイズのモレスキンノート!
吉井 宏
■武&山根の展覧会レビュー お知らせ編
「The scenery of a beautiful Cancer 〜美しい癌の景色〜」
武 盾一郎&山根康弘+c-mori(エモリハルヒコ)
■グラフィック薄氷大魔王[186]
超特大サイズのモレスキンノート!
吉井 宏
■武&山根の展覧会レビュー お知らせ編
「The scenery of a beautiful Cancer 〜美しい癌の景色〜」
武 盾一郎&山根康弘+c-mori(エモリハルヒコ)
< https://bn.dgcr.com/archives/20090715140200.html
>
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山:どーもー。
武:ういーっす。なんかチャット久しぶりな気がする。
山:そう言えばそうやな。ところで体調どうすか。風邪引いてたっぽいけど。
武:こんな時期に風邪ひくなんて。ちょっとずつ良くはなってきてるが、まだ鼻水が。
山:医者行ってへんの?
武:いってない。
山:行けばええのに。
武:もうちょっと良くなってから行こうかと(笑)。
山:なんじゃそりゃ。
武:医者やってる時間に起きれないし、少し良くなってからじゃないと医者に行く元気が出ないんじゃ。これ一人暮らし老人になったら大変だな。元気で金持ちしか医者に行けないジャマイカ!
山:…そんなこともないやろ。
武:わはは。てか忙しそうだねー。
山:いやあ、現場はないけどヨーロッパから帰ってきて引っ越して展示準備で。わけがわからん。
武:ヨーロッパはどうでしたか?
山:楽しかったで。
武:何処行ってきたん?
山:えーと、まずウィーンから入ってプラハ経由でベルリン、夜行バスでパリに行ってそっからナント。んで、帰ってきました。
武:ナントまあ。
山:…その全然力が入ってないテキトーな返しは何なんや。
武:酒が入ってないからだろうか、呑む気にならない、困ったもんだ。酔っぱらいチャットのアイデンティティーが崩壊してしまう!
山:重症やな。なんかもっとひどい病気にかかってるんとちゃうか。あ、でもちょっと前からもう酔っぱらいキャラやめたいって言うてたやん。
武:うん、もう潮時なのかもなあ。
山:引退(笑)。
武:わたくしは酔っぱらいダメ人間を引退致します!
山:おお! 引退おめでとう! で、今後の予定は?
武:シラフでダメ人間に生まれ変わります!
山:なるほど。真のダメ人間をめざすのか!
武:そう! 夕べ酒呑んでないんだけど泥酔状態みたいな感じになってたんですよ。精神統一で泥酔状態になれる術を俺は体得した!
山:この人あほや(笑)。
武:うん、もう、目に映る全てのものが美しいんです。キラキラと輝いているんです。
山:そういうたぐいのことを定期的に言うよな、武さん(笑)。
武:これからはずっとそう言うことにした。まあ、とにかく、忙しいわけですね。って、ヨーロッパの話どうなったんだ? ナント大きな平城京。
山:…やっぱあかんな。しゃあない。こうなったら僕は霧島呑もう。今日は黒霧島ではない。
武:多分、熱あるんかも。計ってホントに熱あるとやる気なくすから、体温計ってない。
山:病院行きなさいよ。びょーいん。
武:病院から来やがれってもんだよ! こっちが金払うんだぜ! 金貰えるんなら行ってやらあ!
山:いや〜うまいわ霧島。
武:あれ、まじ?
山:まじやで。あたりまえやないか。
武:じゃあ、俺、病気の身体に鞭打って純米酒呑んでしまうかっ! 1升800円の純米酒をめっけたんよ。
山:お、へんなやる気だしてきたな! わはは、呑め呑め。ところで料理酒じゃないの?
武:料理酒でないのだふっふっふ。うー、酒を体内に入れてしまったぁー! っくぅ〜。
山:あほや(笑)。
武:もう世の中どうだっていいわ。
山:うわ! そこまで行くんか! さっきまでキラキラとか言ってたやないか。
武:自意識を捨てて、無意識の宇宙に委ねなさい。。。さあ。
山:あ、宇宙存在タケールだ!
武:宇宙のエネルギーと結びつくのです。そうすれば世界はあなたのものです。
山:そうなのか。じゃあもうゆだねてしまおう。は〜〜〜(深呼吸)。
武:純米酒「宇宙」。
山:本格芋焼酎「無限」。
武:無限宇宙に身も心も未来も委ねなさい。。。
山:なにやってんねん!
武:えー、すすみましょう。そうそう、展示じゃないですか、山根くん!
山:展示? あ、そうやったそうやった。こんど展示するんすよー。
「The scenery of a beautiful Cancer 〜美しい癌の景色〜」
会期:8月21日(金)〜10月11日(日)
会場:NADiff a/p/a/r/t
< http://www.nadiff.com/home.html
>
plan-01:Yamane Yasuhiro
8月21日(金)〜9月10日(木):山根康弘展
plan-02:Takano Itohisa
9月12日(土)〜10月4日(日):鷹野依登久展
plan-03:SWAMP
10月5日(月)〜10月11日(日)
武:これ、ちょっと説明してもらわないとな。
山:えーと、どっから説明すればええのんかな。
武:おいっ!
山:ま、まずは、そうやな、えーと、場所はNADiffです! むかしっからお世話になっている本屋さん&ギャラリーです。えーと、なんて言ったらええねん。
武:アーティストブックを中心に活動するSWAMP PUBLICATIONの創立者である山根康弘と鷹野依登久の二人は画家である、と。その二人の絵画展とスワンプを一連の展示で見せて行こうとのがコンセプトになるのかな。8月から10月まで足掛け3か月の展示っていう。
山:そうそう。わかってるやん。はよ言ってくれよ。
武:山根が言わないからだっ!
山:僕らがやってるSWAMP PUBLICATION関連の展示、っていうことやね。まあこれも、話せば長くなる話でねー、SWAMPを作る前にOBSCUREというギャラリーが東大駒場寮に…、とかいう話はトークイベントで話すでしょう。今回は山根個展、鷹野個展と「絵」の展示な訳ですが、期間中トークやらライブやらがもう、嫌になるぐらい入ってるんやね。なんでこんなにあんねん! というぐらい。ではイベントを一つずつ追っていきましょー。
武:酒呑んだらおなかいたい、、、
山:めんどくさ!
◎plan-01:Yamane Yasuhiro 8月21日(金)〜9月10日(木)山根康弘展
▼8月21日(金)19:00〜 オープニングパーティー
武:って言うかね、なんでも盛り合わせりゃいいーってもんじゃないよー!
山:ほんまやな(笑)。
武:主催者が納得してどーする!
山:いやあ、なんなんやろうねえ。
武:出展する絵とか決まってるの?
山:作ってますよー。
武:大丈夫かいな(笑)。
山:さあ(笑)。大丈夫なんちゃうかな。
武:代わりに俺の出しといてもいいぜよ(笑)。
山:お、それもええな、ってええわけないやろ!
武:わはは! オープニングパーティーは普通な感じでやるんかいな?
山:まあ、だらっと。
武:お酒とかナディッフが用意するの? つまみあるん?
山:たぶんな。でも実は僕、オープニングとかあんまり好きちゃうんです。
武:まあねー、オープニングパーティーってのは絵を売ることを決める時らしいんですわ、ほとんどの作品売上はこの時に決まるらしい、と、美術業界の偉い人から聞いたよ。
山:ほう。何にしてもあんまり好きではない。
武:なんかな、ぶっちゃけ同窓会みたいな感じになったりするんじゃないの? 「おー!めっちゃ、久しぶりやん、何してんの!」的な。
山:どうかなー。たぶん僕、DMとかほとんど出さなそうやしなあ。
武:オープニングパーティーで山根が一番酔っぱらってそうで怖いわ。
山:あり得る…キレてたりするんやろ。うわーめんどくさ。
武:めんどくさそうだー(笑)。
山:というわけで、みなさんあまり来ないよーに! って宣伝にならんやないかっ!
武:あー、けどそのくらいがいいかも(笑)。
山:いやいや、まあ、何ですか、おとなしく隅っこの方にいるので、声でもかけて下さい。
武:山根の置物でも作っておくか。
山:置物ってなんやねん。
武:で、次のイベントいってみよか。
▼8月29日(土)19:00〜:トーク
▼ロジャー・マクドナルド×山根康弘×鷹野依登久
山:トークです! ロジャーさんはインディペンデント・キュレーターで、AIT < http://www.a-i-t.net/
> というNPO法人をされています。以前、16時間美術館というAIT主催のイベントでお世話になりました。
< http://swamp-publication.com/archives/2007/03/16swamp_live_pu.php
>
武:はい。
山:で、ロジャーさんと僕と鷹野依登久で、SWAMPの前身のことらへんからざざっと話していく、と。
武:オブスキュアあたりを話す、と。
山:そうですねー。新宿ダンボールハウスペインティングも話に出るかな。過去の話はざざっとおさらいする感じでしょうけど、実際どんな話になるんでしょうなあ。
武:そういったことをキュレーターの視点からどう捉えるか、が見所かな。次いきましょう。
▼9月5日(土)12:00〜:ライブパブリケーション
▼山根康弘×鷹野依登久×c-mori
▼9月6日(日)12:00〜:ライブパブリケーション
▼山根康弘×鷹野依登久
山:ライブパブリケーションです。今回はc-moriさん登場!
武:だれでしょう?
山:謎のナックルボーラーです。
武:c-moriさんをチャットで呼び出してみましょう! c-moriさーん!
c-mori(以降c):はい。
武:えっと、c-moriさんってどんな方なんですか?
c :古くからの友人です。
武:誰のですか?
c :武さん、山根さん、鷹野さんのです。
山:なんだ! 知り合いじゃないですか! エシバイのエモリハルヒコさん< http://www.emoesibai.com/
> とはどういうご関係ですか?
c :同一人物です。
山:がーん! びっくりした!
武:ライブパブリケーションで、c-moriさんはどんなことをするんですか?
c :4コマ漫画を描きます。
山:おっきいですか?
c :おっきいのは違う日です。
山:じゃあ大丈夫ですね。コピー機におさまらないと困るので。。
武:そうですか! ところでスケジュールにyakisobaって書いてあるのですが、これはなんですか? c-moriさん。
c :焼きそばを作るので、食べて頂ければと思っています。
武:芸達者ですね! c-moriさん実は今風邪で寝込んでいたそうです。
山:え、そうなんか。いま流行ってんのかいな。僕は酔っぱらってきましたが。
武:そういうわけで、c-moriさんのインタビューでした! c-moriさん病気のところ、どうもほんとうにすいません。ありがとうございました。
c :こちらこそ、ありがとうございました。
山:早く治してね〜。5日はc-moriさんが描き続けます。それを鷹野、山根で本にします。
武:それは楽しみだ。
山:6日は鷹野、山根で別の本を作る予定。飛び入りとかあるかもですね〜。
武:なるほど、ハードだな。
山:はい、そんな感じで山根展終了。
武:そんで、鷹野依登久展になるわけですか。
◎plan-02:Takano Itohisa 9月12日(土)〜10月4日(日)鷹野依登久展
山:こっからが大変。
武:ふむ。
▼12日(土)19:00〜:オープニングパーティー
山:まあ、これはいい。普通にやるんやと思う。で、次。
武:ほい。
▼9月19日(土)12:00〜:yaki-soba
▼c-mori
山:先ほど聞きました、焼きそばです(笑)。それ以外に何もないです。とにかく焼きそばです! で、同じ日に、
▼9月19日(土)18:00〜:トーク
▼毛利嘉孝(東京芸術大学准教授)×鷹野依登久×山根康弘×武盾一郎
山:武盾一郎が入っている! 呼んでないのに!
武:展覧会ジャックじゃ! スクワット上等!
山:酔っぱらわして帰らせよう!
武:ってか、毛利さんを紹介せい!
山:毛利さんは、えーと、社会学者です。芸大音校の先生ですな。准教授やったっけ?
武:一応毛利さんから頼まれてるんで宣伝しなきゃ(笑)、「ストリートの思想 転換期としての1990年代/毛利嘉孝著」NHK出版/1,124円/7月30日発売予定/「ホームレス支援、イラク戦争反対デモ、反貧困闘争。思想は大学からストリートへ。1990年代の知の地殻変動をふまえ、その背景を追う。」です。これでいいんだっけ?
山:はい。表紙はなんと、新宿ダンボールハウスペインティングの『新宿の左目(絵:武盾一郎、山根康弘、吉崎タケヲ)』です! もうすぐですねー、出版。
< http://cardboard-house-painting.jp/mt/archives/cat1/index.php
>
武:毛利さんの視点を軸にトークが展開する感じですよね、アカデミックになると思います。
山:ふむ。楽しみですね〜。
武:そうですねー。で、次。
▼9月20日(日)12:00〜:ライブパブリケーション
▼鷹野依登久×山根康弘×武盾一郎
▼9月21日(月・祝)12:00〜:ライブパブリケーション
▼鷹野依登久×山根康弘×武盾一郎
山:2日間またまたライブパブリケーションです。あ! また武盾一郎がいる! なにやるつもり?
武:なにやるの?
山:出演者やろ!
武:さあ。。。
山:次。
武:え!
▼9月26日(土)17:00〜:トーク
▼越川道夫×鷹野依登久×山根康弘
山:トークです。越川道夫さん。スローラーナー代表です。
< http://d.hatena.ne.jp/slowlearner_m/searchdiary?word=%2a%5b%a4%b4%b0%a7%bb%a2%5d
>
< http://d.hatena.ne.jp/slowlearner_m/
>
これは越川さんのブログですな。
武:猫のブログですか?
山:映画の配給、制作をされています。越川さんは鷹野依登久のことなんかを昔「文芸」やったっけ、で書いてたりして、鷹野とのつながりがある方ですね。僕はお会いしたことはありましたが、ちゃんと話すのは今回初めてですね。
武:そうですか。
山:そう言えば「もう、死ぬ気にもならん」と仰ってました。
武:あー、その境地はステキですのー。
山:トークはどんなトークになるんや? これもどきどきしますね〜。
武:司会は山根がせんとならんな。
山:さあねえ。さて、次。
武:ほい。
▼9月27日(日)17:00〜:ライブ
▼伊東篤宏(オプトロン)
山:伊東篤宏 < http://www.gotobai.net/
> さん登場。伊東さんは、その昔、東大駒場寮で知り合いました。
武:「SONY "WALKMAN" CM『伊東篤宏×蛍光灯』篇」
< >
山:自作の蛍光灯楽器、オプトロン奏者です。チカチカするの苦手な人は観れません。
武:かなりチカチカくるよー。
山:で、ライブの後
▼9月27日(日)19:00〜:トーク
▼伊東篤宏×鷹野依登久×山根康弘×武盾一郎
山:僕はよく酒飲んで伊東さんに絡んでました。かなり嫌がってました(笑)。でも許してくれる優しい方です。こちらもなかなか痺れるトークになりそうですねー!
武:あれ、俺いるの?
山:ん? 出ないの?
武:あ、いるのか!
山:いやならいいですよ。どんどん行きます。
▼9月28日(月)〜10月2日(金):公開ペインティング
▼ANTISTROT(Netherlands)
武:ふむ。
山:ANTISTROT、というオランダのペインティングチームがきます。たぶん。
武:たぶん(笑)。
山:ANTISTROTというのはですね、ヨハンという絵描きがよく日本に来てて、その繋がりなんですね。なんか説明めんどくさいけど、彼らもヨーロッパでアーティストブック作ってたりする。そんな繋がりですかね。
武:ほう。
山:僕はよく、そんなヨハンに酒飲んで絡んでました。かなり嫌がってました。未だに嫌がっている気のいいやつです。
武:わはは! もう、酔っぱらって絡んでばっかりじゃないかっ!
山:さて、次。これまた盛りだくさんです!
▼10月3日(土)14:00〜:ライブ&トーク
▼伊東篤宏・KUJUN・関根正幸・ANTISTROT・c-mori 他
武:伊東さん2回も来るんか(笑)。
山:はい。前出の伊東さん、ANTISTROT、c-mori さんにもまた出演していただきます。ANTISTROTは今回ナディッフのガラスにペインティングするんですが、彼らは音、というかなんだろう、パフォーマンスもやるのでそちらの出演です。
武:ほう。
山:c-moriさんは即興4コママンガ絵画制作です。
武:なるほど。
山:で、KUJUNさん。これがいいのかな。KUJUNさんのレーベルです。poodlesのドラムでもあります。
< http://www.wiowio.biz/index.html
>
武:KUJUNこれすか? < http://www.myspace.com/dramaticzone
>
山:ライブやっていただきます。他の日もあるかも、です!
武:ほう! それはすごいね。
山:で、関根正幸こと、キョージュ。ノイズです。
武:キョージュに風邪うつされました。
山:あれ? キョージュのサイトにつながらん!
武:キョージュの風邪は電話やネットで感染します。気を付けて下さい。
山:まあ、キョージュはあれです、ノイズやったり写真撮ったり中仙道だったりします。
武:その正体は自転車です。
山:とまあ、こんな感じでこの日はひょっとするとまだ出演者いるかも。さらにライブペインティングもするかも!
武:そうなんですか。
山:えーと、あくまでも予定です。で、次。
▼10月4日(日)12:00〜:ライブパブリケーション
▼SWAMP×ANTISTROT
武:これはどうなんの?
山:彼らが来ればやります。というのも実は彼らはまだこれるかどうかわからないんですねえ。
武:わはは!
山:大変やな。海外からくるのは。
武:何処に滞在するかとかね。
山:かれらは国からお金もらって来るみたいやけどね、来るとすれば。あれ、国とちゃうか。財団やったかな。
◎plan-03 10月05日(月)〜10月11日(日):SWMAP展
武:この展示はどうなるんじゃ?
山:これはですね、SWAMP展としまして、どうなるんでしょうね。ごちゃっとしてる予定です。ってどんな予定やねん(笑)。基本は映像が流れてることになりそうですね。
武:俺のドローイングとか持ってってもいいの?
山:かまへんよ(笑)。
武:売れちゃうからなー。俺のドローイング、500万円くらいで(笑)。
山:売れたらナディッフとSWAMPで折半にしよう。
武:いいよべつに。って俺の取り分がないじゃん!
山:いいじゃないですかー、そんなことは。
武:まあね。
山:ええんかい! で、次。もう最後ですね。クロージングトークです。
▼10月10日(土)17:00〜:クロージングトーク
▼野崎昌弘(ナディッフ・ディレクター)×鷹野依登久×山根康弘
武:いよいよラストですな。
山:野崎さんはナディッフディレクターの方です。今回の展示の仕掛人でもあります。いや、仕掛けられ人かも知れません。そんな野崎昌弘さんと締めるわけですよ。
武:まあねえ、コマーシャルタイアップなしでこんだけの展示をするわけだからねー。
山:さあようやく終わった! 読んでくれたみなさん、おそらくわけわかんないでしょう。僕もわかりません。
武:お疲れさまーっ! なんだか展示終わった気分だな。打ち上げどうする。
山:なんの打ち上げ?
武:展示の。
山:これだけトークやらイベントやらをするってことは、それだけ打ち上がるってことですかね。さらにまだやるの? 誰がお金出すんだろう。僕はないです。まったく。
武:俺の絵500万円で売れたらパーッと打ち上がろう!
山:じゃあ打ち上がれないってことじゃないですか。
武:おっ!いうねぇ!
山:わはは。まあせいぜい頑張りますので、みなさまお誘い合わせの上、是非お越し下さいませ〜!
【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/禁酒するとか?】
take.junichiro@gmail.com
twitter ぜひフォローして下さい! < http://twitter.com/Take_J
>
Take Junichiro Art works < http://take-junichiro.tumblr.com/
>
246表現者会議 < http://kaigi246.exblog.jp/
>
【山根康弘(やまね やすひろ)/坊主卒業】
yamane@swamp-publication.com
twitter たまにつぶやいてます。 < http://twitter.com/swamp_jp
>
SWAMP-PUBLICATION < http://swamp-publication.com/
>
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■グラフィック薄氷大魔王[186]
超特大サイズのモレスキンノート!
吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20090715140100.html
>
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こないだ文具店に行ったら、目を疑うものが売られていた。A4サイズの特大モールスキン、FOLIOコレクションという新シリーズだそうです。罫線つきのルールド、白紙のプレーン、厚い紙のスケッチブック、水彩紙の水彩画用アルバム、アコーディオン式で袋状のポートフォリオなど5種類ものラインナップ。っていうか、A4サイズで驚くのはまだ早い。なんと超特大のA3サイズも用意されている。在庫がなくて実物は見れなかったけど。
< http://www.moleskine.co.jp/
> モールスキン
(いや、モレスキンと書かなくちゃいけないな。モールスキンでは何のことかわからなくなってるかもしれないので、ちょっと不本意ではありますが、これからモレスキンと呼びます)
で、以前から何度か書いてますが、あこがれのノートだったモレスキンを使い始めたものの、いろいろ紆余曲折の末、2冊を使い切らないうちに使用を中止しました。要するに、僕のノートやスケッチブックに対する変な思い入れやこだわりが強すぎて自然体で使えず、あげく、「ええいっ! ノートやスケッチブックみたいに紙を束ねた製品は金輪際使うのはやめだっ! ペラの紙だけ使うぞ」ってことになったのです。
その「ペラ紙以外使わない」作戦はなかなかにうまくいってるのです。そのへんのコピー用紙とかノートを切り刻んだペラ紙に、ラクガキスケッチしてスキャンし、その場で丸めてゴミ箱へ。ペラ紙は重ねてトレースできるし、くるくる回して描けるし、切り刻めるし、裏から修正できるし、ホントに自由です。そんなふうに、ペラ紙でせっかく理想的なドローイング習慣がついたのに……。
FOLIOのA4サイズ、欲っしい〜〜。モレスキンに夢中だった頃、同じ造りでスケッチブックサイズのものがあったら最高なのにな〜と思ってた、そのものなんだから。A4サイズならスキャンもラクだ。いや、A3サイズなんか広げたらA2だぞ! 広大なサイズで念入りにゴチョゴチョ描き込んで、思考の痕跡の塊を作るのもいいなあ〜。
実は、モレスキンを使用中止した後、ソフトカバータイプのXL(スタンダードよりかなり大きいほぼB5サイズ)が発売になり、誘惑に抗いかねて購入したことがあるんです。これこそ理想のモレスキンだ〜って思っちゃったんです。でも、やはりダメだった。ソフトカバーってのは、当然柔らかくて表紙ごと曲がってしまうので持って書きにくい。厚い紙のスケッチブックタイプもあればよかったんだけど、それだとソフトカバーにする意味がないのか、ラインナップに用意されてなかった。結局、今までの使い切れなかったノートと同様に、切り刻んでペラ紙として使うことに。
高級なノートは特にそうだけど、ノートやスケッチブックで一番いけないのは、必要以上に大切に感じてしまうことだと思う。ペラの紙はあんなにも吹けば飛ぶよな気軽なものなのに、厚みがあって紙の枚数やページ順が変えられないノートは、それだけで「時間や思考を封じ込めた一種の宝物」になってしまう。
デジタル環境基本の僕にとって、紙って単に「パソコンも電気もなしで描けたり閲覧できる便利モノ」でしかないんだから。最近は本当にスキャン後は捨ててしまい、バインダーにも入れてない。バインダーもある程度たまってくると宝物的に見えてしまう危険があるので。捨てられない紙はビニール袋に放り込んであり、ときたまさらに選り分けて捨てている。
そのくらい「スキャン済みの紙は出し殻扱い」を徹底してるのですが……。特大モレスキン、たぶん一度は買ってしまい、やっぱダメだったと分解してペラ紙として使うことになるんでしょうね。
余談。最近のモレスキン、新製品多すぎないか? いや、企業なんだからブームで売れるとなればいろいろ出すのは当然だし、僕がこういうモレスキンあったらいいなってものがどんどん出てるみたいに、ユーザーの要望が確実に反映されててすごいことなんだけど。ただ、モレスキンの大きな魅力に「100年以上同じ定番製品が売られていて、大勢のファンがいて、たぶん将来もずっと入手可能」っていう歴史的保証みたいなのがあると思う。ここ数年の新製品で50年後も変わらず売られているものってあるのかな。
参考:過去の関連記事
[ 71]モールスキン
< https://bn.dgcr.com/archives/20061011140300.html
>
[ 74]モールスキン、レビュー記事風レポート
< https://bn.dgcr.com/archives/20061101140200.html
>
[113]ドローイング用の紙やモールスキン関連の続編
< https://bn.dgcr.com/archives/20071121140200.html
>
[116]ポストイット〜手帳廃止
< https://bn.dgcr.com/archives/20071212140200.html
>
【吉井 宏/イラストレーター】 hiroshi@yoshii.com
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>
僕もMacBook Pro 13インチ、購入しましたよ。MacBook Airは非常に気に入っていたのですが、HDDが80GBしかないのでDropboxの容量50GBをフルに使うにはボトルネックになっていたのです。また、外出時にはiPod touchでほとんど用が足りてしまうので、ノートパソコンが超軽量である必要もなくなってきた。新しいMBP13は買って帰るなり500GBのHDDに換装。この500GBは春に書いた「ハードディスクが行ったり来たり」でMBP17用に用意したもの。普段使うアプリやBootCampのXPに3ds Maxも入れてある即戦力HDD。
換装してそのままイケるかと思ったらトラブル発生。サウンドドライバが機能してないようで、音が出ない。コントロールパネルは「入出力装置がありません」になってる。他にもいくつかあやしい箇所がある。機種によってインストールされるドライバに違いがあるのかも。しかたないので、MBP13のリカバリーディスクでOSXを上書きインストールしたら、どうやら正常に動くようになった。
ディスプレイ調整しても青系がちょっと派手な気がする他は、かなり満足。15インチにしてもよかったかな。そのうちまた17インチで「ノートだけで仕事」の復活かな。ところで、ガラス製のトラックパッド。サブディスプレイでもないのになぜガラスなのか不思議だったけど、使ってみて大いに納得。スルスル滑かな操作感が非常に具合イイのです。4本指でExposeの操作さえできるようになってるんだ〜。ドラッグ操作にも慣れた。僕は、絵を描く以外の通常の操作も「タブレット>マウス>トラックパッド」だったけど、このトラックパッドならマウスさえ必要ないかも。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(7/15)
・安倍夜郎「深夜食堂」第1巻を読む(小学館、2007)。新宿の盛り場の片隅にある癒し処、通称「深夜食堂」は夜12時から朝7時頃まで営業。メニューは豚汁定食、ビール、酒、焼酎だけ。「あとは勝手に注文してくれりゃあ、できるもんなら作るよ、ってぇのがオレの営業方針さ」という気の置けないマスターはちょっとやくざっぽい風貌。しみじみといい話が14編。物語の舞台はすべて深夜食堂のカウンターだ。うれしいのは、よくあるグルメマンガではないことだ(テレビで創作フランス料理とかいうのが出て来るとケッと思うわたしだ)。たとえば、甘い卵焼き、赤いウインナの蛸型炒め、猫まんま、納豆、焼き海苔、焼きたらこ、かつ丼、ナポリタン、ポテトサラダ、キューリのぬか漬け、インスタントラーメンなどの素朴な家庭料理で、出て来る人たちの人生模様をみごとに浮かび上がらせる。絵は地味だがいい味を出していて、なんという懐かしくておいしい人情マンガだ。作者は41歳のマンガ家デビューで、前職はCMディレクターだというから、この短編のうまさの理由がわかった。目玉焼きやあじフライには、しょうゆかソースか論争は誰もが体験したことだろう。わたしはなんでもしょうゆだ。冷蔵庫でちょっと固くなった昨日のカレーをあったかいごはんにかけて、とろかしながら食べるとうまいという話。カレー専門店にもない、深夜食堂第一火曜日のメニューだ。たしかに昨日のカレーはうまい。今度試してみるつもりだ。まるのままのキューリのぬか漬けといっしょに。あ、昼からビールもほしくなる。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091817076/dgcrcom-22/
>アマゾンで見る(レビュー15件)
・山根さんの展覧会。メモメモ。/吉井さんも13インチ! わーい♪ トラックパッドの話、原稿をいただいたタイミングの関係で後記と重なってしまいました。マウスいらないかも、に同意であります。/昨日、外付けマルチタッチトラックパッドの話を書いたら、M氏よりメール。「これ同感です! iPhone/iPod touchがマルチタッチトラックパッドになるのもアリかなとも思います。外付けキーボードにもマルチタッチトラックパッドつけちゃってもいいかなと思ってます。」なるほど! iPhoneなどをBluetoothで接続して使うってのはアリですよね。App Storeにあるのではと一瞬思いましたが、特許侵害になりそう。外付けキーボードにもついていたらいいよなぁ。テンキーの位置にとか、普段はマグネットでくっついていて、自由な位置に持ってこれるとか。後ろはシリコンになっていて、滑り止め効果があって……とメールしたらお返事が。「iPhone/iPod touchをノートブックのテンキーにする『NumberKey』とマルチタッチもいくつか使える『Mobile Air Mouse』をご紹介します。Air Mouseはデモの動画を見ると機能がよく分かります。トラックバッドがメインではなくて高機能なRemoteという印象。ちなみにこれらは、twitterの@iphonefanで訊いてみたら教えていただけました。iPhone/iPod touchの滑り止めに関しては色んなケースが出ていますから、対応できる物があるかもしれませんね。」とのこと。NumberKeyやAir MouseはWiFi接続なのか。NumberKeyは便利だわ〜。Air Mouseの動画を見てびっくり。文字まで打てちゃう。XPやVistaも操作できるらしい。プレゼンで使うとかっこいいかも〜。何気なく書いた後記なのに、展開がとても嬉しい。ありがとうございます!(hammer.mule)
< http://www.balmuda.com/jp/laboratory/numberkey/
> NumberKey
< http://www.mobileairmouse.com/
> Mobile Air Mouse
< https://bn.dgcr.com/archives/20010724000000.html
>実現するといいな。後記に書いてみるもんだな。惜しい。
< https://bn.dgcr.com/archives/20030728000000.html
>ついでにこれも。等身大ガンダムは海外にPRしているのかな
「The scenery of a beautiful Cancer 〜美しい癌の景色〜」
武 盾一郎&山根康弘+c-mori(エモリハルヒコ)
< https://bn.dgcr.com/archives/20090715140200.html
>
───────────────────────────────────
山:どーもー。
武:ういーっす。なんかチャット久しぶりな気がする。
山:そう言えばそうやな。ところで体調どうすか。風邪引いてたっぽいけど。
武:こんな時期に風邪ひくなんて。ちょっとずつ良くはなってきてるが、まだ鼻水が。
山:医者行ってへんの?
武:いってない。
山:行けばええのに。
武:もうちょっと良くなってから行こうかと(笑)。
山:なんじゃそりゃ。
武:医者やってる時間に起きれないし、少し良くなってからじゃないと医者に行く元気が出ないんじゃ。これ一人暮らし老人になったら大変だな。元気で金持ちしか医者に行けないジャマイカ!
山:…そんなこともないやろ。
武:わはは。てか忙しそうだねー。
山:いやあ、現場はないけどヨーロッパから帰ってきて引っ越して展示準備で。わけがわからん。
武:ヨーロッパはどうでしたか?
山:楽しかったで。
武:何処行ってきたん?
山:えーと、まずウィーンから入ってプラハ経由でベルリン、夜行バスでパリに行ってそっからナント。んで、帰ってきました。
武:ナントまあ。
山:…その全然力が入ってないテキトーな返しは何なんや。
武:酒が入ってないからだろうか、呑む気にならない、困ったもんだ。酔っぱらいチャットのアイデンティティーが崩壊してしまう!
山:重症やな。なんかもっとひどい病気にかかってるんとちゃうか。あ、でもちょっと前からもう酔っぱらいキャラやめたいって言うてたやん。
武:うん、もう潮時なのかもなあ。
山:引退(笑)。
武:わたくしは酔っぱらいダメ人間を引退致します!
山:おお! 引退おめでとう! で、今後の予定は?
武:シラフでダメ人間に生まれ変わります!
山:なるほど。真のダメ人間をめざすのか!
武:そう! 夕べ酒呑んでないんだけど泥酔状態みたいな感じになってたんですよ。精神統一で泥酔状態になれる術を俺は体得した!
山:この人あほや(笑)。
武:うん、もう、目に映る全てのものが美しいんです。キラキラと輝いているんです。
山:そういうたぐいのことを定期的に言うよな、武さん(笑)。
武:これからはずっとそう言うことにした。まあ、とにかく、忙しいわけですね。って、ヨーロッパの話どうなったんだ? ナント大きな平城京。
山:…やっぱあかんな。しゃあない。こうなったら僕は霧島呑もう。今日は黒霧島ではない。
武:多分、熱あるんかも。計ってホントに熱あるとやる気なくすから、体温計ってない。
山:病院行きなさいよ。びょーいん。
武:病院から来やがれってもんだよ! こっちが金払うんだぜ! 金貰えるんなら行ってやらあ!
山:いや〜うまいわ霧島。
武:あれ、まじ?
山:まじやで。あたりまえやないか。
武:じゃあ、俺、病気の身体に鞭打って純米酒呑んでしまうかっ! 1升800円の純米酒をめっけたんよ。
山:お、へんなやる気だしてきたな! わはは、呑め呑め。ところで料理酒じゃないの?
武:料理酒でないのだふっふっふ。うー、酒を体内に入れてしまったぁー! っくぅ〜。
山:あほや(笑)。
武:もう世の中どうだっていいわ。
山:うわ! そこまで行くんか! さっきまでキラキラとか言ってたやないか。
武:自意識を捨てて、無意識の宇宙に委ねなさい。。。さあ。
山:あ、宇宙存在タケールだ!
武:宇宙のエネルギーと結びつくのです。そうすれば世界はあなたのものです。
山:そうなのか。じゃあもうゆだねてしまおう。は〜〜〜(深呼吸)。
武:純米酒「宇宙」。
山:本格芋焼酎「無限」。
武:無限宇宙に身も心も未来も委ねなさい。。。
山:なにやってんねん!
武:えー、すすみましょう。そうそう、展示じゃないですか、山根くん!
山:展示? あ、そうやったそうやった。こんど展示するんすよー。
「The scenery of a beautiful Cancer 〜美しい癌の景色〜」
会期:8月21日(金)〜10月11日(日)
会場:NADiff a/p/a/r/t
< http://www.nadiff.com/home.html
>
plan-01:Yamane Yasuhiro
8月21日(金)〜9月10日(木):山根康弘展
plan-02:Takano Itohisa
9月12日(土)〜10月4日(日):鷹野依登久展
plan-03:SWAMP
10月5日(月)〜10月11日(日)
武:これ、ちょっと説明してもらわないとな。
山:えーと、どっから説明すればええのんかな。
武:おいっ!
山:ま、まずは、そうやな、えーと、場所はNADiffです! むかしっからお世話になっている本屋さん&ギャラリーです。えーと、なんて言ったらええねん。
武:アーティストブックを中心に活動するSWAMP PUBLICATIONの創立者である山根康弘と鷹野依登久の二人は画家である、と。その二人の絵画展とスワンプを一連の展示で見せて行こうとのがコンセプトになるのかな。8月から10月まで足掛け3か月の展示っていう。
山:そうそう。わかってるやん。はよ言ってくれよ。
武:山根が言わないからだっ!
山:僕らがやってるSWAMP PUBLICATION関連の展示、っていうことやね。まあこれも、話せば長くなる話でねー、SWAMPを作る前にOBSCUREというギャラリーが東大駒場寮に…、とかいう話はトークイベントで話すでしょう。今回は山根個展、鷹野個展と「絵」の展示な訳ですが、期間中トークやらライブやらがもう、嫌になるぐらい入ってるんやね。なんでこんなにあんねん! というぐらい。ではイベントを一つずつ追っていきましょー。
武:酒呑んだらおなかいたい、、、
山:めんどくさ!
◎plan-01:Yamane Yasuhiro 8月21日(金)〜9月10日(木)山根康弘展
▼8月21日(金)19:00〜 オープニングパーティー
武:って言うかね、なんでも盛り合わせりゃいいーってもんじゃないよー!
山:ほんまやな(笑)。
武:主催者が納得してどーする!
山:いやあ、なんなんやろうねえ。
武:出展する絵とか決まってるの?
山:作ってますよー。
武:大丈夫かいな(笑)。
山:さあ(笑)。大丈夫なんちゃうかな。
武:代わりに俺の出しといてもいいぜよ(笑)。
山:お、それもええな、ってええわけないやろ!
武:わはは! オープニングパーティーは普通な感じでやるんかいな?
山:まあ、だらっと。
武:お酒とかナディッフが用意するの? つまみあるん?
山:たぶんな。でも実は僕、オープニングとかあんまり好きちゃうんです。
武:まあねー、オープニングパーティーってのは絵を売ることを決める時らしいんですわ、ほとんどの作品売上はこの時に決まるらしい、と、美術業界の偉い人から聞いたよ。
山:ほう。何にしてもあんまり好きではない。
武:なんかな、ぶっちゃけ同窓会みたいな感じになったりするんじゃないの? 「おー!めっちゃ、久しぶりやん、何してんの!」的な。
山:どうかなー。たぶん僕、DMとかほとんど出さなそうやしなあ。
武:オープニングパーティーで山根が一番酔っぱらってそうで怖いわ。
山:あり得る…キレてたりするんやろ。うわーめんどくさ。
武:めんどくさそうだー(笑)。
山:というわけで、みなさんあまり来ないよーに! って宣伝にならんやないかっ!
武:あー、けどそのくらいがいいかも(笑)。
山:いやいや、まあ、何ですか、おとなしく隅っこの方にいるので、声でもかけて下さい。
武:山根の置物でも作っておくか。
山:置物ってなんやねん。
武:で、次のイベントいってみよか。
▼8月29日(土)19:00〜:トーク
▼ロジャー・マクドナルド×山根康弘×鷹野依登久
山:トークです! ロジャーさんはインディペンデント・キュレーターで、AIT < http://www.a-i-t.net/
> というNPO法人をされています。以前、16時間美術館というAIT主催のイベントでお世話になりました。
< http://swamp-publication.com/archives/2007/03/16swamp_live_pu.php
>
武:はい。
山:で、ロジャーさんと僕と鷹野依登久で、SWAMPの前身のことらへんからざざっと話していく、と。
武:オブスキュアあたりを話す、と。
山:そうですねー。新宿ダンボールハウスペインティングも話に出るかな。過去の話はざざっとおさらいする感じでしょうけど、実際どんな話になるんでしょうなあ。
武:そういったことをキュレーターの視点からどう捉えるか、が見所かな。次いきましょう。
▼9月5日(土)12:00〜:ライブパブリケーション
▼山根康弘×鷹野依登久×c-mori
▼9月6日(日)12:00〜:ライブパブリケーション
▼山根康弘×鷹野依登久
山:ライブパブリケーションです。今回はc-moriさん登場!
武:だれでしょう?
山:謎のナックルボーラーです。
武:c-moriさんをチャットで呼び出してみましょう! c-moriさーん!
c-mori(以降c):はい。
武:えっと、c-moriさんってどんな方なんですか?
c :古くからの友人です。
武:誰のですか?
c :武さん、山根さん、鷹野さんのです。
山:なんだ! 知り合いじゃないですか! エシバイのエモリハルヒコさん< http://www.emoesibai.com/
> とはどういうご関係ですか?
c :同一人物です。
山:がーん! びっくりした!
武:ライブパブリケーションで、c-moriさんはどんなことをするんですか?
c :4コマ漫画を描きます。
山:おっきいですか?
c :おっきいのは違う日です。
山:じゃあ大丈夫ですね。コピー機におさまらないと困るので。。
武:そうですか! ところでスケジュールにyakisobaって書いてあるのですが、これはなんですか? c-moriさん。
c :焼きそばを作るので、食べて頂ければと思っています。
武:芸達者ですね! c-moriさん実は今風邪で寝込んでいたそうです。
山:え、そうなんか。いま流行ってんのかいな。僕は酔っぱらってきましたが。
武:そういうわけで、c-moriさんのインタビューでした! c-moriさん病気のところ、どうもほんとうにすいません。ありがとうございました。
c :こちらこそ、ありがとうございました。
山:早く治してね〜。5日はc-moriさんが描き続けます。それを鷹野、山根で本にします。
武:それは楽しみだ。
山:6日は鷹野、山根で別の本を作る予定。飛び入りとかあるかもですね〜。
武:なるほど、ハードだな。
山:はい、そんな感じで山根展終了。
武:そんで、鷹野依登久展になるわけですか。
◎plan-02:Takano Itohisa 9月12日(土)〜10月4日(日)鷹野依登久展
山:こっからが大変。
武:ふむ。
▼12日(土)19:00〜:オープニングパーティー
山:まあ、これはいい。普通にやるんやと思う。で、次。
武:ほい。
▼9月19日(土)12:00〜:yaki-soba
▼c-mori
山:先ほど聞きました、焼きそばです(笑)。それ以外に何もないです。とにかく焼きそばです! で、同じ日に、
▼9月19日(土)18:00〜:トーク
▼毛利嘉孝(東京芸術大学准教授)×鷹野依登久×山根康弘×武盾一郎
山:武盾一郎が入っている! 呼んでないのに!
武:展覧会ジャックじゃ! スクワット上等!
山:酔っぱらわして帰らせよう!
武:ってか、毛利さんを紹介せい!
山:毛利さんは、えーと、社会学者です。芸大音校の先生ですな。准教授やったっけ?
武:一応毛利さんから頼まれてるんで宣伝しなきゃ(笑)、「ストリートの思想 転換期としての1990年代/毛利嘉孝著」NHK出版/1,124円/7月30日発売予定/「ホームレス支援、イラク戦争反対デモ、反貧困闘争。思想は大学からストリートへ。1990年代の知の地殻変動をふまえ、その背景を追う。」です。これでいいんだっけ?
山:はい。表紙はなんと、新宿ダンボールハウスペインティングの『新宿の左目(絵:武盾一郎、山根康弘、吉崎タケヲ)』です! もうすぐですねー、出版。
< http://cardboard-house-painting.jp/mt/archives/cat1/index.php
>
武:毛利さんの視点を軸にトークが展開する感じですよね、アカデミックになると思います。
山:ふむ。楽しみですね〜。
武:そうですねー。で、次。
▼9月20日(日)12:00〜:ライブパブリケーション
▼鷹野依登久×山根康弘×武盾一郎
▼9月21日(月・祝)12:00〜:ライブパブリケーション
▼鷹野依登久×山根康弘×武盾一郎
山:2日間またまたライブパブリケーションです。あ! また武盾一郎がいる! なにやるつもり?
武:なにやるの?
山:出演者やろ!
武:さあ。。。
山:次。
武:え!
▼9月26日(土)17:00〜:トーク
▼越川道夫×鷹野依登久×山根康弘
山:トークです。越川道夫さん。スローラーナー代表です。
< http://d.hatena.ne.jp/slowlearner_m/searchdiary?word=%2a%5b%a4%b4%b0%a7%bb%a2%5d
>
< http://d.hatena.ne.jp/slowlearner_m/
>
これは越川さんのブログですな。
武:猫のブログですか?
山:映画の配給、制作をされています。越川さんは鷹野依登久のことなんかを昔「文芸」やったっけ、で書いてたりして、鷹野とのつながりがある方ですね。僕はお会いしたことはありましたが、ちゃんと話すのは今回初めてですね。
武:そうですか。
山:そう言えば「もう、死ぬ気にもならん」と仰ってました。
武:あー、その境地はステキですのー。
山:トークはどんなトークになるんや? これもどきどきしますね〜。
武:司会は山根がせんとならんな。
山:さあねえ。さて、次。
武:ほい。
▼9月27日(日)17:00〜:ライブ
▼伊東篤宏(オプトロン)
山:伊東篤宏 < http://www.gotobai.net/
> さん登場。伊東さんは、その昔、東大駒場寮で知り合いました。
武:「SONY "WALKMAN" CM『伊東篤宏×蛍光灯』篇」
< >
山:自作の蛍光灯楽器、オプトロン奏者です。チカチカするの苦手な人は観れません。
武:かなりチカチカくるよー。
山:で、ライブの後
▼9月27日(日)19:00〜:トーク
▼伊東篤宏×鷹野依登久×山根康弘×武盾一郎
山:僕はよく酒飲んで伊東さんに絡んでました。かなり嫌がってました(笑)。でも許してくれる優しい方です。こちらもなかなか痺れるトークになりそうですねー!
武:あれ、俺いるの?
山:ん? 出ないの?
武:あ、いるのか!
山:いやならいいですよ。どんどん行きます。
▼9月28日(月)〜10月2日(金):公開ペインティング
▼ANTISTROT(Netherlands)
武:ふむ。
山:ANTISTROT、というオランダのペインティングチームがきます。たぶん。
武:たぶん(笑)。
山:ANTISTROTというのはですね、ヨハンという絵描きがよく日本に来てて、その繋がりなんですね。なんか説明めんどくさいけど、彼らもヨーロッパでアーティストブック作ってたりする。そんな繋がりですかね。
武:ほう。
山:僕はよく、そんなヨハンに酒飲んで絡んでました。かなり嫌がってました。未だに嫌がっている気のいいやつです。
武:わはは! もう、酔っぱらって絡んでばっかりじゃないかっ!
山:さて、次。これまた盛りだくさんです!
▼10月3日(土)14:00〜:ライブ&トーク
▼伊東篤宏・KUJUN・関根正幸・ANTISTROT・c-mori 他
武:伊東さん2回も来るんか(笑)。
山:はい。前出の伊東さん、ANTISTROT、c-mori さんにもまた出演していただきます。ANTISTROTは今回ナディッフのガラスにペインティングするんですが、彼らは音、というかなんだろう、パフォーマンスもやるのでそちらの出演です。
武:ほう。
山:c-moriさんは即興4コママンガ絵画制作です。
武:なるほど。
山:で、KUJUNさん。これがいいのかな。KUJUNさんのレーベルです。poodlesのドラムでもあります。
< http://www.wiowio.biz/index.html
>
武:KUJUNこれすか? < http://www.myspace.com/dramaticzone
>
山:ライブやっていただきます。他の日もあるかも、です!
武:ほう! それはすごいね。
山:で、関根正幸こと、キョージュ。ノイズです。
武:キョージュに風邪うつされました。
山:あれ? キョージュのサイトにつながらん!
武:キョージュの風邪は電話やネットで感染します。気を付けて下さい。
山:まあ、キョージュはあれです、ノイズやったり写真撮ったり中仙道だったりします。
武:その正体は自転車です。
山:とまあ、こんな感じでこの日はひょっとするとまだ出演者いるかも。さらにライブペインティングもするかも!
武:そうなんですか。
山:えーと、あくまでも予定です。で、次。
▼10月4日(日)12:00〜:ライブパブリケーション
▼SWAMP×ANTISTROT
武:これはどうなんの?
山:彼らが来ればやります。というのも実は彼らはまだこれるかどうかわからないんですねえ。
武:わはは!
山:大変やな。海外からくるのは。
武:何処に滞在するかとかね。
山:かれらは国からお金もらって来るみたいやけどね、来るとすれば。あれ、国とちゃうか。財団やったかな。
◎plan-03 10月05日(月)〜10月11日(日):SWMAP展
武:この展示はどうなるんじゃ?
山:これはですね、SWAMP展としまして、どうなるんでしょうね。ごちゃっとしてる予定です。ってどんな予定やねん(笑)。基本は映像が流れてることになりそうですね。
武:俺のドローイングとか持ってってもいいの?
山:かまへんよ(笑)。
武:売れちゃうからなー。俺のドローイング、500万円くらいで(笑)。
山:売れたらナディッフとSWAMPで折半にしよう。
武:いいよべつに。って俺の取り分がないじゃん!
山:いいじゃないですかー、そんなことは。
武:まあね。
山:ええんかい! で、次。もう最後ですね。クロージングトークです。
▼10月10日(土)17:00〜:クロージングトーク
▼野崎昌弘(ナディッフ・ディレクター)×鷹野依登久×山根康弘
武:いよいよラストですな。
山:野崎さんはナディッフディレクターの方です。今回の展示の仕掛人でもあります。いや、仕掛けられ人かも知れません。そんな野崎昌弘さんと締めるわけですよ。
武:まあねえ、コマーシャルタイアップなしでこんだけの展示をするわけだからねー。
山:さあようやく終わった! 読んでくれたみなさん、おそらくわけわかんないでしょう。僕もわかりません。
武:お疲れさまーっ! なんだか展示終わった気分だな。打ち上げどうする。
山:なんの打ち上げ?
武:展示の。
山:これだけトークやらイベントやらをするってことは、それだけ打ち上がるってことですかね。さらにまだやるの? 誰がお金出すんだろう。僕はないです。まったく。
武:俺の絵500万円で売れたらパーッと打ち上がろう!
山:じゃあ打ち上がれないってことじゃないですか。
武:おっ!いうねぇ!
山:わはは。まあせいぜい頑張りますので、みなさまお誘い合わせの上、是非お越し下さいませ〜!
【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/禁酒するとか?】
take.junichiro@gmail.com
twitter ぜひフォローして下さい! < http://twitter.com/Take_J
>
Take Junichiro Art works < http://take-junichiro.tumblr.com/
>
246表現者会議 < http://kaigi246.exblog.jp/
>
【山根康弘(やまね やすひろ)/坊主卒業】
yamane@swamp-publication.com
twitter たまにつぶやいてます。 < http://twitter.com/swamp_jp
>
SWAMP-PUBLICATION < http://swamp-publication.com/
>
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■グラフィック薄氷大魔王[186]
超特大サイズのモレスキンノート!
吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20090715140100.html
>
───────────────────────────────────
こないだ文具店に行ったら、目を疑うものが売られていた。A4サイズの特大モールスキン、FOLIOコレクションという新シリーズだそうです。罫線つきのルールド、白紙のプレーン、厚い紙のスケッチブック、水彩紙の水彩画用アルバム、アコーディオン式で袋状のポートフォリオなど5種類ものラインナップ。っていうか、A4サイズで驚くのはまだ早い。なんと超特大のA3サイズも用意されている。在庫がなくて実物は見れなかったけど。
< http://www.moleskine.co.jp/
> モールスキン
(いや、モレスキンと書かなくちゃいけないな。モールスキンでは何のことかわからなくなってるかもしれないので、ちょっと不本意ではありますが、これからモレスキンと呼びます)
で、以前から何度か書いてますが、あこがれのノートだったモレスキンを使い始めたものの、いろいろ紆余曲折の末、2冊を使い切らないうちに使用を中止しました。要するに、僕のノートやスケッチブックに対する変な思い入れやこだわりが強すぎて自然体で使えず、あげく、「ええいっ! ノートやスケッチブックみたいに紙を束ねた製品は金輪際使うのはやめだっ! ペラの紙だけ使うぞ」ってことになったのです。
その「ペラ紙以外使わない」作戦はなかなかにうまくいってるのです。そのへんのコピー用紙とかノートを切り刻んだペラ紙に、ラクガキスケッチしてスキャンし、その場で丸めてゴミ箱へ。ペラ紙は重ねてトレースできるし、くるくる回して描けるし、切り刻めるし、裏から修正できるし、ホントに自由です。そんなふうに、ペラ紙でせっかく理想的なドローイング習慣がついたのに……。
FOLIOのA4サイズ、欲っしい〜〜。モレスキンに夢中だった頃、同じ造りでスケッチブックサイズのものがあったら最高なのにな〜と思ってた、そのものなんだから。A4サイズならスキャンもラクだ。いや、A3サイズなんか広げたらA2だぞ! 広大なサイズで念入りにゴチョゴチョ描き込んで、思考の痕跡の塊を作るのもいいなあ〜。
実は、モレスキンを使用中止した後、ソフトカバータイプのXL(スタンダードよりかなり大きいほぼB5サイズ)が発売になり、誘惑に抗いかねて購入したことがあるんです。これこそ理想のモレスキンだ〜って思っちゃったんです。でも、やはりダメだった。ソフトカバーってのは、当然柔らかくて表紙ごと曲がってしまうので持って書きにくい。厚い紙のスケッチブックタイプもあればよかったんだけど、それだとソフトカバーにする意味がないのか、ラインナップに用意されてなかった。結局、今までの使い切れなかったノートと同様に、切り刻んでペラ紙として使うことに。
高級なノートは特にそうだけど、ノートやスケッチブックで一番いけないのは、必要以上に大切に感じてしまうことだと思う。ペラの紙はあんなにも吹けば飛ぶよな気軽なものなのに、厚みがあって紙の枚数やページ順が変えられないノートは、それだけで「時間や思考を封じ込めた一種の宝物」になってしまう。
デジタル環境基本の僕にとって、紙って単に「パソコンも電気もなしで描けたり閲覧できる便利モノ」でしかないんだから。最近は本当にスキャン後は捨ててしまい、バインダーにも入れてない。バインダーもある程度たまってくると宝物的に見えてしまう危険があるので。捨てられない紙はビニール袋に放り込んであり、ときたまさらに選り分けて捨てている。
そのくらい「スキャン済みの紙は出し殻扱い」を徹底してるのですが……。特大モレスキン、たぶん一度は買ってしまい、やっぱダメだったと分解してペラ紙として使うことになるんでしょうね。
余談。最近のモレスキン、新製品多すぎないか? いや、企業なんだからブームで売れるとなればいろいろ出すのは当然だし、僕がこういうモレスキンあったらいいなってものがどんどん出てるみたいに、ユーザーの要望が確実に反映されててすごいことなんだけど。ただ、モレスキンの大きな魅力に「100年以上同じ定番製品が売られていて、大勢のファンがいて、たぶん将来もずっと入手可能」っていう歴史的保証みたいなのがあると思う。ここ数年の新製品で50年後も変わらず売られているものってあるのかな。
参考:過去の関連記事
[ 71]モールスキン
< https://bn.dgcr.com/archives/20061011140300.html
>
[ 74]モールスキン、レビュー記事風レポート
< https://bn.dgcr.com/archives/20061101140200.html
>
[113]ドローイング用の紙やモールスキン関連の続編
< https://bn.dgcr.com/archives/20071121140200.html
>
[116]ポストイット〜手帳廃止
< https://bn.dgcr.com/archives/20071212140200.html
>
【吉井 宏/イラストレーター】 hiroshi@yoshii.com
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>
僕もMacBook Pro 13インチ、購入しましたよ。MacBook Airは非常に気に入っていたのですが、HDDが80GBしかないのでDropboxの容量50GBをフルに使うにはボトルネックになっていたのです。また、外出時にはiPod touchでほとんど用が足りてしまうので、ノートパソコンが超軽量である必要もなくなってきた。新しいMBP13は買って帰るなり500GBのHDDに換装。この500GBは春に書いた「ハードディスクが行ったり来たり」でMBP17用に用意したもの。普段使うアプリやBootCampのXPに3ds Maxも入れてある即戦力HDD。
換装してそのままイケるかと思ったらトラブル発生。サウンドドライバが機能してないようで、音が出ない。コントロールパネルは「入出力装置がありません」になってる。他にもいくつかあやしい箇所がある。機種によってインストールされるドライバに違いがあるのかも。しかたないので、MBP13のリカバリーディスクでOSXを上書きインストールしたら、どうやら正常に動くようになった。
ディスプレイ調整しても青系がちょっと派手な気がする他は、かなり満足。15インチにしてもよかったかな。そのうちまた17インチで「ノートだけで仕事」の復活かな。ところで、ガラス製のトラックパッド。サブディスプレイでもないのになぜガラスなのか不思議だったけど、使ってみて大いに納得。スルスル滑かな操作感が非常に具合イイのです。4本指でExposeの操作さえできるようになってるんだ〜。ドラッグ操作にも慣れた。僕は、絵を描く以外の通常の操作も「タブレット>マウス>トラックパッド」だったけど、このトラックパッドならマウスさえ必要ないかも。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(7/15)
・安倍夜郎「深夜食堂」第1巻を読む(小学館、2007)。新宿の盛り場の片隅にある癒し処、通称「深夜食堂」は夜12時から朝7時頃まで営業。メニューは豚汁定食、ビール、酒、焼酎だけ。「あとは勝手に注文してくれりゃあ、できるもんなら作るよ、ってぇのがオレの営業方針さ」という気の置けないマスターはちょっとやくざっぽい風貌。しみじみといい話が14編。物語の舞台はすべて深夜食堂のカウンターだ。うれしいのは、よくあるグルメマンガではないことだ(テレビで創作フランス料理とかいうのが出て来るとケッと思うわたしだ)。たとえば、甘い卵焼き、赤いウインナの蛸型炒め、猫まんま、納豆、焼き海苔、焼きたらこ、かつ丼、ナポリタン、ポテトサラダ、キューリのぬか漬け、インスタントラーメンなどの素朴な家庭料理で、出て来る人たちの人生模様をみごとに浮かび上がらせる。絵は地味だがいい味を出していて、なんという懐かしくておいしい人情マンガだ。作者は41歳のマンガ家デビューで、前職はCMディレクターだというから、この短編のうまさの理由がわかった。目玉焼きやあじフライには、しょうゆかソースか論争は誰もが体験したことだろう。わたしはなんでもしょうゆだ。冷蔵庫でちょっと固くなった昨日のカレーをあったかいごはんにかけて、とろかしながら食べるとうまいという話。カレー専門店にもない、深夜食堂第一火曜日のメニューだ。たしかに昨日のカレーはうまい。今度試してみるつもりだ。まるのままのキューリのぬか漬けといっしょに。あ、昼からビールもほしくなる。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091817076/dgcrcom-22/
>アマゾンで見る(レビュー15件)
・山根さんの展覧会。メモメモ。/吉井さんも13インチ! わーい♪ トラックパッドの話、原稿をいただいたタイミングの関係で後記と重なってしまいました。マウスいらないかも、に同意であります。/昨日、外付けマルチタッチトラックパッドの話を書いたら、M氏よりメール。「これ同感です! iPhone/iPod touchがマルチタッチトラックパッドになるのもアリかなとも思います。外付けキーボードにもマルチタッチトラックパッドつけちゃってもいいかなと思ってます。」なるほど! iPhoneなどをBluetoothで接続して使うってのはアリですよね。App Storeにあるのではと一瞬思いましたが、特許侵害になりそう。外付けキーボードにもついていたらいいよなぁ。テンキーの位置にとか、普段はマグネットでくっついていて、自由な位置に持ってこれるとか。後ろはシリコンになっていて、滑り止め効果があって……とメールしたらお返事が。「iPhone/iPod touchをノートブックのテンキーにする『NumberKey』とマルチタッチもいくつか使える『Mobile Air Mouse』をご紹介します。Air Mouseはデモの動画を見ると機能がよく分かります。トラックバッドがメインではなくて高機能なRemoteという印象。ちなみにこれらは、twitterの@iphonefanで訊いてみたら教えていただけました。iPhone/iPod touchの滑り止めに関しては色んなケースが出ていますから、対応できる物があるかもしれませんね。」とのこと。NumberKeyやAir MouseはWiFi接続なのか。NumberKeyは便利だわ〜。Air Mouseの動画を見てびっくり。文字まで打てちゃう。XPやVistaも操作できるらしい。プレゼンで使うとかっこいいかも〜。何気なく書いた後記なのに、展開がとても嬉しい。ありがとうございます!(hammer.mule)
< http://www.balmuda.com/jp/laboratory/numberkey/
> NumberKey
< http://www.mobileairmouse.com/
> Mobile Air Mouse
< https://bn.dgcr.com/archives/20010724000000.html
>実現するといいな。後記に書いてみるもんだな。惜しい。
< https://bn.dgcr.com/archives/20030728000000.html
>ついでにこれも。等身大ガンダムは海外にPRしているのかな