KNN神田です。
「いのちの食べ方」というドキュメンタリーを見た。2005年の映画だ。
< http://bit.ly/16Ys0c
> Wikipedia
< http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
>
レンタルビデオ店「ファレノ藤沢店」のオススメコーナで見つけた。このビデオ店、地方のお店としてはとってもよくがんばっていると思う。プレゼンテーションも上手。TSUTAYAも見習うべきだろう。アダルトコーナーには、なんとパチンコ台まで導入。なぜか(?)そこでパチンコをやっている人も多いから不思議…。
さて、この「いのちの食べ方」は、ニコラウス・ゲイハルターというオーストリア人の監督の作品。音楽もナレーションもなく、淡々と、肉、魚、野菜、卵の生産工程が静かに映し出される。カメラのアングルが、フィックスで延々と続く。早送りで見ても何も変わらないほどだ。解説もセリフも何もないので、ただただ、見せられている映像から想像するしかない。
「命いただきます」の、このときのCMのことを思い出した…。このほうがまだ丁寧だ。
< http://bit.ly/2dR9k8
> KNN
「いのちの食べ方」というドキュメンタリーを見た。2005年の映画だ。
< http://bit.ly/16Ys0c
> Wikipedia
< http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
>
レンタルビデオ店「ファレノ藤沢店」のオススメコーナで見つけた。このビデオ店、地方のお店としてはとってもよくがんばっていると思う。プレゼンテーションも上手。TSUTAYAも見習うべきだろう。アダルトコーナーには、なんとパチンコ台まで導入。なぜか(?)そこでパチンコをやっている人も多いから不思議…。
さて、この「いのちの食べ方」は、ニコラウス・ゲイハルターというオーストリア人の監督の作品。音楽もナレーションもなく、淡々と、肉、魚、野菜、卵の生産工程が静かに映し出される。カメラのアングルが、フィックスで延々と続く。早送りで見ても何も変わらないほどだ。解説もセリフも何もないので、ただただ、見せられている映像から想像するしかない。
「命いただきます」の、このときのCMのことを思い出した…。このほうがまだ丁寧だ。
< http://bit.ly/2dR9k8
> KNN
考えさせることが目的だから、このように淡々と見せる手法もありだなあと感じた。
牛が交尾する瞬間、人間によって、精子が搾取されるシーンがある。シュールを超えて、自分が雄牛だったらどんな気持ちになるかと考えさせられた。
ハイライトは、やはり牛の屠殺シーン。頭部に電気ショックを与え、それから動脈を切る失血死だが、かわいそうとか、肉が食べられなくなるというよりも、現実だから仕方がない。ただ、牛のつぶらな瞳が、最後の一瞬に恐怖に震える。やはり、何かを感じたのかもしれない。あの目がずっと忘れられない。失神している間に次の行程にうつるだけ、まだ幸せなのかもしれない。
鶏のと殺を経験したことがあるが、首を絞めてもドクドクと鼓動が残り、それが徐々に消えていく…。なんともいえぬ気持ちになり、この命の分も背負って生きる覚悟が生まれたことも思い出した。
ひよこを分別する機械。シャケを解体する機械。ベルトコンベアーにのった命が、次々と高速に処理されていく。機械は感情を殺して動きがユニークにも思えるほど、合理的に処理していく。同じ命でも機械に処理されるのは、かわいそうだ。
働いている人の表情も淡々としていて、手先を動かすだけ。そこには一切の感情もない。狩りで捕食していた時代とちがって、命の誕生から食料に変わる瞬間まですべて管理できる時代。食の安定と大量生産は、膨大な命を「無機質化」してしまったようだ。
きっと、このような命の無機質化が、戦争という殺戮にも拍車をかけているのだろうと思う。また日常でも、命の無機質化は進んでいる。人身事故の車内放送を聞いても、人がたった今死んだことよりも、アポイントの時間の遅れがついつい気になってしまう。
植物も動物も人間も、生まれてくることには、なんらかの意味があるとボクは信じていたい。大量生産で生まれてきた命は自然界には存在しない。激しい環境の変化の中で、生き残るための熾烈な争いを勝ち抜いたものだけが、この地球に存在しているはずだ。
ただ、その厳選され、生き残った「命」にすら価値も感謝も抱けなくなってしまったのが今の社会なのかもしれない。皆既日食を見ることはできなかったが、部分日食を見て、太陽の存在と神秘に、そして太陽と月と地球に感謝した。
そして、この地球で一緒に生きているすべての生き物を感謝する日を、世界中で同じ日に「万物感謝の日」という休日にすれば、戦争なんて一瞬にしてなくなってしまうのかも…しれないと思う。
来年、日食のある南米チリあたりでそんな提案があってもいいのかも…。
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