KNN神田です。
twitterのサービスを「つぶやき」として、日本に紹介したのが、twitterへ投資をしているDGインキュベーションの枝洋樹氏であった。
「本来、意図しているtweet(ツイート)が、日本語では「(鳥たちの)さえずり」と訳されている以上、人間が「さえずる」と紹介する訳にはいかなかった。人間にとって一番さえずりに近い言葉として、便宜上選ばれた言葉が"つぶやき"であった」とDGインキュベーションの枝洋樹氏。@rockyeda
そして「"つぶやき"という、日本独自の少し自嘲気味な表現でどんなことを書いてもつぶやきだからという敷居の低さでプッシュする役目から、そろそろ、本来持つtwitterの"ツイート"としての機能へと向かいはじめている。一方、独り言の様につぶやく中にも他の人に役立つ情報も含まれるので、和洋両方の表現を大切にすれば「ツイート(つぶやき)」である」と同DGイキューべーションの南一哉氏は言う。@digitalbear
twitterのサービスを「つぶやき」として、日本に紹介したのが、twitterへ投資をしているDGインキュベーションの枝洋樹氏であった。
「本来、意図しているtweet(ツイート)が、日本語では「(鳥たちの)さえずり」と訳されている以上、人間が「さえずる」と紹介する訳にはいかなかった。人間にとって一番さえずりに近い言葉として、便宜上選ばれた言葉が"つぶやき"であった」とDGインキュベーションの枝洋樹氏。@rockyeda
そして「"つぶやき"という、日本独自の少し自嘲気味な表現でどんなことを書いてもつぶやきだからという敷居の低さでプッシュする役目から、そろそろ、本来持つtwitterの"ツイート"としての機能へと向かいはじめている。一方、独り言の様につぶやく中にも他の人に役立つ情報も含まれるので、和洋両方の表現を大切にすれば「ツイート(つぶやき)」である」と同DGイキューべーションの南一哉氏は言う。@digitalbear
twitter共同創業者のビズ・ストーン氏 @biz は、「twitterを、鳥たちのコレオグラフ」と例える。コレオグラフとは、「2つ以上の関係者間で調整した相互作用のこと」の意。
鳥たちは、さえずりながら、仲間と常に共鳴しながら、情報をリアルタイムに交換しあい社会を形成している。振り付け師は、コレオグラファーといい、ダンスを見せてその作用で学習させる。鳥たちも、見よう見まねでコレオグラフで、集団での等間隔での群れでの飛び方を覚えたりしている。個々の間隔を維持することによって、全体の大きな流れでの飛行を可能としているのだ。魚群の群れもコレオグラフ化だ。twitterも同様に、個々のツイートが、いずれは大きな大きな影響力を及ぼす可能性を秘めている。
SNSに代表されるソーシャルグラフは、社会を可視化し、その関係性をウェブ上で再現したものだ。しかし、twitterの場合は、それぞれの「自分の側から見える社会」を可視化し、関係性ではなく、フォローする人たちのツイートによるリアルタイムな社会をイメージしている。
「自分の側から見える社会」とは、社会の一員としでではなく、自分を中心とした社会をそれぞれの人が持っているという世界観だ。同じ社会を見ても、twitterからは、同じ素材を見ていながらもフォローの違いによって、まるでカレイドスコープのように、新たなカスタマイズされた社会現象が見え隠れしているのだ。
Twitterでは、それが自分がフォローした人達のtweetが並ぶ、タイムラインとして見ることができる。つまり、現実におこっている社会現象が次々と飛び込んでくる感じだ。
しかも、時間が経ち、新しい事象が次々と追加されていくので、タイムラインには常に更新されたtwitterの世界が存在している。過去よりへのこだわりはまったく必要のない世界観だ。
この世界観を理解するには、やはり、発言することによる変化を自分自身で体験することが一番だ。
今までは、過去の知的資産を検索エンジンがクロールし集めてくれたものを「検索」していた。しかし、twitterでは「ツイート」することによって、リアルタイムに世の中の「人力的エンジン」が、タイムライン上で提案してくれるようになった。
「つぶやき」は、すでに、「つぶやき」で終わらず、多くの人に影響を与え始めている。その影響がリアルタイムに継続的に、しかも自律的であればあるほど、ボクたちは、検索では得られなかった、まったく新しい未来への啓示と福音をtwitterによって得られるのかもしれない。
そんな世界観に、広告や宣伝、SPAMが介在する余地は全くない。あるとすれば、対話するスペースしかない。いや、対話するという姿勢しか、もはやtwitter上のタイムラインでは認められない。「対話する」という気構えのない企業のtwitterほど忌々しいものはない。
それが、twitterのコレオグラフによる世界観だ。
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