アナログステージ[68]2014年から昨年を振り返る準備
── べちおサマンサ ──

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なんてことだ、あと12回寝るとお正月を迎えてしまうじゃないか。そんな先ことはどうでもいい。その前に、四日後にはクリスマスイヴ。しかも土曜日という豪華休日特典付き。都心でなくても、胸がキュンキュンしている女子やら、アソコがソワソワしている男子やらで、街が賑わっていることでしょう。

街のホームセンターあたりでは、「♪じんぐーべーる じんぐべーる すっずがーなるー♪」ってBGMが流れていながら、松飾りや真空パックになっている大・中・小の鏡餅が、キャンベルスープの缶のように山積み陳列され、すぐ横のコーナーで、家庭用クリスマスツリーが売られていたりと、教会で木魚をポクポク叩きながら、鐘をチンチン鳴らして賛美歌を唄っているような、そんな異様な光景が繰り広げられていることでしょう。

そろそろ時期的に、「今年はあーだった、こーだった」と、2011年を振り返る読者さまも、デジクリライターさんもいらっしゃるかと存じます。愉しい一年を過ごせたでしょうか? 思い残すことなく、充実した一年でしたでしょうか。そんなワタクシは、面白いと感じる余裕もなく、「2011年? なんじゃそりゃ」といった具合に、いつ桜が咲いて散ったのかさえ分からぬまま、今年が終わろうとしております。

ウチの業界話を振り返ったところで、「二ーさん、ニーさん、なにを書いているんだかサッパリ分かりませんがね」と、読み飛ばされてしまうのは確実なので、昨年の年末コラムは何を書いていたのか読み返してみることにした。ワタクシのことだから、近未来的な妄想コラムか、時間(入稿)ギリギリで書いた脳内チャットのどちらかと思えば、普通のコラムだった。

なんて面白くないオトコなんだろう。「2011年は、世界中の人の記憶に残る、激動の一年になるに違いない!」くらいのことを書いているかと思いきや、年の瀬までTwitterの話ばかりしているじゃないですか。

年が明けて、2011年最初のデジクリでは、きっと、夢と希望で溢れているコラムを書いていたであろうと読み返してみると、書き出しからTwitterの話をしているじゃないか。「どんだけTwitter大好きなんだYO!」って、独りツッコミをいれながらアタマをポカって叩いて、テヘって舌をだしたり。




しかしまぁ、よく働いた一年であったことは間違いない。五年ほど前から、会社の体制が変わって以来、忙しい日を送ってはいたが、一昨年からの時間加速度はとてつもない勢いになり、昨年、今年と、月に二回休めるかどうかの日を過ごしてきた。仕事が苦痛に感じていたら、とっくに辞めて転職しているレベルだけど、仕事内容が面白いし、なにより愉しいので、それはそれで良し。

来年の抱負っぽいことを言えば、自分ばかりでなく、部下ちゃんたちがもっと動きやすい環境を作って、愉しく仕事をこなせる環境を作ることかなぁ。技術開発という看板(プレッシャー)を背負った部署で、文句ひとつ言わずに、よくついてきてくれたと感謝しております。部下ちゃんのバックアップがあってこそ、今年も無事に消化できたと。

このままワタクシの仕事話ばかり綴っていても面白くないので、少しだけ振り返ってみると、他デジクリライターさんたちも書かれているように、悲しい出来事ばかりがとても多かった。明るいニュースと云えば、サッカー女子W杯で、なでしこジャパンが世界一になったことくらいしか記憶にない。

「たまたま悲しいことが重なってしまった」と思えば、そうなのかもしれない。悲しみから抜け出し始めると、それまでの力が集約され、そこから「新しい楽しさ」もたくさん生まれてくる。「いつか報われる」ではなく、必ず報われる日はくる。悲しんでばかりで何もしていなければ、その日は絶対に来ない。

来年は、2013年に訪れるであろう、グレートハッピーな年を迎えるための、準備期間であると予言してみる。結果は、2014年のデジクリで「2011年に予言していたことが的中!」と自慢げに書いている自分に期待したい。いや、そうなるために、一日一日を大切にして、スモールハッピーを蓄えていくことが一番の近道かな。

ということで、ワタクシの中では満足に2011年が終わっていないので、残り12日間のうちに、2011年を集約させるつもりでおります。今年一年、お付き合いいただき、ありがとうございました。読者の皆さま、良いお年をお迎えください。また来年、元気にデジクリでお会いいたしましょう!

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
某ナノテク業界の技術開発屋。NDA拘束員。
< http://start.io/bachio
> ←まとめ

○最近、子どもを抱っこしているパパをよく見かける。そのコの親だから当たり前なんですけど、オイラは、うちのムスコ&ムスメちんを、どれだけ抱っこしてあげただろうと、昔を思い出すも、鮮明に思い出せない。ムスメが三歳くらいまでは、よくお腹の上でうつ伏せになって寝ていた記憶はあるものの、ムスコちんを抱っこしていたときのことを全然思い出せないのだ/そんなムスコも来年は成人式。抱っこをしてあげることは、もうできないけれど、いつでも頼れるオヤジとして共に成長していきたいものです。世の新しいパパたち、たくさん抱っこしてあげてください、子どもが成人したときに、抱っこしてあげていたときのことを、愉しそうに話せる、そんなお父さんになってくださいね/というオイラは、時間を戻せるはずもなく、後悔ばかりです......。

○記憶に残っている二週間の出来事→急に大阪出張になり、久しぶりに行ってきました。突然のお誘いにお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございます/ハジメマシテ! のデジクリ読者のかたたちも交え、和気藹々と旨い酒が呑めました/ケバヤシさんはクシャミ連発でヒゲ抜けませんでしかた?/いつ来ても、大阪はいいですねぇ。また来年行きますので、ガッツリ呑みましょ☆

→二本残っていたうちの、一本の乳歯がラーメンを食べている最中に抜けた。→カミさん&ムスメちゃんから、オイラ好みの激萌えコートを、ムスコちんから、シャツとストールを止めるのにちょうど良い、ショールピンを誕生日プレゼントで貰いました。さすが家族、オイラの嗜好を把握していて、今年の冬はバッチリ! ありがとう!!/TwitterやFaceBookで、たくさんのハピパコメントをいただき、ありがとうございました、ヌクヌクです☆