なんと、今回で100回目となる光画部トーク、毎回ネタに苦労しながらも、我ながらよく続いているなぁと少し感心していますが、ここまで続けてこれたのも読んでくださっている読者のみなさまのおかげだと感謝しています。どこまで続けられるかわかりませんが、今後ともよろしくお願いいたします。
ということで、記念すべき第100回目、自分の身に起こった健康に気をつけましょうというお話です。
昨年の夏から秋にかけての頃、いつものようにMacに向かって仕事をしていて、ふと違和感を感じました。画面の右上の横のライン、例えばブラウザやメニューのラインが、直線ではなく一部ぽこっと膨らんで見えるのです。
その時は、「あれ? モニタの不調か、グラフィック関連の部分が壊れたのかな?」くらいに思っていました。
そんなある日、神戸の風景を撮影しようと一眼レフのファインダーを利き目の右目で覗いた時に、「こりゃやばい。壊れてるのはもしかしたら自分の眼?」と感じました。
まっすぐ建ってるはずのビルやポートタワーが、一部ぐにゃりと曲がっているのです。そう言えば、今考えるとその頃やたらと目がチカチカしたり、眩しく感じることが頻繁にあったような気がします。
ということで、記念すべき第100回目、自分の身に起こった健康に気をつけましょうというお話です。
昨年の夏から秋にかけての頃、いつものようにMacに向かって仕事をしていて、ふと違和感を感じました。画面の右上の横のライン、例えばブラウザやメニューのラインが、直線ではなく一部ぽこっと膨らんで見えるのです。
その時は、「あれ? モニタの不調か、グラフィック関連の部分が壊れたのかな?」くらいに思っていました。
そんなある日、神戸の風景を撮影しようと一眼レフのファインダーを利き目の右目で覗いた時に、「こりゃやばい。壊れてるのはもしかしたら自分の眼?」と感じました。
まっすぐ建ってるはずのビルやポートタワーが、一部ぐにゃりと曲がっているのです。そう言えば、今考えるとその頃やたらと目がチカチカしたり、眩しく感じることが頻繁にあったような気がします。
昔から病院嫌いで滅多なことでは行かなかったのですが、すぐに近所の眼科に行って検査を受けました。色々検査をしたあげく、「もっと大きな専門医がいる病院に紹介状を書きますからできるだけ早くそちらに行って、もっと詳しい検査を受けてください」と言われ、大きな眼科のある総合病院へ行き、更に何種類もの目の検査。
視力検査はもちろん、眼圧、眼底の写真、暗い穴を覗きこんで小さな光の点が出現したらボタンを押して、どの範囲が見えているかを調べる検査や、瞳孔を開く目薬を点眼して、MRIのように眼底の断面を撮影する検査など何種類もの検査で丸一日かかりました。
眼の検査の合間に、血圧も計るのですが、看護師さんが、首をかしげながら何度もやり直すのです。更には血圧計を変えてまた計って、最終的にはもっとベテランの看護師さんがやってきて再度計ったり。
どうやら、異常に血圧が高かったらしく、上が200を超えていて、下が150くらい。脈拍も100以上あり、機械が壊れてるのかと思ったそうです。
そして、眼の検査の結果、「網膜静脈分岐閉塞症」と説明されました。
網膜の毛細血管の一部が梗塞をおこし、血が流れなくなって血管が破け、眼底に出血、その血のタンパク質が影響して少し網膜が腫れている症状だそうです。
網膜はちょうど画像を投影しているスクリーンのようなものですから、その一部が腫れているために、その部分に投影される画像が歪んで曲がって見えていたようです。
それって、写真を撮ったり、デザインしたりする職業としてはかなりのダメージ。というか致命傷じゃないか......。
治療方法を聞くと、
1)腫れが引くまで放置
2)患部に注射
3)手術
と、大の病院嫌い&痛いことが超嫌いなわたしにとって、ひとつしか選択できない恐るべき3択問題でした。
その病気の専門眼科医の話によると、「70、80歳なら直ぐに手術を勧めますが、まだ40代で若いので、注射も手術もせずに少し様子を見ましょう。何かすることで、逆に網膜を傷つけて、緑内障や白内障をおこす危険の方が怖いので、経過をみて腫れが引くようなら何もせず、逆に腫れが引かないかひどくなるようなら、注射ということにしましょう」とのこと。
眼に注射なんて想像しただけでもゾッとします。しばらく様子見をすすめられてほっとしましたが、仕事に関わることなので内心はけっこう不安でした。
同時に循環器科も受診し、血圧が異常に高いので内科的な血液と尿検査も行いました。
10数年のフリーランス生活でかなりの不摂生を続けた後だったので、絶対にあちこちの数値が悪くて、いっぱい注意されると予想していたのですが、血液検査も尿検査も特に悪い数値はどこもなく、拍子抜けでしたが、逆になぜ血圧がこんなに高いのかが不思議だそうです。
血圧を下げる薬を3種類処方されて、それ以降毎朝薬を飲み、自分でも腕に巻く血圧計を購入し、朝晩血圧を計ってiPhoneアプリに記録しています。
最新の検査状況ですが、血圧は薬の効果もあって、普通の人並の、上が125くらいで下が80くらい。脈拍も70〜80程度で安定。そして肝心の眼の方ですが、眼底の腫れも引いて歪んで見える状態もなくなり普通に戻りました。
お医者さんの話によると、「まだ、眼でよかったですね。異常がわかって対処できましたから。これと同じ症状で場所が脳や心臓なのが、脳梗塞や心筋梗塞です」
ということで、40半ばすぎるとあちこち体に変調をきたす時期です。みなさん、くれぐれも体調の変化や健康に気をつけてくださいね。暴飲暴食や酒・タバコはあまりよくないですよ。
【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > < Twitter:http://twitter.com/okada41
>
前回詳しく解説した、6月30日(日)開催のCSS Nite in KOBE, Vol.2〜デザイン再考(サイコー!)申込みも110人を超え、残席が30席ほどとなってきました。参加を検討している方はお早めに!
< http://cssnite-kobe.jp/
>