コンニチハ、デジクリきってのラーメン評論担当(自己申告)のべちおです。横浜といえば家系(いえけい)ラーメン、ラーメンといえば「かため、こいめ、おおめ」ってことはございません。デフォルトが一番好きです。しかし、本当に好きなラーメンは、白河ラーメンだったりします。
●多忙人こそ、「ボーっ」としてほしい
「なんだ、今回はラーメンの話か」と予想を裏切る、まさかの禅修業。修行といってもお寺に出向いて、座禅会に参加するとかではなく、自宅や職場の休憩時間中に気軽にできる禅。
心のオアシスをあれこれ彷徨っている、癒し迷子のオイラが最近取り組んでいるのが禅であり、また効果が一番分かり易いのも禅であったりする。「仏教徒じゃないし、禅って、板棒でペチペチ叩かれるやつでしょ?」と、なかなか遠い存在のように感じますけど、そんなことないです。
ここで禅の由来や起源や歴史を書いても、間違いなく誰も読んでくれないと思うまえに、オイラ自身が、それほど禅にたいしてスキルがあるわけでもないので、あれこれと本を読んでいるうちに、「これなら意志薄弱なオイラでもできそうだ」というのを、簡単にご紹介したい。
先ほど、「実際に効果が一番分かり易い」と書きましたが、これ、本当の話。寝つきが悪いオイラは、アロマだとか、眠りを誘うヒーリングミュージックだとか、いろいろと試した結果、結局は「酒を飲んで寝るのが、一番の睡眠薬」のような、アル中手前でしたが、それも解消されました。
ついでに、因果関係は分かりませんが、お通じも良くなりました。姿勢も良くなりました。右から左からドカドカと詰め込まれる仕事で、ひと呼吸おいて、頭のなかを瞬時にリセットしてから取り掛かれるようになりました。読んでいるだけで効果が素晴らしそうでしょ。
「おまえ、アタマ大丈夫か? 寺ばかりいっておかしくなったのか?」と、だんだん胡散臭さが充満しておりますが、大丈夫です。それでは、自宅や職場で簡単にできる『簡易禅(いま勝手につけた)』です!
ボーっとする時間を作る、それだけです。
「おい、デジクリの紙面をつかってふざけるのも、大概にしておけよ」という声が聞こえてきそうですが、これ、本当なんです。これだけなんです。しかし、ウフフフフ、これが一番難しい。「ボーっとする」ということは、「何も考えない」ということで、意識してボーっとするのが、とにかく難しい。
●言葉じゃない、感じるものでもない、じゃぁナンなんだ!
言葉で説明するのが難しいものは、テキストにして伝えるのはもっと難しいものだけれど、これに関しては、意外にテキストのほうが簡単だって気がついた。では短時間の簡易禅を。
禅で一番重要とされる姿勢は、自分が一番楽な姿勢で良いです。座禅会なわけでもないし、お勤めでやっているわけでもないので。続けていくうちに姿勢は良くなっていくので、そこに意識を集中させてしまうと、ボーっとすることが遠くなってしまう。
まず、そっと目を閉じる。閉じるのも、一気に「バチん」って閉じるのではなく、眠りに落ちるときにウトウトと瞼が閉じていくような感じで。次に、耳に神経を全部集中させる。当たりまえの話だけど、聞こえるものすべてが耳に入ってくる。
そのなかから、前から聞こえてくる音だけに集中してみると、横や後から入ってくる音がミュートされてくるのが分かる。同じように、横から入ってくる音だけに集中すると、前や後ろから入ってくる音がミュートされることが分かる。
そうやって耳の中をグルグル回転させていると、ノイズだらけの音の中に、とても耳心地良い音を拾うことができる。その耳心地良い音は、自分にしか分からない心地良い音なので、皆が皆、同じように心地よいわけではない。
その心地良い音だけに集中すると、多方面から入ってきていた音が完全に消え去り、その音だけに全神経が集中している。ここまで読み進めて、気がついたかたもいらっしゃると思うが、すでに「ボーっとする」状態になっており、アタマの中で混雑しているノイズたちは、消え失せている。
心地良い音だけを聞いていると、アタマからではなく、腰というか、お腹というか、その辺りからジワジワするものが頭のほうへ上がってくるので、そのジワジワと耳の音がシンクロしたとき、なんとも謂いがたい爽快感が、一気に身体に巡る。
それが身体の隅まで巡ったら、ゆっくりと目を開いて、神経を集中させていた耳を開放する。その後、体を左右に動かしてクネクネと踊ったり、顔をパシパシと叩いたりする必要はありません。そのままで終わりです。
就寝前ですと、知らないうちにスコーン! と寝ています。朝の目覚めも爽やかです。天井に黒い渦が巻いていることもありません。仕事中ならば、歯がキラーん☆ と輝いた、颯爽とした姿(クリアな思考回路)で、サクサクと処理できるようになります。
自分で書いていて、だんだんと怪しいカルトな人間っぽくなっているけど、壷を買ってから急に目覚めたり、水晶の球を買って吉方位に置いたからとか、そういうのではないので、ぜひ、お試しください。
【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。全国寺社巡りで、過去の懺悔道中をしております。
・Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa
>
・まとめはコチラ→< http://start.io/bachio
>
■□ 懺悔道中膝栗毛 ─ 三編 □■
不思議なことに、ご本尊さまが不動明王さまのお寺巡りが続いておりました。特別、意識して狙っていたわけでもなく、本当に偶然。関東は不動明王さまが多いのは知ってはいたけど……。 いまでは、不動明王真言だけでなく、ほかの真言もスラスラとでてくるまでに。
我ながら、没頭したときの記憶力というか、探究心は素晴らしいと自画自賛レベル。そのご縁(?)というか流れというか、今週末から、関東三十六不動尊を打ち始めます。さて、どんな出逢いがあるかな。今回は会津(福島)の続きです。
・金剛山 如法寺(福島 西会津町) ご本尊:聖観世音菩薩像
前回ご紹介した、恵隆寺(立木観音)さんと、弘安寺(中田観音)さんと、ここ、如法寺の鳥追観音を括って、会津ころり三観音と地元のかた達に、とても親しまれておりました。
弘安寺さんも寄らさせていただいて参拝したのですが、ご住職さまが、なにやら立て込んでいたようで、ご朱印をいただきたく「不在の場合はこのチャイムを押してください」と、チャイムのスイッチを押すと…… バタバタバタと早足で本堂へ駆けつけ、もの凄いスピードで墨書きをされておりました。
いや、本当に早かった。サラサラサラり〜ん! って感じ(笑) もしかしたら、腹の具合が悪くて、トイレに篭城していたところをお呼び出ししてしまったのかもしれない。かといって、殴り書きの乱雑な墨書きではなく、とても丁寧な書でございました。筆記速度の違いなんでしょうね。
で、如法寺さんのお話。
到着間もないころは、ご年配のご夫婦の姿しか見られなかったが、住職さまといろいろ喋っている間に、本堂は人でいっぱいに。とてもお話し好きな住職さまで、「あそこのホテルのモーニングは美味しい」とか、「あそこの温泉の湯はとても良くて、いつも日帰りで行ってくる」などなど。
そのあと、住職さま自ら、本堂に隠れている『隠れ三猿』を案内してくださり、謂われなければ絶対に分からないところに、最後のお猿さんは隠れておりました。
会津を満喫した小旅行、五色沼から立ち寄り、たくさんのお寺さん、貴重な仏像まで、たくさんの出逢いがありました。五色沼周辺は、紅葉が始まるこれからの季節は、落葉で埋まる道路が何とも言えない景観になります。また時間が許すとき、のんびりとお邪魔したいです。 会津編、おわり。
「なんだ、今回はラーメンの話か」と予想を裏切る、まさかの禅修業。修行といってもお寺に出向いて、座禅会に参加するとかではなく、自宅や職場の休憩時間中に気軽にできる禅。
心のオアシスをあれこれ彷徨っている、癒し迷子のオイラが最近取り組んでいるのが禅であり、また効果が一番分かり易いのも禅であったりする。「仏教徒じゃないし、禅って、板棒でペチペチ叩かれるやつでしょ?」と、なかなか遠い存在のように感じますけど、そんなことないです。
ここで禅の由来や起源や歴史を書いても、間違いなく誰も読んでくれないと思うまえに、オイラ自身が、それほど禅にたいしてスキルがあるわけでもないので、あれこれと本を読んでいるうちに、「これなら意志薄弱なオイラでもできそうだ」というのを、簡単にご紹介したい。
先ほど、「実際に効果が一番分かり易い」と書きましたが、これ、本当の話。寝つきが悪いオイラは、アロマだとか、眠りを誘うヒーリングミュージックだとか、いろいろと試した結果、結局は「酒を飲んで寝るのが、一番の睡眠薬」のような、アル中手前でしたが、それも解消されました。
ついでに、因果関係は分かりませんが、お通じも良くなりました。姿勢も良くなりました。右から左からドカドカと詰め込まれる仕事で、ひと呼吸おいて、頭のなかを瞬時にリセットしてから取り掛かれるようになりました。読んでいるだけで効果が素晴らしそうでしょ。
「おまえ、アタマ大丈夫か? 寺ばかりいっておかしくなったのか?」と、だんだん胡散臭さが充満しておりますが、大丈夫です。それでは、自宅や職場で簡単にできる『簡易禅(いま勝手につけた)』です!
ボーっとする時間を作る、それだけです。
「おい、デジクリの紙面をつかってふざけるのも、大概にしておけよ」という声が聞こえてきそうですが、これ、本当なんです。これだけなんです。しかし、ウフフフフ、これが一番難しい。「ボーっとする」ということは、「何も考えない」ということで、意識してボーっとするのが、とにかく難しい。
●言葉じゃない、感じるものでもない、じゃぁナンなんだ!
言葉で説明するのが難しいものは、テキストにして伝えるのはもっと難しいものだけれど、これに関しては、意外にテキストのほうが簡単だって気がついた。では短時間の簡易禅を。
禅で一番重要とされる姿勢は、自分が一番楽な姿勢で良いです。座禅会なわけでもないし、お勤めでやっているわけでもないので。続けていくうちに姿勢は良くなっていくので、そこに意識を集中させてしまうと、ボーっとすることが遠くなってしまう。
まず、そっと目を閉じる。閉じるのも、一気に「バチん」って閉じるのではなく、眠りに落ちるときにウトウトと瞼が閉じていくような感じで。次に、耳に神経を全部集中させる。当たりまえの話だけど、聞こえるものすべてが耳に入ってくる。
そのなかから、前から聞こえてくる音だけに集中してみると、横や後から入ってくる音がミュートされてくるのが分かる。同じように、横から入ってくる音だけに集中すると、前や後ろから入ってくる音がミュートされることが分かる。
そうやって耳の中をグルグル回転させていると、ノイズだらけの音の中に、とても耳心地良い音を拾うことができる。その耳心地良い音は、自分にしか分からない心地良い音なので、皆が皆、同じように心地よいわけではない。
その心地良い音だけに集中すると、多方面から入ってきていた音が完全に消え去り、その音だけに全神経が集中している。ここまで読み進めて、気がついたかたもいらっしゃると思うが、すでに「ボーっとする」状態になっており、アタマの中で混雑しているノイズたちは、消え失せている。
心地良い音だけを聞いていると、アタマからではなく、腰というか、お腹というか、その辺りからジワジワするものが頭のほうへ上がってくるので、そのジワジワと耳の音がシンクロしたとき、なんとも謂いがたい爽快感が、一気に身体に巡る。
それが身体の隅まで巡ったら、ゆっくりと目を開いて、神経を集中させていた耳を開放する。その後、体を左右に動かしてクネクネと踊ったり、顔をパシパシと叩いたりする必要はありません。そのままで終わりです。
就寝前ですと、知らないうちにスコーン! と寝ています。朝の目覚めも爽やかです。天井に黒い渦が巻いていることもありません。仕事中ならば、歯がキラーん☆ と輝いた、颯爽とした姿(クリアな思考回路)で、サクサクと処理できるようになります。
自分で書いていて、だんだんと怪しいカルトな人間っぽくなっているけど、壷を買ってから急に目覚めたり、水晶の球を買って吉方位に置いたからとか、そういうのではないので、ぜひ、お試しください。
【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。全国寺社巡りで、過去の懺悔道中をしております。
・Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa
>
・まとめはコチラ→< http://start.io/bachio
>
■□ 懺悔道中膝栗毛 ─ 三編 □■
不思議なことに、ご本尊さまが不動明王さまのお寺巡りが続いておりました。特別、意識して狙っていたわけでもなく、本当に偶然。関東は不動明王さまが多いのは知ってはいたけど……。 いまでは、不動明王真言だけでなく、ほかの真言もスラスラとでてくるまでに。
我ながら、没頭したときの記憶力というか、探究心は素晴らしいと自画自賛レベル。そのご縁(?)というか流れというか、今週末から、関東三十六不動尊を打ち始めます。さて、どんな出逢いがあるかな。今回は会津(福島)の続きです。
・金剛山 如法寺(福島 西会津町) ご本尊:聖観世音菩薩像
前回ご紹介した、恵隆寺(立木観音)さんと、弘安寺(中田観音)さんと、ここ、如法寺の鳥追観音を括って、会津ころり三観音と地元のかた達に、とても親しまれておりました。
弘安寺さんも寄らさせていただいて参拝したのですが、ご住職さまが、なにやら立て込んでいたようで、ご朱印をいただきたく「不在の場合はこのチャイムを押してください」と、チャイムのスイッチを押すと…… バタバタバタと早足で本堂へ駆けつけ、もの凄いスピードで墨書きをされておりました。
いや、本当に早かった。サラサラサラり〜ん! って感じ(笑) もしかしたら、腹の具合が悪くて、トイレに篭城していたところをお呼び出ししてしまったのかもしれない。かといって、殴り書きの乱雑な墨書きではなく、とても丁寧な書でございました。筆記速度の違いなんでしょうね。
で、如法寺さんのお話。
到着間もないころは、ご年配のご夫婦の姿しか見られなかったが、住職さまといろいろ喋っている間に、本堂は人でいっぱいに。とてもお話し好きな住職さまで、「あそこのホテルのモーニングは美味しい」とか、「あそこの温泉の湯はとても良くて、いつも日帰りで行ってくる」などなど。
そのあと、住職さま自ら、本堂に隠れている『隠れ三猿』を案内してくださり、謂われなければ絶対に分からないところに、最後のお猿さんは隠れておりました。
会津を満喫した小旅行、五色沼から立ち寄り、たくさんのお寺さん、貴重な仏像まで、たくさんの出逢いがありました。五色沼周辺は、紅葉が始まるこれからの季節は、落葉で埋まる道路が何とも言えない景観になります。また時間が許すとき、のんびりとお邪魔したいです。 会津編、おわり。