[3862] 子育てアプリハッカソン奮闘記

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《「白と金」か「黒と青」か》

■装飾山イバラ道[151]
 お酒の魔法
 武田瑛夢

■Take IT Easy![45]
 子育てアプリハッカソン奮闘記
 若林健一 / kwaka1208

■おかだの光画部トーク[131]
 錯視
 岡田陽一




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■装飾山イバラ道[151]
お酒の魔法

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20150303140300.html
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「晩酌してそう。」昔まだ私が独身の頃に、会社の若い女の子に言われた言葉だ。なんともヒドいことを言うものだと思ったけれど、私は見た目ほどお酒飲まないんだからーと本当のことを言った。

ただ見た目で飲めそうに見えたのならしょうがない。その頃はまだ十分に若いつもりだったけれど、それを言われた時に初めて、自分のお局化を自覚するべきと悟ったような気がする。

今は晩酌もする。どちらかといえば、夕ご飯を美味しく食べるために飲むことが多い。ご飯の後にお酒中心に飲むのが晩酌なのか、ご飯の前に飲むのが晩酌なのかよくわからないけれど。せいぜい一日一〜二杯で陽気になって終わりなので、量は今でも多くない。料理が思いのほかうまく出来た時はとてもお酒が美味しい。

予備校時代や美大時代に、お酒を飲んで皆で語らうということを覚えた。お酒を飲むと面白くなる人、キツくなる人、泣く人、怒りだす人、そのいろいろな効能を見た。お酒を飲んでいる時だけ話が合う人もいた。

次の日になると急にそっけなくなり、あの打ち解けた雰囲気はもうここにはないと知ってさみしかった。また次に飲む機会があると仲の良さも戻る。一回お酒を飲むだけで、何か月も話をしたことのなかった人と友達になれたりもした。そういう意味では、お酒の効果は素晴らしい。

●たくさん飲む人の気持ち

「お酒の味がわかるか」と聞かれれば躊躇なく「わからない」と答えるしかないと思う。味がわかるって、何にしてもすごいハードルの高い言葉のような気がする。

味の疑問もそうだけれど、量についても疑問がある。私はエンドレスにたくさんの量を飲むことがないので、自分の限界も知らないけれど、飲んべえの人はクロールで泳ぐ距離が長くなるかのように、飲める量を増やしていっているのだろうか。

疑問なのは量を飲んでだんだんと記憶がなくなって行く過程で、手に持っているお酒の濃さももう関係がなくなっている時がありそうに思う(笑)。

お酒をガソリンに例える人がいるけれど、動いている車が止まらないように、酔いが醒めるのを先延ばしにするために、お酒を入れ続けている感じだろうか。

「惰性でしょうね。」うちの母が答えた。なんとシビアな80歳のお言葉。そう言ってしまうと終わっちゃう気がする。近くにそのタイプの人がいないのでわからないけれど、映画では見たことがある。

「聖なる酔っぱらいの伝説」という、ルトガー・ハウアー主演の作品。かっこいいオランダ人俳優で「ブレードランナー」でレプリカント役をやった人だ。一時この人が大好きになっていろいろな作品を見た。

「聖なる酔っぱらいの伝説」は、ぐでんぐでんの酔っぱらいが出て来るお話で、お酒を飲むという行為の限界点みたいな状態を見ることができる。映画だから俳優はかっこいいけれど、飲み様はだらしない。

飲まずにはいられない男の人生の一場面に、希望や輝きが混ざり込んだような映画だった。すっごく飲む人にはまた違う共感があるのかもしれない。

●ワインデー

英会話教室の予約が遅い時間しか取れなかった日、「今日は月に一度のワインデーだよ。飲む?」というようなことをアメリカ人講師に言われた。もちろん飲むと答えたのだけれど、プラスチックのワイングラスに赤ワインを一杯持って来てくれた。

月末で週末の本日のラストクラスの場合に、気楽に飲もうということみたい。このような申し出は初めてだったので今まで知らなかったけれど、生徒が飲むなら講師も飲めるようで、デスクの上に赤ワインを置きながらマンツーマンの授業を受けることになった。

やっぱり一杯でもお酒を飲みながらだと楽しく会話が進んだ。勉強とお酒の相性はあんまり良くない気がするけれど、会話とお酒の相性は良いはずだ。勉強した内容がUFOなどの信じられない写真を見せられた時にどんな返答をするかということだったので、宇宙人は信じるかという話になった。

私は基本的に宇宙人はいると思っているというと意気投合し、UFOやエイリアンの話をした。しかしUMAが通じなかった。教科書にはイエティとかカッパとかの例が出て来たので、UMAも外国人に通じると勝手に思いこんでいたのだ。

UMAは「未確認動物/Unidentified Mysterious Animal」の略だけれど、MがMysteriousだとはその時は思い出せず、講師に伝えることができなかった。家に帰って旦那さんに調べてもらったら、元々UMAは和製英語らしい。そういえばそんな感じだ。

日本のUMAの代表であるツチノコやケサランパサランの話もしたけれど、やはりアメリカ人には通じなかった。教科書に例が出ていたカッパだけは、彼がかっぱ寿司を知っていたのであっさりと通じた(笑)。

英会話でなかなかこれだけの脱線は難しいところだけれど、ワインの力もあって積極的に話せたのかもしれない。それが次につながる会話力になるかどうかは話は別だけれど。

もう一つ不思議に思っていること。自分が酔っている時に酔っている人を見るのは全く平気だけれど、自分が飲んでいない時に見る酔っている人って、どうしてあんなに残念な感じなんだろう。

人からもそう見られているんだ、私も気をつけなきゃと思うけれど、本当は人目が気にならない状態まで酔っている人が一番気持ちがいいのかもしれない。自分の不必要な冷静さを放り出すだめに、たまには飲んで大きな心を養いたい。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>

健康オタクなところがある私は、最近アーモンドミルクを飲んでいる。アー乳と略すそれは、アーモンドからできた乳成分ゼロの飲料だ。豆乳のようにアーモンドをどうにかして絞ってあるらしい。

これも慣れれば美味しい範疇のものだけれど、すっかり慣れて、今では箱で買っている。牛乳のような胸焼け感もなく、さっぱりと美味しいしアンチエイジングにいいみたい。年齢に抗いたいのである。


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■Take IT Easy![45]
子育てアプリハッカソン奮闘記

若林健一 / kwaka1208
< https://bn.dgcr.com/archives/20150303140200.html
>
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2月21日に奈良県生駒市で開催された「子育てアプリアイデアワークショップ」に続き、このアイデアワークショップで出たアプリのアイデアを具体的な形にする「子育てアプリハッカソン」に参加しました。

結果は、なんと「優秀賞」(最優秀賞に次ぐ第二位)という名誉ある賞をいただくことができました。(パチパチパチパチ)

今回は、優秀賞にいたるまでの道のりを少し紹介させていただきます。

CODE for IKOMA
< http://code4ikoma.org/
>

●まず、アイデアの見直しから

今回、私たちのチームが提案したアプリは「予定調整カレンダーアプリ」。予定がいっぱいの忙しいママを助けるために、より適切な空き時間をアドバイスして、子育ての合間時間を有効に使ってもらえるものにしよう、というものでした。

しかし、アイデアワークショップから一週間経過し、具体的なアプリの形に落としていこうとした時、チーム内の女性陣から「なんだか、ビジネスっぽいよね」という声が上がりました。

女性のみなさん曰く、「ママは予定表に時間単位で予定なんていれない」「自分の予定をもっと簡単に入れられる方がいい、アイコンを貼り付けて終わりぐらい」というのです。

確かにその通りです。そもそも、こまめに予定を入力する方なら自分の空き時間も把握しているはず。

だとすると、「マメに予定を入力する」けど「空き時間の管理ができていない」は矛盾するのです。ここから、アイデアの練り直しが始まりました。

元々このアプリが解決しようとしていた課題「忘れたを減らし、手間を減らして、おでけかけの機会を増やす」ここを変えずに、子育てママが困っている課題は何か? どうしたら子育てママの役に立つものになるのか? この視点でアイデアを練り直しました。

●混迷を極めた午前の2時間

チームには、リーダーの私の他にお子さんのいらっしゃる女性が2名と、子育ては卒業している年代の男性2名。

時には既存のアプリのアイデアに落ちそうになったり、より具体的なアイデアの深みにハマってアイデアの根本を見落としそうになったり、時には少し険悪な雰囲気になりそうにもなりながら、ああでもない、こうでもないと議論は進みました。

そして気がつけばお昼の12時。10時から16時30分の6時間30分で形にしなければならないのに、すでに2時間を消費しています。この時には、私はややモチベーションを失いつつありました。

しかし、見えたのです、このアプリに必要なものが!

私たちが行き着いた結論は、ママたちは予定が空いてるからとか、天気が良さそうだからとかいったことで予定を決めるのではなく、「ママたちは仲良しママ同士でお出かけするのが好き」だということ。

この考え方と、元々の予定調整機能から、他の子育てママと一緒にイベント参加しやすくなるアプリにしようということに決まりました。

●手描きだらけのプロトタイプとプレゼンテーション

このアイデアを具体的な形にして発表するため、アプリのイメージがわかるプロトタイプと、発表用のプレゼン資料を作らなければなりません。

まずは、プロトタイプ作成です。事務局で用意してくださったプロトタイピングツール(スマートフォンで動く紙芝居が作れるアプリ)で作った方が簡単にできますが、上位を狙うには、やはりそれなりにアプリとして動いているものの方が有利。

時間が限られているので、私がHTMLで実際に動くものにトライしつつ、他のメンバーはプロトタイピングツールで紙芝居を作る、という二方面作戦をとりました。

が、それもつかの間。やはり自分が全体のディレクションをやらなければまとまっていかないことがわかり、アプリ紙芝居一本で行くことに舵を切りました。

紙芝居を作るためには、アプリの画面が必要になりますので、まずはこれを手描きで作成し、iPhoneで撮影して取り込んでいきます。その後、取り込んだ画像を並べ、画像のどこが押されたらどの画像に切り替わる、という設定を作りこんでいきます。

絵を描いてくださったのは女性メンバーのお二人。アイデアの練り直しから形にするところまで、幅広く活躍してくださいました。

アプリの基本的な動きができたら、次はプレゼン資料です。こちらは、Macのプレゼンアプリ(キーノート)を使ってやるつもりだったのですが、どうもしっくりこない。

前回のアイデアワークショップで模造紙に描いたポスター、この手描きの温かい感じが自分の中で「子育てママ」を表現できていた気がして、リーダーのわがままによりプレゼン資料も急遽手描きにすることに。この時点で残り2時間を切っていました。

発表時のプレゼンは私がやることになっていましたので、「一枚目はこんなスライドにして」「二枚目で言いたいことはこれ、こんなイラストを入れて」などイメージを伝えつつ、それをWebデザイナーさんに絵にしていただきました。

資料だけではつまらないので、ちょっとした寸劇を間に交えたプレゼン案が完成。なんとか発表時間に間に合いました。

本来ならPCを開いてガシガシとプログラムを書くのがハッカソンなのですが、私たちのチーム内でPCを持ってきていたのは、Webデザイナーさんと私だけ。それらも、ほとんど活用することはなく、発表の時間を迎えました。

●感動の審査発表

5チーム中3チームが入賞となりますので、残り2チームに入るのは少し寂しい。なんとか、食い込みたい! とは思っていましたが、正直なところ結果に自信はありませんでした。

3位のチームが発表された時には「あのチームで3位ならうちはないな」と思っていましたので、優秀賞(2位)の発表でチーム名が呼ばれた時には本当に驚きましたし、嬉しかったです。

審査員の方の講評によると、ママの気持ちに寄り添う方向でアイデアを見直したこと、プレゼンで熱く語ったところが評価されての受賞ということで、元々情熱枠から始まったことを思えば、アイデアそのものとプレゼンが評価されたことは、私としては大変嬉しい結果でした。

また、審査員のメンバーではなかったのですが、生駒市の副市長さんから「ポイントを絞ったのがよかった」とのコメントいただき、「ポイントを絞る」というのも自分の中で大切していたことだったこともあり、この評価もまた嬉しいものでした。

●ハッカソンを振り返って

今回のハッカソンを通じて感じたのは、やはり出自の異なる人が集まって一緒に活動することの難しさでした。

それぞれ、職種も経験も違えば、現在の立場や状況も違う。そういう方々が集まって意見交換をすると、あちらを立てればこちらが立たず、収束させるのが難しくなります。今回は、そういう意味ではかなり大胆に意見集約をさせていただきました。

もちろん、そういった方々が集まってアイデアを出し合うのがハッカソンの良さですので、このバランスは本当に難しいところです。しかし、そういった経験をみんなが経ることで、この輪が大きくなるのだと思います。

また、今回のハッカソンではPCの台数が少なかったのも印象的でした。普通は、自分のPCを持ち込んで「さぁガッツリ作るぞ!」というのがハッカソンのイメージですが、非エンジニア系の方も多く、PCを持ってきていない方も多くみられました。

そういった方の参加が多かったからこそ、子育てに関する具体的なアイデアをまとめることができたという面もあったと思います。

今回は、アイデアとプレゼン力で勝ち取った入賞でしたが、次回はエンジニアとしての本来の力を発揮して、ぜひ一番良い賞を取りに行きたいと思います。あまりにも受賞が嬉しかったので、しばらくはこの余韻にひたっていられそうです。

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
crossroads
< http://kwaka1208.net/
>
< https://twitter.com/kwaka1208
>
< https://www.facebook.com/kwaka1208/
>

CoderDojo奈良
< http://coderdojonara.wordpress.com/
>


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■おかだの光画部トーク[131]
錯視

岡田陽一
< https://bn.dgcr.com/archives/20150303140100.html
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数日前に世界的にバズっていたある写真。FacebookやTwitterを使っている人は、一度は目にしたのではないだろうか。

< http://swiked.tumblr.com/post/112073818575/guys-please-help-me-is-this-dress-white-and
>

あなたは、ドレスの色「白と金」か「黒と青」どっちに見えましたか?

実際のドレスの色は「黒と青」なのだが、
< https://flic.kr/p/r9RdjJ
>

実物がどっちかが問題なのではなく、「黒と青」のドレスが「白と金」に見えることで、世界中がバズっている。

実際にどう見ても「黒と青」だと思っている人の横で、同じ画面を見た家族や友人が「白と金」って言うと、「えっ? 何言ってるの?」ってびっくりするわけ。

人間の目(実際は脳)は、結構いい加減で、そのファジーなところがコンピューターとは違い凄いところ。

例えば、この文章を一瞬見ただけで意味を理解できるはず。

「こにんちわ。おげきんすでか? きょうはてともさむいすでね。はるはもすぐうやってまきすよ。」

でも、よく見ると、正しい日本語にはなっていない。つまり、人間の脳は、一文字ずつしっかりと読んで意味を理解しているのではなく、だいたいの形として認識し、過去の記憶と照らし合わせて、それが何なのかを理解している。本を素早く斜め読みできるのは、それくらいファジーな機能を持っているからだ。

色に話を戻せば、例えば、トンネル内のオレンジ色の照明の下で走っている白い車は、どう見てもオレンジ色に見えるが、トンネルに入る前に白い車だと認識しているので、脳内ではオレンジの照明の色を省いた状態で見ていて、白い車が走っていると理解する。

デジカメのセンサーや情報処理に最新のコンピューターが使われていても、オレンジ色の光を読み取ったら、それはオレンジ色。あらかじめトンネル内の照明下でホワイトバランスをセットしてはじめて、オレンジ色がキャンセルされる。

人間の脳は、そのファジーなところがとても高機能だが、それが故にけっこう騙されやすい。このドレスの件もそうだが、錯視の一種「色の恒常性」によるもの。

先ほどのトンネル内の照明の例では、前提条件としてオレンジ色の光が白い車に当たっていると脳が認識できているので、見た目オレンジ色でも、本来は白だと理解できるのだが、その前提がない場合は、脳は混乱する。

見たままで判断するか、それ以外に見えている情報を加えて判断するか、過去の経験から似た状況を想定して答えを出そうとする。

それで、人によって「黒と青」に見えたり「白と金」に見えたりする。わたしの場合「白と金」見えてしばらくすると「黒と青」そして、目をそらすとまた「白と金」というように、どちらかに見えるというよりは、ふらふら行ったり来たりして見える。

たぶん、わたしの脳は「実際に写真が撮影された時のホワイトバランスを知らないので、経験上、どちらもありうると」認識していてどちらにも見えるのかもしれない。

色に関しての錯視として有名なのが、「チェッカーシャドー錯視」。
< http://bcs.mit.edu/people/adelson.html
>

チェックの台のAとBがまったく同じ色(正確にはグレーなので色ではないが、同じ濃度)なのだが、脳は過去に経験して記憶している情報を優先し「Bは円柱の陰になっているのでAとは違う」と騙されてしまう。

「嘘だ。違うでしょ」と思う人は、この画像のAとBの部分をカラーピッカーで拾ってみるか、印刷してAとBを切り取って並べてみみれば同じだと驚くはずだ。

このような錯視を使った効果は、商品のパッケージやスーパーのディスプレイなどでも使われている。中でも「色の同化」はよく見られるので、言われると「なるほど!」と思う人も多いはず。

例えば、みかんを赤い色のネットに入れて売っていたり、枝豆やオクラを濃いグリーンのネットに入れて売っているのを目にしたことがあると思う。これは、実際の色をより鮮やかに、新鮮に見せるために目の錯覚を利用している。
< http://goo.gl/fQazEc
>

デザイナーやフォトグラファーは、感覚的に身についているセオリーなので、自然にやっていることだと思うが、そうでない人も、こういうことを理解していれば、洋服を選ぶ時のカラーコディネートなどにも応用できるし、逆に安易に騙されない脳になるかもしれない。

錯視にはもっとさまざまなものがあって、何故そう見えるのかがまだ解明されていないものも多いそうだ。それだけ、人間の脳はまだ未知の部分が多いのだろう。

< http://bit.ly/1Ea7kiC
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この画像がグルグル動いて見えたり、

< http://bit.ly/1Ea7dU7
>
この画像が、中心から膨張して見えたり、

< http://bit.ly/1Ea7Aht
>
この画像が、うねうね動いて見えたりするから脳は不思議だ。

錯視についてもっと詳しく調べて見たい人はこちら、北岡明佳教授のページが面白い。
< http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/
>


【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > <Twitter:http://twitter.com/okada41
>

2015年、マンスリーで開催中の「CSS Nite in KOBE」。3月のVol.7は20日(金)に開催。

[リモートワークでも「ちゃんとWeb」するコミュニケーション&ディレクション術〜オフィスを持たない制作会社が取り組む、満足度の高いプロジェクト管理]と題し、たにぐちまことさん(H2O Space.)に3時間お話いただきます。
< http://cssnite-kobe.jp/vol7/
>

また、前回紹介した、杉本真樹さんと立ち上げた「Apple User Group KOBE」のイベント、「第1回 AUGM in KOBE(アップルユーザーグループミーティング in 神戸)」を3月29日(日)に開催します。
< http://augkobe.com/entry-6.html
>

既に参加申込みも開始しています。アップル好き、Mac好き、iPhone好きのみなさん是非ご参加ください。来週アップルのイベントが開催された後のイベントなので、ゲストのITジャーナリスト林信行さんのキーノートで色々と興味深い話が聞けるかもしれませんよ。


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編集後記(03/03)

●ここ数日、Mac miniと外付けHDDが一緒になって不良化し、ハラハラドキドキさせられた。もう何年もいい子でいてくれた機械たちだったが、仕事環境を広いスペースに移動してから不穏な空気に。まずデジカメがまったく反応しなくなった。プリンターが絶対印刷反対と言い出した。結局、彼らは捨てられた。そして、とうとうMac mini本体と、外付けHDDと、買って2か月のプリンターが不調になった。モニタ上ではMailやsafariで風車が回り続け、テキスト変換が異常に鈍足になり、サイトやメールの画面が変な具合に欠け、Time Machineは失敗し、アプリが落ちたり固まったり......とりあえず再起動か。

ずいぶん前にわけわからなくなった時、たしか「アクセス権の修復」を実行したことを思い出し、ひさしぶりにやってみた。すると、一発で元通りに回復したではないか。驚くべき効果だ。どうやらMac OSは普通に使用していても、アクセス権の破損は日常的に発生してしまうようだ。システムの安全性を保つには、定期的にこの処理をやるといいと知った。Mac miniのトラブルはひとまず収まったようだ。プリンターはソフトを入れ直して解決。残るのは外付けHDDのTime Machineバックアップ失敗だ。時々成功して、ほとんど失敗。昨年のいつ頃か、数秒間異音を発したのがこのHDDなのだ。壊れてるらしい。

結局、東芝のポータブルHDDを導入。7.5×10.5、厚み10ミリ以下と超小型である。Mac OS Xで再フォーマットし、Time Machine設定、最初のバックアップは3時間ぐらいで完了。こんなに早くバックアップ体勢が整うとは思ってもみなかった。かつては一日仕事だったような気がする。ここ数日、風車が回り始めるとイライラしたし、いきなり画面が消えてそれっきりになったらどうしようとドキドキしたり。とりあえずいまの生活に関わる情報のほとんどを、この林檎マークの筐体に詰め込んでいるわけで、一瞬ですべてを失う危険性は常にある。Time Machineが動き始めたことで一安心。嗚呼、素人はつらいよ。

わがマンションは今年の秋から大規模修繕工事が始まる。そろそろあちこちで不具合が起きている。わが家では玄関のエアタイトゴムがへたって、ドアを閉めても隙間ができるようになったのはいつの頃からだろう。この冬の北風の強い日には、その隙間から音をたてて冷風が吹き込んでくる。エアタイトゴムを交換すればいいのだが面倒、とりあえず一時しのぎにセメダインの「すきま用テープをエアタイトゴムの上に貼ってみたら、完璧に隙間が埋まった。もっと早くやっておけばよかった。効果がなくなったらまた貼り替えればいい。一回あたり50円とは、なんというコスパの高さだ。我ながらよくやった。(柴田)


●hammer.mule の編集後記はしばらくお休みします