[4460] スクイーズでストレスを吹っ飛ばせ!

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《砂浜に味噌汁セットを埋めて欲しい》

■装飾山イバラ道[212]
 スクイーズでストレスを吹っ飛ばせ!
 武田瑛夢

■エセー物語(エッセイ+超短編ストーリー)[007]
 虫二題
 歌になるために
 松岡永子

■Scenes Around Me[16]
 AKIRAさんとの事(5:1997年2月-1997年3月)
 A倉庫の留守番をする・潮干狩りギャラリー
 関根正幸




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■装飾山イバラ道[212]
スクイーズでストレスを吹っ飛ばせ!

武田瑛夢
https://bn.dgcr.com/archives/20171121110300.html

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原宿にスクイーズのブランドBLOOMを扱っている「MOOOSH(モッシュ)」の新店舗が出来たというので、先日行ってみた。

スクイーズとは、握りつぶしてもゆっくり戻ってくる低反発の人形やパンの、ストレス発散系おもちゃだ。パソコンの横に置いておくと、気分転換にちょうどいい。席から離れる必要のない気分転換法は、私にはとても都合がいいのだ。

・MOOOSH SQUISHY
https://mooosh-squishy.stores.jp


どれを選んだら良いかわからない人にも、BLOOMのものは高品質なのでおすすめできる。店舗では触り心地を確かめられるサンプルもたくさん置いていて、比べて好みのものを探すことができる(この場所をおさわり台と呼ぶらしい)。

スポンジのおもちゃにしては価格は高めで、ミニサイズでも千円位で、大きさによっては三千円台のものまである。中心的なもので二千円ぐらいだ。

しかし、高級スクイーズばかりが人気なわけではなく、最近ではダイソーやキャンドゥなどの100円ショップでも、パン型のスクイーズが買えるようになったのが話題だ。

私もダイソーのメロンパンとキャンドゥの食パンを買った。ダイソーのメロンパンは、100円とは思えない低反発だった。

「MOOOSH(モッシュ)」や「日本スクイーズセンター」のようなスクイーズ専門店は原宿に集中していて、スクイーズ店回りを楽しむ人も多い。

店の中はほとんど低反発スポンジだけというのもなんだかすごいし、その種類の多さや形のアイデアにもワクワクする。

●スクイーザーと呼ばれる人たち

そして、スクイーズのコレクターのことを「スクイーザー」と呼ぶらしい。WEBでスクイーザーと画像検索すると、ほぼレモン絞りの絵しか出てこないけれど、ユーチューバーのスクイーザーたちの集めっぷりと言ったら驚く。

新作が出るとすぐに手に入れて動画をアップするし、三色あれば三色とも買うような集め方なのだ。色やデザインが違う他に、香りがついているスクイーズも多いので、どんな香りなのかのレビューが他の人の参考になる。

誰かの参考になる動画は再生回数が上がるので、スクイーザーさんたちは頑張るのだ。

有名ユーチューバーになると、スクイーズ通販店からの提供を受けている人もいて、ドンと届いたスクイーズの箱の中からスクイーズを取り出しては片っ端から紹介している。

動画紹介の基本はブランド名、パッケージデザイン、触り心地、香り、価格というポイントを押さえているようだ。

小学生の女児でも、この基本をきっちりと説明しているのを見ると、大いにプレゼンの練習になっているのがわかる。どんな世界でもプレゼン力って大事なので感心する。

ただスクイーズを触って紹介しているだけでなく、個性があって工夫していて楽しい動画も多いので、ついチャンネル登録してしまうのだ。

参考になる動画は、商品を実際に手に取るようにわかりやすいので、感謝の気持ちのチャンネル登録という感じ。

私も最初は、そうは言っても低反発スポンジを、なぜそんなに数多く買う必要があるのだろうと思っていた。

しかし、同じようなパンの形のスクイーズでも、種類やメーカーによって触り心地がまったく違う。

「ふわふわモッチリしていてバターの香りが最高!」と、まるでパンケーキ専門店のレビューのようだ。食レポとスクイーズのレビューはとても似ている。それほど繊細な感覚を刺激するのだ。

そもそも、どちらもスポンジ系で、空気の含み方で質感が変わる共通点も多いから当たり前かな。

パンケーキ好きの人は食べ歩いてその道を極めるだろうし、食べてきたからこそ違いがわかるのだろう。スクイーズも同じで、詳しい人に聞けばその真髄への近道であるのは間違いない。

などと思いながら、小学生ユーチューバーの動画を楽しんで見ている自分にまた驚く。

●好みの触り心地

・BLOOM新作のマシュマロベア
http://eimu.com/dgcol/siroku

この白くまのスクイーズは、お店のサンプルを触って、その触り心地の良さに感動して買ってしまった。

イチゴの色はこの赤の他にピンクがあり、顔の表情も他に笑っているのがあって計四種類。私は赤イチゴのパッチリ目を選んだ。両手に収まる十分に大きなサイズ感で2,160円(税込)。価格は違うけれど、Amazonでも購入できる。

香りはストロベリーの甘くて酸っぱい感じ。パッケージの可愛さ、もっちりとした低反発な触り心地のすべてが素晴らしい。

しっとりとした表面を手のひらで包んだ時の柔らかさ、潰すと指が吸い込まれてゆっくりと戻る超低反発な質感なのだ。

もっと上手な動画のレビューがYouTubeにたくさんあるので見て欲しい。

スクイーズにはこのような「キャラクター系」と、リアルなパンにそっくりな「パン系」がある。他にもシリコン素材の中に水が入った「水系」や粘土やスライムが入った「粘土系」、「ちゅるちゅる系」など、いろいろな種類がある。

私はどちらかと言うと「パン系」から入ったので、あまり「キャラクター系」は買っていなかった。顔があるものを潰すのはちょっと可哀想な気がしていたけれど、潰されてもグーンと戻る健気さはなかなかいい。

日本だけでなく、海外のスクイーザーも同じような動画だけれど、中にはチャンネル登録数のケタが違う人気者もいて本格的だ。

本格的と書いて気がついたけれど、そもそもスクイーズの用途はストレス発散なので、ストレス発散を本格的にやっているということか。本腰を入れるとも言えるかな。プロのスクイーザーなのかもしれない。

確かにどのユーチューバーさんも楽しそうで、見ているこちらのストレスも飛ぶのだから良いと思う。

人気の人の共通点は、スクイーズを触るのが心から好きというのが伝わることだ。きっとストレスがあるから握りつぶすのではなく、好きなスクイーズがあるから、握りつぶすのだ。そこに山があるから、みたいに言ってみた。


【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/


意識した途端にそればかりが目に入ってくる現象のことを、「いまのあなたの心のかたち」の回で書いたけれど、またハートの洪水に襲われてしまった。

原宿散歩の日に、表参道の「フライング タイガー コペンハーゲン」に行って雑貨を購入した。今はユニコーンがとても流行っているようで、レインボー色やパープルのありとあらゆるグッズがあった。

とても可愛くて興奮したけれど、やはり大人として実際に買うならこの感じかなと選んだのが、白い陶器製のリングホルダーだ。

・ユニコーン ジュエリーホルダー
http://eimu.com/dgcol/uniko

・フライング タイガー コペンハーゲン
http://blog.flyingtiger.jp


ゴールドの色は筆でささっと手描きされているようで、一体一体の顔が違うというもの。優しい表情のを選んだ(角と尾にかけたリングは私物)。「ワレモノは包んでおきますね」とお店の方が言っていたけれど、家に帰って初めてそれに気づいた。

ユニコーンの角が折れないように、全体を包んで巻いた薄紙は赤いハート柄で、なんと八枚も重ねられていたのだ。

でもね、これは素直に可愛いと思ってしまったので、この流れは受け止めようと思う。フライングタイガーは安いと聞いていたけれど、このユニコーンで350円。他にもクリスマスを彩るいろんなものが、どれも驚く値段で売られてました。


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■エセー物語(エッセイ+超短編ストーリー)[007]
虫二題
歌になるために

松岡永子
https://bn.dgcr.com/archives/20171121110200.html

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◎虫二題子

「はじまりは大阪、上本町のバー」の記事で、柴田友美さんが紹介していたVOGAの公演、わたしもみてきました。
https://bn.dgcr.com/archives/20171017110100.html


舞台をみるのは好きで、ジャンルを問わずいろいろと行きます。そのなかで、友人を誘っても「いやー、ちょっと」と断られるのが能楽です。実際にみると、いろいろと面白いんですけれど。

能楽関係者はよく、「昔は、謡は社交のための必須教養だったから、旦那衆はみんな一通り習っていたものだ」といったことをおっしゃいます。

そうなんでしょう。ある程度以上の年代の方は、能楽のことをよくご存じです。たとえば星新一。

SF作家としてあまりにも有名な方ですが、そのショートショートのなかにも謡曲に材を取ったものがあります。作品を書くために調べたというのではなく、すっかり身についているものを自然に使った、という感じです。

たとえば、『宇宙のあいさつ』に収録されている「羽衣」は、最初と最後に同名の謡曲が引用されていて、インスパイアされたものであることは明らかです。それから、『ボンボンと悪夢』に収められている「夜の道で」。

──死期の迫った友人を見舞った男が、友人を励ますために「おまえは長生きの手相だ」という。友人が死んでちょうど一年、彼のことを思い出しながら虫の鳴く道を歩いていると「やい、うそつき」と友人の声がする。ふりむいてみても、そこには闇があるばかり──

この「うそつき」という声にはどんな響きがあったか。

想像する声音がどれだけ複雑であるかが、読んだ人の大人度を測るバロメーターになるのではないでしょうか。

そして、わたしは、これは謡曲「松虫」の換骨奪胎だと思っています。

──阿倍野の市に、友と連れ立ってきては酒宴をする不思議な男がいた。ある日、酒売りが彼を引き留めて話をするうちに、男は、昔ここであったことを語り出す。二人の仲の良い友人が歩いていると美しい虫の声がした。一人がそれに惹かれ聴きにいったが、そのまま死んでしまった。残されたもう一人は嘆き悲しんだが、もう、どうしようもない──

その男も幽霊で、酒売りの供養に感謝し、友を偲び酒を讃え、謡い舞って、消えてゆきます。あとには虫の音が残るばかり。

死ぬ時は一緒と思い定めていた相手の死を嘆き、実際にあとを追って死んでしまった男の話を、「友情の物語」としれっと書いてある解説書もあります。わたしなどは、なんとしらじらしい、と思ってしまいます。

関係は友達だったかもしれないが、気持ちは友情なわけないだろ、という確信の強さは、その人の腐女子度を測るバロメーターになるかもしれません。

「松虫」と同じく、虫の名前がタイトルになっている曲に「胡蝶」があります。

──梅の花を眺めている僧に、女が声を掛けてくる。実は彼女は蝶の精で、自分が生まれる前に咲き、散ってしまう梅に逢ってみたくて来た。回向を頼んだ蝶は、その夜の僧の夢のなかで美しく舞う──

この蝶は女性です。

衣装や舞の種類を考えれば、女性でなければならないということはわかります。ただ、この恋のしかたは女らしくない気がします。満ち足りた現在の関係を捨てて、まだ見ぬものを求める、というのはあまり女らしくない。

少女マンガなどによくあるように、女が他のものを捨てるのは、「忘れ得ぬ想い出の人」か「一目で運命だとわかった相手」の場合です。未知のために今手にしているものを捨てるというのは女の恋のしかたではない。

ということで、胡蝶をモチーフにわたしが書いた超短編はほんのりBL風味です。これまでにそれを指摘した人はいません。


◎早春賦

目覚めると世界は花盛り。

花に戯れ、梢に遊ぶ。わたくしはすべての花に望まれる奢りのなかに生きておりました。けれどある日、教えられたのです。

──この世にはわたくしが見たことのない花がある──

完璧な六角形の姿をしながらひとつとして同じ形のものがないというこの花に、わたくしは決して逢うことがないのだ。皆が美しいと褒めそやすこの身のことも、この花は知らぬ。千の花と遊び、万の花と契りを交わしても、ただ、この花だけは見ることもない。いっそ百花とともにすべてを捨てて魂だけになってしまえば。

そうしてここに参ったのです。

──それ、能の「胡蝶」だろ。六花じゃなくて梅だし。
──うん。でも、さすがに梅もまだ咲いていないからね。

茶碗から音を立てて甘酒をすすると、縁側につづく腰高障子のほうを見ながらそう言った。視界の隅にひらひら羽ばたく薄い影が見えるのには、ぼくも気づいていた。数えるほどしか雪の降らないこの地方でたぶん最後の、雪が降っている。

落ちてくる雪とは明らかに動きの違うその影は、暮れていく風景の中でかえって明るさを増していくようだった。

ぼくは立っていって障子をあけた。座敷に入ってこないかなと、入ってくればいいなと思ったのだが、淡い光は空気に紛れるように溶けて消えた。


【松岡永子】
mail nifatadumi@gmail.com
blog http://blog.goo.ne.jp/nifatadumi



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■Scenes Around Me[16]
AKIRAさんとの事(5:1997年2月-1997年3月)
A倉庫の留守番をする・潮干狩りギャラリー

関根正幸
https://bn.dgcr.com/archives/20171121110100.html

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前回、AKIRAさんに記録の重要性についての、手ほどきを受けた話を書きました。これも前回の繰り返しになりますが、私はその話を聞いて直ちに記録魔になった訳ではありませんでした。
https://bn.dgcr.com/archives/20171107110100.html


もし、今の私が当時のAKIRAさんと関わっていたら、「偽アンディ・ウォーホル展」のシルクスクリーンの製作現場や、展示会場の設営状況なども撮影していたに違いないので、そうしなかったのは、大変残念なことではありました。

ただ、「記録」にのめり込むようになったのは、東京大学駒場寮のうす暗い場所でシャッタースピードの遅い写真を撮影し、見えたものと写したもののギャップに味をしめるようになったのと、1998-9年に見た二つの展覧会に影響を受けたことが、きっかけとしてはより大きかったのです。

なので、「偽アンディ・ウォーホル展」が終わってからも、AKIRAさんとの関わりの中で撮影した写真はそれほど多くありません。



AKIRAさんは1997年3月から4月にかけて海外に出かけることになり、私はのざらし委員長として、A倉庫の留守番を任されました。

そして、留守の間、のざらし画廊の打ち合わせと称してAKIRAさんの部屋で馬鹿騒ぎを繰り広げていました。

https://farm5.staticflickr.com/4555/38466563366_edc5ba0784_c

写真は、のざらし画廊のスタッフをしていた、チョチョ、小田切、モンコ。AKIRAさんの部屋で撮影。

そんな中、海外にいるAKIRAさんから、1997年3月に開催される納豆漁協121メートル集合主催の「潮干狩りギャラリー」に、代理で作品を出品してほしいと連絡がありました。



https://web.archive.org/web/20160426091518/http://www.h5.dion.ne.jp/%7Eolounge/kaitai/nato121.html


納豆漁協121メートル集合は、山形県寒河江市出身の芳賀徹氏と鈴木淳史氏の二人からなるアートユニットで、1995年から1998年の間に18もの風変わりなイベントを企画、2006年に回顧的な展示を行いました。

納豆漁協の二人のうち、芳賀徹氏は1996年11月のざらし画廊捨て看板展に参加しているので、その関係でAKIRAさんにイベントへの参加要請があったのだと思います。



潮干狩りギャラリーは、横浜市金沢区海の公園(八景島近くの海岸)の砂浜に作家が作品を埋め、掘り出した人がその作品を持ち帰ることが出来るというイベントでした。

その潮干狩りギャラリーに、AKIRAさんの依頼で、作品を埋めることになりました。

AKIRAさんの指示は以下の通りでした。

会場は海岸なので昆布が拾えるはずだから、豆腐と味噌があれば昆布と合わせて味噌汁が作れるだろう。

なので、砂浜に味噌汁セット(豆腐と味噌)を埋めて欲しい。

そして、(「偽アンディ・ウォーホル展」の都庁の撮影の時と同じく)記録写真を撮影して欲しい。



という訳で、イベント当日(ネガアルバムの日付によると1997年3月30日)、自宅から金沢八景まで自転車で移動し、会場近くの京急ストアで豆腐十丁と味噌を購入しました。

https://farm5.staticflickr.com/4551/37757055234_14fbd87862_c

そして、購入した豆腐と味噌を砂浜に埋めました。

https://farm5.staticflickr.com/4541/37584750135_078c925d19_c
https://farm5.staticflickr.com/4543/37584751185_0e61085aa2_c

この作品への反応ですが、スコップの先に柔らかいものが当たる嫌な感じがあり、掘り出したところ豆腐だったので、そのまま何も見なかった事にして埋め戻した、という話を参加者から聞きました。

この日は他の作家の展示も何枚か撮影しています。

https://farm5.staticflickr.com/4524/37584750625_864dee99b7_c

作家が埋めた作品を解説しているところ。

https://farm5.staticflickr.com/4567/26746860229_11412710b0_c
https://farm5.staticflickr.com/4568/24650398438_ba4a3f376a_c



余談になりますが、当日同行していたのざらし画廊のスタッフが、来場したお客さん(女性)と知り合いになり、そのまま彼女の家に押しかけたそうです。

そうしたところ、彼女のルームメイトが「よいこっち」というTV番組のADで、番組への出演者を探していたことから、多くのアンダーグラウンドのアーティストがAKIRAさんの紹介で「よいこっち」に出演することになったそうです。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/よいこっち



【せきね・まさゆき】
sekinema@hotmail.com
http://www.geocities.jp/sekinemajp/photos


1965年生まれ。非常勤で数学を教えるかたわら、中山道、庚申塔の様な自転車で移動中に気になったものや、ライブ、美術展、パフォーマンスなどの写真を雑多に撮影しています。記録魔。


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編集後記(11/21)

●Amazonでキヤノンの格安プリンターPixus iP2700を買ったのが昨年7月、送料込みで2995円だった。その価格はもう忘れていたが、とにかくとんでもない安さだった。年賀状シーズンを順調に乗り切り、使い始めて約一年経って不調になった。黒が黒で出ない。濃い灰色になる。プリンタ本体をいろいろいじっても直らない。Pages'08(まだ使っている)のほうをさわっても効果がない。

そのうち、本当に色が出なくなった。Macのほうにメッセージはない。インク残量はわずかにあり警告マーク(!)が出ている。まあ、とりあえずインクカートリッジを交換してみようと、一週間以上前に3色カラーのカートリッジをアマゾンで買った。純正カートリッジの再生品でセールで1290円と安かった。

昨日、ブラックのインクを同じメーカーの純正カートリッジの再生品を買ったら2280円だった。カラーよりも高いものなのか。合計で3571円である。そこでPixus iP2700はいまいくらなのか。Amazonで3089円だった。もちろん純正インク付きである。再生品インクよりも安いって、どうなっているんだ。

すごく使い勝手のいいEPSONの複合機PX-405Aは、いま二代目であるが、プリントできなくなったから、プリント専用機Pixus iP2700を買ったのだ。PX-405Aはいまはスキャナーだけを使っている。なんだか無駄なような気もするが、なんとなくこんな態勢で年賀状制作シーズンに入る。絵柄のアイデアはまだない。

○囲碁棋士・井山裕太(28)は九段、史上2人目の大三冠達成者。史上3人目のグランドスラム達成者。また、七大タイトルの数々の最年少記録を保持している。12歳で囲碁のプロデビュー戦、21歳の三段を相手に7時間の接戦を繰り広げ勝利した。この少年は、テレビゲーム漬けの少年とどう違うのか。/「僕もやりますよ。あれは頭を使わないからいい」とごく自然に言った。:内舘牧子

○我が国では、一部に国は滅んでも「『平和憲法』は守るべし」とする「平和主義者」が少なくない。だが、国家が滅亡すれば、他国の支配下に組み入れられる。「平和憲法」なるものも自動的に消滅してしまう。:吉原恒雄

○いま、子に親を「パパ」「ママ」と呼ばせる家族が多い。「パパ」は、英語ではない。「パパ」は、イギリスのインド統治から、ヒンズー語が英語に入ったものであり、「ママ」は「マザー」(英語)、「ムター」(ドイツ語)などヨーロッパ諸語に由来するが、中国語でもある。:加瀬英明 採集=(柴田)


●食洗機故障の続き。途中で何度も電話がかかる。次の家から催促のようだ。「あと20分程度で行けます」と回答。えー、移動時間に10分かかるとして、あと10分で終えられるの?

ホースをシンク下に引き出すと、食洗機は収まった。電源プラグを差し込み、いくつかのパターンでテストをし、水が下の穴から出てこないことを確認後に栓をする。シンク下は、「水漏れなし」と書かれたボードに日付シールを貼って撮影。

原因を知りたいのだが何も言ってくれないので質問。「ホースが硬くなっていました。経年劣化ですね」いや、そうじゃない。どこが悪かったのか見たいのだ。でも交換されたホースは、もう一人の人がビニール袋に入れてしまった。見せてくださいとは言いにくい。続く。 (hammer.mule)