[4469] バナナも光る酉の市

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《銀河高原牛乳って?》

■装飾山イバラ道[213]
 バナナも光る酉の市
 武田瑛夢

■Scenes Around Me[17]
 AKIRAさんとの事(6:1997年4月)
 のざらし画廊「いい人」展
 関根正幸

■エセー物語(エッセイ+超短編ストーリー)[008]
 “The Piano”のご紹介
 沈むティーポット
 柴田友美(超短編ナンバーズ)




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■装飾山イバラ道[213]
バナナも光る酉の市

武田瑛夢
https://bn.dgcr.com/archives/20171205110300.html

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Black Fridayでは何かお買い物しましたか?

私は最近になって知った言葉だし、何のことやらだったけれど、割引情報のメルマガや、クーポンが送られてきた。Webの通販サイトでも期間限定で30%OFFだったりして、なかなか頑張っていると思った。

●割引マジックに誘われて

セール初日が25%OFFでその後20%OFF、15%OFFと、時間が経つにつれ割引率が減ってしまうシステムのセールもなかなか上手だ。

この仕組みだと、どうせなら初日に買ってしまった方がお得な気がする。買わないで我慢するのが最もお得なのかもしれないけれど、数字のマジックには弱いのだ。

サイトを見に来た客は何かしら欲しい訳だから、買っちゃう言い訳を後押しするような仕組みを考え出すことが、売り手としては勝ちなのだろう。

私の今回のBlack Fridayでの買い物は、ほぼ海外通販だったけれど、支払いはPayPalが多かった。

以前、PayPal経由の不正使用でカードを止めたことを記事にしたことがあったけれど、あの頃は私はPayPalをまったく使ったことがなかったので、怪しい仕組みかと疑っていた。しかし自分で使ってみると、PayPalってすごく便利だ。

支払い方法の選択をPayPal払いにすれば、あっちこっちの海外WEBサイトでカード情報の入力をしなくても良い。結局は自分の登録カードから支払われるのだけど、見慣れたレジでお財布を出すような安心感がある。

PayPalのアカウント情報の利用歴一覧で、まとめて自分を買い物をチェックできる。かなり気楽に買い物ができるようになった。遠いところから商品が届くのを、追跡番号をインプットしながら待つのが楽しい。

中国からのヒヨコのスクイーズは見事に潰れて届いたけれど、しっかり状態を説明したら、すぐに送り直してくれた。ダンボールなどの梱包材を使わずに、ペラペラのビニール袋で送ってくる某有名通販だ。

結局、送り直しのヒヨコも同じペラペラのビニール袋の梱包で、潰れて届いた。次からは郵送料が高いオプションを選ぶか、バッチリな梱包のところで買おう。そうでないと、致命的に潰れて届くスクイーズがかわいそうだ。

●リアルな人混みの酉の市

新宿の花園神社で酉の市をやっていた。後で調べたら三の酉だったようだ。肉の日イベントの29日に焼肉を食べに出かけたら、帰りに道が賑わっているのに気がついたのだ。

縁日の売店を見ながら通りを歩いていたら、人の流れに逆らえず、結局は花園神社まで入っていくことになった。

最近はお祭りもあまり行っていなかったので、売店のチョコバナナを見てそのあまりのカラフルぶりに驚いた。レインボーのカラースプレーがかかっている程度までは知っていたけれど、今はピカピカ光って回るLEDのライトがついていたりする。

食べ物が光ってるとは新しい。インスタ映え? のためなのか、バナナも光る時代なのだ。小さめの赤いリンゴ飴に、二個の赤いさくらんぼの耳がついたミッキー飴は可愛かった。

物はハデだけれど、売っている人のテンションがそう高いわけでもない。きっと本当に買いそうな人のために、テンションを取ってあるのかもしれない。

それにしても、屋台の食べ物って魅惑的だ。イカ焼きの匂いが美味しそうだけれど、肉を食べたばかりだったのが悔しい。

熊手を買うために来ている人、丸椅子の飲み屋で飲んでいる人、それぞれの目的でものすごい人だった。時間も時間、場所も場所なので、子供の姿はほぼ見られない。新宿の酉の市の雰囲気は独特だ。

見せ物小屋もあって、呼び込みのおばさんの説明する声が響く。言ってることが、やっぱり怖い。なんとか男とか、なんとか女がいる所。

受験生の頃に浦和の調神社で見かけたことがある、恐ろしげな光景だ。今もやっているのには驚いた。

人混みの見物だけして、カオスな神社の人混みから駅の方へ向かう。すぐにいつもの新宿の街の風景に戻るのは、ギャップがあってなかなか面白い。

ちょっとだけ縁日体験するには持ってこいの場所かもしれない。

冬に新宿を歩くと、たまたま酉の市に出くわすことが多いのは、11月の週末は三回も開催されているからだ。

商いをしている人には大事なイベントだろうし、毎年この頃になれば同じ場所でワイワイ飲めるのだから楽しいだろうな。実際どうであれ、景気の良い顔をして新年を迎えたいものだから。

年末が近づいて、消費ムードを盛り上げるイベントは多いけれど、ネットだと人の気配を感じるのが難しい。どの店もいろいろと工夫して、他の買い物客との早い者勝ち感を演出している。

目玉セールの文字の大きさ、それにも増して大きな文字での「完売」のアピール。「今買った人が本当にいる感」をいかに出すかなのだ。

●店によって違うカートの仕組み

買おうと思ってカートが止まった後に、リロードしたら完売の文字だと悲しい。逆に自分が買い終わった商品の在庫数が、ぐんぐん減っていくのを見るのは楽しい。

また、慌てて買ったのに人気薄だったのか、在庫数が減らないのも結構がっかりする。「この商品は他のお客様がカートに入れています」というようなメッセージが出たりすると、慌てる心を刺激される。

どんな買い物も「早く決めた人のもの」だけれど、決めたら責任も生じるので決断のタイミングは肝心だ。

カートに入れた途端に他の人には完売と表示される店もあるし、現在カートに入れている人数が何名なのかわかるシステムもある。同じ商品を選んだ人はこんなものも見ていますとか、おせっかいすぎるサービスも多い。

カートから削除して買い物を終えた後に、わざわざメールで、「このアイテムを忘れていませんか?」などと来ることもある。「このアイテムへの未練は断ち切れましたか?」という意味だと思うけれど、後追いまではやめて欲しい。

とはいえ、本当に嫌なら縁を切ってしまえばいいものを、そうはしない。しょせんお買い物なので、楽しく適当に付き合えばいいのだ。


【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/


ニンテンドースイッチのプロコントローラーの、二本目が家にやってきた。今回はスプラトゥーンカラーのタイプ。

二本目を使い出したということは、一本目が不調で使えない訳だけれど、割と標準的な消耗度だと思う。別に投げてもいないし、手荒に扱ってはいない。いや、ゲームをやっていてプロコンを投げたくなったことは何度もある(笑)。

結局は夫が使っていない時に私が使うので、一人で使う場合と比べて倍は消耗することになる。でも、もう少し頑丈に作って欲しいなぁ。


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■Scenes Around Me[17]
AKIRAさんとの事(6:1997年4月)
のざらし画廊「いい人」展

関根正幸
https://bn.dgcr.com/archives/20171205110200.html

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AKIRAさんが主催する、のざらし画廊ですが、AKIRAさんが海外から戻ってきた1997年4月に、第2弾となる「いい人」展を開催しました。



のざらし画廊は、美術館や貸し画廊に取り上げられてしまったアートをストリートに引きずりもどす、というコンセプトのゲリライベントで、第一弾として、1996年11月に捨て看板に絵を描いて、銀座の街中に展示するというイベントを行なっています。

「いい人」展はあらゆる人をほめるという内容で、街中で出会った人物、ポスター、看板、彫像などに「いい人」シールを貼ることで、勝手に「いい人」として表彰してしまうという企画でした。

http://www.akiramania.com/nozarasi/ng2/ng2contents.html


AKIRAさんは「いい人」展に使用する「いい人」シールを、展示の数か月前には準備していて、偽アンディ・ウォーホル展の頃には「いい人」シールを手渡された記憶があります。

そして、AKIRAさんたちが海外に行っている間の宿題として、実際に「いい人」シールを使った写真を撮って欲しいと言われました。



私自身、のざらし委員長として「いい人」展に参加するつもりでしたが、どちらかというと裏方に回った気になっていたので、あまり目立つつもりはなく、おとなしめの写真を撮っていました。

当時住んでいたアパートの玄関に貼ってあった森昌子のポスター

https://farm5.staticflickr.com/4540/26957303949_f312669c17_c

が、写真を岡画郎の定例会の参加者に見せたところ、「(お前の写真は)そんなものか」と揶揄されました。

そのことにカチンときて、「いい人」展の本番当日は発奮しました。

https://farm5.staticflickr.com/4542/26957304639_c7d062b53f_c



「いい人」展は、ネガアルバムの日付によると、1997年4月19日に開催されました。

参加者は渋谷のハチ公前に集合、AKIRAさんに「いい人」シールを手渡され、都内に散って行きました。

私は自転車で駒場東大前に移動、駒場キャンパスの新歓の立て看板に「いい人」シールを張り付けたりしました。

https://farm5.staticflickr.com/4518/38788250382_e1bf24f7fc_c



高円寺岡画郎に移動しました。

以前紹介しましたが、当時、「生きる」展をやっていたナナ君

https://farm5.staticflickr.com/4214/35062453616_57c3377c48_c

TOTOTOというミニコミを作っていた作郎さんと悦子さん

https://farm5.staticflickr.com/4532/26957301419_1e2e7c6293_c



「いい人」展の参加者たちは、最終的にAKIRAさんのアトリエであるA倉庫に集合、撮影したフィルムを近くのDPEショップに出してスピード現像してもらい、出来上がった写真をその場で講評して1位を決めました。

結果、リンク先の画像の通り、本来の使用目的を大きく逸脱した写真が上位入賞したのは流石でした。

http://www.akiramania.com/nozarasi/ng2/ng216japan.html


最後はいつものようにパーティになりました。

https://farm5.staticflickr.com/4533/38733494061_d5d95a6f5f_c

偽アンディ・ウォーホル展に出展された、麻原彰晃のシルクスクリーンが写っています。

https://farm5.staticflickr.com/4546/26957302899_a951412bba_c


【せきね・まさゆき】
sekinema@hotmail.com
http://www.geocities.jp/sekinemajp/photos


1965年生まれ。非常勤で数学を教えるかたわら、中山道、庚申塔の様な自転車で移動中に気になったものや、ライブ、美術展、パフォーマンスなどの写真を雑多に撮影しています。記録魔


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■エセー物語(エッセイ+超短編ストーリー)[008]
“The Piano”のご紹介
沈むティーポット

柴田友美(超短編ナンバーズ)
https://bn.dgcr.com/archives/20171205110100.html

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◎“The Piano”のご紹介

今回は、普段お世話になっているタカスギシンタロさんの“The Piano”を紹介したいと思います。

“The Piano”は、「ピアノ」の英語版です。日本語版も英語版も、Kindleの電子版で買うことが出来ます。

最初に英語で、次に日本語を載せます。(たくさんある中から3作品を抜粋しています)


◆The Burden

A herd of feet quickly boarded the elevator.

*Beep * (The elevator cannot move as its load has exceeded capacity.)

*Clink* (Someone places an object onto the floor.)

*Ding* (The elevator begins to ascend.)

A glass eye remains outside the elevator’s doors.


◇重さ

急ぎ足の一群がエレベーターに乗り込んだ。
ブーッ。重量オーバーです。

コトン。

チン。上へまいります。
扉の前に残された、義眼。


◆Balloons

After a drinking bout, I came to my senses, holding balloons.
All I can remember is floating in the sky.


◇風船

酔っ払って、気がつくと風船を握っていた。
憶えてるのは、空を飛んだことだけ。


◆Milky Way Highlands Milk

Add a few drops of our product to your coffee or other preferred beverage
and enjoy in a darkened room.


◇銀河高原牛乳

コーヒー等に本品を少量滴下し、部屋の明かりを消してお楽しみ下さい。


『The Piano』(Kindle版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01AFXWXYW/dgcrcom-22/


『ピアノ』(Kindle版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01AI36HX2/dgcrcom-22/



どうでしょうか。日本語もよいけど、英語もよいですね。

「重さ」(The Burden)については、擬音の表現の仕方が、日本語だとかわいい感じだけど、英語だとなんかかっこいいなぁ、と思います。

「急ぎ足の一群が〜」というのが「A herd of feet quickly 〜」となるのが、これもなんか素敵だなと思います。英語になると、なんだかイメージの広がり方が変わるように思います。

「風船」(Balloons)については、最初は英語で書かれたものが日本語に翻訳されたのではないか、という気がするくらい、なんだかとても自由な感じがします。

「銀河高原牛乳」(Milky Way Highlands Milk)についても、この説明書がついた何かが、外国のどこかで売っていそうな気がします。(当たり前のように不思議なものが売っている、という話がめっちゃ好きです)

両方読むと、翻訳者の工夫も感じられて面白いです。(空想が激しいと、英語だけ読んでもなんのことかわからないので、やはり日本語訳も必要です。空想ものでなくても英語分かりませんが)

今回とりあげたのより、もっとすごい翻訳もあるので、ぜひ日本語版と英語版を両方買って読み比べてください。(日本の古典ぽいのとか、擬音のオンパレードとか、よくこれを翻訳したな、と感心するのがたくさんあります!!)

Kindle電子版だと、分からない単語の上でタップするとすぐ意味が表示されるというのも便利です。

銀河高原牛乳は、あの日本のビールのことは知っておいたほうがよいのか、知らなくてよいのか、どうなのでしょうか。

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◎沈むティーポット 柴田友美

机の上に置いていたティーポットが、テーブルに張り付いたのか、動かなくなってしまった。柄のところを持っても、全体を持ち上げようとしても、まったく動かない。

紅茶の葉を、洗わずに置いておいたのがよくなかったのかもしれない。金槌で叩き壊そうかと思っているところに、玄関のチャイムがなった。出てみると、そこに一人のコックさんが立っていた。

「山のあるものがなくなってしまいました。とても困ったことになりました。すみませんが、あなたのティーポットを貸してもらえませんか」

「いいですけど、これは動かくなっていますよ」

そのコックさんをリビングに通して、そのポットを持ち上げてもらうと、ポットはなんなくテーブルから離れた。コックさんがそのティーポットを持って外に出てから、窓の外を見ると、山の色が突然変化した。

そしてテーブルを見ると、ポットを置いていたところにカメラが置いてあった。僕はそのカメラを持って、その山に行くことにした。



【柴田友美(しばたともみ)】

短いお話を書いています。
huochaitomomi@gmail.com

群青コースター(Kindle版)発売中!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01MF8HE57/dgcrcom-22/


私個人のホームページ
http://mrs-mayo.babyblue.jp/menu/index.html



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編集後記(12/05)

●今後15年も経たないうちに、北京や上海を除く中国の都市では、統計上、石を投げれば必ず60歳以上の人に当たる。それが男性である確率は高い。「一人っ子政策」がもたらした男女比と年齢構成のアンバランスにより、今後10年以内に中国の独身男性の数はサウジアラビアの全人口を上回り、高齢者の数はヨーロッパの全人口を上回ることになるという予測がある。……ほぼ確実らしい。

問題なのはその規模とスピードだ。中国はいずれ世界最大の高齢者人口を抱える国になり、世界に類のないほど急速なスピードで高齢化が起こる。つまり高齢者を支える労働人口が急激かつ極端に少なくなる。いまも整備されていない年金や医療制度を圧迫することになる。ドイツ銀行の試算では、2050年までに中国の年金不足は7兆5000億ドルに及ぶという。2011年の中国のGDPの83%だ。

メイ・フォン「中国『絶望』家族」を読んだ(草思社/2017)。副題が「一人っ子政策は中国をどう変えたか」。前代未聞の社会実験「一人っ子政策」が、中国社会にもたらした災禍を詳細にレポートする。筆者はマレーシア生まれの中国系アメリカ人ジャーナリスト。ウォール・ストリート・ジャーナル中国支局記者として、中国・香港の取材を担当しピューリッツアー賞を受賞している。

筆者は一人っ子政策が生み出された経緯を探り、数多の出産を訪ねる旅で、政策が民衆に与えたさまざまな影響を明らかにする。政策は凶悪で非人間的ともいえるやり方で強制された場合もあり、さらに爆発寸前の男女比アンバランスから、養子縁組のため乳幼児を人身売買する闇市場に至るまで、多くの有害な副作用をもたらしている。そのリアルなレポートは、読んでいて憂鬱になる。

一人っ子政策は1980年から35年間続いた。中国の急速な経済成長は人口抑制計画とは殆ど関係がない。中国の急成長の一因となったのは人口減少ではなく、人口増加なのだ。中国が製造大国として台頭できたのは、一人っ子政策立案以前の1960年代から70年代に生まれた、ベビーブーム世代という安価で豊富な労働力があったからにほかならない。その巨大な労働人口は高齢化が進んでいる。

この高齢者を支えなければならない労働人口は、一人っ子政策によって大幅に、急速に縮小している。2015年後半、人口問題を緩和するため二人っ子政策への移行を公式に発表した。しかし、これはあまりに効果が薄く、あまりに遅きに失した。二人目の許可を申請したのは、資格ある夫婦のわずか1/10であった。一人っ子政策による厳格な人口抑制は、経済の繁栄には不必要だったのである。

一人っ子政策の張本人は高齢化問題や出生率がレバーの上げ下げで機械のように調整できると自信満々だった、ロケット専門の科学者・宋健である。彼は中国の最高行政機関である国務院の一員にまで上りつめ、三峡ダム建設委員会の副主任として賛否両論ある巨大プロジェクトに携わった。リアルにヤバイ……。

三峡ダムは16年かけて2009年に竣工した世界最大のダムである。このダムによる気候不順は常態化したばかりでなく、頻発する大地震の原因ともいわれている。今は長江上流から流れて来る砂礫で、ダムがほぼ機能不全に陥り、危機的状況にあるが放置されている。かつて三峡ダムの建設に反対した著名な水利学者、清華大学の故・黄万里教授は10年もたないと予言した。2019年はもうすぐ。

ダム建設で移住させられたのが140万人。2020年までに更に230万人が退去予定だという。もしダムが決壊すると、長江流域の広大な土地が洪水と水没、穀倉地帯は壊滅して、数千万人の犠牲者(なんてアバウトな表現だ)、上海も壊滅する。宋健の名前は中国史に刻まれるだろう、というのは私の説。(柴田)

メイ・フォン「中国『絶望』家族」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794222971/dgcrcom-22/



●Black Fridayセールでは、海外サイトからお買い物。いつ使うのかわからないけど、安いうちにと買ってしまう素材やアプリ。仕事用だとつい財布の紐が緩む。

そしてどちらもPayPal経由のクレカ払い。日本円での金額が出てくるけれど、PayPalレートは高めなので、ドル決済に変更して、クレカレートにしちゃう。

例えばこれを買った。今日の13時か14時にはセールが終わると思う。PDFを直接編集できる「PDF Expert 2.2」、DVDを焼くのに使う「Toast 16 Titanuim」、設定したフォルダにアクセスしやすくなる「Default Folder X5」。

あとは「WALTR 2」「Flux 7」「Stylizer 7」「Art Text 3」「MacReviver」がセットで合計$492.86のところ$39。 (hammer.mule)

このバンドルセール。
https://deals.ondesoft.com/sales/the-legendary-black-friday-mac-bundle-ft-pdf-expert


このリンク経由だと、このサイトで使える$10がもらえる。
https://deals.ondesoft.com/?rid=697342