《第二回文学フリマ京都へ行こう》
■装飾山イバラ道[215]確認
パンダコロコロ
武田瑛夢
■Scenes Around Me[19]
ワークショップ・ガロの事(上)
関根正幸
■エセー物語(エッセイ+超短編ストーリー)[11]
来て下さい、をもう少していねいに言おう。
冬の栞
松岡永子(超短編ナンバーズ)
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■装飾山イバラ道[215]確認
パンダコロコロ
武田瑛夢
https://bn.dgcr.com/archives/20180116110300.html
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2018初テキストです。今年も宜しくお願いします。いつもの冬はChristmasコフレや福袋を買っていたけれど、今年は買わなかった。結局は楽天のセールなどで買っていたので、何かしらのお買い物は楽しんだけれど、何かが違う。
買い物がネット中心になったせいか。私の場合はきっと福袋などパッケージに入っているお得品は、その袋を手に取って重さ大きさを感じて買いたいからだと思う。
実店舗に行けば、威勢の良い呼び込みの声の高揚感もあるだろう。ネットで福袋を買う場合は、PC前に待ち構えてよーいドン! でボタンを押しまくるわけで、さらにゲーム感覚が強い感じがする。
そういえば、上野動物園の赤ちゃんパンダ見学申し込みのWEBサイトでは、結局私も同じようにボタンを押しまくっていた。ニンテンドースイッチの時以来の、PC上での申し込みバトルに参戦だ。
昨年までの募集では、アクセスが混み合いすぎていてなかなか繋がらず、次のページへ飛ぶのも一苦労なので、申し込み完了までのハードルが高かった。最後のページまで行けない人は抽選倍率に加わっていないと思うと、実際の倍率はどのくらいだったのだろう。
結局、全部落選したので(泣)今年も申し込んだけれど、昨年よりは繋がりやすいのか、すぐに完了した。あくまでも抽選の申し込みが終わっただけだけれど、とりあえずは待とう。
それにしても、上野動物園では外にいるお父さんパンダに扱いの違いを感じる。天候や時間帯によってどこにいるか変わるらしいけれど、私が行った時は普通に見られた。
私は生後10日目のピンクのパンダの体重を再現したという、ぬいぐるみが欲しくて買いに行った時に、父パンダだけは見たのだ。
笹を食べている時に人はだかりで、後で見ようと思って戻った時には父パンダはぐっすり寝ていた。ピンク色シャンシャンのぬいぐるみはリアルで可愛い。
パンダ舎周辺では、何やら机の上に資料を並べてパンダについて説明をしているスタッフがたくさんいた。パンダの手を模した手袋をはめさせてもらったり、実物大の手形を見たりした。パンダの白黒の塗り分けクイズもあった。
見分けるポイントはいくつかあるけれど、シッポの色が白なのか黒なのかも肝心だと言う。正解は白で、お尻は全体的に案外あっさりとした白っぽい感じだ。
某テレビ局もシッポの色を間違っていたことがあるんですと、女性スタッフが言う。パンダのシッポが白いのは、クイズ番組などでも取り上げられることが多い気がする。
不思議なのは、パンダのキャラクターってシッポが黒いものが多いのだ。キャラクターのデザインは色をどうしようが自由なのだから、シッポが黒い子もありだとは思う。
楽天のパンダもたれぱんだもシッポは黒。スクイーズのBLOOMが新しく出したパンダの「コットンキャンディパンダ シャンティ」のシッポも黒だ。これは可愛いので後で買うかもしれない。色が濃くて丸いシッポは後ろ姿のアクセントになって可愛らしいよね。
いろいろ見た中では、テレ朝のゴーちゃんのシッポは白だった。「シッポの色、うちはどうする?」という会議でもあるのだろうか。確かめてはいないけれど、中華街のパンダグッズもどっちもありそうだと思う。
キャラクター設定がパンダそのものなのか、パンダからイメージした別のものかなどで、色の扱いが違うのかもしれない。
パンダが好きなら、和歌山のアドベンチャーワールドへ行けばいいじゃないという意見も多いし実際そう思うけれど、なかなか遠い。
そして私には昭和のパンダブームの時に、上野動物園に姉といとこたちとでパンダを見に行った思い出があるのだ。
新潟のいとこたちがわざわざ東京の上野動物園に来ることは珍しく、それだけあの頃のブームが特別だったのが思い出される。街にはアドバルーンがフワフワしていて、賑やかだった。お祭り騒ぎ度合いは、他に騒ぐものが少なかった昔の方が強かったのかもしれない。
そういえば、数年前に赤ちゃんライオンを抱っこしに富士サファリパークへ行った時に、中国の赤ちゃんパンダ抱っこツアーについて調べたりしたっけ。
実際に赤ちゃんパンダを抱っこしている幸せそうな写真がたくさんある中で、もう大きくなっちゃった子供パンダをガッシリ抱えている写真も結構あった。実際に思ったよりパンダが大きいことがよくあるみたいだ(笑)。思ってたんとちがうんだろうな。
パンダの何がそんなにいいのか、説明は難しいけれど「パンダ 赤ちゃん」で画像検索するとその破壊力に驚く。コロコロと白黒の丸いものが転がっているだけで、どうしてこんなに可愛いのだろう。大きくなっててもいいから、ブームが落ち着いた頃に見に行くかな。
【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/
今年は年賀状用に使った書道っぽい文字のバリエーションをたくさん作ってみたいし、絵の使い道も考えている。Macが速くなった分、データを盛りがちで結局待たされるけれど、そんなものなのかもしれない。
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■Scenes Around Me[19]
ワークショップ・ガロの事(上)
関根正幸
https://bn.dgcr.com/archives/20180116110200.html
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AKIRAさんとの思い出話はひとまず置いて、次に駒場寮との関わりを書こうと思いますが、その前にある種の繋ぎになる話をします。
まず、今回の写真を紹介します。

(ネガフィルムが絨毯の下敷きになっていたためホコリの付着が激しいです)
1997年6月頃、ポレポレ東中野で「ワークショップ・ガロ」のクロージングパーティーが、オールナイトで開催されました。
写真はその撤収後の一コマです。地べたに腰を下ろしている、ワークショップの司会進行役だった二村ヒトシさんを撮影しました。
◇
「ワークショップ・ガロ」(以下WSGと略)は1996年10月から1997年5月まで開講された、クリエイターを養成するためのワークショップでした。
WSGは漫画雑誌ガロの編集長だった山中潤さんが主宰、ライターの今一生さんが顧問という形態で開講され、私もスタッフ(小屋係)として参加しました。
当時、ガロの売り上げ低迷に悩んだ山中さんが、ガロをサブカルチャーの情報を発信する雑誌にリニューアルすることを考えました。(ガロッキングチェア)
そして、その一環として、ガロ発のクリエイターを養成するワークショップを開くことになり、ワークショップの顧問として今さんが選ばれたようです。
◇
今一生さんとは、私に高円寺岡画郎を紹介してくれた、ハセベ君を介して知り合いました。
ライター志望だったハセベ君は、当時、今さんが岡画郎定例会に出入りしていたことから、今さんが企画した「Create Media」というイベントの手伝いをするようになりました。
私自身もハセベ君の誘いに応じて1996年7月に「Create Media」を見に行き、今さんやイベントのスタッフ、常連達と顔見知りになりました。
ほどなくして、今さんから新しいイベントの打ち合わせがあると連絡があったのですが、そのイベントがWSGで、WSGのスタッフをやってもらえないかと打診がありました。
打ち合わせの場でガロ編集長の山中さんから直接、ガロが置かれている状況や誌面をリニューアルする計画について話をされた記憶があります。
◇
私はガロが存続してくれるのなら、とスタッフを引き受けたのですが、ハセベ君はガロが今までの様な漫画雑誌でなくなってしまうことを危惧して、スタッフを断ってしまいました。
ハセベ君以外にも、ワークショップの開講に疑問を抱いている人がいたかも知れません。
私自身も、WSGの初回のゲストの一人に打ち上げの席で「お前もあわよくばクリエイターになりたいのだろう」とからまれたこともあり、スタッフを行う意欲を失いました。
私は毎回のワークショップの会場を探す役を任されましたが、会場を取った後はワークショップの現場には顔を出さず、参加しても打ち上げだけということが多くなりました。
そのため、ワークショップの写真は一枚も撮影していませんし、ワークショップがどのような内容であったか、間接的にしか知らないのは残念なことではあります。
ただ、当時、のざらし画廊のスタッフもやっていたこともあり、WSGの参加者を「偽アンディ・ウォーホル展」に巻き込もうと画策しました。
AKIRAさんの作品に出演するモデルを、WSGの関係者から探そうとしたこともあります。
その作品は結局実現しませんでしたが、WSGの参加者を偽ウォーホル展のパーティーに招いたり、AKIRAさんにもWSGに出演してもらったりと、ふたつのイベントを繋げる試みは、ある程度うまく行ったのではないか、と考えています。
【せきね・まさゆき】
sekinema@hotmail.com
http://www.geocities.jp/sekinemajp/photos
1965年生まれ。非常勤で数学を教えるかたわら、中山道、庚申塔の様な自転車で移動中に気になったものや、ライブ、美術展、パフォーマンスなどの写真を雑多に撮影しています。記録魔。
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■エセー物語(エッセイ+超短編ストーリー)[11]
来て下さい、をもう少していねいに言おう。
冬の栞
松岡永子(超短編ナンバーズ)
https://bn.dgcr.com/archives/20180116110100.html
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◎来て下さい、をもう少していねいに言おう。
https://twitter.com/natsufuyut/status/947384929599361025
今年最初のデジクリで柴田友美さんが紹介していたとおり、第二回文学フリマ京都が1月21日(日)11:00〜 京都市勧業館みやこめっせでおこなわれます。
柴田友美さんの記事
https://bn.dgcr.com/archives/20180109110100.html
第二回文学フリマ京都の開催情報
http://bunfree.net/?kyoto_bun02
超短編マッチ箱関西支部のカタログ
https://c.bunfree.net/c/kyoto02/!/%E3%81%8F/2
超短編マッチ箱関西支部のブースには、デジクリに超短編ナンバーズとして参加している人のほか、短い物語を書く人たちの作品が並んでいます。もちろん柴田さんの本もあります。
柴田さんは、本があります見に来て下さい、と早口で言ってしまって、自分の本がどんなに面白いかも書き忘れているようなので、屋上屋を重ねておこうかと思います。
柴田さんの記事で紹介されていた『チョコレートタンタン』以外には、たとえば豆本も置いてあります。
一辺5cmの正三角形の豆本には、ほんとうに少しの言葉しか入りません。だから、たとえば、柴田友美さんの「泥の道」のほんの一部分だけを載せています。こんな感じです。
《空が墨色に暮れ、心にぽこっとあの人の顔が浮かんだ。コーヒーを見つめていて、静かな何も映らない水面に私は「あの人の走るスピード」と名付けた。そしてはっとして、それを飲み込んだ。ねえ、気が付いて。》
「泥の道」の全文は柴田友美さんのHPで読めます。
http://mrs-mayo.babyblue.jp/menu/works2.html
他に、四角い豆本も、身に着けられる字のない豆本も、フォントにこだわった本(これは普通の大きさ)などもあります。ぜひのぞいてみてください。
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◎冬の栞
年のはじめに降るのはきまって大きな牡丹雪。くるりくるりと花弁を広げて、大粒の六花が降りてきます。ふしぎなことに、その雪を読みかけの本の頁に挟むと結晶の繊細さがそのまま美しい栞になるのです。
雪を栞にするための条件は、
1、読み始めてまだ半分に達していないこと。
2、大切な本であること。
条件を満たしていても、栞にできるかどうかは五分五分。
それに、雪解けの季節までに読み終えられなければやはり本はびしょびしょになってしまいます。
愛書家はそんな冒険はしません。
【松岡永子】
mail nifatadumi@gmail.com
blog http://blog.goo.ne.jp/nifatadumi
みやこめっせまでいらしたら、道路を隔てた向かい側、ロームシアター京都にも行ってみてください。
蔦屋書店入り口にペッパー君がいて、その後ろに現代版洛中洛外図があります。金色の大きな絵だな、と遠くから眺めたら、近づいて細かいところを見てください。京都のランドマークである五重塔や京都タワーが書き込まれています。そして、京都の町にはネコがいます。
わたしの書いたブログ記事
http://blog.goo.ne.jp/nifatadumi/e/07080cc086a2bb6da8db5880414bb7ab
作者・野口琢郎さんのエッセイ
http://blog.livedoor.jp/tokinowasuremono/archives/53213362.html
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編集後記(01/16)
●「高慢と偏見とゾンビ」を見た(2016/米英)。英文学の傑作「高慢と偏見」(知らなかった)のパロディらしい。19世紀イギリスの片田舎が舞台で、騎士と美女と牧師と軍人と金持ちとゾンビらが入り乱れて……というほどの複雑さはないが、どうにも感情移入できない登場人物(&ゾンビ)ばかりである。
ベネット5姉妹という武術に優れた美しい娘たちがいる。父に命じられて中国で武術を学んだとかで、始めのうちはそれらしいシーンもあるが、結局は長女ジェーンと次女エリザベス(リズ:主役)の二人の出番が多く、残り三人はあまり出てこない。リズが胸を揺らしながらw 切れのいいアクションを見せる。
娘たちに大甘の父は悠長な好人物だが、娘たちを玉の輿に乗せるため躍起になる母が鬱陶しい。つまりはお金の問題で、これが中流階級のリアルな姿らしい。資産家のビングリーが近くに越して来る。わざわざゾンビの徘徊する環境に。ビングリーの友人、大富豪の高潔な騎士ダーシーも、彼の舞踏会に参加する。
最中にゾンビが現れるが、姉妹たちの美しい武術と、ダーシーに次々と退治されていく。ジェーンがビングリーに見初められる。リズとダーシーは互いに気になるようだ(高慢と偏見とやらがここに)。ダーシーも主役だが、ビングリーと同様の若造で、日本のドラマに出る、若くてヘタなタレントみたいだ。
途中からゾンビ側の人間だと判明する軍人(貧乏貴族)のウィカムは、ちょっと歳がいってて渋くもあるが、くりぃむしちゅーの有田哲平似である。強欲で小ずるく、間抜けなコリンズ牧師という中年男も現れる。とにかく男どもがどうしようもない。良縁を求めて暴走する母、アイパッチ(なんでそんな格好するわけ?)の女資産家も現れて、女どももどうしようもない。少女コミックの世界か。
この世界では、おとなしく暮らしているゾンビたちもいる。ゾンビの設定としては約束違反だと思うが。ウィカムはそんなゾンビに人間の脳を食わせて、凶暴化させ、ゾンビ軍団を作ろうとしている。って、ますますトンデモである。こんなことを野放しにしていいのか。ゾンビの美学はどこに行ったんだ。
凶暴なゾンビどもを背景に、ダーシーはウィカムと戦う。すでにゾンビ化していたんだ、ウィカム。リズとダーシーは共に戦い……少しスリリングな爆破シーンもお約束通り。そして、二組の結婚式の最中に、ウィカムが率いるゾンビ軍団がじわじわと迫ってくるのが見える、というなかなかナイスなオチ。
「高慢と偏見」を忠実になぞり、ゾンビをうまく配したこの作品。構想はよかったが、姉妹以外は見映えのしない役者ばかりで、これでは華麗な貴族社会を描けていないと思う。それにしても、「……とゾンビ」って思いつき、イージーだけど効果的だ。「戦争と平和とゾンビ」「七人の侍とゾンビ」「愛と誠とゾンビ」「となりのトトロとゾンビ」……いくらでも出てくるぞ。 (柴田)
「高慢と偏見とゾンビ」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01N7K34KJ/dgcrcom-22/
●えべっさん続き。Apple Watchの案内で裏側から入ってしまった。手水舎にまわると返納場所があったので古い笹を置く。すぐ横ではお焚き上げがなされていて、肩の荷が下りた気分。
いい具合に人が少なく、3組程度。数時間前には甘酒が振る舞われていたらしいので、ピークが過ぎたのかも。
笹に「宝くじ」がついていて、ガラポンできる。4等まであり、1等はお米、4等はチョコ・ふきん、トイレットペーパー1巻、黒豆茶。
前の人はふきんをもらっていて、そうよね〜私もふきんがいいわと思いつつ回したら3等。鐘が鳴らされ、少し恥ずかしい。かりんとう、食器洗い洗剤、味付海苔とあって、海苔をもらって帰った。
そういえば、天神さんでもくじがあって、御神酒やら何やら当ててたわ。3等というのは微妙な感じだが嬉しい。海苔はとても美味しかったよ〜。 (hammer.mule)
玉造戎神社/八阪神社
http://yasaka-ebisu.jp/ebisu.html
「東門、北門、南門と三つの入り口がありますが」
http://yasaka-ebisu.jp/access.html
北門から入ったよ。ストビューがない場所だったわ
画像があった。入って良いのかと不安になったよ
https://goo.gl/maps/dcejjLBxedM2
大阪締め“えべっさんバージョン”天満天神えびす祭
みんなのお焚き上げ
https://www.otakiage.com/
「モノを詰めて送るだけで、簡単にお焚き上げができます」
終活仕分けラベル
https://www.otakiage.com/products/#pr_1