[5155] 指摘されたら全力で受け止めて成長しよう/知らぬ間に変わる街の風景

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《あれ……Mなのかな、私》

■LIFE is 日々一歩(133)[コラム]
 指摘されたら、全力で受け止めて成長しよう
 森 和恵

■ツナLIFE[004]
 知らぬ間に変わる街の風景
 みなみ まいこ



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■LIFE is 日々一歩(133)[コラム]
指摘されたら、全力で受け止めて成長しよう

森 和恵
https://bn.dgcr.com/archives/20210126110200.html

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こんにちは、森和恵です。年が明けてから、もう3週間が経ちましたね。遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

新年1日から、パソコンが突然落ちたり(メモリが壊れた)、ビデオのハードディスクが壊れたりと、まったくもってついていないお正月を過ごしました。トホホ。

「そんなこんなも、きっと厄払いさ……」と強がって、元気に明るく進みたいと思います。

2021年、年始のご挨拶の記事を書きました。
https://r360studio.com/newyear2021/


さて、本題の前にウェブ制作のスキルが学べるYouTubeライブ授業のお知らせです。

『AdobeXD 追加機能の振り返り[1]《レイアウトとデザイン》』


アドビのデザイン&プロトタイプ作成ツールのAdobe XDは、進化が激しいソフトとして有名です。

他事の忙しさにかまけて、2019年下半期から1年半の間、Adobe XDのバージョンアップを追いかけずに放置していたら、とんでもなく変わってて驚きました。

年末のXDイベントに登壇した際に、1年半ぶんの新機能を調べなおしたところ、予想よりもかなりの変化があったので、「これはまずい!」と、1ヵ月ほど集中してXDを再勉強することにしました。

強制的に短期間で知識を身につけるには、「その成果を人前で発表する」という締切をもうけることが効果的です(自論)。そうすれば、重い腰が無理矢理にでもあがります。あれ……Mなのかな、私。

ということで、『1月25日・2月1日・2月8日』の3回にわたり、Adobe XDの追加機能を振り返るライブ配信をします。

1回目は終わっていますが、今後の配信URLを日が近づいたらツイートでお知らせします。月曜日の夜、22時にお目にかかりましょう。
https://twitter.com/r360studio


●イベント登壇のミスを反省したい

年末に、Adobe XD ユーザーグループ大阪のオンラインイベントに登壇しました。

Adobe XD ユーザーグループ大阪 vol.09[オンライン]
https://xdstudy-osaka.connpass.com/event/199616/


大阪ユーザーグループでは初のオンライン開催で、「オンラインになっても、参加してる方と一体感を感じたい!」と、登壇者・スタッフの方々の工夫あふれたイベントになりました。

「Adobe XD 振り返り 2020」という、その年に追加された新機能を10個紹介し、参加者の方で人気投票をするという、年末らしい試みもありました。

わたしは、新機能の後半の5つの紹介(星とハート、テキストの高さ調整、CCライブラリの統合、コンポーネントのネスト、CSS変数の出力)を担当しました。

このイベントの感想レポートについては、また別の機会に書こうかと思います。このデモで開始早々に2つ連続でミスをし、インストラクターとしてよくない対応をしてしまいました。

このコラムで、そのミスを振り返りつつ反省して正し、次に同じことを繰り返さないようにしたいなと思います。本職のインストラクターが、やってはダメなこと、反省していく過程を、コラムを通じて感じて頂ければ幸いです。

ちなみに、他に登壇された方々と掛け合いの形で話を進めていたので、すぐにミスへの指摘をいただいて事なきを得ました。ひとりで話していたなら、間違ったままで終わらせてたかも……と思うと冷や汗がでます。

イベントのアーカイブ動画がYouTubeで公開されているので、動画を見なおせばダメだった自分をすべて振り返ることができます。失敗している自分を見るのはつらいですが、振り返って反省することは、自分の成長につながります。

●「〈大なり〉〈小なり〉」の言い間違えを正す

不等号の「〈大なり〉〈小なり〉」を間違えてしまう癖があります。意味は理解していても、ついつい「左側を自分とし、相手(右側)をみたときの大小」と思ってしまうのです。

今回のデモでも、言い間違えていました。


すぐに指摘を頂いたのですが、自分では間違っていないつもりだったので、その後の受け答えも最悪でしたね……。本当にすみませんでした。

インストラクターとして手本となる対応をするなら、自分がわからないなら一旦止めて調べて、その場ではっきりと訂正するべきでした。

記号の意味が説明の主題ではなく、デモで与えられた時間が少なかったとはいえ、このような対応を平生からついしてしまわないように、今後は気を引き締めたいと思います。

そして、次から間違わないように、自戒を込めて画像をツイートしました。
「主語が左側で、自分の状態を指す」と覚えます。



●Adobe XDで描く、星型正多角形は「スター比率47%」に

Adobe XDに「スター比率」という多角形のプロパティが追加されました。今回のデモでは、「スター比率 50%」と切りのよい数字を指定しました。


あまり深く考えた数字ではなく、ぱっと見ためで判断しておおよそ綺麗な星の形としたのですが、気づかず、多少の歪みがありました。

「星型正多角形を書くには、47%」と、その場で教えていただきました。だいたいで綺麗な形の星と言ってしまったのは、説明が不十分だったなぁと後から反省しました。

同じような機能を持っているIllustratorで、普段みなさんが描く星を想定してから、説明すべきだったなと後から気づきました。

ということで、「Illustratorでよく描く星をAdobe XDではどうするか?」という画像をツイートしました。



指摘を受けて深く考えることができ、この件も単独でデモをしているときには気づけないところだったと思います。他の方とコミュニケーションできるイベント登壇は、自分を成長させるためにかけがえのない瞬間だな……とありがたく感じました。

というわけで、今回はこの辺で。

年末に始めると書いた「朝のニュース」の動画配信は、壊れたパソコンのゴタゴタで遅れてしまっています(涙)。

が、なんとか1月中に1回は動画をアップしたいなと思っています。

ではまた、来月にお目にかかりましょう!
(^^)


【森 和恵 r360studio ウェブ系インストラクター】
mail:r360studio@gmail.com
YouTube:https://youtube.com/r360studio

サイト:https://r360studio.com/



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■ツナLIFE[004]
知らぬ間に変わる街の風景

みなみ まいこ
https://bn.dgcr.com/archives/20210126110100.html

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◆極寒だった里帰り

1月の中旬、やっと綱島に戻ってきました。

世の中は再び緊急事態宣言が出され、両親も帰ることを心配していたが、生まれ故郷の尋常でない寒さに根負けして、一か月健診が終わった頃合いを見計らっていざ横浜へ。

道中、中央自動車道でマイナス8度の地域を通過し、横浜に着いた時には夜にもかかわらず外気温は3度ほどだった。やはり、やはり…こちらはだいぶ暖かい。

この里帰り中に思い出したことがあった。それは、子供の頃。あまりに冬が寒すぎて、私は絶対に将来はここよりも南の方に住むのだと心に決めていたこと。

今年の冬で16年ぶりに地元での冬を体験し、改めて心に誓った。

◆浦島太郎気分

たった4か月の間、綱島を離れただけなのに街は所々マイナーチェンジをしていた。

まず駅前に、新しく香港料理の店が出来ていた。インスタ映えしそうなレトロでポップな外観で、店内にはネオン看板を想起させる装飾が施されているらしい。

屋台料理風なのか、家庭料理風なのか…外観だけで想像を膨らませている。子供がもう少し大きくなったら、絶対行ってみたい店ができた。

その他にも、街中に唐揚げの専門店が出来ていたり、タピオカ屋が台湾スイーツも始めていたり。もう少し外出が出来るようになったら、またそれらの新しいお店を開拓したい。

そして家への道を歩いていると、住宅と住宅の間がぽっかりと空き地になっている所がある。綱島には現在、こういう所がちょこちょことある。

以前ここには、何かが建っていたのに思い出せない。毎日のように目にしていた風景なのに、記憶からすっかり抜け落ちている。

綱島は今、新駅が出来るのに合わせて、街が生まれ変わろうとしている。古い家は取り壊され、新しい建物ができる。まさにスクラップ&ビルドが目の前で起きている。

知らぬ間に変わる街の風景に、少し寂しい気持ちと、新しいものへのワクワクした気持ちが混ざり合い、増えた家族との新しい生活への気持ちとも重なって、この街がますますかけがえのない場所になってゆく。


【みなみ まいこ】
漫画家
nghtbee.oct1@gmail.com
https://twitter.com/maiko_oct1


私の漫画作品を投稿しているサイト
https://daysneo.com/author/373maiko/


同人誌の販売も行っています
https://yorunohachi.booth.pm



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編集後記(01/26)

●偏屈BOOK案内:房野史典「13歳のきみと、戦国時代の『戦』の話をしよう。」幻冬舎 2020
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344036891/dgcrcom-22/


図書館の新着リストを眺めていて、なんとなく気になったから借りた。“はじめに”で「本書は『戦国時代の『戦』をわかりやすく説明した本」「ブッチギリの入門書」という自画自賛をゴシックで強調する。いきなり下品。いまどき珍しいヘタクソ組版。本文中でも、筆者にとっては大事なところは(わたしのような読者にとっては不愉快なほうが多い)Q数をあげたゴシック。見苦しい。

前書きにあるように、たしかに先の見えない時代である。「ですが、問題の種類に違いはあれど、終わりの見えない戦乱の世──戦国時代も、まさに先の見えない時代だったんです。そんな激ヤバの時代を生き抜いた武将たちのエピソードが、参考にならないわけがありません」「そこにあるのは、失敗も成功もバズりも炎上も書いてある、生きた教科書」と、ここまでは一応肯けるけど。

歴史に興味のない人向けに書いたという。小学生や中学生、とくに「猛スピードで自分を形成し始める時期、13歳で歴史の流れを知っておくのはいかが」というお節介だとか。「登場人物はどんな人で、その人たちの間に何があったのか、そのあとどんな行動をとったのか、というストーリーを知って初めて、歴史を学ぶ意味がでてきます」とか。ゴシックで強調されるが、当たり前のこと。

さらにポイントを上げたゴシックで「意味もわからず覚えた100個の歴史用語より、意味を深く理解した1個の歴史ストーリーの方が大切です」ってエラそーにいうが、違うだろう。無責任な道楽を、これから受験が続く、13歳の子どもに向けて勧めるのは適切ではない。この本、受験生に対し責任ある態度はない。

こりゃ驚いた。山名宗全と細川勝元による「応仁の乱」が戦国時代の幕開けと思っていたが、「明応の政変」なる大事件も要因なんだって。「室町幕府ナンバー2の細川政元って人が、10代将軍を追放しちゃったクーデター」だそうだが、何十年も前のわたしの学生時代には聞いたことがない大事件だ。それが学会の定説なら仕方がないが、読み進めると違和感が増すばかり。

「桶狭間の戦いは、戦国史上最大のバカが起こした史上最大の大逆転劇である」と言われてもなあ。その安易な描写やセリフはほとんどマンガである。「この戦いで一番見習うべき点は、『個人のすげーワンマンな感じ』だと思います」だって。「三方原の戦い」は「家康、黒歴史史上最大の黒歴史」で、「長篠の戦い」は「鉄砲VS.騎馬〜新旧激突! 戦国大スペクトルバトル」だというし。

「昔から続く伝統やシステムを尊重しながら、自分が日本を安定させるんだと一生懸命頑張ってたら、やたらと敵が増えてしまった、保守的な裏切られ屋さん」というのが信長だって。関ヶ原は「戦国期のオールスターバトル」って定義はよろしいが、中身はほとんど読むに堪えないお寒いギャグやら誤解やら。

74歳のボクは、40歳のお笑いコンビ「ブロードキャスト!!」(まったく知らないよ)のツッコミ担当が書いたというコレ、自己満足極まれる珍本だと思う。よくこんなコンセプトで企画を通したな、幻冬舎。13歳のきみ、いまきみが読むべき本じゃない。普通のマトモな日本史の本を読んでからにしなさい。(柴田)


●曇り止めの続き。『SEE ROLL(メガネのくもり止め)』を使ってみる。使い方には、
1. 2センチ離して、両面にスプレー
2. 塗りのばす
3. 乾いてから、柔らかい布やティッシュで拭き取る
注意書きとしてメガネクロス(超極細繊維)は使わないこととあった。

どうやって塗りのばすんだ? と検索してみたら、他のメーカーのものは指の腹でするように書かれてあった。

マスク着用時のくもり止めなら、内側に半プッシュし、指で塗りのばし、そのままもう片方のレンズの内側にものばす。乾いたらティッシュで拭き取るという方法で、十分だとわかった。

使用感? まーーーったく曇らなくなりましたよ。効果抜群。快適そのもの。拭きすぎてはと、少し表面に膜が残っている状態にしているが、ギラつきなし。持続期間は一日〜二日。買って良かった商品ですわ。(hammer.mule)

パール SEE ROLL 1,320円
https://pearlweb.jp/products/items/40/