[2789] 電子書籍で印税生活?

投稿:  著者:  読了時間:23分(本文:約11,000文字)


《ドクロをアイコンに時代に立ち向かう》

■音喰らう脳髄[83]
 枯野とドクロ
 モモヨ

■デジアナ逆十字固め...[101]
 電子書籍で印税生活?
 上原ゼンジ

■アナログステージ[29]
 システムの新陳代謝・前編
 べちおサマンサ

■イベント案内
 成果を上げるWeb文章の考え方・まとめ方


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■音喰らう脳髄[83]
枯野とドクロ

モモヨ
< http://bn.dgcr.com/archives/20100209140400.html >
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旅に病んで夢は枯野をかけめぐる、というのは芭蕉庵桃青、松尾芭蕉の病中吟だが、この1月19日、淺川マキさんが公演で訪れていた名古屋のホテルで亡くなった、その訃報を聞いてからというもの、この辞世の句が頭から去らない。

以来、つらつらと芭蕉翁の紀行文集などをおりにふれて眺めていたところ、先週になって寒暖の差が激しかった間のこと、私より十歳近く若い友人が病院に運ばれ、現在、彼は集中治療室で頑張ってくれている。私にはどうにもできないけれど、何とか今をしのいでもらいたいと願っている。

四十歳を過ぎた頃から無常の風を身近く感じ始めた私だが、ここ数年のそれはまるで嵐のように吹きすさんでいる、そんな気がする。年若い友人達が倒れるのを見てしまったせいかもしれない。また不安定な世相のせいもあるだろう。近年のそれはまるで暴風雨のようですらある。

そんな日々の中で、去年、活動を開始した私のバンド・リザードは関西ツアーを計画している。たかだか一週間程度のツアーではあるが、なにしろ東京ローカルバンドの話である。つい気分も大げさになってしまいがちだ。

芭蕉の紀行文集のページをあちらこちらと繰ってしまうのも、また、

野ざらしを心に風のしむみ(身)かな

そんな一句を口ずさんでしまうのも、ツアーを三月末に控えている今の状況と無関係ではなさそうだ。

芭蕉の時代と現在では旅をめぐる状況は一変している。交通の利便性には格段の差があり、スピードたるや比較するのも馬鹿馬鹿しいほどの違いがある。安全だってそこそこ保障されている。それでもこんな時代だ。時代に向かって吠えるロッカーとしては、野ざらしを心に抱く覚悟くらい持つべきだろう。野ざらしとはドクロである。ドクロをアイコンに時代に立ち向かうなんて、まさにロックそのものではないか。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/ >

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■デジアナ逆十字固め...[101]
電子書籍で印税生活?

上原ゼンジ
< http://bn.dgcr.com/archives/20100209140300.html >
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世の中では、電子書籍方面の話題が盛り上がりを見せている。私の知り合いでも、Amazonで本を売ると印税を7割受け取ることができるらしいぞ! と興奮している人がいる。原稿を書いたこともないくせに、すでに印税生活を送っている自分を想像しているようだ。

でも、その話が本当であれば私も乗っかってみたい。印税はよく10%と言われるけど、私が本を出して貰っている印税は7%。ということは10倍ではないか!それに紙の本では企画が通らなかったようなネタも、電子書籍であれば発表ができるかもしれない、などと考えれば夢は大きく広がる。

ということで、私も自分で電子書籍を作る方法を模索してみることにする。まず、重要なのはファイル形式をどうするかだ。ファイル形式には大きく分けて3つのパターンがある。文字を大きくしていった時に、ウインドウサイズに合わせて字詰めが変わるものと、変わらないもの。

前者はワープロソフトやWEBブラウザのようなスタイルで、電子書籍としてはドットブック形式やEPUBなどがこれにあたる。後者はPDFのように、拡大縮小してもレイアウトが変わらず、改行位置も固定のもの。そして、三つ目はテキスト属性のないビットマップ画像化したもの。コミックなどに採用されている形式だ。

私が作りたいのは、画像が多めの電子書籍。改行位置可変パターンか固定パターン(この正式な呼び方はありますか?)のどちらかになるわけだが、これはけっこう悩むところだ。もしも、テキストばかりで画像が少なければ、迷わず可変パターンを選ぶ。

本を読む人がどんな端末を使うのが分からないわけだから、ディスプレイの大きさや縦横比に合わせて、文字組みが変化するというのは、けっこう便利。さらにブラウザで書体や文字サイズ、行間などが変更できるとすれば、読者にとっては一番読みやすいパターンだと思う。ただし、図版が多かったり、レイアウトに凝りたいような場合にはちょっと向かない。

PDFであればInDesignから簡単に書き出しができるし、テキストエディタからでもPDF化できるから、一番取っ付きやすい方法だと思う。ただしレイアウト固定の問題は大きいから、長文を読んでもらいたいのであれば、PC向けとか、携帯端末向けとかで、レイアウトを変えるといった工夫は必要だと思う。

●ドットブック形式にチャレンジ

結局、どちらがいいのか判断がつかなかったため、字詰め可変パターンの方をちょっと試してみることにした。トライしたのはドットブック形式だ。ドットブック形式は無料の電子ブックブラウザ「T-Time」(ボイジャー社)で閲覧することのできる電子書籍の形式だが、日本の電子書籍の草分け的存在だから、多くの出版社の電子書籍で採用されている。

「T-Time」を使って電子書籍化するためには、テキストエディタで作ったファイルを「T-Time」で読み込んで、どんな見え方になるのか確認しながら作成していく。だからテキストエディタでHTMLを書きながら、WEBブラウザで確認してホームページを作る、というやり方と同じだ。

馴染みのあるソフトだからと試してみたのだが、画像をたくさん入れたいとか、もうちょっとレイアウトをどうにかしたいと思ったら、タグを覚えたり、いろいろとお勉強をする必要が出てくるのが、ちょっとしんどい。InDesignから書き出したファイルを利用する方法なんかもあるみたいだけど、これもそれなりの知識が必要だ。

ボイジャーでは、データを送るとドットブック化してくれるサービスも行っているから、テキスト主体の電子書籍の場合は、いいと思う。テキストだけだったら、1,575円でドットブック化が可能。ただし、私がイメージしているような本の場合には、やはり向かないのかなあと思い、速やかに撤退を決意する。

◇ドットプレス
< https://www.dotbook.jp/dotPress/index.html >

●Acrobatの表示はどうなってる?

で、今度はPDFに挑戦。基本はパソコン画面での閲覧を想定。縦組一段で、本文の下に小さく写真を入れるスペースが作りたい。スクロールではなく紙芝居形式で、1ページずつページをめくって読むような感じにしたい。いろんな端末で読書することを考えると、どんな「判型」にすればいいのか、いまいち分からないが、とりあえず自分の使っているモニタを基準にInDesignでフォーマットを作ってみる。

800×600ピクセルの横長サイズにして、本文は22Qに設定。22Qと言えば、およそ16ポ。「えっ! デカイんじゃないの?」というのが一般的な反応だと思うけど、近眼で老眼の自分に合わせたらこういうサイズになった。いいか悪いかは、よく分からない。ただ、電子書籍での可読性ということを考えれば、文字サイズの設定よりも行長に対する行間の設定の方が大切だと思う。

テキストを流し込み、写真を配置して何ページ分かとりあえず作ってみる。そしてPDFに書き出して、Adobe Acrobat Proで閲覧。ここで問題発生。今まで見ていたInDesignの画面とAcorbatでは、等倍表示でのサイズが違うんですが......。

今までInDesignからのPDF書き出しというのは何度もやってきたけど、気付かなかった。そして分かったのは、Acrobatには解像度の設定があるということ。デフォルトだと「システムの設定を使用」となり、私の環境では「99ピクセル/インチ」となっている。そしてもうひとつの選択肢である「カスタム解像度」の設定はデフォルトが「72ピクセル/インチ」で数値の変更ができるようになっている。

これはつまり、「あなたの使っているディスプレイの解像度は99ピクセル/インチです。ですから72ppiを想定して作成されたドキュメントは小さく見えます。そこで、Acrobatでは正しいサイズで見せて上げますよ」ということのようだ。

つまり、それぞれのディスプレイの解像度の違いによって変わってしまう表示サイズを、マシンに繋がっているディスプレイの解像度情報から、本来のサイズに計算し直す、ということをやってくれているということか。であれば、Acrobatを利用すれば、解像度の違うディスプレイで表示させたとしても表示される大きさは同じになるはずだ。ややこしいね。

紙に出力する場合は、12ポと言えば12ポで、4.23mmだけど、ディスプレイの場合はそれぞれの解像度によって大きさが変わってしまう。iPadの解像度は132ppiとのことだけど、これは72ppiで12ポの文字がiPadに行くと6.5ポ相当になるということだよな。なんだか随分小さくなっちゃうけど、オレの計算は本当に合ってるのか?

今、電子書籍というとKindleやiPadが連想されるが、ソニーのReader Daily Editionだってあるし、携帯電話やDS、PSPで閲覧する場合もあるだろう。それぞれに画面サイズが違い、縦横比が違い、解像度が違う。そこに一つのコンテンツを最適化していこうというのは、なかなか悩ましい問題がありそうだ。

現在は紙媒体用にレイアウトしたものをただPDF化し、電子書籍でございますと言って売られているものも多いけど、読む側にとっては、もうちょっと工夫が欲しいところだ。自分でいろんなデバイス向けにオーサリングするというのは厳しいけど、出版社が商売としてやっていこうというのであれば、各デバイスに合わせ、きちんとオーサリングをしていくべきなんだろうなと思う。

●4月からワークショップをやります

2月20日の「デイズフォト通信」主催のワークショップは満員となりました。ありがとうございます!

4月からは連続的ワークショップを予定しています。いろんな撮影技法にチャレンジし、最終的には写真集(金のかからない)を作るというところまでをやりたいと思っています。ワークショップの詳細や写真展などの情報が欲しい方は、以下からメールアドレスをご登録ください。詳細が決まり次第、メールを流します。
< http://www.zenji.info/melma/mag.html >

●接写用ストロボの工作

YouTubeにまた工作動画をアップ。接写をするとストロボの光がうまく回らないことがあるが、フレキシブルチューブを使って光が回るようにしてみた。ちょっと不思議な姿だけど、わりときれいに撮影できます。
< >

【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
Webサイト < http://www.zenji.info/ >
Twitter  < http://twitter.com/Zenji_Uehara >

「デジタル一眼レフカメラが上手くなる本 基本とシーン別の撮り方60」(翔泳社刊)上原ゼンジ/桃井一至/荻窪圭
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798120626/maminka-22/ >

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■アナログステージ[29]
システムの新陳代謝・前編

べちおサマンサ
< http://bn.dgcr.com/archives/20100209140200.html >
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コンニチハ、14時です。前回書いたとおり、ワタクシ、技術提携しているベンダーさんの会社へ出向中です。従業員数は50人にも満たない、小さな会社ですが、とにかく技術の幅広さに驚くばかりです。しかーし! その技術力が、経営とイコールするかというと......そうではない。

今回は、デジクリの読者様にはあまり馴染みがない話かもしれませんが、製造業などをされているかたには、「そんなこと、当たり前のちゃんちゃんちき」という内容になってしまいますが、とりあえず、出向から半月の流れを。

●ロケーション管理の重要さ

まずこの会社にきて首を傾げたのが、注文を受けてから各サードベンダーさんへ、必要な部品の発注、納品の際の受入れ、製造部へのピッキング(部品などの仕分け)、所謂、資材のシステムがめちゃくちゃでした。また部品や材料のロケーション管理もされておらず、在庫として抱えているにも拘わらず、新規に発注をたてている、正直、ずさん管理。ただのムダ使い。

ここの会社では、主に制御システムのコントロール関係を製造しているところですが、ひとつの制御コントロールを組上げるのに必要な部品点数は、少ないもので30点から50点、多いものになると、200から300点以上もの部品を扱います。制御(FA)部品は、1個からの購入ができたりもしますが、細かい部品になると、100個や1000個単位での、ロット購入もあります。

1個や2個の、単発で購入できる部品は、その都度購入しているようなので問題はありませんが、ロットで購入している場合(メーカによって、最小販売ロットが強いられているときもある)は、使った後の数量をきちんと管理しておかなければ、「あ、まだ残っていたから大丈夫」と安心していても、実際組み立て始めてから、「○個足らない!」と騒ぐこともあります。

汎用品で、市場にもたくさん流通しているものなら問題ありませんが、受注生産品となると、発注かけてから1ヶ月......メーカが動いてくれるのを待っていたりすると、それこそ納品まで数ヶ月かかることも。受けた注文に納期の余裕があればいいのですが、なければ迷惑どころか、会社の信用問題にも繋がったりします。

で、ワタクシがこの会社へ来て一番初めに行ったのが、ロケーション管理を徹底することを求めました。在庫などを管理するDB(データベース)がなかったので、急遽、丸一日かけ、エクセルで間に合わせの管理ファイルを作成。

スチール棚ごとにロケーションナンバー(棚番)を割り振り、無造作に置かれた部品たちを、ひとつひとつ仕分けし、同時に部品ごとにパーツナンバーの割振りをしました。パーツナンバーを割振ることで、資材管理が容易になることと、パソコンでの在庫管理も楽になること。

こっちの棚にも、あっちの棚にも同じ部品がぞろぞろと出てきたときは、「なんじゃこりゃ...」と、ちょいと顔も引きつりつつも、なんとか1週間かけて仕分けと在庫管理のDBが終了。

棚ごとに出庫カードを作り、『何月何日に、誰が何を何個持ち出した』という記録をつけることを徹底。在庫管理だけではなく、棚卸作業の負担を軽くすることにも繋がります。次に、資材の動きを事務員さんが賄っていたので、事務員さんに1週間に1回、出庫カードをすべてチェックしてもらい、在庫データのマスターを修正をしてもらうようにしました。

本当なら、バーコード管理で自動的に在庫管理させたいのですが、まぁ、そのシステムは時間をみて追々作ろうかと。とにかく、いまはこの管理体制というか、環境に馴染んでもらうほうが先なので、慣れてくれば、ワタクシが口を出さなくても、自然と自分たちのやり方を見つけていくはず。

簡易的に作った管理ファイルも、パーツナンバーを入力すれば、仕入先・メーカ・メーカ型番・リードタイム・最小購入数・仕入れ単価・現在庫数など、その部品の情報が出てくるようにはしておいたので、サードベンダーへの発注は、ムダな買い物をしなくても済むようになる。

●大切なのは、頑張っている従業員さん

こうしてロケーション管理を徹底させることで、資材の動きがだいぶ......というより、見違えるようにスムーズになりました。慣れないことに戸惑っていた事務員さんも、動かし始めた2日目あたりから、「これ、ものすごい便利です!いままで、製造のほうから、『ナニを何個頼んでおいて!』と言われて、分からずそのまま注文していましたが、在庫も見えるし、伝票めくって単価調べていたのも、簡単に見ることができて」と、大変気に入ってもらえたご様子。よかった、よかった。

とりあえずは、ここまでの経緯を社長さんへ報告。もともと技術畑の社長さんなので、こういった仕組みは(経営とは別の意味で)好きみたいでしたが、時間に追われているうちに、取り残されてしまった感を悔やんでおりました。

経理などは市販のソフトなどで賄えたりできるが、専門分野の管理となると、その会社特有の管理システムを組まないといけない場合が多い。社内にDBを構築できたり、システムを管理できる人間がいればいいが、だいたいは、外注さんへ見積りをとり、返ってきた見積り金額にびっくりして、導入を諦めてしまうケースが殆ど。相場や内容を知っていれば、ツッコミも入れられるのだろうけど、チンプンカンプンの丸投げなので、ツッコミ入れる前に萎んでいる。

逆にワタクシなんかは、構築する内容によっての相場を知っているので、「普通はこんなもんですヨ。特別高いわけでもないですし、ぼられているわけでもないです」となるが、まったく知らない人は、5万円か、高くても10万円くらいだろう、いや、10万もしない......と思っている。これホント。

ここの会社だけではなく、(元)会社のベンダーさんの話を聞いている限り、似たような運営(システム)をされている。今回のロケーション管理を徹底させることができたのは、この会社が少人数だったから。それと、個人的に十数年のお付き合いがあり、社長さんを含め、従業員のみんなを知っていたから。これが100人や200人規模の会社や、少人数でも馴染みのない会社だと、たぶん無理。反発喰らって終わり。

どちらかといわなくても、ワタクシも技術屋なので、資材のような経営にかかわる動きは嫌いなんですが、それとこれは別。円滑に仕事をこなすうえで、最低必要な要素。客先に納期遅れなどの迷惑をかけることを回避し、ムダな買い物をしてデッドストックになるようなことも避け、「どんぶり勘定」に近かった見積り構成を見直し、しっかり利益として得る。

大きかれ小さかれ、会社としては当然のこと。会社がしっかりと儲けて、勤めている人たちを大切にしないとね。

※と、なんだかエラそうなことつらつらと書きましたが、経営コンサルで出向しているわけではございまぬ。技術指導で出向しているだけです。経営なんてまったく分かりません。センスもないです。
次回、「どんぶり勘定」が生み出していた悲劇の実態を。これは酷い。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマであり、ナノテク業界の技術開発屋(出向中)
< http://www.ne.jp/asahi/calamel/jaco/ >
< http://twitter.com/bachiosamansa > ←まったく役に立ちません

茂田さん、おかえりなさいです!/出向先でなにが楽しいって、同じ結果に辿りつくまでのルートが、たくさんみつけられること。/「結果」だけを最短で求めていた去年とは、心の余裕が違う。/「ギター」ってつぶやいただけで、ヨメの顔が/でも最近、「おつかれ」といってマッサージしてくれる。/「目に生気が戻ってきたね」と周りから言われる/そんなに酷い顔していたのか...

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■イベント案内
消費者心理のプロセスモデルでチェックする 成果を上げるWeb文章の考え方・
まとめ方
< http://eventforce.jp/event/2540 >
< http://bn.dgcr.com/archives/20100209140100.html >
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日時:2010年3月4日(木)19:00〜21:00
会場:デジタルハリウッド東京本校 1F(東京都千代田区神田駿河台2-3 DH2001Bldg.)
参加費:1,500円

宣伝広告に対する消費者心理プロセスとして知られる"AIDA(アイダ)の法則"およびその派生モデルをもとに、Webコンテンツの担当者がまず把握しておかなければならない「構成」「執筆」「編集」の諸原則と、それを具体的な形に落とし込むための基礎的なテクニックの習得を目指します。小演習を盛り込みながら、実際の頭の動かし方も学習します。<主催者より>

講師:松下健次郎 < http://www.kenjiroumatsushita.com/ >
Webを中心に活動するフリーランスの編集ライター。いわゆる「Webライティング」をテーマとしたテクニカルライター/アドバイザーとしての活動も豊富で、Web Designing、Web creators、Web Site ExpertなどWeb専門誌での執筆の他、自著に「Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック」(ワークスコーポレーション)「プロフェッショナルWebライティング」(技術評論社)がある。

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■編集後記(2/9)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)・西原理恵子「この世でいちばん大事な『カネ』の話」(2008、理論社)を読む。デスクが昨年3月にこの欄で「書店に並んでいても手にとらなかっただろうタイトルと装丁」と書いていたが、たしかに。身も蓋もないタイトル、それがきたない書き文字で。本を開くと上下の帯の色がうるさく、見出しも書き文字。なんとも毒あるデザインだ。果してその内容は、......おもしろい。まさに一気読みである。第1章は"貧乏と健気な子ども"という、わたしの泣きのツボでここはつらい。第2章は筆者が自分で「カネ」を稼ぎ、自由を手に入れ、一人前になるまでの話。第3章は「カネの落とし穴」、仕事を通して身を以て知ったギャンブルの体験談。払った授業料は約6,000万円。体をはって痛い思いをして笑いをとる姿勢に感服する。第4章は「自分探しの迷路は『カネ』という視点を持てばぶっちぎれる」(名言!)、金銭感覚の大切さを語る。第5章はアジアの貧困を旅する話、家族の幸せの話。全体に悲惨な話もさらりと語り、至るところに「カネ」にまつわるサイバラ流教訓があり共感部分も多い。カネの話は下品だといったキレイごとには、「それを『お金じゃない。人の心の豊かさ』なんて言い切ってしまうことが、どれだけ傲慢なことか。『いかにも正しそうなこと』の刷り込みが、どれだけ事実に対して目をつぶらせ、人を無知にさせるのか」と怒りを爆発させる。「身も蓋もないタイトル」なんて言ってすいません。カネを軸に「自立」を語る本。本文は総ルビだから子どもでも読める。とくに女子中学生に読ませたい。異様な金銭感覚で恥を知らない大人が国のトップにいるという不幸。嗚呼、ため息が出る。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4652078404/dgcrcom-22/ >
(アマゾン、95件のカスタマーレビューあり)

・関西ツアー!!/カトラリーセットのうち、フォーク四本に傷。触るとざらざらしている。購入翌日に気づき、同封されていた品質保証書を見てメーカーに電話したら、直でおろしていない、問屋経由なのだとか何とかで、購入店に行ってくれとのこと。直接話した方が早いと思ってメーカーに連絡したのだが。クレーマーと思われたくないので、画像を送りますよと伝えたのだが断られる。流通がどうであれメーカーが保証してくれるものだと思っていたのと、親の代から使っているメーカーなので落胆。ここのものならと思って買ったのになぁ。しぶしぶ交換もしくは研磨処理してくれることになったのだが、送料こちら負担。保証書にはメーカー負担と書いてあるのに。食事時に、あの時こういう対応だったよな〜と思い出すことがあったら嫌だよなぁ。一応、購入した阪急百貨店に電話してみたら、折り返し電話してくれることに。在庫確認してくれてその在庫にも傷があったからとメーカー確認、製造時に出来るもので、初期不良と判明。代品送付(同時引き取り)してくれることに。さすがは百貨店。そして今後は品質保証書や問い合わせ先があっても、販売店に先に連絡しようと決めた。それが流通の仕組上スムーズってことなのね? 直販より、間にお店が入る方が安心なのかもしれないとも思った。/もし在庫がなかったら? あっても傷一つなかったら? それでも丁寧な対応してくれただろうなぁ。画像ぐらいは見てくれたかもしれない。/箱の中、それぞれ個別包装してあって、最初に出したフォークに大きな傷があったので気づいたのであった(全部出して調べたら、これが一番大きな傷であった)。不要本数はそのまましまっておくつもりだったから、数年後に気づいても何らかの理由で交換してもらえなかったかもしれない。それに自宅用で良かった。勉強にもなったし、阪急百貨店が好きになったし(電鉄ではないけど......宝塚歌劇観てますよ〜)、いろいろとラッキーであった。これから食事するたびに、百貨店の担当さん、いい人だったな〜と思えるわ。(hammer.mule)
< http://dgcr.com/kiji/20100209/01.jpg >
はがれているような
< http://dgcr.com/kiji/20100209/02.jpg >
左端だけ
< http://dgcr.com/kiji/20100209/03.jpg >
こういうのは使用時につく(他にもついて目立たなくなる)から放置
< http://bn.dgcr.com/archives/20090310140000.html >
「この世でいちばん〜」の私の感想はこれ