ところのほんとのところ[65]エゴイスト/所幸則 Tokoro Yukinori

投稿:  著者:  読了時間:3分(本文:約1,100文字)


[ところ]は前回の「EyemazingとZoom」を書き終わってから、しばらく体調を崩していました。残された人生で何をなすべきか、どうなる放射能問題、わけのわからない怪物のようなクレーム親父との戦い、ずいぶん歳をとった両親のこと、愛している子供達の今後のこと、他にも書けないようなことがこの半年くらいの間山積みになっていて、しょっちゅう体調を崩してはいましたが、今回はかなりきつかった......。

[ところ]が創りたいこと、それを発表し続けること、それと生活を両立させること。それって大変なことだったんだなと、この数年間で学びました。やりたいことを夢中で続けている間は、どこか現実感がなかった。

それはそのはず夢の中なのだから......。生活との両立なんてリアルなことは考えつくはずもなく、魚のように夢のなかを泳ぎ続けていたんだなと......。それで得たもの、与えたもの、失なったもの、いろんなものがあったことに、最近ようやく気づいた[ところ]です。今でもその癖は抜けていなく、現実に処理しなければならないことを忘れるのはしょっちゅうです。



そういう意味でも、歳を重ねる間に学習すべきことができていなかった[ところ]でした。いま社会との関わりのなかで、折り合いをつけなければならないことのあまりの多さに、心が耐え切れなくなって、体調を崩していたのだろうと考えています。

[ところ]は体調がいくら悪くても、今の時点では、写真について人と話したりするときだけは頭が回るようです。それに気づくと、[ところ]はなんてエゴイストなんだろうって思います。

創造し、それを発表するという仕事に携わる人たちは、どこかエゴイストでないとできないのだろうと思う。それは自分勝手な理屈なんだろうかと一瞬考えますが、やはりそういうことに間違いないと[ところ]は認識することにしました。まずは体調を整え、もう少し頑張ろうと思っています。

ニコニコ動画で不定期ながらしばらく「ファインアート写真のこれから」をテーマに、荻野章太(ギャラリスト志望)と二人で「ファインアートとしての写真とは? 写真家とは?」「日本でファインアート写真が普及するか否か」「ファインアート写真家の思想」「作品が購入されたその先」など話しあってみようと思っています。必要な人が追加で出る場合もあります。

・ニコニコミュニティ「写真家の異常な愛情」
< http://com.nicovideo.jp/community/co60744 >

【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則 < http://tokoroyukinori.seesaa.net/ >
所幸則公式サイト  < http://tokoroyukinori.com/ >