印刷業界では、ページの制約があるのが一般的で、見開き、4ページ、強者では1折単位でページ割りを思い描ける方が多いと思います。
もちろん、ページ単価の積み上げによる予算立てを考えると、「Webにはページ数の制約がない」は言い過ぎです。しかし、発想のスタート地点として、その違いは小さくありません。
所定のページ内にコンテンツをおさめようとすると、当然、コンテンツの"足切り"が発生します。つまり、一部のコンテンツを捨てなければなりません。Webの場合、重要なのは「語り尽くす」という感覚です。深夜の通販番組よろしく、いろいろな角度からアピールしたい商品やサービスについて語り、クロージングまで持って行けなければ、結果の出る「ホームページ」になりません。
もちろん、ページ単価の積み上げによる予算立てを考えると、「Webにはページ数の制約がない」は言い過ぎです。しかし、発想のスタート地点として、その違いは小さくありません。
所定のページ内にコンテンツをおさめようとすると、当然、コンテンツの"足切り"が発生します。つまり、一部のコンテンツを捨てなければなりません。Webの場合、重要なのは「語り尽くす」という感覚です。深夜の通販番組よろしく、いろいろな角度からアピールしたい商品やサービスについて語り、クロージングまで持って行けなければ、結果の出る「ホームページ」になりません。
営業マンは、カタログやパンフレットなどの営業ツールを持参しますが、「ホームページ」はツールでなく、営業マンであるべきなのです。
「これはできるのかな?」「あんな場合には、どういう対応をしてくるの?」「ほかの会社の競合商品とは、どう違っているの?」等々、購入意欲があっても、「その先」が語られていないために、また、クロージングが行われていないために、ホームページからアクションが行われないのです。
営業マンであれば、相手のことばはもちろん、雰囲気などを察してフォローすることができます。一方、Webは基本的に双方向ではありませんので、想定される疑問・質問・反論等々にすべて答えることが必要です。
そこに必要なのは「想像力」。
ホームページを発注する企業の視点からでなく、それを利用するユーザーの視点、つまり、自分がその商品を買おうかな、そのサービスを利用しようかな、と迷ったとき、自分の中からわいてくることばに耳を傾けるのです。
想像力を働かせるのは、購入時だけではありません。たとえば「商品がなかなか来ない」「到着時に壊れていた」「思った色と違った」「使っていたら壊れた」「消耗品が欲しい」「友人に同じものを贈りたい」等々、タイムラインのポイントポイントで、ユーザーの声が発生します。
これらをあらかじめ想定しているのと、場当たりで対応するのでは、当然、ユーザーに伝わる「気」の密度は大きく変わってきます。例を変えましょう。商品やサービスを扱っていないページでも、アクセスマップは掲載しているでしょう。
低解像度のGIF画像をペタっと貼り付けている企業が多いのですが、その企業に実際に訪れる場合、「電車で来る人」「クルマで来る人」では、必要となるランドマーク(目印)はまったく異なります。電車とひとくちに言っても、土地勘のない方には主要駅からのガイドがあれば親切でしょうし、クルマで来るのであれば、一方通行、駐車場の有無、ガソリンスタンドなど、自分がそれを利用する立場になって考えれば、「必要な情報」「あったらいい情報」は自ずと見つかるでしょう。
まして、慣れない道を、地図を片手に歩くのですから、キレイで大きい地図のためにPDFを用意したり、迷ったときに番地や電話番号が記載されていたら重宝します。
デザインは色やカタチ、レイアウトに対してのみ使うことばではありません。Webという媒体を介して、ユーザーの体験をデザインする。この視点に立って考えることが必要です。
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下記の日程で、無料セミナー(講師:鷹野)を開催します。
ご興味あればお出かけください。
●8月3日(木)19時〜
「IllustratorユーザーのためのInDesign入門」
< http://www.dtp-transit.jp/ai2indd.html
>
●8月6日(日)13時〜
「Illustrator 8.0からCS2にキャッチアップ」
< http://www.dtp-transit.jp/ai_catchup.html
>
それぞれ、場所はアップルストア銀座。
事前登録不要、無料。
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営業マンであれば、相手のことばはもちろん、雰囲気などを察してフォローすることができます。一方、Webは基本的に双方向ではありませんので、想定される疑問・質問・反論等々にすべて答えることが必要です。
そこに必要なのは「想像力」。
ホームページを発注する企業の視点からでなく、それを利用するユーザーの視点、つまり、自分がその商品を買おうかな、そのサービスを利用しようかな、と迷ったとき、自分の中からわいてくることばに耳を傾けるのです。
想像力を働かせるのは、購入時だけではありません。たとえば「商品がなかなか来ない」「到着時に壊れていた」「思った色と違った」「使っていたら壊れた」「消耗品が欲しい」「友人に同じものを贈りたい」等々、タイムラインのポイントポイントで、ユーザーの声が発生します。
これらをあらかじめ想定しているのと、場当たりで対応するのでは、当然、ユーザーに伝わる「気」の密度は大きく変わってきます。例を変えましょう。商品やサービスを扱っていないページでも、アクセスマップは掲載しているでしょう。
低解像度のGIF画像をペタっと貼り付けている企業が多いのですが、その企業に実際に訪れる場合、「電車で来る人」「クルマで来る人」では、必要となるランドマーク(目印)はまったく異なります。電車とひとくちに言っても、土地勘のない方には主要駅からのガイドがあれば親切でしょうし、クルマで来るのであれば、一方通行、駐車場の有無、ガソリンスタンドなど、自分がそれを利用する立場になって考えれば、「必要な情報」「あったらいい情報」は自ずと見つかるでしょう。
まして、慣れない道を、地図を片手に歩くのですから、キレイで大きい地図のためにPDFを用意したり、迷ったときに番地や電話番号が記載されていたら重宝します。
デザインは色やカタチ、レイアウトに対してのみ使うことばではありません。Webという媒体を介して、ユーザーの体験をデザインする。この視点に立って考えることが必要です。
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- Illustrator CS2 完全制覇パーフェクト
- 鷹野 雅弘
- 翔泳社 2005-11-22
- おすすめ平均
- 素晴らしい!!
- 基礎を説明した本です
- 絶対おすすめです!!
- 初心者にも上級者にもオススメだと思います。
- 8あたりでとまっている人にもおすすめです
by G-Tools , 2006/07/28