●ファイルを読み込むことができません
新年早々ハードディスクが飛んでエラい目に遭ってしまったが、まあなんとか仕事ができるような態勢にはなってきた。ただ、サルベージしたファイルの整理は全然進んでいない。
デジクリ月曜日の「クリエイター手抜きプロジェクト」で「EXIF情報の日付に従ってJPEG画像をリネームする」という、あたかも私のために書いてくれたかのような内容の記事が掲載されていたのだが、まだ実践できずにいる。
< https://bn.dgcr.com/archives/20080128140300.html
>
古籏さん、どうもありがとうございます。ひまができたら、ぜひやらせていただきます。
サルベージしたファイルは、たとえばJPEG画像が一つのフォルダに4万枚とかいう状態なので、うっとうしくて見たくもないのだが、一応開くかどうか調べてみた。すると、JPEGは大丈夫なのだが、Photoshopのファイルに問題があった。ファイルが集められたPSDというフォルダを開こうとすると、ファインダーが終了してしまうのだ。項目の表示をアイコン表示にしても、リスト表示でもカラム表示でもCover Flowでもダメ。
新年早々ハードディスクが飛んでエラい目に遭ってしまったが、まあなんとか仕事ができるような態勢にはなってきた。ただ、サルベージしたファイルの整理は全然進んでいない。
デジクリ月曜日の「クリエイター手抜きプロジェクト」で「EXIF情報の日付に従ってJPEG画像をリネームする」という、あたかも私のために書いてくれたかのような内容の記事が掲載されていたのだが、まだ実践できずにいる。
< https://bn.dgcr.com/archives/20080128140300.html
>
古籏さん、どうもありがとうございます。ひまができたら、ぜひやらせていただきます。
サルベージしたファイルは、たとえばJPEG画像が一つのフォルダに4万枚とかいう状態なので、うっとうしくて見たくもないのだが、一応開くかどうか調べてみた。すると、JPEGは大丈夫なのだが、Photoshopのファイルに問題があった。ファイルが集められたPSDというフォルダを開こうとすると、ファインダーが終了してしまうのだ。項目の表示をアイコン表示にしても、リスト表示でもカラム表示でもCover Flowでもダメ。
うーむ、こいつも面倒だな。さらに、一番重要なNikonのRAWデータであるNEF(Nikon Electronic Format)を開こうとしてみた。ところが、PhotoshopのCameraRAWでは、「要求された操作を完了できません。予期せずにファイルの末尾に達しました」というアラートが出てしまう。ん? これってもしかして、ファイルが壊れてる?
Adobe BridgeやApple Apertureでサムネール画像が見えていたから、救出できたものと思っていたが、甘かったか? 次にNikonのCapture NXで開いてみる。「ファイルを読み込むことができません」と表示される。あちゃー、壊れてますねえ。これはけっこうまずいかも……。
重要なファイルはバックアップをとってあったんだけど、消えてしまったとなると、かなり惜しい写真もある。たとえば、パンツ一丁で撮影したポートレイト写真だ。
●太っちゃいないんですよ
現在ダイエット中で、13kg痩せたというような話は、すでにこの連載にも書いた。高校を卒業してから27年間で30kg太った。その間、二度ほど「ビフォア」の写真を撮影し、最大に太り上げた昨年8月に、三度目のビフォアの撮影を行った。ビフォアの写真ばかり何度も撮影してもしょうがないので、太るのは打ち止めにして、ついにダイエットを始めた。
というか、27年間痩せられなかったとも言えるんだけどさ……。しかし、この度はなぜか、いいペースで体重が落ちている。なんか、このまま行けば本当に痩せられそうだ。ついに、夢にまで見たアフターの写真が撮影できるんだよ。
ふだん私はトランクス派なのだが、太った情けない男を演出するために、わざわざ白いブリーフを買ってきて身につけた。もちろん、痩せ倒したあかつきには、素敵なパンツで撮影するつもりだ。体毛は剃るべきだろうか? とか、日サロに行って焼きを入れてこようか、とか考えるのは楽しい。
13kgも痩せたのに、誰からも痩せたとは言われず、いつ言われるだろうかとドキドキしているのだが、先日ショックなことがあった。
「上原さん、太られました?」と言われたのだ。「13kg痩せたんですけど……」と返すと、ビミョーな空気が流れた。痩せたことは自分がよく分かっているし、怒るようなことじゃあないんだけど、13kg痩せたのに逆に太って見えるというのは、ひじょうに興味深い事例と言っていいだろう。
以前から太ってもいないのに「太った?」と言われることがあり、これは太ったかどうかを尋ねているというより、「太ってるね」という意味で発している言葉のように思える。なんか私はそういう言葉を引き出す、特殊な能力を持っているのだろう。
その他、思い当たることとしては、私がまだMax大きかった時に買ったズボンを履いているということがあると思う。ようするにダボダボなのだ。カミさんはおかしいから、合ったズボンを買えというのだが、本人はまだまだ痩せるんだから、こんな半端なところで買ったらもったいない、という気持ちと、もしかするとリバウンドしてしまうかもしれない、という恐れで、新しいズボンが買えないでいるのだ。
今、ズボンを買ってしまうと、ダイエットの神様の怒りに触れ、「いい気になるな!」と言って、デブに戻されてしまいそうな気がするのだ。ハードディスクが壊れたのも、そのせいかもしれない。25kg痩せてバク転をする、なんて言ってるけど、今まで失敗ばかり繰り返してきたから、不安なんだよ。
今回、使用前、使用後のセルフポートレイトを撮影しようとしているが、これは遠大な計画のもと、緻密に計算をしながらやってきたことだ。まず、始めに1986年に会社を辞めフリーになった時にスキンヘッドにした。剃毛の過程を記録し、最終的には眉毛まで剃ってしまった。その写真は、当時所属していたFOTO SESSIONのグループ展に出し、写真集にも載せた。
その他のセルフポートレイトのバリエーションとしては、角刈りで前髪だけアイパーをかけて剃りを入れるとか、ひさしが鼻の頭まであるリーゼントとか、ヒゲ面のカーリーヘアとか、まあ、いろんなことをやった。
あとは、まあ長髪でかわいい感じのもあるし、女装も何度かした。一番本格的に女装したのは、ビッグコミックスピリッツでモデルをした時。「めぞん一刻」が連載していた頃だから、見たことがある人もいるかもしれない。まあ、記憶がある人は皆無だと思うけど……。
この時は、カツラをかぶり、付けまつげもして、きちんとメークしてもらった。26.5センチのハイヒールを用意してもらい、網タイツも履いた。男子に一度体験をおすすめしたいのは、この網タイツだな。その後、やみつきになってしまったということは、まるでないんだけど、網タイツの微妙な圧迫感、スカートを履いて外を歩くときの頼りなさ、ハイヒールの歩き辛さ。まあ、得難い経験でした。
痩せたあかつきには、アフターの写真と一緒に、昔のセルフポートレイト作品も公開したいと思うんだけど、Max太った時の写真がないと意味がないんだよ! もう一度、太り直すというのは相当厳しいなあ。さあ、困った。
【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
>
◇「カメラプラス トイカメラ風味の写真が簡単に」(雷鳥社刊)
< http://www.maminka.com/toycamera/plus.html
>
Adobe BridgeやApple Apertureでサムネール画像が見えていたから、救出できたものと思っていたが、甘かったか? 次にNikonのCapture NXで開いてみる。「ファイルを読み込むことができません」と表示される。あちゃー、壊れてますねえ。これはけっこうまずいかも……。
重要なファイルはバックアップをとってあったんだけど、消えてしまったとなると、かなり惜しい写真もある。たとえば、パンツ一丁で撮影したポートレイト写真だ。
●太っちゃいないんですよ
現在ダイエット中で、13kg痩せたというような話は、すでにこの連載にも書いた。高校を卒業してから27年間で30kg太った。その間、二度ほど「ビフォア」の写真を撮影し、最大に太り上げた昨年8月に、三度目のビフォアの撮影を行った。ビフォアの写真ばかり何度も撮影してもしょうがないので、太るのは打ち止めにして、ついにダイエットを始めた。
というか、27年間痩せられなかったとも言えるんだけどさ……。しかし、この度はなぜか、いいペースで体重が落ちている。なんか、このまま行けば本当に痩せられそうだ。ついに、夢にまで見たアフターの写真が撮影できるんだよ。
ふだん私はトランクス派なのだが、太った情けない男を演出するために、わざわざ白いブリーフを買ってきて身につけた。もちろん、痩せ倒したあかつきには、素敵なパンツで撮影するつもりだ。体毛は剃るべきだろうか? とか、日サロに行って焼きを入れてこようか、とか考えるのは楽しい。
13kgも痩せたのに、誰からも痩せたとは言われず、いつ言われるだろうかとドキドキしているのだが、先日ショックなことがあった。
「上原さん、太られました?」と言われたのだ。「13kg痩せたんですけど……」と返すと、ビミョーな空気が流れた。痩せたことは自分がよく分かっているし、怒るようなことじゃあないんだけど、13kg痩せたのに逆に太って見えるというのは、ひじょうに興味深い事例と言っていいだろう。
以前から太ってもいないのに「太った?」と言われることがあり、これは太ったかどうかを尋ねているというより、「太ってるね」という意味で発している言葉のように思える。なんか私はそういう言葉を引き出す、特殊な能力を持っているのだろう。
その他、思い当たることとしては、私がまだMax大きかった時に買ったズボンを履いているということがあると思う。ようするにダボダボなのだ。カミさんはおかしいから、合ったズボンを買えというのだが、本人はまだまだ痩せるんだから、こんな半端なところで買ったらもったいない、という気持ちと、もしかするとリバウンドしてしまうかもしれない、という恐れで、新しいズボンが買えないでいるのだ。
今、ズボンを買ってしまうと、ダイエットの神様の怒りに触れ、「いい気になるな!」と言って、デブに戻されてしまいそうな気がするのだ。ハードディスクが壊れたのも、そのせいかもしれない。25kg痩せてバク転をする、なんて言ってるけど、今まで失敗ばかり繰り返してきたから、不安なんだよ。
今回、使用前、使用後のセルフポートレイトを撮影しようとしているが、これは遠大な計画のもと、緻密に計算をしながらやってきたことだ。まず、始めに1986年に会社を辞めフリーになった時にスキンヘッドにした。剃毛の過程を記録し、最終的には眉毛まで剃ってしまった。その写真は、当時所属していたFOTO SESSIONのグループ展に出し、写真集にも載せた。
その他のセルフポートレイトのバリエーションとしては、角刈りで前髪だけアイパーをかけて剃りを入れるとか、ひさしが鼻の頭まであるリーゼントとか、ヒゲ面のカーリーヘアとか、まあ、いろんなことをやった。
あとは、まあ長髪でかわいい感じのもあるし、女装も何度かした。一番本格的に女装したのは、ビッグコミックスピリッツでモデルをした時。「めぞん一刻」が連載していた頃だから、見たことがある人もいるかもしれない。まあ、記憶がある人は皆無だと思うけど……。
この時は、カツラをかぶり、付けまつげもして、きちんとメークしてもらった。26.5センチのハイヒールを用意してもらい、網タイツも履いた。男子に一度体験をおすすめしたいのは、この網タイツだな。その後、やみつきになってしまったということは、まるでないんだけど、網タイツの微妙な圧迫感、スカートを履いて外を歩くときの頼りなさ、ハイヒールの歩き辛さ。まあ、得難い経験でした。
痩せたあかつきには、アフターの写真と一緒に、昔のセルフポートレイト作品も公開したいと思うんだけど、Max太った時の写真がないと意味がないんだよ! もう一度、太り直すというのは相当厳しいなあ。さあ、困った。
【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
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◇「カメラプラス トイカメラ風味の写真が簡単に」(雷鳥社刊)
< http://www.maminka.com/toycamera/plus.html
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