コミュニケーションって難しい! 同じ日本人同士でもそうなんだから、日本人と、フランス人と、オランダ人と、アメリカ人がまざったらもう大変。
前々回で書いた、エマニエル君との話のあとのことでR(「EYEMAZING」のライターとしてインタビューに来た彼の話。詳しくは「ところのほんとのところ11」を読んでね)。
< https://bn.dgcr.com/archives/20090206140100.html
>
けっこう昔の事を聞かれたのが気になっていたが、それはまあ仕方がないかなと諦めていたところであった。しかし、原稿がなかなか送られてこなかったのでちょっとあせり始めたのでR!
だって、電子辞書片手のインタビューだったしー(^^;) 誤解されて書かれていたら困るからと、ところは「誤解があるといけないから一応チェックさせてね!」と頼んだ。彼も了承したから安心していたのでR
前々回で書いた、エマニエル君との話のあとのことでR(「EYEMAZING」のライターとしてインタビューに来た彼の話。詳しくは「ところのほんとのところ11」を読んでね)。
< https://bn.dgcr.com/archives/20090206140100.html
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けっこう昔の事を聞かれたのが気になっていたが、それはまあ仕方がないかなと諦めていたところであった。しかし、原稿がなかなか送られてこなかったのでちょっとあせり始めたのでR!
だって、電子辞書片手のインタビューだったしー(^^;) 誤解されて書かれていたら困るからと、ところは「誤解があるといけないから一応チェックさせてね!」と頼んだ。彼も了承したから安心していたのでR
しかし、途中で送ったメールで、彼にちょっと違和感が生じたらしい。ところは、なにかコミュニケーション不足な気がしていたから、情報として補足メールを送っていたのだけれど、それが彼にとっては強制的に載せろと言ってるように感じたらしい。
彼から来たメールは、「誤解を指摘してもらうのはとてもうれしい事です。ただ、記事は当事者のチェックなしに雑誌に掲載されるべきものなので、今回は特別なんです。あなたが書いてほしい事を書くものではないので、その点ご了承を願えれば原稿を送ります」といった内容のものだった。
それを読んで、彼のいい分はとても立派で、ジャーナリストとしてのプライドと自信に溢れていると好感を持った。日本の雑誌も基本的にはそういうスタイルだし、個展の告知とか、そういう場合は尊重してくれるけど、彼は日本でこういう仕事をしていてなにか強制された事があるんだろうか? という疑問も出てきたところであった。
しかし、その後なかなか原稿が送られてこないので、ちょっとイライラしてきた。ところがあせったのにも理由があって、ネイティブの英語の友人二人にチェックを頼んでいたのだった。彼女たちも忙しい人で、しかもそのうちの一人はアート全般に非常に強いので、とても頼もしい。その彼女たちを待たせていたりするので、ちょっと申し訳なかったりするのでR。
そろそろやばいなーと思ってたときに、原稿がメールで届いた! 二人に送り、返信を待つ。一人から要約した翻訳が届く。とっても面白そうだ。だけど、急ぎの仕事が入ったようなので、これが限度らしい。
そしてもう一人から電話が鳴る。「こんな事言った? トコロさん? 細かい表現で女性の死とか、出産とか書いてあるけど」いや、それは妖精が産卵すると消えていくみたいな話はしたけど、誤解だね〜。
「いくつか誤解があるみたいだけど、文章は良くできてるわよ。日本語訳と、修正した英文送るわね!」ほんと、ものの一時間であがってくる。さっすがー。今度またうまいもん食いにいこうね!
日本語訳を読んだけど、こんな素敵なインタビュー文章は初めてだ。とってもおもしろい。途中お茶が出てきたときの事まで、おもしろいストーリーになってる。小説みたいだ。
勝手に転載するわけにはいけないから載せられないですけど。発売後、許可がとれたら日本語訳のせますね。多分ぼくのmixiのコミュに。
所 幸則 〜幻想記憶館〜
< http://mixi.jp/view_community.pl?id=497437
>
どんな本かはここから見てね。
< http://eyemazing.dev.ticts.nl/
>
感激して、すぐに彼の携帯に電話したよ! ありがとう、とってもおもしろい!って。ところは、そういうのすぐじゃないと我慢できないんでR。こういうことで失敗もするところだったりもするが。
さて、原稿も読んだので、今度は編集長にどういう形で原稿を渡すか、メールでコミュニケーションをとり始める。最終的に、プリントアウトしたもの7枚と、データ7点。それと、デアドルフ8×10でネガプリントしたプリント1枚、これは銀塩プリントそのものを原稿にしてもらうため。
そして、相手のFedExナンバーを使って着払いで送る手続に入る。コマーシャルインボイスという、通関手続きの書類の制作に入ったとき、送るものの値段を適当でもいいから書かなきゃいけないらしいという事が判明。
万が一何かあったときに保証される金額でもあるし、だけどあまり高くても低くても税関で怪しまれて留まってしまう可能性が高いらしいので、8枚で8万とか書いとこうって思い、編集長にメールを出した。関税から請求が若干行く可能性もあるからだったんだけど、相手が8万円の請求書がくると勘違いしたらしく面倒なことに! これで特集が消えたら困るよー(そんなことないだろうけど)。
「英語がそんなに得意じゃなさそうよ。もう一度もっと簡単に書いてみるわね」そういえば、パリで僕の友人の画家としゃべってたときはフランス語だったなー。関わる人がみんな違う国っていうプロジェクト、本当に大変だ。今度のメールではわかってもらえたみたいで無事終了! ホントのところ、かなり疲れたところでした。
ちなみに、3月12日発売の「フォトグラファーズ・ファイル2009」(玄光社)に載ってるので見てくださいね。
次回は、HPパワーアップ&DP-2β機使用感などの予定、お楽しみに。
【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則
< http://tokoroyukinori.seesaa.net/
>
所幸則公式サイト
< http://tokoroyukinori.com/
>
- CHIAROSCURO 天使に至る系譜
- 所 幸則
- 美術出版社 2006-02
- おすすめ平均
- 『CHIAROSCURO 天使に至る系譜』…私の宝物!
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- 天使の世界へと旅する扉
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- フォトグラファー、所幸則氏のエッセンス集
by G-Tools , 2009/03/06