写真家みんなが一度は思うこと。
だけど、一度はそうじゃないんだ……って挫折すること。
だけど、やっぱり信じてほしいこと。
「すごい作品を作り続ければ一番すごい作家になる」
信じてほしいなあ。もちろんやり方も大事だけど。
結局中途半端にすごいじゃだめなんだ。
だけど、一度はそうじゃないんだ……って挫折すること。
だけど、やっぱり信じてほしいこと。
「すごい作品を作り続ければ一番すごい作家になる」
信じてほしいなあ。もちろんやり方も大事だけど。
結局中途半端にすごいじゃだめなんだ。
かくいう[ところ]も24歳まで「すごい作品を作り続ければ一番すごい作家になる」そう思っていた。
だけど、[ところ]がファッションフォトグラファーだったころ、とんがった雑誌のアートディレクターに会いに行って話をしていたら、そういう理由で一緒にやろうと思うことはない、というような意見を聞いた。そのときから27歳ぐらいまで、全然この国はだめだ、大人にならなければ……と諦めてしまった。
だけど、本当は違ったんだ。[ところ]の勘違いだった。それなりにいいけど、すごさが足りないから、そういう言い方をされたんだと今は思うよ。
どれぐらいすごいかが大事だなってこと。だけど、本当のところ、誰からみても一番すごいっていうのは実際ない。そこは勘違いしないようにね。難しいかもしれないけど、みんながすごいって思うのはありえると思うよ。みんなが大絶賛! っていうのもあると思いたい。けれど世界で一番は……結局、みんな感性ちがうからね。
「すごい作品を作り続ければ本当にすごい大作家」ってことだろう。だけど、中途半端にすごいじゃ、やっぱり駄目だなと[ところ]は思うよ。
みんな、諦めないでやってください!
若者よ大志をいだけ!
ちょっと、宣伝です。以前、話に出て来たこともある、ヨーロッパナンバーワンのファインアートフォトマガジン「EYEMAZING」で、[ところ]の特集ページが掲載されてる号が出ました。
< http://eyemazing.dev.ticts.nl/index.php?option=com_content&task=view&id=1&Itemid=1
>
- CHIAROSCURO 天使に至る系譜
- 所 幸則
- 美術出版社 2006-02
- おすすめ平均
- 『CHIAROSCURO 天使に至る系譜』…私の宝物!
- クリエイター必携!
- 天使の世界へと旅する扉
- 所幸則という写真家の世界観に圧倒される一冊。
- フォトグラファー、所幸則氏のエッセンス集
by G-Tools , 2009/06/19
日本では、以前は渋谷ロゴスなど洋書の良書を取り扱う店にはあったのですが、リーマンショックでオランダの取次店が倒産したことで、現在は不明です。ネットではサイトから購入ができます。日本円で2,000円程度と価格も高くないので(かなり分厚い)世界の写真事情を知るには最適な一冊かと。
さて、世界の話にいったところで、世界的な写真のコンペティションの話をします。[ところ]も知らなかったのが恥ずかしいんだけど、SWPA「Sony World
Photography Awards(SWPA)2009」のグローバルツアー東京展を見て来ました。
部門は
【コマーシャル部門】広告/ファッション/音楽
【アート部門】ポートレート/コンセプチュアル/自然史/風景/建築
【フォトジャーナリズム】時事問題/スポーツ/現代社会/アート&エンターテインメント
応募作品点数も24万点、組み写真が多いからもあるけど、1組を1点として数えても65,000点だそうです。
グランプリは全く素晴らしいもので、風景写真でした。組み写真10枚ですが、この1枚が本当に僕にとって感動的なぐらい見事。10枚ともよかったけど。
< http://www.klee.co.jp/g21/2009/swpa2009/index.html
>
ファッション部門がちょっと弱いけれど、真面目な話、【コマーシャル部門】は一流の人はまったくメリットがないからなあ、3位入賞なんてなったら微妙すぎるし。僕なら辞退しちゃうかもしれないなと思う[ところ]です。
日本の写真のコンペティション、〜世紀とか、〜坪とかって、わりと偏ってて傾向と対策も考えちゃう人がいると思うけど、この「SWPA」はほとんどそれを感じなくて、それだけでも意義があると思うのでR。
しかし、「SWPA」が日本でこんなに知られてないのが本当におかしい。授賞式は、あのカンヌ映画祭で使ってる場所と同じってことを考えると、すごいことだと思うんだけどなあ。
【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則
< http://tokoroyukinori.seesaa.net/
>
所幸則公式サイト
< http://tokoroyukinori.com/
>