【前回のあらすじ】
健康促進グッズの製造・販売をしている腹肥商事は、社長の山本と微妙なアイデアマン、相川の二人で切り盛りしている会社。登場するたびにキャラ設定が変わっていく山本に、不信感を抱き始めた相川だった。
< https://bn.dgcr.com/archives/20090609140200.html
>
「オハヨウ、相川クン!」
「おはようござ...あのー、すいません、どちらさまでしょうか?」
「なにを朝から昼寝しているようなことを言っているんだね、ワタシだよ」
「え? 社長ですか?」
「社長ですかって、ワタシ以外に誰だというのかね」
「え? え? ここ数回のうちにキャラが変わってきてしまっているのは気付いてましたけど、まさか顔まで変わったなんて、もう、びっくりですよ」
「なにを寝ぼけたことを言っておるんだね。顔が変わっても、テキストでしか登場していないのに、読者さまにわかるわけないでしょ」
「アハハ...。実はボクと社長は、パンダとオカピーでした。っていっても、誰も分かりませんね」
「それよりだ。べちおくんの会社がシャレにならないくらい忙しいみたいだ」
「このご時世になんとも羨ましい...」
「ここにきて生産率が250%上がって、どうにもならないらしい。ま、彼は製造とかには関係ないんだけどね」
「出張先でもTwitterで呟いてますもんね」
「結局、今年の休みも10日間あったかどうか。夏期休暇も、ここ数年とってないし、ゴールデンウィークなんて、3年以上は確実にとってないし」
「このまえ落ちてましたね」
「なにが?」
「べちおさん」
「あー、相当落ち込んでいたね。あんなに休みもとらないで仕事していたら、ノイローゼにもなるわなぁ... 気の毒ったら、ありゃしない」
「会社、真剣にやめようとしてましたもんね」
「やめるらしいよ」
「え? ええええええ? 本当ですか?」
「うそ。でもホント」
健康促進グッズの製造・販売をしている腹肥商事は、社長の山本と微妙なアイデアマン、相川の二人で切り盛りしている会社。登場するたびにキャラ設定が変わっていく山本に、不信感を抱き始めた相川だった。
< https://bn.dgcr.com/archives/20090609140200.html
>
「オハヨウ、相川クン!」
「おはようござ...あのー、すいません、どちらさまでしょうか?」
「なにを朝から昼寝しているようなことを言っているんだね、ワタシだよ」
「え? 社長ですか?」
「社長ですかって、ワタシ以外に誰だというのかね」
「え? え? ここ数回のうちにキャラが変わってきてしまっているのは気付いてましたけど、まさか顔まで変わったなんて、もう、びっくりですよ」
「なにを寝ぼけたことを言っておるんだね。顔が変わっても、テキストでしか登場していないのに、読者さまにわかるわけないでしょ」
「アハハ...。実はボクと社長は、パンダとオカピーでした。っていっても、誰も分かりませんね」
「それよりだ。べちおくんの会社がシャレにならないくらい忙しいみたいだ」
「このご時世になんとも羨ましい...」
「ここにきて生産率が250%上がって、どうにもならないらしい。ま、彼は製造とかには関係ないんだけどね」
「出張先でもTwitterで呟いてますもんね」
「結局、今年の休みも10日間あったかどうか。夏期休暇も、ここ数年とってないし、ゴールデンウィークなんて、3年以上は確実にとってないし」
「このまえ落ちてましたね」
「なにが?」
「べちおさん」
「あー、相当落ち込んでいたね。あんなに休みもとらないで仕事していたら、ノイローゼにもなるわなぁ... 気の毒ったら、ありゃしない」
「会社、真剣にやめようとしてましたもんね」
「やめるらしいよ」
「え? ええええええ? 本当ですか?」
「うそ。でもホント」
●「つぶやき」として成立しないんだよ、独り言なんだよ
「それより、今年ももう終わりだねぇ。近所はもうクリスマスのイルミネーションでギラギラしているよ。相川クンは今年も独りでクルシミマスかい? 彼女とかつくらないのかね?」
「いやー、ボク、苦手なんですよ。草食系男子ってやつですか。狩りのセンスが元々ないんでしょうね。そういえば、奥さん見つかったんですか?」
「もう居なかったことにした」
「......。Twitterで思い出しましたけど、シャチョーってTwitterのクライアントはなにを使ってます?」
「そんなオシャレなことはやってないよ。mixiボイスでボソボソとつぶやいているだけ。先日、『くだらないことを連投しないでください、ほかのマイミクさんのボイスが流れてしまって、すっごい迷惑です!』ってメッセージがきたあとに、そのマイミクさんが去っていった......」
「あらら。mixiボイスの連投は控えたほうがいいですよ、ホント。ボクのマイミクさんも、連投流れで、かなりご立腹してましたもん。ボイスで連投するなら、Twitterでやればいいじゃないですか」
「やっていたんだよ、Twitter。800人くらいフォローしていたのに、誰もワタシのことをフォローしてくれないから、寂しくてやめた。フォローしてくれた! と喜んでフォロワーさんを辿ってみると、海外のエロスパマーだし」
「本当の意味で独り言だったんですね......」
「フォロワーが0人なのに、『おはよう! 今日もいい天気だぴょん! 仕事もピクニック気分だぴょん!』なんてつぶやいても、気が滅入るだけで『誰につぶやいてんだよ!』って独りツッコミの練習場でしかないって」
「800人以上もフォローしていて、フォロワーが0人って......。どんだけ人類から避けられているんですか」
「相川クン、キミにこの寂しさがわかるかね! 海外エロスパマーにフォローされて喜んじゃうこの気持ちが分かるかね? ワタシだってね、みんなのようにフォローされて、『いくらでも寝れそうですよね! RT @bachiosamansa:ねもい。』って、リツイートとかしてみたかったんだよぉぉ!」
「......。」
●新しいコミュニケーションツール「Google Wave」
「でも、べちおさんなんか、意味不明なことつぶやいていること多いですよ」
「もうTwitterの話しはイヤだ。つまらん。自分が不憫で仕方ない。散歩中に犬は吠えられるわ、猫には『シャーッ!』ってされるわ、ヨメは帰ってこないわ、もう哺乳類はダメだ」
「公園でハトに餌あげても、一羽も寄ってこないですもんね。鳥類にまで嫌われちゃって、ホントに気の毒だと思います」
「バカにしてんのかね」
「まぁまぁ、そんなこと言わずに。あ、シャチョー、Twitterで馴染めないんでしたら、Google Waveでも始めたらどうですか? そろそろ日本語版も公開されてくるんじゃないですかね?」
「なんだねそりゃ?」
「Googleのオモチャ箱みたいなもんですかね。ボクはGmailとかを使う頻度は少ないんですけど、Google Waveを使ってみた友人は、面白いって言ってましたよ」
「だから、なにが面白いんだね?」
「チャットというよりも、会話のログをまとめるって言い方のほうが適切なんですかね。いままでだと、チャットの会話って修正したりできないじゃないですか。発言を後から修正できたりして、会話というよりも、ドキュメントを作成していく。という感じですかね」
「ふーん、で、なにが面白いの?」
「え? なんでそんなに突っかかるんですか?」
「相川クンは、そのGoogle Waveを使ってみて、なにが面白いのかって訊いているの」
「いや、実はですね、入れないんですよ。何日経っても、ログインし直してもGoogle Waveに入れないんです。だもんで、ボクはまだ未体験なんです」
「キミは、自分で使ったこともないものを人に勧めるのが趣味なのかね?」
「ええええ!? 趣味って......なんですか、なんでそんなにひねくれているんですか!」
「キミは『免許を取ったので車が欲しい』といっている人に、乗ったこともないフェラーリを『この車は速いですヨ!』といって勧めるのかね」
「もういいです。勧めません」
「気を遣って勧めてくれる裏には、本当はTwitterのように、ワタシの輪が広がらないのを陰で嘲笑いたいだけなんじゃないかね?」
「なんでそんなに歪んでいるんですか......友達いなくなりますよ」
「いないよ。mixiのマイミクさんも、自動承認の公認アカウントだけになっちゃったし」
「......」
・Google Wave:
< http://wave.google.com/
>
・Google Waveを説明している映像(1時間以上あるので暇な方はドゾ)
< http://wave.google.com/help/wave/about.html#video
>
【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマであり、ナノテク業界の技術開発屋。
< http://www.ne.jp/asahi/calamel/jaco/
>
< http://twitter.com/bachiosamansa
> ←意味不明発言多数
しかし、この忙しさはどうにかしないと。/会社、辞めるのではなく、来年からしばらく移籍することにしました。行き先は技術提携しているベンダーさんのとこ。/最近のお好みビールは、柴田編集長と同じで「麦とホップ」。スーパードライがキツく感じ始めたので、サッポロの黒ラベルを愛飲していたんですが、ヨメに「美味しいよ、これ」と勧められてから飲んでます。/皆さん、本当に身体だけはご自愛くださいです。心が壊れると、いいことないです。身をもって体験。