仕事をしている人ならかなりの確率でもっている「名刺」。みなさんはどんな名刺をお持ちでしょうか。
私は会社勤めなので、会社から支給された名刺というものがあります。デザイン関連の書籍を出している出版社ということからなのか、弊社の名刺はかなり派手です。縦型名刺なのですが、3分の1ほどの面積に、会社のロゴが白抜きされたマットシルバーの箔押しがされています。
差し出すとかなりの確率で「すごい名刺ですねぇ」と言われる。海外の方に渡すとそう言われることが多い気がします(特にアジア系)。
これ以外に、定期的に出版している『デザインのひきだし』という媒体用の名刺も持っています。私は99%くらいの確率でこちらの名刺を使っていますが、こちらの名刺は活版印刷でつくっていただいています。
この名刺をつくるきっかけは、『デザインのひきだし2』で「まだまだ現役! 活版印刷」という特集をやったときに、やはり活版はいいなぁと思ったからなんですが、仕事柄デザイナーの方々に名刺を渡す機会が多いせいか、「あっ、活版の名刺ですね」と気がつかれ、そこから話が広がることも多いのです。
私は会社勤めなので、会社から支給された名刺というものがあります。デザイン関連の書籍を出している出版社ということからなのか、弊社の名刺はかなり派手です。縦型名刺なのですが、3分の1ほどの面積に、会社のロゴが白抜きされたマットシルバーの箔押しがされています。
差し出すとかなりの確率で「すごい名刺ですねぇ」と言われる。海外の方に渡すとそう言われることが多い気がします(特にアジア系)。
これ以外に、定期的に出版している『デザインのひきだし』という媒体用の名刺も持っています。私は99%くらいの確率でこちらの名刺を使っていますが、こちらの名刺は活版印刷でつくっていただいています。
この名刺をつくるきっかけは、『デザインのひきだし2』で「まだまだ現役! 活版印刷」という特集をやったときに、やはり活版はいいなぁと思ったからなんですが、仕事柄デザイナーの方々に名刺を渡す機会が多いせいか、「あっ、活版の名刺ですね」と気がつかれ、そこから話が広がることも多いのです。
ハーフエアーという、半分空気を含んだような紙、というコンセプトの紙に、濃い茶色のインキで活版印刷していただいているんですが、本当にいい風合い。ちなみにこれは中村活字さんという活字屋さん(活版印刷もしているのですが、本業は活字の販売)でつくっていただいています。
中村活字
< http://www.nakamura-katsuji.com/
>
この特集をやったころも、名刺交換をすると活版で刷られた名刺をいただくことは何度もあったのですが、ここ最近の頻度たるや、もうすごいものがあります。活版ブームというような雑誌や新聞の記事、Webでの記載など多々見かけますが、一過性のブームというより、ちょっと違う感じになっているような気もします。
もちろん、単行本を活版印刷でガシガシ刷る、というのはなかなか難しい現状がありますが、名刺やカード、リーフレットなどを活版印刷でという潮流は、若い人を中心に、印刷の一形態として、これからも細く長く残って行くような気がします。
ということを感じたのは、先週日曜日に行って来た「印刷のいろは」展の影響もあります。
これは、CDやDVDなどの印刷物では大変大きなシェアを誇る印刷会社「金羊社」さんを会場として行われた展示会。実はこの金羊社さんの1Fに、活版印刷を行う「オールライト工房」が入っているのですが、そこでの活版実演や体験、活版印刷に関わる展示、そして金羊社さんの多色フレキソ印刷や超大判プリンタなどの見学ができる、という展覧会だったのですが、会場は予想以上のすごい人!(予想が甘いというツッコミもありますが......)
オールライト工房
< http://www.allrightkoubou.com/allrightkoubou/
>
失礼ながら、金羊社さんの場所は、鵜の木というところで、普段あまり縁のない所という人が多いだろうという立地なのですが、それにも関わらず、会場の内外にすごくたくさん人が集っていて、うーむ、やはり活版印刷にこれだけ注目が集まっているのか、と本当に驚きとうれしさがこみ上げました。
どんな職業の方がいらしているのか、私にはわからなかったのですが、活版体験はもう事前に予約でいっぱい。見学ツアーもかなりの人が連なっていました。
しかし、このイベントは日曜日で終り。後からそんなこと聞いたって行かれないじゃないか! という方に朗報です。活版体験はできないのですが、活版印刷された作品の数々がみられたり、あと活版印刷に関わる方々がたくさん集う(であろう)イベントがこちらで開催されます。
活版工房喫茶室 〜活版印刷とタンドリーチキン〜
< http://kappan.exblog.jp/
>
活版印刷とタンドリーチキンがどう関係あるのか。実はこのイベントのチラシにその訳が書かれています。気になる方は上記WebからチラシPDFをダウンロードしてご覧ください! もちろん私は参加申し込みしましたとも。
【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp
平日毎日、更新中! デザインのひきだし・制作日記
< http://dhikidashi.exblog.jp/
>
表紙が全部シール(!)になった『デザインのひきだし8』。特集は「シール・ラベルはこんなことまでできるんだ!」「素朴な紙」の2本立て。40枚こ超える実物サンプル付きで、全国書店で好評発売中です!
< http://www.graphicsha.co.jp/
>
中村活字
< http://www.nakamura-katsuji.com/
>
この特集をやったころも、名刺交換をすると活版で刷られた名刺をいただくことは何度もあったのですが、ここ最近の頻度たるや、もうすごいものがあります。活版ブームというような雑誌や新聞の記事、Webでの記載など多々見かけますが、一過性のブームというより、ちょっと違う感じになっているような気もします。
もちろん、単行本を活版印刷でガシガシ刷る、というのはなかなか難しい現状がありますが、名刺やカード、リーフレットなどを活版印刷でという潮流は、若い人を中心に、印刷の一形態として、これからも細く長く残って行くような気がします。
ということを感じたのは、先週日曜日に行って来た「印刷のいろは」展の影響もあります。
これは、CDやDVDなどの印刷物では大変大きなシェアを誇る印刷会社「金羊社」さんを会場として行われた展示会。実はこの金羊社さんの1Fに、活版印刷を行う「オールライト工房」が入っているのですが、そこでの活版実演や体験、活版印刷に関わる展示、そして金羊社さんの多色フレキソ印刷や超大判プリンタなどの見学ができる、という展覧会だったのですが、会場は予想以上のすごい人!(予想が甘いというツッコミもありますが......)
オールライト工房
< http://www.allrightkoubou.com/allrightkoubou/
>
失礼ながら、金羊社さんの場所は、鵜の木というところで、普段あまり縁のない所という人が多いだろうという立地なのですが、それにも関わらず、会場の内外にすごくたくさん人が集っていて、うーむ、やはり活版印刷にこれだけ注目が集まっているのか、と本当に驚きとうれしさがこみ上げました。
どんな職業の方がいらしているのか、私にはわからなかったのですが、活版体験はもう事前に予約でいっぱい。見学ツアーもかなりの人が連なっていました。
しかし、このイベントは日曜日で終り。後からそんなこと聞いたって行かれないじゃないか! という方に朗報です。活版体験はできないのですが、活版印刷された作品の数々がみられたり、あと活版印刷に関わる方々がたくさん集う(であろう)イベントがこちらで開催されます。
活版工房喫茶室 〜活版印刷とタンドリーチキン〜
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活版印刷とタンドリーチキンがどう関係あるのか。実はこのイベントのチラシにその訳が書かれています。気になる方は上記WebからチラシPDFをダウンロードしてご覧ください! もちろん私は参加申し込みしましたとも。
【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp
平日毎日、更新中! デザインのひきだし・制作日記
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表紙が全部シール(!)になった『デザインのひきだし8』。特集は「シール・ラベルはこんなことまでできるんだ!」「素朴な紙」の2本立て。40枚こ超える実物サンプル付きで、全国書店で好評発売中です!
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