毎度、笠居です。いやーもう8月も終わりやというのに、まだまだ毎日暑いですねえ。ちょっと外を歩いただけで、汗がとめどなく流れ出てくる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
先月末は、もっと暑いところへ旅行して、もっと大量に汗をかいてきたんですが、これだけ汗をかいてもちっとも痩せないのはなぜでしょうね。あ、それ以上にビール飲んでるからかw エエ加減酒量減らさないと、後々えらいことになりそうですねー。気をつけよう。
さて、最近の僕のお仕事としまして、とかくTwitterやFacebookなどのSNSと連動した広告系サイトの制作が増えております。mixiは、バジェットが跳ね上がってしまうので、今のところ手をつけてませんが、mixiページのリリース後は、こちらも増えてくるかもですね。
で、ディレクターとして関わりのあった仕事を軽くあげてみると、なでしこジャパンを(予選から!)応援していた「ツイート・スタジアム(終了)」とか、消臭機能付きの空気清浄機の広告サイト「Quiz de デオ(終了)」とか、某旅行社のハワイ旅行が当たるキャンペーン「We Love Hawaii(終了)」とかですかね。
これらはどれもTwitter連動で、ユーザーのツイートによってバズを拡散していく手法を用いたものです。Twitterは、APIを開放しているので、こういったバイラル効果を狙った広告コンテンツには、非常に利用しやすいですね。
先月末は、もっと暑いところへ旅行して、もっと大量に汗をかいてきたんですが、これだけ汗をかいてもちっとも痩せないのはなぜでしょうね。あ、それ以上にビール飲んでるからかw エエ加減酒量減らさないと、後々えらいことになりそうですねー。気をつけよう。
さて、最近の僕のお仕事としまして、とかくTwitterやFacebookなどのSNSと連動した広告系サイトの制作が増えております。mixiは、バジェットが跳ね上がってしまうので、今のところ手をつけてませんが、mixiページのリリース後は、こちらも増えてくるかもですね。
で、ディレクターとして関わりのあった仕事を軽くあげてみると、なでしこジャパンを(予選から!)応援していた「ツイート・スタジアム(終了)」とか、消臭機能付きの空気清浄機の広告サイト「Quiz de デオ(終了)」とか、某旅行社のハワイ旅行が当たるキャンペーン「We Love Hawaii(終了)」とかですかね。
これらはどれもTwitter連動で、ユーザーのツイートによってバズを拡散していく手法を用いたものです。Twitterは、APIを開放しているので、こういったバイラル効果を狙った広告コンテンツには、非常に利用しやすいですね。
Twitterがすごいのはソーシャルグラフの量的ボリュームです。Twitterでは、フォローする際に相手の承認は不要。いわゆる片思いフォローというやつですが、このシステムのおかげで、一人あたりの人間関係数は他のSNSを大きく上回っていて、これがTwitterの驚異的なクチコミバワーを生みだす結果となっているわけです。
ちなみに、さきごろスタートしたGoogle+も、片方向のフォローが可能です。開始1週間で2500万人ものユーザーを獲得したそうですし、中にはすでに数千件のフォローを登録したなんてユーザーもいるみたいです。
が、ユーザーの80%が休眠ユーザーだという報告もあり、Google+がこのような広告手法のプラットホームとして台頭してくるかどうかは、いまのところ微妙な感じではあります。
< http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2011/08/23/10947
>
一方、Facebookはどうなのかというと、今のところリリースにまで至った案件はありませんが、企画自体はイロイロありまっせという感じ。去る2月末に、電通がFacebookと業務提携したことによって、クライアント企業の関心が高まったことも関係してると思います。
とはいえ、提携の内容自体は、プレミア広告枠(ログイン時に表示される広告)の独占販売以外は、「Facebookの企画を各種企業や広告主にコンサルする」「ソーシャルプラグインやFacebookタブアプリを使ったキャンペーンを実施」「既存のメディアと組み合わせたプロモーション展開」といった、ごくごく当たり前の内容で、他の代理店や制作会社でもできることばっかりなんですけどねw
ただ、昨年末にFacebook上で展開する広告プロモーションに関する規約が変更になり、【プロモーションにはアプリを使うこと】【「いいね!」や「チェックイン」をユーザーがプロモーションに参加するためのトリガーにしちゃダメ】というシバリができたので、「いいね!」でバズの拡散を狙うためには、「いいね!」をクリックした上で(応募条件)、さらにアプリを使ってコンテストに参加してください(応募の実行)、というような2段階の手順をユーザーに踏ませる必要があり、制作者にとってもユーザーにとっても、若干敷居が高くなった感はあります。
ところで、Facebookでユーザーがアプリを使う前に「認証」という手続きがあるわけですが、この認証さえ通してもらえれば、アプリは結構なんでもできちゃいます。
友達の情報を引っ張ってきて、アプリ自身を紹介するメッセージを出すこともできるし、本人に成り代わってウォールに書き込みしたり、自動で写真にタグ付けしたりなんてこともできるわけです(もちろん、認証の際には「こんなことをアプリに許可することになりますよ〜いいですか〜?」というアラートは表示されますんで、嫌なら認証しないという選択肢もアリです)。
敷居が高くなった分、一旦そこを乗り越えると、できることがグッと増えるというかんじでしょうかね。
ここで問題となるのが、広告を打つ側の「モラル(良心)」であります。このような仕組みは、一歩間違うと強力な「スパムアプリ」を作り出すことも可能だからですね。
最近の有名な例で言うと、「Top Connected Friends」というスパムアプリがありました(まだある?)。Facebook上の友だち相関図を作成するよー、と言って認証を促すんですが、OKすると、ユーザーの名前やプロフィール写真など「基本データ」へのアクセスと、メール送信、ウォールへの投稿、投稿した写真と動画へのアクセスなどをアプリに許可することになります。
で、ユーザーの友だち関係に基づく相関図だという画像を作成して、ユーザーのウォールに投稿するんですが、これは適当な顔写真を使ってそれらしく作られた紛い物で、この画像を勝手に友だちにタグ付けし、「□□さんが○○さんのアルバムにタグ付けされました」と、アプリへのリンクとともに友だちに通知します。
このタグ付けと通知によって、次々にアプリ自身を拡散していくわけですが、実は、この相関図(偽)の作成中・作成後に表示される、いかにもなバナー広告をクリックさせるのが本当の目的らしいんですね。
この他にも、自動的に「いいね!」を集めて、その量によって検索エンジンやSNSでのサイトの露出度を向上させるという、SEO的なスパムで「Like Farm(いいね!ファーム)」と呼ばれる手法のものもあります。
MSの検索エンジン「Bing」が、Facebookと提携してソーシャル検索の強化をしていることもあり、Facebookで露出が高まれば、検索エンジンでも露出が高まるというわけ。
こういうのはもう完全に「詐欺」なわけですが、アプリ自身が広まるのも速いかわりに、スパムだという情報が広まるのも速いので「Top Connected Friends」などは、ITリテラシーが比較的高いと思われる僕の友達関係では、数日のうちになりを潜めてしまいました(英語が読めないから怖くて認証できなかったという話もありw)。が、一般的にはどのくらい蔓延ったのか(蔓延ってないのか)は、ちょっと把握できてません。
ひょっとすると、一旦認証してしまったアプリを削除したり、ブロックしたりする方法を知らない人も多いのではなかろうかと思われますので、老婆心ながら、いちおうサラっと書いておきますね。
まず削除の方法ですが、
1)自分のプロフィール画面に行き、右上にあるアカウントから「プライバシー設定」を選択。
2)開いた画面右下のアプリとウェブサイトから「設定を編集」のテキストリンクをクリック。
3)画面中央に利用しているアプリの一覧があるので、その右側にある「設定を編集」をクリック。
4)削除したいアプリを見つけ、そのアプリの欄の右端にある「設定を編集」をクリック。
5)アプリの詳細が網かけの画面になって開くので、その右上にある「アプリを削除」をクリック。
これで該当アプリを削除することができます。
で、二度とこのアプリからの通知を受け取らないために、嫌だけどそのスパムアプリのページに行って、左ペインの下方にある「アプリをブロック」リンクをクリックしておきましょう。
このような「ソーシャルスパム」と呼ばれるアプリやページは、結局のところ(悪質ではありますが)広告です。製品オーナーは宣伝したいがため、スパマーに対して支払いを行い、そのスパムはSNSの仕組みを利用して拡散します。
この文章、「スパマー」を「広告代理店」に、「スパム」を「広告」に置き換えても全然成立しちゃいますよね。どちらも「フロー」は同じなわけです。違うのはそこに「良心」があるかないか、ということだと思います。
われわれ制作者は、スパマーに堕ちてしまわないよう、いつも自分を戒める必要があるみたいですね。
あー、そうそう、前回の濱村デスクの編集後記に「勝手に」「亀」リプライwIE6にクライアント企業がこだわるのは、多分その企業が「当時導入してしまったイントラ(社内)システム(XP+IE6準拠)を、最新のOSやブラウザに対応させることが(おそらく予算的に)できないから」IE6を使い続けてるんだとおもわれますよ。
いくらコンテンツのターゲット層がWin7+IE8の環境であっても、クライアント企業(の上層部)やトップの代理店で動作確認できないコンテンツは納品させてもらえないですからねー。いくら「切り捨て提案」しても無駄なことが多い。クライアントや代理店がでかければでかいほど融通きかないです(^_^;)
【笠居 トシヒロ/WEBディレクター、デジハリ大学院客員教授、京都嵯峨芸術大学講師】
< http://www.mad-c.com/
> < kasai@mad-c.com >
なんとなく書き出しを「です・ます」調にしたら、そのまま「です・ます」で全文書ききっちゃったよ。前回は「だ・である」で書いたのに、早くもバランバランですわな(^_^;)
先月、タイはバンコクに行ってきました。初日腹こわして寝てたり、スコールで2回ずぶ濡れになったり(現在タイは雨季)、象に乗ったら背もたれにクッションがなくてめっちゃ腰が痛かったり、同行者が急性腸炎で入院したりとイロイロありましたが、楽しかったです(← いや、楽しそうじゃないからw)。