ところのほんとのところ[99]渋谷にも狸がいました
── 所 幸則 Tokoro Yukinori ──

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[ところ]は森を撮るプロジェクトの「神宮の森」担当なのです。前回は凄く晴れた日の撮影だったので、次は雨の日か、雨の次の日とかに行ってみたいなと思っていたのですが、東京を離れる日が雨で、うどん県高松市から戻ると晴れていて、それからとても暑い日が続いています。

なんだかなあ、でもそのうち雨が降るよね、とタカをくくってはいたものの、今年は空梅雨かな......ちょっと不安でした。でも、撮影に出かける頃にはバッチリの雨模様。[ところ]はやっぱり本田△と同じようになにか「もってる」と自信を深めたのでした。

今回は雨ということもあり、メインカメラのSIGMA SD1を二台、DP1Mを一台と、珍しく三台持っていくことにしました。しかもポンチョを着て! 生まれて初めてかもしれません。こんな装備で撮影に行くっていうのは。

雨の朝の神宮の森は、いつにも増して「森」な感じがしました。あまり人の気配もないのでのびのび撮っていて、なんだか良い写真もさっくり撮れた感じ。雨で葉っぱも揺れるし、適度に風も吹き、おかげさまでちゃんと「森の一秒」が撮れてます。




森っていいもんだなあと思っていたのもつかの間、カメラにエラーマークが出始めました。あれ? 暴風雨じゃないし、しとしと雨なので大丈夫だろうと思っていたけれど、やはりデジタルは雨に弱いのかな?

当然と言えば当然か、OLYMPUS Toughってデジカメなんかは対衝撃も防水もついていて、投げても海に沈めても大丈夫でしたが、まあそれが売りでしたから。

不安になってきたので、予定の70%ぐらいで撮影を切り上げ、部屋に戻ってカメラを拭いたりメモリーカードをバックアップ取ったりした[ところ]でした。

次は暴風雨の中で撮りたいなあという思いもあったのですが、そんな天候が訪れそうにないので、次の日の雨上がりの森に再度出かけて撮ってみました。思ったより早く雲が去り、もう森は晴れた日の雰囲気になっててちょっとがっかりな[ところ]でした。

さて、今回は森の中で野生の狸に出会いました。狸がそういう性質なのか、それともこのポンタ([ところ]が勝手にそう呼んでるだけです)がとくべつ図々しいのか。写真撮ってても逃げようともしないのが意外でした。

しかし、シグマを使っているとライトルームで現像できないのが困る。データがとても重くストレスが溜まります。いま新しいMacBookproを物色している[ところ]です。

次回、この欄のテキストを書く時はあたらしいマシンになっているでしょうね。メモリも4倍になるしね。ガンガン現像して、仕上げてプリントしていかないと。[ところ]もいつまで元気かわからないので。

ところで、TJ所塾特別写真講座では、熱心に毎回通ってくる二人がとくに上達が早くビックリしました。やっぱり執着心だよね。詳しくはこちらに問い合わせてね。次回は7月28日です。
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【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則 < http://tokoroyukinori.seesaa.net/
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所幸則公式サイト  < http://tokoroyukinori.com/
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