明けましておめでとうございます。今年最初のデジクリでございます。
今回は、ちょっと気楽に(いつも気楽やないか!)書いてみようと思います。今年は、1月から色々な3Dプリンターのニュースがありました。
その中で、僕が一番関心があったのが、フード関連の3Dプリンター。シュガークラフトの3Dプリンターがあったら色々普及するのになぁ……と前から思ってたんですが、ついにそれが発表に!
今回は、ちょっと気楽に(いつも気楽やないか!)書いてみようと思います。今年は、1月から色々な3Dプリンターのニュースがありました。
その中で、僕が一番関心があったのが、フード関連の3Dプリンター。シュガークラフトの3Dプリンターがあったら色々普及するのになぁ……と前から思ってたんですが、ついにそれが発表に!
なんでシュガークラフトやねん!? って思うでしょうけど、祭事の際のケーキって、だいたいシュガークラフトの飾りって着いてますよね。それを3Dプリンターで出来たらエエなぁ……と思ってたんですよ。
結婚式には、新郎新婦のシュガークラフト。お正月には干支、ひな祭りのケーキにはおひな様、ハロウィン、クリスマス。色々な祭事がありますよね。
これまで、一般的に普及しそうなの3Dプリンターと言えば、樹脂、金属、石膏、なんかがメインで、飾る事くらいしか出来なかったんですよね。
そういう限られた需要だったのに対して、この食品というジャンルは、隠れた需要の広い裾野があります。
プリントゴッコ、インクジェットプリンターが普及したのは、年賀状なんかの需要の裾野があったからです。それらは年に一回のレベルですが、食品となるとその裾野はもっと広くなる訳ですよ。
日本の食品に関する安全基準をクリアしているかどうか、ってのがかなり気になるところですよね。ここで問題がなければ、まずは食品関連事業から普及して、一般に広がる可能性がかなりあると僕は思っています。
石膏タイプのフルカラー3Dプリンターの出来上がりを見て、「これ、らくがんやん」って思った人は多いはず。なんか、美味しそうに見えません? それが食べられるとしたら凄い事ですよ、これ。
フード関連の3Dプリンターは、今年の秋〜冬には発売されるでしょう。僕的には、どなたか出資してもらって、一緒に事業を立ち上げたいくらいです(笑)同級生がシュガークラフトの先生をやってて、そういった業界にも入り込むルートもあるし、出資者さん、ドシドシ募集中です(半分冗談、半分本気)
さて、話は現実に戻って、結局、年末も30日まで、正月明けも3日から事務所に出て、3Dプリンターを可動させていました。
年末に、3Dプリンターで出力して仕上げるには、ちょっと大きめのサイズの造形のお仕事が入りまして、今回はobjetではなく、BFB(熱溶解型プリンタ)での造形となりました。大きいサイズになると、objetではまだまだ素材単価が高すぎるんですよねぇ……。
今回のご依頼の造形は、長さ50cmほど、高さは35cm、奥行き15cmくらいの造形物で、今まででしたら、粘土で造形、シリコンか石膏の型を起こして、FRPに置換える作業でしたが、試作レベルなので単品となり、それならやっぱり3Dプリンターでしょ? って事になりました。
PLAで出力した訳ですが、大きめのサイズの出力にも、もうかなり慣れてきました。後加工が結構大変なんですけど、これも慣れてきたかなぁ。
要は気合いと出力のノウハウですね。気合いが7割、ノウハウ3割くらいか…。まだまだ気合いでカバーする所も多いですが、昨今の3Dプリンターの進展には、凄いものがありますね。
日本のメーカーさんも、どんどん参入してきましたし、安価な3Dプリンターもかなりの種類が出てきました。それをどう使いこなすか、という所をひも解く供給がまだ全然ダメな気もしますが。
マシンのスペックや、これでこんな凄いのが出力出来るぜ! と言う事だけでなく、それをユーザーがどう使っていくのか? ユーザーがどういう目的で使うには、どういったプリンターが良いのか? といった解説を、もっと広めて行く必要があると思ってます。
そのためは、まず、事例を上げて行く事。それを見て、ユーザーが、「あ、俺こういう感じに使いたかったんや!」「これなら私にも出来そう!」とかいうヒントがそこには隠れている訳です。
いま必要なのはユーザー事例ですね。一部の3DCGや模型の雑誌には、最近増えてきていますが、一般的ではないですね。まだ。僕もそういう本か何かを書いてみようかしらん、等と思う今日この頃です。
あ、そうそう。新年明けてお仕事でバタバタしている訳ですが、2月の9日に幕張メッセで行われる「ワンダーフェスティバル2014冬」。これは、海洋堂さんが主催で、年2回行われているフィギュアのイベントなんですが、最近では3Dプリンターで出力した原型から複製したフィギュアも増えてきています。
で、この準備がお仕事と被って、だいたい1月はバッタバタな訳です。まあ、楽しみでやっているので、全っ然苦じゃないです…(´・_・`)
いえ、ちょっとは苦ですが…。
でも、造形ってやっぱり楽しい! ご興味のある方は是非おこしくださいね。
では! 本年もよろしくお願いします!
【織田隆治】FULL DIMENSIONS STUDIO(フル ディメンションズ スタジオ)
< http://www.f-d-studio.jp
>
さてと…。本業とワンフェスの準備に本腰入れないとな…。
今年は3Dプリンターを使った原型もやるのだ〜。
結婚式には、新郎新婦のシュガークラフト。お正月には干支、ひな祭りのケーキにはおひな様、ハロウィン、クリスマス。色々な祭事がありますよね。
これまで、一般的に普及しそうなの3Dプリンターと言えば、樹脂、金属、石膏、なんかがメインで、飾る事くらいしか出来なかったんですよね。
そういう限られた需要だったのに対して、この食品というジャンルは、隠れた需要の広い裾野があります。
プリントゴッコ、インクジェットプリンターが普及したのは、年賀状なんかの需要の裾野があったからです。それらは年に一回のレベルですが、食品となるとその裾野はもっと広くなる訳ですよ。
日本の食品に関する安全基準をクリアしているかどうか、ってのがかなり気になるところですよね。ここで問題がなければ、まずは食品関連事業から普及して、一般に広がる可能性がかなりあると僕は思っています。
石膏タイプのフルカラー3Dプリンターの出来上がりを見て、「これ、らくがんやん」って思った人は多いはず。なんか、美味しそうに見えません? それが食べられるとしたら凄い事ですよ、これ。
フード関連の3Dプリンターは、今年の秋〜冬には発売されるでしょう。僕的には、どなたか出資してもらって、一緒に事業を立ち上げたいくらいです(笑)同級生がシュガークラフトの先生をやってて、そういった業界にも入り込むルートもあるし、出資者さん、ドシドシ募集中です(半分冗談、半分本気)
さて、話は現実に戻って、結局、年末も30日まで、正月明けも3日から事務所に出て、3Dプリンターを可動させていました。
年末に、3Dプリンターで出力して仕上げるには、ちょっと大きめのサイズの造形のお仕事が入りまして、今回はobjetではなく、BFB(熱溶解型プリンタ)での造形となりました。大きいサイズになると、objetではまだまだ素材単価が高すぎるんですよねぇ……。
今回のご依頼の造形は、長さ50cmほど、高さは35cm、奥行き15cmくらいの造形物で、今まででしたら、粘土で造形、シリコンか石膏の型を起こして、FRPに置換える作業でしたが、試作レベルなので単品となり、それならやっぱり3Dプリンターでしょ? って事になりました。
PLAで出力した訳ですが、大きめのサイズの出力にも、もうかなり慣れてきました。後加工が結構大変なんですけど、これも慣れてきたかなぁ。
要は気合いと出力のノウハウですね。気合いが7割、ノウハウ3割くらいか…。まだまだ気合いでカバーする所も多いですが、昨今の3Dプリンターの進展には、凄いものがありますね。
日本のメーカーさんも、どんどん参入してきましたし、安価な3Dプリンターもかなりの種類が出てきました。それをどう使いこなすか、という所をひも解く供給がまだ全然ダメな気もしますが。
マシンのスペックや、これでこんな凄いのが出力出来るぜ! と言う事だけでなく、それをユーザーがどう使っていくのか? ユーザーがどういう目的で使うには、どういったプリンターが良いのか? といった解説を、もっと広めて行く必要があると思ってます。
そのためは、まず、事例を上げて行く事。それを見て、ユーザーが、「あ、俺こういう感じに使いたかったんや!」「これなら私にも出来そう!」とかいうヒントがそこには隠れている訳です。
いま必要なのはユーザー事例ですね。一部の3DCGや模型の雑誌には、最近増えてきていますが、一般的ではないですね。まだ。僕もそういう本か何かを書いてみようかしらん、等と思う今日この頃です。
あ、そうそう。新年明けてお仕事でバタバタしている訳ですが、2月の9日に幕張メッセで行われる「ワンダーフェスティバル2014冬」。これは、海洋堂さんが主催で、年2回行われているフィギュアのイベントなんですが、最近では3Dプリンターで出力した原型から複製したフィギュアも増えてきています。
で、この準備がお仕事と被って、だいたい1月はバッタバタな訳です。まあ、楽しみでやっているので、全っ然苦じゃないです…(´・_・`)
いえ、ちょっとは苦ですが…。
でも、造形ってやっぱり楽しい! ご興味のある方は是非おこしくださいね。
では! 本年もよろしくお願いします!
【織田隆治】FULL DIMENSIONS STUDIO(フル ディメンションズ スタジオ)
< http://www.f-d-studio.jp
>
さてと…。本業とワンフェスの準備に本腰入れないとな…。
今年は3Dプリンターを使った原型もやるのだ〜。