武&山根の展覧会レビュー 追いつめられた飛び道具──【生誕100年 ジャクソン・ポロック展】を観て/武 盾一郎&山根康弘

投稿:  著者:  読了時間:20分(本文:約9,600文字)



武:こんばんはー! 遅いぞ!

山:いやー、ついつい寝てしまってましたわ。こんばんは。

武:もう酔っぱらってますがな。

山:ん? もう飲んでんのか! 昨日もたらふく飲んだくせに!

武:日本酒「一の蔵 本醸造生原酒しぼりたて」アルコール度数は19〜20度。これほんとうまいよw 山根にも呑ませてあげたいw
< http://www.facebook.com/photo.php?fbid=183959895050247&set=a.167981323314771.33895.166790456767191 >


山:相変わらずよー飲むな。まあ僕も飲んでるけど。

武:日本酒を一杯頂いたら、次は焼き芋焼酎「魔界への誘い」を呑ませて頂きますw
< http://www.facebook.com/photo.php?fbid=183959938383576&set=a.167981323314771.33895.166790456767191 >

山:お。酒いろいろあるやん。

武:肴がないんだけどねw

山:さて、どっから行こか。

武:酔っぱらって眠い。これはヤバイw


【生誕100年 ジャクソン・ポロック展/国立近代美術館】


山:知らんがなw では「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」。まー、なんだかんだで国立近代美術館にはよく行くな。

武:行くねえ。皇居のまわりぐるぐると走ってる人いっぱいいたなあ。あれはなんだ? 宗教儀式か? スピーディーな五体投地かモスク巡回か?

山:なんでやねん。走りやすいんとちゃうの。気持ちいいし。暖かかったし。

武:晴れて良かったですねえ。

山:ジャクソン・ポロック
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF >

武:抽象表現主義なんすね。
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%BD%E8%B1%A1%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E4%B8%BB%E7%BE%A9 >

山:ふむ。





●入場料と音声ガイド


武:入場料が高いな。

山:そうやな。人いっぱい入ってんねんから、もうちょっと安くはならんのかいな。

武:サポータとして有名人起用してるの、要らないよ。音声ガイドも有名人じゃなくていい。石井竜也さん好きだけどさ。それだったら入場料下げて欲しいわ、または入場料同じでいいから音声ガイド無料。


山:音声ガイドって、最近の展示では普通にあるようになったんやな。確かに有料ってのは腑に落ちん。

武:音声ガイドのハードに金かかるから、数を限定して有料にしてるわけでしょ。それってニーズをパージしてる事にもなって、ジレンマに陥ってるじゃんかw スマートフォンとイヤホン持ってる人に「ここにアクセスするとガイドが聴ける」とかないんかね? GPSがあるんだから、作品の前に来たらその作品を自動的に解説し始めるとかさ。作品にカメラをかざすと「この作品のこの部分に秘密がかくされてます」とかポインタが示されてタップしたらまた解説されるとかさ。できないんかね?


山:おお。それは今後でてきそうやね。

武:作品にカメラをかざしてコメント出来る機能があって、コメント見れるの。「かっこいい!」「えー、きらい」とかコメントが流れるの。ジャクソン・ポロックの自画像をスマホ・ガイドでかざすと「何これキモー」「え? ポロック具象なんだww」とか流れてくるの、解説音声とともにねw

山:エアタグのような。そのうち出来るかもな。


武:そういうんでいいじゃんねえ。音声ガイドのハードや有名人に金かけるんならさ。

山:まあ僕は音声ガイドいらんけどね。そもそも。

武:そうね、今回のポロックは音声ガイドは要らない気がしたよ。

山:音声ガイドっているのか? ほんとに。

武:要るかな。てのはね「絵を観ながら音の解説を聴く」って脳処理できるじゃん。目だけを使って解説文読んで絵を観る、「解説文を読みぃーの」「作品見ぃーの」の行き来より、絵を観ながらテキスト聴く方が楽に理解できる。


山:じゃあポロックでもあった方がいいやんw

武:ああそうか。けどなんかポロックは音声ガイド要らない感があったw

山:なんでや。

武:仏像とか古典絵画とかクラシカルなんだと音声ガイド欲しいな。

山:あれか、日曜美術館見てる感じか。

武:そうそうw


山:じゃあポロックでもあった方がええやんw

武:ポロックはねえ、「感じて」ほしいw

山:そんな勝手な! 仏像も感じろ!

武:仏像の場合だとさ「誰」という具体性がないんで、納得した気分になる歴史資料が欲しいんですよ。ポロックは「その人」を感じることのできる作品だからさ、ガイド要らない感あるのよ。ただし、同じ個人でも河原温だとガイド必要だけどw
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%8E%9F%E6%B8%A9 >


山:その差って難しいやないか。

武:印象。けど、案外そうじゃね?

山:僕は音声ガイドはどんな作品でもいらん派やねんけど、あった方がいい、っていう人も当然いるやろうな。

武:分った!「ライナーノーツを読みながらレコードを聴いた体験」だな。絵画鑑賞に音声ガイドがあると良いと思う根拠は。

山:「理解を深める為のもの」ってことやんな。


武:「理解を誘導するもの」て方が近いのか、な。

山:わかった。何で僕は嫌かって。うるせー、とか思ってまうんやな。

武:それあるわ。ポロックとか特にそう。「俺のポロックをお前らごときに語られてたまるか!」みたいなね。あ、じゃあBGMガイドとかどうかね? 作品に合った音楽が流れるの。

山:いらんw

武:作家がそういう作品を作ってもいいけどね。作品ごとにテーマ曲があって。

山:ガイドにならんがな。

武:そっか。


山:なんかね、久しぶりに美術館に行った訳やけども、なんやろな......昔美術館に感じていた心地よさがなくなってることに気がついたんよね。

武:ほう。なんすかそれ。

山:昔は美術館に行って作品見てたら、まあ気持ちがよかった。ここは僕だけの場所だ! みたいな。なんか特別なものを感じれた、というか。それがなくなった。

武:それ自体は悪くない事なんだけどねえ。関係なくなったんかね。

山:歳のせいかなw


武:映画を観に行くように美術館に行けばいいんじゃね? 俺だと映画館の方が特別感あるね。行ったシチュエーションは覚えてるけど、映画の内容は思い出せないくらい映画館に行くのって特別。

山:映画館も心地よさってあるな。最近あんまり行かないけど。


武:ああ、あとさ、藝術家たちがとっても遠い存在だったのが、なんとなく分って来ちゃった感ってのがあるかな。キュレータの仕事風景とか、アーティストの気持ちが展覧会から見えてしまう。昔はそこ分らなかったんだよね。アーティストが謎めいて見えてたからこそ憧れがあったんだけど、見えちゃうと確かにがっかりする。けど「ああアーティストも俗っぽい欲望を纏った人間なんだなあ」とまたもう一度その仕事を見たくなるのではないでしょうかね。


●「個体発生は系統発生を繰り返す」のか? そもそも近代美術史は本当か?


山:そういうのもあるんかもね。よし、ではポロック。ポロックって有名なのは、キャンバスに絵具を流し込む「ポーリング」という技法で描かれた絵やね。
< >
< http://www.artscape.ne.jp/artwords_beta/%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0%EF%BC%8F%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0 >


武:YouTube、展示されてたのと同じ場面があるね。ポロック、変わった髪型じゃね? 逆モヒカン?

山:禿げてるだけやろw でやね、今回の展示では初期作品があったのが良かった。見たことなかったからねー。

武:なかったねえ。しょっぱなにかまされたよ。ずるい展示だw

山:きっちり具象を描いていたという。


武:デフォルメの、だけどね。自画像良かったわw 『綿を摘む人たち』(1935)とか、落ち穂拾いみたいな農民の油絵なんてのもあったりね。

山:ミレーかと思った。

武:ミレーだねw

山:そういう勉強もしていた、と。

武:「落ち穂拾い」とゴッホバージョン「種をまく人」をサンプリング&リミックスしてスクラッチかけてテンポ変えてフェイクさせた。みたいな。


山:ちょっと変わった人というより、まじめな画学生やったんやろうな。

武:そうすねえ。何か突出したものは感じないよね。うら若き頃、想いをこめて油絵を描いてる人なら誰でもあのくらいの感じにはなるよね。

山:やろうな。

武:顔が展示されてたけど。塑像を制作してるってのも面白いよね。

山:彫刻家を志していたフシもあったみたいやな。

武:具象を描いて彫刻やって、シュールなのを描いてたり、ネイティブアメリカンの文化に憧れたり、メキシコの壁画運動の影響を受けたり、一通り近代美術史変遷をそのまんま辿るワケだ。


山:このポロックの展示見るだけで、近代美術史を概観できるような。

武:「個体発生は系統発生を繰り返す」みたいなね。

山:でも真面目に一生懸命画学生やってたら、一通り勉強、実践はするか。

武:そして、あなたはどうするか。そっからが藝術家の仕事というか。

山:あらかたやって自己の限界を感じ始め、アル中になるんやな、きっと。苦悩してアル中になって絵具をぶちまけだした、とw


武:ただ、日本人がそう思ってる近代美術史はあるけどさ、藝術そのものが本当にそういう歴史の変遷を辿ってるかは疑問だからね。

山:それは日本人だけでもないんとちゃうの。

武:「日本の近代美術史」が西洋美術を軸にして成立してしまっている事自体どこかいびつというかね。油画と日本画の区分とかね。まあ「東京藝術大学主義」ていうやつかな。本当は全然違う絵の歴史、変遷、文脈もある。支配者目線ではない美術史。庶民と被差別と神々と霊の藝術ラインを俺は考えている。

山:えーと、リビジョナリズムやったっけ。
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E4%BF%AE%E6%AD%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9 >


武:歴史修正じゃないけどね。視点の置き方だな。歴史はどうしたって「権力者の歴史」なんだよね。その当時、普通に暮らしてる人がどんな絵を描いて服を着て遊んでたのか? それらはきっとその土地土地の小さな神々や霊と関係してるはずだと思うんだ。聖徳太子だの支配者が親戚と権力争いでどうしたこうしたじゃなくてね。

山:「歴史」となった時点で誰かの、あるいは多くの人の、恣意的な見方は存在するやろうな。どっちが正しい、ってことでもないんやろう。

武:基準つうかね。


山:そうか。僕が美術館に感じてた心地よさがなくなってきたのは、つまり美術館で語られている歴史というものに、どうも特別な感じはしなくなった、ということなんかもな。

武:一通り理解したんだよ。

山:だからそう言う意味で、映画を見るように美術館に行ければいいんやな。誰かの創作として。

武:「国立近代美術館」とはだから、我が国はこのように近代美術史を編纂(恣意的創作)してますよ、という施設なんですよ。


山:ただ、その「誰か」と言うのが見えないのが気持ち悪い、というか。結局じゃあ、その歴史に対して誰がどう責任とるねん、とか思ってしまうところもある。

武:「権力視点の歴史を「教養」として学ぶのがインテリジェンスになっている権威構造の虚構性を認識しておく」、とかかなあ。

山:あ、そうか。ポロックはその近代美術の歴史に対して真面目に責任をとろうと努力した、ってことなのか。

武:ふむ。


●アル中と革命


山:で、アル中になったw

武:どんなに描くことを頑張っても何者にもならない、と分ったんだろうな。「別に何者でなくてもいいじゃん」という選択肢はなかったんだよ。だから、アル中になっちまった。よーくわかるw

山:「何者でもないよ、文句あるか」ではあかんかったんやなあ。でもすごいよな。そっから認められて「何者」かになったわけだから。


武:そのためには何か必要なんだよね。跳躍、飛躍、突破、反転、追いつめられた飛び道具。まさに、ドリッピング・ポーリングは飛び道具だよね。

山:いわゆる「描く」ということを放棄してるからね。

武:そうそう。コツコツと形作る手の動きがそのまま仕事になるのがそれまで。飛ばしちゃう訳ですからね。身体と切り離しちゃった。過去を否定して飛んじゃうの。「革命」と言えるかな。

山:当時としては特にそうやったんやろう。いまじゃ普通やけど。


武:絵具垂らしたりぶちまけたりする描き方はあったろうけど、「それだけで埋め尽くす」人はいなかったんだろうね。

山:当時の絵画の常識を超えたんやろうね。これがもし日本やったら、ただのおかしなおっさん、というだけやったんかもw アメリカやから新しいもの、やり切ってるものにはすごい評価する、とかあるんかな。

武:同じアメリカでも、世界のどこかでもいいけど、自分で楽しんでそれやってるだけのおっさんがポロックより前にいるかも知れないけどね。

山:おるんやろな。


武:いくら画期的で世界初でも、富と権力と権威と名声に接続されてる場所で披露しないと、「馬鹿じゃねー」「わはは」で終わり、本人もぶちまけてカタルシス得たから終わり、だからね。

山:本人がよければそれでもいいと思うけどねえ。

武:本質的にはそうだよね。けど、そこに価値をつけるフレーミングこそが「藝術」でもあるからねえ。「藝術的」であるか「藝術」であるかの違いってそこだよね。

山:フレーミングこそが藝術、とは思わないな。それは藝術の一側面ではあるだろうけど。何を指してフレーミング、と呼ぶかにもよるが。


武:作家が「これが藝術です」と宣言する。「なんかあれが藝術らしいぜ」「まじかよありえねえ」「いやいいでしょ」って話題になって、美術の権威とやらに「これは藝術ですよ」とデッチ上げてもらって、大金持ちが「これは藝術品ですね買いましょう」となれば藝術なんだよね。これが藝術の体制主流。「本当に芸術的」であるかどうかは関係ないのよ。そういう権威の場所に辿り着くために「奇蹟の跳躍」が必要だったんでしょうね。


●44歳急逝


山:で、結局は早死にするんよな。

武:そこがね、ポロックの核心だよなあ。44歳。俺とタメじゃん!

山:おお。武さんもう44か。死ぬんか?

武:死にたくはないな。なんでポーリング・ドリッピングを続けなかったんかなあ。

山:飽きられてきたから、なんか新しい物を考えないとダメやったんかな。

武:だってまだ、埋め尽くし切ってないじゃん! マーク・ロスコみたいに一色になっちゃうくらい垂らし続けるの。そのうち垂らしすぎた面が盛り上がって立体作品になってくの。ポロックのポーリング・ドリッピングは成熟してなかったと思うけどな。


山:これとか。『たけし分析「芸人の実力が人気に追いつくとブームは終わる」』ある意味、頂点には立ってしもたんやな。
< http://news.livedoor.com/article/detail/6310690/ >

武:ああねえ。海老一染之助・染太郎路線はなかったんかなあ、「今回はいつもよりも多く回しております!!」みたいな、全く同じなのにw それも芸の極致なんだけどなあ。

山:ポロックは、技術を追求して追求して辿り着いたんとちゃうかったんやろうな。飛び越えちゃった訳でしょ。そういうのをすっとばした。だから帰る場所がない。


武:その跳躍感がセンセーショナルだったことは確かだよな。その後、黒の単色で具象っぽくなるけど、それはそれで面白い所探ろうとしてる感じなんだけどね。俺は嫌いじゃなかった。

山:晩年は帰ろうとしてたんかもな。そんなに悪くないと思う、僕も。

武:やっぱさ、また顔とか描くんさよ、地味に。描き始めた原点に帰れなかったってのは辛いよね。


●1956年、ニューヨーク、イーストハンプトン


山:もし僕がジャクソン・ポロックの友達やったら、「Hey! ジャック! ちょっと気晴らしにどっか行ったことない飲み屋行こうや!」って誘ったんやけどなあw

ジャクソン・タケ・ポロック(以下「ポ」):「Oh my brother! Thank you Yasu but...お前はいいよな、脳天気で。。」

Yasuhiro Yamane(以下「Y」):「アホ言うな。気晴らしも重要やぞ。描きたかったら気分変えて、また描けばええやないか。」

ポ:また描きたい? バカ言ってるんじゃない。俺は絵描きだぞ。描くっていうのは描き続けること、生きることなんだよ、アンダスタン? ジャパニーズ

Y :わかったわかった。そんなに怒んなって。ほら見てみ、ジャック。ライラックや。そこに生えてたぞ。面白い形してるやん。ちょっとこれ一緒にクロッキーしてみようぜ。飲みながらでええから。

ポ:ライラック? ほう、、美しい。。いい形だ、いい色だ! ...しかし俺は今、そんなことに関わっている暇はないんだ! 早く新しい藝術を完成させなくてはならないんだ! ほらヤス、見てくれ。お前は東洋の血も入ってるんだろ? これは凄いじゃないか!「書」というそうだ! 俺のやりたいことと近いと思うんだ!

Y :いや、それもいいねんけどな、そのためにもこの身近なものから、このなんでもない花から描いてみる、っていうのもありちゃうか? そんなに悪くない提案やと思うで、ジャック。

ポ:(ライラック、花言葉は友情。。なるほど。。)なぁ、ヤス、、お前の気持ちには感謝するよ。だけどな、俺は今、もっと新しいことに挑戦しているんだ。悪いがライラックなんてどこにでもあるじゃないか。どこにでもあるものじゃダメなんだよ!(ウイスキーをあおる)

Y :...ああ、分ったがな。ジャックがいつでも藝術のことを考えてるって、充分理解してるつもりやで。まあ、そんなに自分を追いつめんとき。あと、最近呑み過ぎやぞ、どー見ても。気を付けろよ。僕が言うのもなんやけど。

ポ:飲み過ぎ? お前に俺の何が分かる? お前みたいに何も考えずに生きてる訳じゃないんだよ! ふざけるな! ...ああ、すまん、、言い過ぎたよ(またウイスキーあおる)

Y :はあ。。(肩をすくめる)、僕も悪かった。なあジャック、いったんドリッピングをやめてみたら? これは筆、東洋の書の筆や。置いて行くわ。

ポ:オーマイガッ! ヤス、こんな物を持っていたのか!! ほんとにもらっていいのか? あっはっは! 最高だよ! ありがとう!

Y :日本にはどこにでもあるぞ。

ポ:わははー!最高だ!(キャンバスにウイスキーをドリッピングしだす)

Y :おい! ジャック! 何しとんねん!

ポ:最高だ! 最高の気分だ!!(筆を折る)

Y :おいこらジャック! ふざけんな! ボカッ!(殴る)

ポ:アウチッ!!(うなだれて)ああ、すまん。。どうしちまったんだ、、俺はもう、何も考えれねえ。。

Y :せっかく今までともちょっと違う、いい感じの絵になってきてるやないか!あとはプライド捨ててもう一度、描く事からやり直すしかないやろ!。。なあ、ジャック、、もう見てられへんがな。。

ポ:「ヤス、俺はな、スターじゃなくちゃならないんだよ! そうじゃなければ生きてる意味も価値もないんだよ!(残ってるウィスキーをあおり、よろめく)」

Y :ジャック...お前の話はよくわかるけど、お前はもうすでにスターやぞ。充分やないか! 僕なんてこんなに働いてるのに全然楽にならんぞ。おい、大丈夫か?? ...そうか、わかった。じゃあ僕も飲むぞ!(ウイスキー奪い取る)

ポ:ジャパニーズがウィスキーか? おい! そんなに呑むなよ!危険だぞ!

Y :畜生!お前はええやないか!スターになりやがって!ヒック。
ポ:お、おい、なんだよ。急に。。
Y :うるさいわ! ふざけんな! なにがポーリングや! ケっ!
ポ:え、いや、その、、
Y :なめとんのか!(キャンバスを踏みだす)
ポ:な、なにをするんだ。よ。ヤス? ヤスさん??
Y :こないしたる! こんなものはこないしたる!
ポ:ひゃーっ、ちょっ、危ないから、暴れないでくださいませ、たのむよぉ
Y :うるさいんじゃ! アホー!(キャンバスにおしっこをかけだす)
ポ:ジャクソンがポロっと出てますよ、ヤスさん?
Y :ふぅ......、はっ! あれ?! ぼ、僕は何をしていたのですか??
ポ:ちょっとまてよ、これはありだな......」

この事件こそ、後のアンディーウォーホルのピス・ペインティング(小便絵画)の先例だったのだ。
< http://www.artscape.ne.jp/artwords_beta/%E3%83%94%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0 >

生誕100年 ジャクソン・ポロック展/国立近代美術館
< http://www.momat.go.jp/Honkan/jackson_pollock_2012/index.html >
< http://pollock100.com/ >
会期:2012年2月10日(金)〜5月6日(日)
休館日:月曜日(3月19日、3月26日、4月2日、4月30日は開館)

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食材を貰いながらカスタムハーレーに線譜を刺青画法で彫って行くProject
< http://live-painting.info/?cat=4 >
4)なんでも、あなたのおともを致します!
< http://live-painting.info/?page_id=4 >

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