ネタを訪ねて三万歩[174]トラブル続きだった9月/海津ヨシノリ

投稿:  著者:  読了時間:9分(本文:約4,300文字)



●各駅停車の旅……

唐突ですが、トラブルの連鎖反応ってあるみたいですね。秋学期の受業が始まり、ちょっと間抜けなことをしてしまいました。

駿河台大学への秋学期初日に、池袋駅から西武池袋線で飯能行きの急行に乗ったつもりが、何を勘違いしたのか豊島園行きの普通車に乗ってしまったのです。

練馬で急行待ちをするためには、各駅で急行の通過待ちをしなくてはならず、どう考えてもロス時間は30分以上。池袋まで直ぐに戻って乗り直すことも考えましたが、一度改札を出て飯能までの乗車切符(回数券)を破棄してから切符を買い直して、また池袋から新しい回数券で乗り直すなんて無駄すぎたので、練馬まで各駅停車の旅です。

しかし、ここでオバカな私はもう一つのトラップを知るのでした。練馬には準急しか停まらないのです。こうして流れに任せて、ようやく飯能まで到着したわけですが、ロスタイムは30分程度で済みました。もちろん教室には20分前に到着しました。

そうなのです。私は駿河台大学や跡見学園女子大学のように距離のある大学へは、かなり前もって到着できるようにしているからです。まっ、今のところコレで遅刻はないのですが、突然予想外の状況に自分が追い込まれると、やっぱり焦りますね。





●Adobe Fuseが……

焦ると言えば、Adobe Fuseが2020年の9月13日で開発(公開)終了というアナウンスを知ったのは、まさに某所でのオンライン原稿をアップした直後でした。

もちろん呆然としている暇はありません。締め切りよりも数日前にアップしていたのが幸いして、代替え原稿でなんとか乗り切りましたが、まさか打ち切りになるとは思ってもみませんでした。

そもそも、ベータ版で原稿を書く私が悪いとお叱りを受けそうですが、ベータ表記が外れるというような話を聞いていたので、勘違いしてしまったようです。今後のベータ版の開発中止ということだったのですね。

しかし、5年近くもベータ版のままって何の罰ゲームですか? ……Adobeさん。ただし、AdobeはMixamoのリニューアルを決定し、リニューアル後は3Dキャラクターも使えるようになるといったアナウンスもしていますので、ちょっと気になっています。

とにかく意外と重宝していたのです。Mixamoでは3Dデータがないとアニメーション設定はできませんし、Fuseはリアルなキャラクター作りは簡単ですが、それだけはでポーズすら設定できない状況。

ですから、両者を組み合わせることで、相互にいい仕事をしているという感じだったのです。要因はMac OS(10.15)への対応ができない? あるいは取りやめなのかはわかりませんが、Mac OS(10.15)のリリースをもって中止するということだそうです。

それが2020年の9月13日ということは、Mac OS(10.15)のリリースがその日なのでしょうか? 今のAdobeさんだと、Windowsだけ、MacOSだけというのはダメのようなので、苦渋の判断なのかもしれませんね。新しい環境に期待するしかないです。

ちなみに、Windows10標準搭載のペイント3Dというアプリの中での、3Dライブラリーに表示される3Dキャラクターを書き出して、Mixamoでアニメーション設定をすることもできます。

もちろん人間の形状でないと無理ですが、可能性はゼロではないので、ムチャクチャをして、頭の体操などと言うのも楽しいかも知れませんね。

ということで、9月19日に行われた月例セミナーではDimensionの内容でしたが、ベース素材作成にFuseを取り上げてみました。ちなみに、ペイント3Dでは既にポーズが取られている形状が多いので、そのまま3Dデータとして書き出して、Dimensionに配置するだけでも遊べます。

●人生初の骨折……

そして、トラブルはまだまた続くのです。撮影用に自作していた5kg程の集合材の板を、左足の薬指に直撃落下させてしまったのです。あまりの痛さに声も出ませんでした。

と同時に、もしかしたら人生初の骨折かも知れないと、変な意味で脳内はお花畑状態になりました。1時間もすると薬指の根元まで紫色になってしまい、そこだけ完全なゾンビ色。いよいよ外科に行かなくては〜と思ったのですが、タイミングが悪くて2日後に行くという流れに。

ところが、落下直後から痛みはほとんどなく、軽い痺れがあるだけで、結局、少し時間はかかりましたが10日ほどで元に戻ってしまいました。こうして、人生初の骨折はお預けになりました。もちろん、骨折を希望しているわけではありません。

●ハードのトラブルが続く……

これでトラブルは3回だから打ち止めだと、安心したのが運の尽き。なんと、あの私の呪われたペンタプレットの、ペンの先端20mmぐらいのところが突然折れてしまったのです。

未だかつて一度もペン先を交換したことがないほど、筆圧は弱いので意味不明です。考えてみれば、ペンの買い換えは4回?(5回だったかも)、タブレットの床の破損1回と、トラブルの連続にガッカリしてしまいました。悪い夢でも見ているのか知れませんね。

さらにトラブルは続き、今度は普段持ち歩いているミラーレス一眼2号の、液晶が壊れてしまったようで何も写りません。ファインダーのない機種なので、これは完全にアウトですね。

他にプリンター2機のトラブルなど、細かいモノを入れると本当にトラブル続きの9月となってしまいました。それでも、大きな怪我や事故にならなかっただけでも良しとするべきなのでしょうね。

いや、壊れた道具達が、身代わりになってくれたのかも知れません。最近は、そんなことを考えるようになりました。


■今月のお気に入りミュージックと映画

"Red Dawn" on John Milius in 1984(USA)
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邦題「若き勇者たち」。第三次世界大戦が勃発し、町に侵攻してきたソ連、キューバ、ニカラグアの共産圏連合軍に立ち向かう若者達というストーリーです。

当時は、いわゆるタカ派による反共宣伝映画との批判をあびていましたが、内容的には突然戦場という非日常空間に放り出された、少年少女たちのサバイバル・ドラマであり、政治的なメッセージはありません。

ちなみに、オリジナル版では中国が味方なのに対して、2012年のリメイク版では、侵攻してきたのが中国になっています。

ただし、政治的な圧力で完成後に変更されるなど、いわくつきの作品ですが、このオリジナルはなんと言っても若き日の、リー・トンプソン、チャーリー・シーン、パトリック・スウェイジ、C・トーマス・ハウエル、ジェニファー・グレイが共演している映画として驚きです。

撮影にあたっては、共産圏の軍事車両やヘリコプターの調達に、色々と苦労していたようです。

予告編


"We Have All The Time In The World" by Louis Armstrong at 1969(U.S.A)
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邦題「愛はすべてを越えて」。ルイ・アームストロング(発音的にはルイス・アームストロング)が「女王陛下の007」の実質的な主題歌として発表した、亡くなる年前の作品。

ちなみに本来は挿入歌なのですが、「女王陛下の007」は唯一、歌詞にタイトルを入れづらいという理由から、主題歌がインストルメンタルのため、この曲を主題歌とする流れがあるようです。

ルイ・アームストロングといえば、「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」があまりにも有名ですが、私はこの曲の方が彼の代表作的な感覚があります。晩年の渋さが良い意味で反映されているようで……。

実は、007作品で唯一これだけを、私はまだ鑑賞していません。ショーン・コネリーのイメージが強すぎて拒絶してしまったまま、今に至るという感じです。今はそんなイメージはないので、今度ゆっくり鑑賞してみたいと思います。

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【海津ヨシノリ】
グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/お菓子研究家
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学生の頃に頻繁に利用していたのは、銀座線、地下鉄丸ノ内線、東横線、小田急線、井の頭線だったのに、今はまったく使わなくなってしまいました。車での移動が増えたことも影響していますが、利用する街の変化は大きいですね。

まず、あれだけ頻繁に利用していた渋谷、新宿、二子玉川は皆無になりました。利用する街が変わると思考回路も当然ながら変化しますね。

もちろん、その是非の話ではありません。何か、ある日突然、行動パターンが変わることってありますね〜 というお話です。

もちろん理由は分かっています。仕事と買い物の関係なのです。仕事に関してはどうしようもありませんね。買い物に関しては通販の台頭が大きいですね。今まで買い物に出かけていた街でのショッピングは、ほぼ通販で完結してしまうのです。それ以外は車です。当然、都内の駐車場事情は劣悪なので避けるといったところでしょうか。

10月から消費税が上がり、クレジットカードで買い物という流れに変化することで、また大きな変化があるでしょう。行動範囲が変化すると、交友関係も大きく変化しますね。飲み歩かない私は、とくにそんなことを強く感じ取っています。

■10月の画像処理セッションは10月17日を予定しています。
海津ヨシノリの画像処理テクニック講座 vol.137
〜ZBrushの基本講座 3Dデジタル粘土細工入門7〜
https://www.borndigital.co.jp/seminar/15598.html

講演内容:ZBrushで体験するデジタル粘土細工により「3Dグラフィックスの世界を楽しみましょう」の第7弾です。今回もフルバージョンのZBrushにしかできない処理に特化し、ZBrushCoreとの違いを整理してみたいと思います。

・色々なブラシの紹介
・バリエーションの作成方法
・パーツの分割と結合
・ZBrushCoreをスケッチブック代わりに