「Movin' Picture Project」と「関西文化発信協議会」によって人の繋がりがかなり広がり、出来ることややりたいことがますます増えました。
それに連動するように仕事の依頼や相談がさらに増え、私から誰かに仕事をお願いする、または仕事をシェアすることが多くなりましたが、そのような状況はそれほど特別ではないと思います。
ただ、このような場合、業務拡大のためということで、法人にして人を雇い入れて……というパターンが一般的だと思うのですが、私の場合は「仕事をシェアするならスペース(作業場)もシェアすれば良いのではないか?」という考えへと発展しました。
それに連動するように仕事の依頼や相談がさらに増え、私から誰かに仕事をお願いする、または仕事をシェアすることが多くなりましたが、そのような状況はそれほど特別ではないと思います。
ただ、このような場合、業務拡大のためということで、法人にして人を雇い入れて……というパターンが一般的だと思うのですが、私の場合は「仕事をシェアするならスペース(作業場)もシェアすれば良いのではないか?」という考えへと発展しました。
お互い得意分野を持つフリーランス同士が、チームを組んで仕事をすれば当然質の良いモノが出来ますが、問題は距離感だと感じていました。
同じ組織、または同じフロアにいるからこその、密なコミュニケーションによる作業の効率化や質の向上があることは確かでしょう。
さらに、フリーランス同士でも同じフロアにいれば、密なコミュニケーションが出来るだけでなく、機材や資料そして情報の共有が可能になり、効率化やリスクヘッジも出来るのではないかと。
そして、そういう体制を望んでいる人が自分だけでなくそれなりに周りにいるのではないかと、そう考えるようになりました。
加えて「良いデザイナーを紹介して欲しい」とか「良いプログラマーはいませんか?」といった相談も多く受けるようになりました。
これは、私自身を信頼してもらってるんだと思うと大変ありがたいことなんですが、そんな漠然とした要望に応えられる機会は限られており、さらに手間と時間が取られるため、どうしても後回しになったりタイミングを逃したりします。
「人材紹介というれっきとした仕事なんだから、お金を取れば良いじゃないか」という意見も周囲から聞こえてきましたが、別に紹介業をしたいわけではなかったですし、人を紹介するだけで責任が発生するのに、さらに責任を負う形を取ってどうするんだ? という気持ちの方が強かったように思います。
ただ、そんなに人(人材)がいないのか? という疑問も同時に生まれていました。
うまくセルフプロモーション出来ないだけだったり、機会に恵まれていない、もしくはうまく機会をつかめないだけの、実は優秀なクリエイターという人はたくさんいます。
そういう人達を掘り起こしたり、機会を与える事で能力を開花させたり伸ばしたりすることが出来ないか? という非常におせっかいな気持ちも芽生えてきました。
このような流れから「クリエイターを中心としたオフィスシェアリング」と「人的なネットワークのさらなる活用」と「クリエイターの発掘と育成」という3つのキーワードが浮かび上がってきました。
その頃から、この構想を一緒に実現しようという人も現れ、より具体的に話が進み始めました。
次の体制のイメージが固まりつつある頃に、ある人物に偶然出会い、私の構想に賛同し、特別な条件で場所を貸してくれるという話になりました。
その場所は広さ10m×10mのだだっ広いワンフロア。店舗用のテナントスペースなので、床や天井はコンクリートむき出しで、エアコンや照明もありません。
一から設備を整え、このフロアをシェアする入居者を私がイメージしていた以上に募らなければいけない……。
最初は正直迷いましたが、その時シェアの打診をしていたクリエイターからはある程度好感触を得ていたので、見切り発車でそのフロアを借りる事になりました。
そのビルは何故かあだ名が付いていました。通称「バビル」。その6階を借りることになりました。
今回の構想を進めるにあたって、名前がまだ決まっておらず決定打がない状態だったので、分かりやすいということで「バビル6プロジェクト」と名付け、新しい任意団体はゆるゆるとスタートすることになりました。
しかし見切り発車で準備不足な「バビル6プロジェクト」は、ほとんど動きを見せることなく、私はだだっ広いフロアにポツンと居座り一年間を過ごすことになりました。
そして、同じ過ちを繰り返していると気づき、諦めようとしていた時に、予想もつかない人からのコンタクトによりLLPへの道が開けました。
……ということで、次回からようやくLLP設立への具体的な話に移ります。
※バビル6LLPは日本第一号のLLP(有限責任事業組合)です
【ふかがわまさひで】
バビル6 LLP(有限責任事業組合)組合員
※バビル6 LLPは日本第一号のLLP(有限責任事業組合)です
< http://www.b6p.jp/
>

同じ組織、または同じフロアにいるからこその、密なコミュニケーションによる作業の効率化や質の向上があることは確かでしょう。
さらに、フリーランス同士でも同じフロアにいれば、密なコミュニケーションが出来るだけでなく、機材や資料そして情報の共有が可能になり、効率化やリスクヘッジも出来るのではないかと。
そして、そういう体制を望んでいる人が自分だけでなくそれなりに周りにいるのではないかと、そう考えるようになりました。
加えて「良いデザイナーを紹介して欲しい」とか「良いプログラマーはいませんか?」といった相談も多く受けるようになりました。
これは、私自身を信頼してもらってるんだと思うと大変ありがたいことなんですが、そんな漠然とした要望に応えられる機会は限られており、さらに手間と時間が取られるため、どうしても後回しになったりタイミングを逃したりします。
「人材紹介というれっきとした仕事なんだから、お金を取れば良いじゃないか」という意見も周囲から聞こえてきましたが、別に紹介業をしたいわけではなかったですし、人を紹介するだけで責任が発生するのに、さらに責任を負う形を取ってどうするんだ? という気持ちの方が強かったように思います。
ただ、そんなに人(人材)がいないのか? という疑問も同時に生まれていました。
うまくセルフプロモーション出来ないだけだったり、機会に恵まれていない、もしくはうまく機会をつかめないだけの、実は優秀なクリエイターという人はたくさんいます。
そういう人達を掘り起こしたり、機会を与える事で能力を開花させたり伸ばしたりすることが出来ないか? という非常におせっかいな気持ちも芽生えてきました。
このような流れから「クリエイターを中心としたオフィスシェアリング」と「人的なネットワークのさらなる活用」と「クリエイターの発掘と育成」という3つのキーワードが浮かび上がってきました。
その頃から、この構想を一緒に実現しようという人も現れ、より具体的に話が進み始めました。
次の体制のイメージが固まりつつある頃に、ある人物に偶然出会い、私の構想に賛同し、特別な条件で場所を貸してくれるという話になりました。
その場所は広さ10m×10mのだだっ広いワンフロア。店舗用のテナントスペースなので、床や天井はコンクリートむき出しで、エアコンや照明もありません。
一から設備を整え、このフロアをシェアする入居者を私がイメージしていた以上に募らなければいけない……。
最初は正直迷いましたが、その時シェアの打診をしていたクリエイターからはある程度好感触を得ていたので、見切り発車でそのフロアを借りる事になりました。
そのビルは何故かあだ名が付いていました。通称「バビル」。その6階を借りることになりました。
今回の構想を進めるにあたって、名前がまだ決まっておらず決定打がない状態だったので、分かりやすいということで「バビル6プロジェクト」と名付け、新しい任意団体はゆるゆるとスタートすることになりました。
しかし見切り発車で準備不足な「バビル6プロジェクト」は、ほとんど動きを見せることなく、私はだだっ広いフロアにポツンと居座り一年間を過ごすことになりました。
そして、同じ過ちを繰り返していると気づき、諦めようとしていた時に、予想もつかない人からのコンタクトによりLLPへの道が開けました。
……ということで、次回からようやくLLP設立への具体的な話に移ります。
※バビル6LLPは日本第一号のLLP(有限責任事業組合)です
【ふかがわまさひで】
バビル6 LLP(有限責任事業組合)組合員
※バビル6 LLPは日本第一号のLLP(有限責任事業組合)です
< http://www.b6p.jp/
>

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- 中間 正道 竹田 智恵子 鈴木 智士
- ナツメ社 2006-05-19
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by G-Tools , 2006/10/17