夏休み明けの授業開始日に、複数の大学で申し合わせたように中国の留学生からお土産をいただいてしまいました。陶器に入った緑茶、英雄万年筆、マカデミアナッツ、ドライフルーツ、月餅……。
もう完全に私の部屋は大中国物産展状態。一体全体どうしてなのか正直謎ですが、成績の良い学生ばかりでしたので、下心はないことだけは確実です。
そんなに気を使わなくてもいいのに〜と思うのですが、考えてみると休み時間に、私はちょっとしたお菓子をよくもらいます。もしかしたらその延長かもしれません、ほとんど角砂糖を与えられた猿みたいな感じですね。
まっ、もらえないよりは、もらえた方がいいかな? ぐらいに考えています。しかし、私は北京語が分りませんし、日本語だってブロークンなのに……本当に謎です。ちなみに私の名前を中国語読みのカタカナに直すと「ハイ・ジン・イー・ゼェァ」だそうです。
・中国語カタカナ表記
https://dokochina.com/katakana.php
また、学生とケーキを食べながらのお茶会のリクエストも、入り過ぎていて焦り気味です。前日にケーキを作る時間があるかないかが問題なのです。
どちらにしても、私は大学へ教えに行っているわけではなく、教えてもらいに行っているつもりです。つまり、私が学生から色々と教えてもらっているという認識で、毎回授業に臨んでいます。
だから楽しくて仕方がありません。ちょっとおかしいですかね? もちろん、ガチガチに上から目線で私の対極に立っている先生もいらっしゃるわけですが、正直に言うと馴染めないですね。
まっ、人それぞれですから文句を言うつもりはありませんが、学生の悪口を大声で叫ぶのは止めて欲しいですね。
さて、9月末に2年半ぶりに出かけた大阪セミナーは、おかげさまで大盛況でした。参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。私って関西系なのかも。とにかく、名古屋だけでなく東京からも参加していただいた方には、本当に恐縮しっぱなしです。
実は21日が九段下での月例セミナーで、AfterEffects。27日が池袋にあるデジタルアーツ東京でのクローズセミナーでIllustratorとPhotoshopをやっていたので、本当に頭の中は大混乱でした。
でも、Fusion360の良さとPhotoshopの妙な(?)使い方はご理解いただけたようです。次回までにまたネタを仕入るようにいたします。日々ネタ探しですね〜。
セミナー後の懇親会では多くの方とお話が出来て、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。そして、二次会の謎のスナックは、昭和にタイムスリップしたような体験でした。
しかし、翌日の朝9時の新幹線で帰宅だったのですが、いつものように慣れない場所ゆえ5時起床となってしまいました。心配性の私は必ず目覚まし設定をするのですが、設定前に必ず目が覚めてしまいます。
そんなわけで時間をおもいっきりもてあましたうえに、予定したお土産の551豚まんを買おうとしても新幹線の時間と被る9時開店だったので断念。東京でも買うことができますけれど、それは反則。
ということで、辻利のバウムクーヘンで東京に戻りましたが、こんなスケジュールだったら深夜バスで帰ってもよかったかもしれませんね。私は深夜バス未体験なので、本当に興味津々です。次回は是非チャレンジしてみたいと思っています。
本当は関西まで出向いたのですから、翌日は色々と徘徊して写真を沢山撮ってギリギリに帰宅が一番なのですが、すっぽかすと火の海になる無慈悲な予定は変更出来ません。
ところで551の豚まんをゲット出来なかったので、すっかり頭の中は真っ白になってしまったために、大阪太郎サブレや岩おこしを買い忘れて更に後悔。ただし、岩おこしだけは後日、別のルートからゲットできて大満足でした。
さて、セミナーでは事前に色々な質問を受け取っていましたので、セッション中に回答しました。質問は大歓迎です。私自身の勉強になりますから。これは大学での授業も同様です。
色々な角度からの質問を予測し、「あの手この手」で解説できる準備をしておくことが大切です。だから気になるところは調べるのは当然。妙にわかったつもりになっていることが一番危険ですね。
わかったつもりで「おいコラお前!」的に、印刷所やオペレーターを見下す人を時々見かけますが、みっともないと思わないことを哀れと感じてしまいます。だからといって揚げ足を取る人はもっと最低です。
アドバイスとよけいな御世話は紙一重。親切とお節介も同様ですね。でも、ネガティブに取られてしまう要因の多くは「話し方」なのです。相手を不快にしない話し方を完全マスターしたいものです。
ところで、Photoshopは映像系のソフトであり、DTP系のソフトでもあって、とても守備範囲が広いわけです。
だからといって、トリッキーなショウ的要素を強くしてしまうと説得力が鈍ります。常に現実の目線でお話しすることを心掛けています。それはともかく、大阪の皆さんは本当に熱心に聞いてくださるのが、とても印象的でした。
■今月のお気に入りミュージックと映画
"ペパーミント・ブルー" on 大滝詠一 in 1984(日本)
アルバム "EACH TIME" に収録されている名曲ですね。インストルメンタル版もいいのですが、本人が歌っているオリジナルバージョンがベストです。
私は車の運転時は問答無用で大滝詠一なのです。ちょっと病的かも。何度聞いても飽きない楽曲はさすがだと思います。そんな中で、最近はこのペパーミント・ブルーにはまっています。
大瀧詠一 SINGLE-VOX[ペパーミント・ブルー]
http://www.dailymotion.com/video/x19bxws
"Mr. Right" by Paco Cabezas in 2015(U.S.A)
邦題「バッド・バディ! 私と彼の暗殺デート」。一目惚れの彼氏の正体はコードネーム“ミスター・ライト”と呼ばれる伝説のヒットマンで、次第に自分の中二隠れていた殺し屋の素質に目覚めていくマーサ……。
彼女を演じているアナ・ケンドリックの、オチャメな演技が最高です。彼女は「ザ・コンサルタント」でもインパクトのある役を演じていますね。ラストは絶対に続編ありそうな期待を持たせているので、ぜひ見せてほしいものです。
とにかく脚本がクロニクルや、エージェント・ウルトラのマックス・ランディスですからね。もう面白いに決まっています。
ちなみに、Youtubeで "Anna Kendrick" と検索すると、ファニーなムービーが色々閲覧できます。彼女は基本的にオチャメみたいですね。
『バッド・バディ!私と彼の暗殺デート』予告編
映画『ザ・コンサルタント』本予告 2017年1月21日公開
Anna Kendrick Has a Mysterious New Job
【海津ヨシノリ】
グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/怪しいお菓子研究家
yoshinori@kaizu.com
http://www.kaizu.com
http://kaizu-blog.blogspot.com
https://www.facebook.com/yoshinori.kaizu
道具は「良いモノを選ばなくてはいけない」というのが父の教えでした。それをもちろん実践していますが、高いから良いモノとは限らないのが、世の中の不思議な部分です。
じっさい最近は、100均商品のクオリティーには恐ろしいモノがあります。もちろん、手放しですべてが良いとはいいません。でも、とりあえず100均を確認というのは日課になってしまいました。
例えば、100均で自転車用のチェーン式の鍵を購入し、新幹線のテーブルにキャリーバッグを括り付けることで、私は安心してトイレに向かえます。
以前は布製のキャリーバッグだったので、置き引きを気にしてトイレは我慢していたのです。博多まで我慢したこともありました。
実は、10年ほど愛用していた、問題の布製のキャリーバッグは壊れてしまったので、今回の大阪セミナーからはAmazonでゲットした新しいABS仕様のキャリーバッグになりました。
メーカーは中国でした。しかし、国内製品の半額以下にもかかわらず、クオリティーは恐ろしく高く驚きを隠せませんでした。かくして私は、安心してトイレに向かうことができたのです。
逆にメーカー品でも怪しいモノは多いですね。例えば、愛用のペンタブレットはペンの寿命が異常に短く、既に四本目。購入して半年も経っていないのに、クリックに反応しないことが多発しています。
もしかしてPCそのものが壊れかけている? と焦りだすも、マウス操作なら問題ないことを確認。私は脱力感の塊と化しています。
■11月の画像処理セッションは11月16日を予定しています。
〜ZBrushCoreの基本講座【3Dデジタル粘土細工入門2】〜
詳しくは以下でご確認下さい。
https://www.borndigital.co.jp/seminar/
参加は無料で、どなたでも参加できます。詳しくは以下のサイトでご確認下さい。なお、事前登録はありませんので、開催時間前に直接会場にお越し下さい。
●講演内容
ZBrushCoreで体験するデジタル粘土細工により、3Dグラフィックスの世界を楽しみましょうの第二弾です。今回は簡単なキャラクターを作り込む手順を整理してみます。
・超個性的なZBrushCore
・3D空間を理解
・モデリングは粘土細工
・失敗は恐れずにリラックス