ネタを訪ねて三万歩[179]日増しに増強するAmazonの誘惑
── 海津ヨシノリ ──

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大学が春休みになると、非常勤は手持ち無沙汰でつまらないですね。ところで、もしかしたら前にもネタにしかも知れませんが、非常勤講師という大学、兼任講師という大学があります。

どちらも同じなのですが、私は非常勤講師の方が馴染みやすいです。また、私は常勤講師としていますが、名詞に講師と記載されている先生のほとんどは非常勤講師らしいです。違いは、常勤に対しての非常勤、専任に対しての兼任というわけです。まっ、どうでもいい話かな。

それで話を戻すと、冬休みは夏休みと違って、次に大学に出校するときは初めての学生の方が多いことも要因ですが、とにかく新しい出会いの4月を楽しみにしています。

その前に、苦渋の採点祭りをクリアしなくてはならないのが辛いところです。現実問題として、そんなに簡単にできないのが毎回の悩みです。一気に処理して気分転換、という名の暴走を早くしたい〜という目標で、がんばるしかない1月末といったところでした。採点は、テスト、レポート、課題と授業ごとに色々違っています。

暴走で思い出したのがAmazon。誘惑は日増しにパワーアップしていますね。相変わらずテレパシーが効くのか、一度も検索したことのない商品のお勧めメールが届いたりして、私の残高攻撃に余念がないです。

そろそろ検索しようかなというタイミングなので、毎回焦ります。どこから情報が漏れているのでしょうね。そんなわけで、もう私の防衛機能は旧式だということも含めて、泥沼一直線です。良い意味で。

当たり前の話ですが、買い物には時間と交通費がかかります。100均で売っているものと同じ物が、近くの店で300円で販売されていたとして、100均まではバスで移動しなければならないとしたら、300円で買った方が安いわけです。

バスを使わずに徒歩だと往復2時間だったら、オンラインショッピングにはますます拍車ですね〜。でも、オンラインは何処でも良いというわけではないですよね。

よく使うAmazonのライバル的存在のR社では、Amazonでの中古販売価格の倍近い価格設定でジャンク品だったりと、正直高すぎて魅力がないです。酔狂で購入して大正解だった、中国製の魚眼レンズも1.5倍で販売されていました。

私が探し求めていたモノだけなのかも知れませんが、最近は検索すらしなくなってしまいました。





で、前にもネタにしましたが、日本製品の信頼度よりも中国製品の面白さが桁違いに優っている現実は、本当に面白い反面、怖いぐらいですね。

とにかく面白い商品が多くて、見ているだけでも楽しいです。調べれば日本製にも同等の商品がある場合もありますが、同じ中国製なのに価格が桁違いだとドン引きしますからね。

当然ながら日本ブランドが、信頼性ゆえの価格なのは十分に承知しています。でも、遊び心的な買い物であれば、安いことは正義です。もちろん怪しい商品には手を出さいのは鉄則ですね。

一部の機能が被っているのは笑って許す範囲。友人のお勧めも援護になっているので、ガジェット類はおもちゃと割り切っています。でも、かなり真面目な機械というか機能で、逆に驚いてしまうモノが少なくありません。

色々なアイデアは、そんなガジェットが引き金になっていることが多いのです。考えてみると、学生の頃から色々と工具や道具には拘ってました。紙の厚さを測る機械が、当時としては一番のキワモノだったかもしれません。もちろん、撮影機材としての露出計は6台ほど所有しています。その中には、スポットメーターやストロボメーターも含まれています。しかし、現状では露出計は既にiPhone用のアプリとして出回っていることも驚異ですね。

普通の生活ならば、スマートフォンとタブレットがあればPCは必要ないですからね。これから益々この流れに拍車がかかるでしょう。

主なiPhoneの無料版用露出計
・Light Meter Free
・Lite Mate Free
・myLightMeter Free
・ASLightMeter

で、年明けに手を出した商品の内、一番面白かったのが照度計、何に使うのかというと、小物撮影の光源の測光用です。また最低限の照度を確認できるという意味でも良い買い物でした。

自分の机の照明が理想的かどうかを、数値で確認出来るのは素晴らしいコトです。でも、本当は、安かったから買って目的が出来た〜ですね。ちょっと乱暴ですが。

逆に、買ったのは良いけれど、目的が未だに見つからないのが風力計。釣りでもするのならバッチリなのですが、私は釣りをしません。そのうち利用価値が出てくるかな? ……と馬鹿なことを考えていたら、バックアップ用のハードディスクが昇天していることに気が付いて呆然。

一か月近く気が付かなかった痛恨のミスに、慌ててAmazonに発注。国産製品だったので翌日には到着で、問題はクリアできましたが、今まで使っていたハードディスクが購入当時からカラカラとうるさい製品だったことを思うと、新しい製品はメーカーが違うからか静かすぎてビックリ。昇天したハードディスクはハズレだったのかも知れませんね。

デジタル照度計
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07Q79YWRG/dgcrcom-22/


JIS Z 9110:2011 照明基準総則 - Kikakurui
https://kikakurui.com/z9/Z9110-2011-01.html


※他の照明関連の情報
https://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISSearch.html


表示されたページをリンクすることができないので、2項目目の位検索項目に「照明」と入れて一覧表示ボタンをクリック。

デジタル 風速計
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00KL5G93Q/dgcrcom-22/


■今月のお気に入りミュージックと映画

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"TANKI/TANKS FOR STALIN" on Kim Druzhinin in 2017(RF)

邦題「T-34 ナチスが恐れた最強戦車」。原題も邦題もまるっきり「ナニコレ?」ですね。

1940年ソビエトで、最新式の戦車T-34をスターリンにお披露目するため、800km先のモスクワまで、内密に2台のT-34を運ぶことになったソビエト兵と技術者。そして、情報をつかんだドイツ兵との……。という感じのストーリーですが、どうも実話のようです。

実は「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」と、間違えて借りてしまったのです。緊張感はなかったですが、意外と楽しめました。T-34が走っているのを見るだけでも、戦車好きなら楽しめるかもしれません。それ以外はあまり印象に残っていません。ラストはコメディー映画みたいだし……。

ちなみに、T-34は第二次世界大戦時の名戦車であるコトは確かで、AFVモデラーは必ずと言っていいほど、一度は作っていますね。

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"Anna (Go to Him)" by Arthur Alexander at 1962(U.S.A)

邦題「アンナ」。アーサー・アレキサンダーの名曲。彼自身はミュージックシーンでは大成せず、53歳の若さで他界してしまいましたが、ジョン・レノンのお気に入りで、ビートルズの初期の作品としてカバーされて有名になっていますね。

Arthur Alexander - Anna (Go to Him) (1962)


Anna (Go To Him) Beatles 1963



【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/お菓子研究家

COVID-19(コロナウイルス)で、マスクが市場から消えるなど色々大変ですが、50枚500円程度だったマスクがAmazonで10000円近く高騰するなど、ほとんどギャグみたいですね。

私は工作などに必要なので、使い捨てのマスクとゴム手袋はストックしていたので特に困りませんが、そもそも使い捨てマスクでのウイルス防御効果は、テニスラケットで小麦粉を防ぐような状況なので、自分の咳を他人に撒かない程度の意味合いしかないんですけどね。

そんなことよりも、花粉症の季節だったことをすっかり忘れて大変でした。とにかく、今までもそうでしたが小まめに手を洗って、うがいはかかせませんね。

私は普段から、トイレの後は当然ですが、食事やオヤツの前、ポストから郵便物を取り出して家の中に戻ったときなど、小まめに手洗いとうがいをしていました。ウエットティシュも常に持ち歩いていました。

「page2020」でのセッションは、終盤にその場でiPad mini上で作成したデータをPCに転送することができず、少々失敗してしまいました。その一点だけだったのですが、ミスはミスですからね。

会場でWIFIが使えるか否かの確認をしなかった私が悪いのですが、軽く考えていた私の痛恨のミスです。参加していただいた皆さんには申し訳なかったです。

ここで、数年前にゲットしていた小型のWIFIルーターを、セミナー用のバッグに常備することにしました。これで会場にあるEtherケーブルを接続すれば、数台のマシンでネット接続が可能になります。

■3月の画像処理セッションは3月19日を予定しています。
海津ヨシノリの画像処理テクニック講座 vol.142
〜Photoshopの復習 応用力が付くレタッチ・テクニック2〜
https://www.borndigital.co.jp/seminar/17384.html


講演内容:Photoshopの最新機能のコマンド一発でも対処出来ないような、意地悪な画像のレタッチ処理方法を整理してみます。