ネタを訪ねて三万歩[183]外出自粛&オンライン授業で私の環境も激変
── 海津ヨシノリ ──

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●今どき電話セールスかい?

コロナ禍の自粛・自宅待機の影響なのか、投資系やアフィリエイト系のネット広告が多くなりましたね。もうどう見ても怪しさ満点の儲け話の連呼なのに、騙される人が多いってことなのかな?

で、私の仕事用の電話にも色々来るんですよ。先日も「お使いいただいている3Dソフトの〜」なんていうのが留守電に入っていました。えっ。何それ? なのですが、基本的にすぐには電話に出られないので、常時留守電にしています。

すぐに出られる状態でも、登録していない番号はもちろん無視します。あたりまえですよね。当然この手の電話は完全無視です。正直、今どき突然電話掛けてくる方が怪しいですよね。メールで良いのでは? と感じています。まっ、ネットも最近は妙なところに広告主のリンクボタンが貼ってあり、間違ってクリックしてしまうことも多くなりました。クリック注意報ですね。

話を戻すと、録音データに入っていたメッセージは滑舌が悪く、聞きとれなくて「?」状態だったのですが、昨年アップデートをサブスクリプション方式に変更した、3Dソフトメーカーの方(面識なし)のようでした。

その3Dソフトは某教育機関に推薦し、最初に一番安い機能制限版を導入してもらいました。数年後には一番高いプロ版に買い換えてもらうなどして、12年ほど利用していました。

しかし、料金体系が変更となったことで、アップデート料金(初回サブスクリプション料金)が高すぎると問題になり、代替えの相談を受けたていたのです。色々検討して、今期から教育機関版をリリースしている別製品に変更してもらいました。私も個人的には20年以上前からのユーザーでしたが、結果として使うことはなくなってしまったんです。ご縁がなかったのかもですね。





●こんな時にも貧乏くじ

さてさて、さすがに買い物のクリック数は激減しましたが、まだ届かない商品がふたつ。しかも、本当は真っ先に届いてほしかった商品だったので、とってもガッカリです。

ことの流れはこんな感じです。先月頭頃に欲しかったオーディオインターフェイスが、Amazonでは入荷未定だったので、有名な音響機材専門店での一か月待ちを選んで発注したのです。

すると先月末に、なんとAmazonは在庫有り・翌日発送に切り替わっていました。ところが、発注した音響機材専門店は、いつの間にか三か月待ちに切り替わっていたのです。

恐らく「新規発注の場合は」なのでしょうが、一か月前の発注者である私へは、いまだに何の連絡もない。もうここでは二度と買い物はしたくないです。もちろん仕入れ方が違うのでしょう。しかし、なんとなく気分が悪いものです。

同時期に、メーカーへ直接申し込んだマルチカム・ライブプロダクションができるスイッチャーも、いつ届くのかさえ謎々の状態。申し込んだのに何のリアクションもないので、メールで問い合わせして、発注が行われたことを確認できたのです。

こんな対応では、不信感しか出てこないですね。有名メーカーの人気商品だから、驕りなのかもしれません。何だか買い物に恵まれないコロナ自粛期間でした。ちなみに、両製品ともいまだに届いていません。

もともとクジ運が悪いので、こんな時にも貧乏くじをひいてしまうのかもしれません。ガッカリです。でも、私よりも後に注文して、すぐ手に入れている方もいるんですよ。どこに発注したのかは知りませんが、買い物上手な方が本当に羨ましいです。

●Blogのコーナーを7分割

ちなみに、そんなネガティブな事件があっても、ダラダラと毎日更新していたBlogのコーナーが、やっぱり窮屈になってきたので、7分割しました。2018年に3分割とし、2019年に5分割しているので一年ごとの爆発といったところです。

さすがにそろそろ方向性を考えないと……とは思っているのですが、日々の作業に振り回されて、後手後手になっているのは否定できません。前にも説明しましたが、次のような編成で作成しています。

趣味の世界編、学生や友人からの質問の回答編、備忘録編、実験編、授業の資料編、セミナーのフォロー編……これらを基本的に一日ひとつというわけです。7分割のタイトルは以下の通りです。

・Adobe Illustrator
・Adobe Photoshop
・modo, ZBrush, Other 3D
・Microsoft 365 (Office365)
・Photo, Movie, Computer Music
・Editor, OS, Font, Web, Tools
・Various Hardware, DIY

kaizu-blog
https://kaizu-blog.blogspot.com/


そういえば、Google Bloggerが6月からデザインが一新されるというので、しばらく使ってみました。さまざまなデバイスが対応になって、閲覧する側にはとてもの良い展開なのですが、作成側には改悪でしかなかったので元に戻しました。

一番ダメだったのは、複数の画像をアップするときに、ファイルの表記順番に注意しないといけない点。そして、ラベル設定が笑っちゃうほど意味不明。いちいちフルタイピングしないといけない? など、今までのインターフェイスに慣れていることを差し引いても、ストレスの温床でした。

●エディターを衝動的に変更

さて、今回の外出自粛&オンライン授業で、私の環境も激変しました。とにかく、WindowsとMac間でデータのキャッチボールが激しくなり、とうとうエディターを衝動的に変更しました。

もともとMacではJedit(いい加減そろそろアップデートを考えていた矢先)を、WindowsではTeraPadやEmEditorを使っていましたが、どちらの環境でも共通のエディターがあれば混乱せずに良いと判断し、色々物色してたどり着いたのがVisual Studio Code(VS Code)です。決め手は「高機能でユーザも多く、それほど重くない」でした。

もともと大学ではVisual Studioを使っているので、違和感はほとんどありません。ただし、Windows版の方が使い勝手は良いですね。仕方がないことですが、メニューが微妙に違って少しイライラしますが、それでもまったく異なるソフトを使うよりは、格段に効率が良くなりました。

それよりも、豊富な拡張機能がすごいと思いました。私にとっては文字数をカウントする[CharacterCount]と、文章校正を行なう[テキスト校正くん]が素晴らしすぎてウットリです。ただし、リッチテキストが苦手という弱点もありますが、慣れるために今回の原稿はVS Codeにて、WindowsとMacの両方で書いたモノを結合してみました。

フォントはプログラムをする場合にも向いているMigu IM Regularフォントで統一……はよかったのですが、日本語入力時に文字が左にずれたり、カーソルが二重となるために断念。確定後は問題ないのですが、やはり少し気持ち悪いので、とりあえずメイリオで使っています。

・Migu(ミグ)フォント
http://mix-mplus-ipa.osdn.jp/migu/#license



【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/お菓子研究家

yoshinori@kaizu.com
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2月にカットしたままで髪の毛は伸び放題。ついに四か月ぶりにカットしました。私の場合、一か月で15mmほど伸びるので、60mmカットしたわけです。しかも、マスクをしたままでのカットはかなり新鮮でした。

スタイリストの方は大変だと思いますが、技術を信用してカットされるマスクした自分を見るのはかなり滑稽でした。とにかく、少しずつ元の生活に戻れると思ってはいますが、いったいいつになることやら。

少なくとも、大騒ぎする人達が多い居酒屋は当分の間は自粛するつもりです。もっとも普段はほとんど飲み歩くこともなく、唯一、セミナー後の打ち上げ程度なので本当に月に一度ぐらいですから。

3月から中断している月例の画像処理セミナーですが、今月中に集団感染などが発生しない限り、7月に再開の予定でいます。その場合、告知のタイミングが次回の原稿には間に合わないので、Blogなどで告知致します。