[2876] FileMaker推進のため理論武装しよう

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,200文字)


《生きていればいいことがあるものです》

■子だくさんIT社長のFileMaker日記[18]
 FileMaker推進のため理論武装しよう
 茂田カツノリ

■クリエイター手抜きプロジェクト[245]iPad編
 iPadで映像の電子看板(デジタルサイネージ)は可能?
 古籏一浩

■日々これ徒然なり[04]
 ネット環境再構築 〜その1
 えむ


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■子だくさんIT社長のFileMaker日記[18]
FileMaker推進のため理論武装しよう

茂田カツノリ
< http://bn.dgcr.com/archives/20100628140300.html >
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企業における業務処理効率化に大きく寄与するFileMakerだが、世の中には事実や実証より印象のほうを優先してしまう人が多いから、客観的に見てFileMakerが最良の選択であっても、横やりが入ってしまうことは多い。

そんなときにどう言えばいいかという話を、何回かにわたって書いてゆくが、本題に入る前にひとつ大事なことを確認しておきたい。

それは僕が別に「FileMaker信者」ではないという点。「FileMakerが良いっていってるのはあんたFileMakerが好きなのね」的な話をされる場合がある。しかし絶対にそういう話ではなく、あくまで客観的なメリット・デメリットの話をしている。そこは間違えないでほしい。

僕自身はFileMakerを仕事にしているものの、特定のソフトウェアに固執するというつもりではなく、適材適所というものだと考えている。「この場面はFileMakerが最良だろう」と判断できる案件もあれば、逆に向かないものもあるのは当然。

話はずれるが、「Apple信者」という言葉にも似たような違和感を覚える。一部そういう要素がないわけでもないが、基本は生産性向上のために役立つパソコンやOSを探しているだけであって、別に宗教だの信者だのという話ではないのだから。

印象や感情の話はやめて、実証に基づいた話をしようよ。

●「Accessより簡単だからFileMaker」はちょっと違う

FileMakerがバージョン7になる前は、構築をプロに依頼するというより自分で頑張って作るのがFileMakerだ、という雰囲気はあった。そのころよく言われたのが「Accessは挫折したけどFileMakerならなんとかできた」という話。

確かにレイアウトの作りやすさなどでFileMakerはなじみやすいから、この話は事実。しかし、この点だけ見てしまうと本質を見失いかねない。というのは「Accessより簡単だから」という話が、うっかりすると「難しいほうが性能が高い」的な誤解につながってしまうからだ。

FileMakerとAccessとの比較はすでに何度も書いているし、下記にも記しているから細かくは言わないが、少なくともデータベースの共有、そして格納できるデータの量という点において、FileMakerのほうが上をいっていることは数字的な事実。

・FileMaker vs MS Access
< http://www.recrear.jp/2009/04/249/ >

特に、データベースの共有環境が容易に実現できる点は大きい。これが実現してないと、誰かが入力して共有フォルダにアップして次の人がみて、という流れになってしまい、業務フローの効率化が大変難しい。

FileMakerの共有機能はとってもよくできている。内容としては、みんなが同じ情報を閲覧でき、一人が変更を加えているときは他の人は該当レコードの変更はできない、というもの。ファイル共有とはレベルが違う、データベースの中身をちゃんと共有する高度な機能なのだ。

●「こうあるべき」を実現させよう

FileMakerにどういう機能があるかの細部は知らなくても、パソコンそしてデータベースというものがどういうことができるかの概要が理解できる人は、業務がどうあるべきかということを考える能力がある。

その観点で業務を見直すと、非効率や不正確な点が多々見えてくるだろう。それをちゃんとした形にするのに、FileMakerはとても役に立つ。

目先の仕事を「こうあるべき」という観点で捉え、さらにそれを実現するのにFileMakerがいいんじゃないかというところまでたどり着いた人は、業務やITについての見識が高いといえる。

そこまで気づいたらあと一歩。ぜひとも理想的な形に向けて前進し、気持ちよく仕事ができる環境を構築しよう。ということで、次回以降はもうちょっと具体的な話に移る。

【しげた・かつのり】
FileMaker公認トレーナー/FileMaker11認定デベロッパー。
先日の鹿児島指宿講習が実現できたのがとても嬉しく、今後もぜひ全国からお声がけいただきたいなと思っている。
Twitter (個人用)< http://twitter.com/shigezo >
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< http://www.recrear.jp/ >

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■クリエイター手抜きプロジェクト[245]iPad編
iPadで映像の電子看板(デジタルサイネージ)は可能?

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20100628140200.html >
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iPadの主な用途として宣伝されたのは「電子書籍」でした。電子書籍に比べるとささやか(?)ですが、もうひとつ「電子看板(デジタルサイネージ)」としての用途もあります。客の待ち時間にiPad上に映像や写真画像などを表示させておく、店の窓ガラスのところに服やメニューなどをスライドでエンドレスで表示しておく、といった使い方です。

しかし、iPadの画面サイズは小さく、多くの人に見せたい場合には、より大きい画面が必要になります。幸いiPadには大画面での表示を可能にする「Apple iPad Dock Connector - VGAアダプタ」が用意されています(本体とは別売)。

Apple iPad Dock Connector - VGAアダプタ
< http://store.apple.com/jp/product/MC552ZM/A >

また、接続時の映像サイズなどは以下のようになります。

iPad映像仕様
< http://www.apple.com/jp/ipad/specs/ >
Dock Connector to VGAアダプタ接続時:1024×768
AppleコンポーネントAVケーブル接続時:576pおよび480p
AppleコンポジットAVケーブル接続時:576iおよび480i

これを使用すると、iPadの映像がVGAディスプレイに出力されます。「iPadの映像」と書いたのには理由があって、iPadに表示されている画面がVGAディスプレイに表示されるわけではないためです。つまり、プレゼンテーションでブラウザ画面やアプリケーションの画面を表示して説明するといった用途には使えません(keynoteは使えるようです)。

特定のアプリケーションでしか使えない=YouTubeの映像や写真のスライドショーといった程度になってしまいます。つまり、電子看板で写真ではなく映像をエンドレスで再生しておきたい用途には使えない、ということになります。単純に決められた長さの時間だけ再生すればよい、というのであれば2時間分の映像を作成しiPad標準の「ビデオ」アプリケーションを使えば可能です。

しかし、店や商品の宣伝をするのに2時間や8時間の長さの映像を用意しなければいけないというのはイマイチです。ところが、思わぬ抜け道がありました。それは、Safariブラウザ上でHTML5を使って映像を表示するというものです。ブラウザ上に文字が表示されていても無視され、映像だけがVGAディスプレイに出力されます。

実際には、以下のようにHTML5コードを書き映像ファイルを用意しておきます。あと映像ファイルであるsample.movを、HTMLファイルと同じ階層に入れておきます。


<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>HTML5 Video +iPad Sample</title>
</head>
<body>
<h1>HTML5 Video +iPad Sample</h1>
<video id="myVideo"
src="sample.mov"
width="1024" height="512"
loop controls></video>
</body>
</html>


あとはサーバー上に転送しページを開きます。映像上に表示された再生ボタンを押せば、エンドレスで映像をVGAディスプレイに表示させることができます(音はiPadから出力)。映像のみでh1タグ部分やページ内の文字、ブラウザのアドレスバーなどはVGAディスプレイには表示されません。

実際の表示画面
< http://twitpic.com/201bsr >

なお、iPad用の映像変換については以下のページを参照してください。QuickTime 7を使ってmp4, H.264コーデックに変換してもかまいません。

注意点としては、VGAアダプタを接続するとiPad上の映像は静止画で表示されたままになることです。再生されるのはVGAディスプレイ上の映像だけになります。

iPad用映像変換について
< http://yataiblue.ashita-sanuki.jp/e274014.html >
< http://freesoftbangai.blog50.fc2.com/blog-entry-61.html >

これで電子看板(デジタルサイネージ)は一応実現できます。屋外はLEDでないと無理ですが。画質は落ちますが、遠目で見る分には大丈夫でしょう。あと、このケーブルはiPhone 4にも対応していると書かれているので、iPadでなくiPhone 4からでも同様に映像を出力できるかもしれません。

【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

「Software Design」7月号に電子書籍のフォーマット(EPUB)に関して記事を書きました。
・Software Design 7月号
< http://gihyo.jp/magazine/SD >

・ハイビジョン映像素材も順次追加してます。
< http://footage2.openspc2.org/HDTV/footage/HD/60p/ >

・ハイビジョン映像素材についてアンケート(6月末まで)
< http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=28846 >

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集 発売中
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/ >

・電子書籍作成用ページ
< http://www.openspc2.org/eBook/index.html >

・1980年代からのmzユーザーに送るtiny XEVIOUS for 700の制作昔話
PDF、EPUB、AZW(Kindle)、プレーンテキスト、i文庫HD用テキスト、InDesignファイル含む
< http://digiconcart.com/dccartstore/cart/info/2561/40462 >

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■日々これ徒然なり[04]
ネット環境再構築 〜その1

えむ
< http://bn.dgcr.com/archives/20100628140100.html >
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10年ほど前、30才のちょっと手前だった僕は今の勤め先(印刷会社)に転職し、システム管理者として働き始めました。初めての印刷業界でしたから、印刷のことなど何も知りませんでしたし、DTP関連の知識も皆無です。それまではまったく別の業界で営業をやっていて、コンピュータについて専門的なことを習う機会もほとんどありませんでした(今に至るまでほぼ独学のみです)。

そんな僕でも採用されたのは、以前の勤務先でBIND for NTを使ってDNSサーバーを立てたりしていたことや、ただのパソコン好きでなく、営業経験などのあったことが買われたからのようです。

めでたく転職でき、勤務し始めたのは良かったのですが、前任者からの引き継ぎはほとんどない上に(たった一日しか顔を合わせてない!)、システム管理を担う者は僕ひとりだけ。いや、正確に言えばパソコンマニアの社長と僕の2人。トラブっても尋ねる相手はおらず、文字通りの暗中模索、五里霧中。千里の道も一歩からという状況。今思えばかなり無謀とも言えるスタートだったかもしれません。

当時の社内にはWindows NT 4.0 Serverのサーバーが1台、クライアントのWin-dowsパソコンが10台そこそこ、DTP部門のMacが5、6台程度のこじんまりしたイントラネット環境。ネットワークプリンターなどを合せても、IPアドレスを持ったノードは全部で20台程度でした。普通のワークグループだけで、Windowsドメイン環境もありませんでした。ちなみにDTP用のRIP(リップ:Rastar Image Processor)には、PowerPC 604e/350MHzを積んだPower Macintosh 9600上でアグファのViperが使われていました。

その後、社内のパソコンたちは急速に増えていきました。今やサーバーは10台を越え、クライアントパソコンは90台ほどになり、全体のノード数が200に近づいてます(サーバー台数は、100人規模の会社には多すぎるという話もあります)。クラスCのネット環境でノード数は254までですから、まだ50個以上のノードを増やせますが、将来はネットワークをルーターで分割することも念頭に置いておかないといけません。

さて、将来の話もさることながら、ノード数が150を超えたあたりから、ネットワーク全体が不安定になってきました。最大の問題が2工場間の通信です。64kbpsの専用回線でつないでいた2つの工場間の通信を、7〜8年前に屋外無線に置き換えました(当初802.11b、現在802.11g)。ずっとトラブルなく運用できていたのに、これが時々切れるようになりました。

両側のアクセスポイントを再起動すれば復活するものの、基幹サーバーとの通信が切れるため、通常業務への悪影響が大きくて目立ちます。トラブル対応の最中にも「つながらない」「切れた」と社内のあちこちから電話がかかってきますから、そのたびに作業の手を止めざるをえず、僕をイライラさせます。

他にも、あるエリアだけネットワークにつながらなくなるトラブルが不定期に発生。たちの悪いことに、このトラブルは原因を突き止める間もなく、10〜15分程度で勝手に復旧してくれます。

かつては、安さに魅かれてバッファローやエレコム等のハブ(スイッチングハブ)を普通に使っていました。しかし、どことなく挙動不審なことが続いたことから、5年以上前からハブはすべてアライドテレシス製品に統一。以来、ハブが原因のトラブルはほぼなくなっていましたが、どうやらこの程度の対処では追いつかない状況のようです。

しかもトラブルが起きた時、どこで何が起きているのか、どこの何が悪さをしているのか、まったくつかめません。現場に行って適当に見当を付け、対症療法的にその場しのぎの対応を施す、といった繰り返しです。

こんな不安定さをなんとか解消したいと思いながらも、なかなか原因は見つかりません。サーバーなどの購入先であるR社の担当者に相談を持ちかけ、無線の電波状況を調査したりしても、これといったものは出てきません。結局、不安定でありながら致命的な事態に至ってはいなかったこともあり、日々の雑事に追われる中、のど元過ぎれば熱さ忘れるといった具合に、トラブルを解決できないままの状態が数年続いていました。(次回に続く)

■今週の1枚〜V.A.「これがSHM-CDだ!」(2008年:UICY-90818/9ほか)

ユニバーサルミュージックから発売されている高音質CD「SHM-CD」の体験サンプラー。同じ内容の通常CDとSHM-CDの2枚組で1,000円。ロック編、ジャズ編、クラシック編など7タイトルが初回生産限定で発売。

「普通のCDプレーヤーで再生できる高音質CD」という触れ込みで、SHM-CD、HQCD、Blu-specCDの3種類のCDが2007年から2008年にかけて登場しました。SHM-CDはこれら高音質CDの先頭バッターです。たまたま立ち読みした「レコード・コレクターズ」で、このサンプラーの広告を見るまで、不覚にも僕はSHM-CDのことをまったく知らずにおり、「1,000円なら買って聴き比べなきゃ」と急いで注文したのがサンプラー第1弾のロック編。ロッド・スチュワート、キンクス、Free、KISS等の17曲入りです。

実はロック方面に滅法弱い僕にとって、このCDは大変良いロック入門盤となりました。恥ずかしながら、全17曲のうち、ちゃんと聴いたことがあったのはシェリル・クロウの「Soak Up The Sun」だけという体たらく。これまで、なんと偏った音楽人生だったことでしょう。

佐野元春の「ヤング・ブラッズ」が酷似していると言われたスタイル・カウンシルの「Shout To The Top」を初めて聴き、「おぉ! 似とる、似とる。同じやん!」と感動したのはここだけの話です。4半世紀前に通過しておくべき道を、極めて遅まきながら今になってようやく歩き始めたわけです。いくつになっても勉強です。生きていればいいことがあるものです。

さて、通常CDとの違いは、実際のところどうなのか。ヘッドホン(ソニー MDR-Z900HD)で何度も繰り返し、納得できるまで聴き比べた結果、あくまで個人的意見に過ぎませんが「高音質と謳うだけのことはある」という結論に至りました。

SHM-CDでは、ひとつひとつの楽器の音の分離が良くなって明確になり、音楽全体の迫力が増しています。ボーカルの固さ(機械っぽいとげとげしさ)が取れて、生き生きとした躍動感が伝わってきます。「人がそこで口を開けて歌っている」様が目に浮かぶようです。大音量で聴き続けていても「聴き疲れ」しません。

SHM-CDを誉めてばかりですが、ロック編やジャズ編については、通常CDとの差はかなり小さいと言えるレベルです。クラシック編は、反響音の聴こえ方がまったく異なるなど、なぜかかなりの差があります。ダイナミックレンジの広い生音の音楽と、スタジオ録音ものとの違いから来るものなのかもしれません。

また、元の録音状態(エンジニアの腕?録音機材の質?)が良くないと思われる音源は、そのアラが見えてしまいます。良いものはより良く、それなりのものはますますそれなりに、となるわけです。また、90年代前半ごろまでのマスターが使われた音源なら、それをそのままSHM-CDとして再発するよりも、ぜひ改めて丁寧にリマスタリングした上での再発を望みます。

世の中には「高音質CD」に否定的な意見も散見されます。「SACDのほうが断然良い。"高音質CD"なんて子供だましはやめろ」といった意見も目にします。それでも僕は、これらの「高音質CD」に価値を感じます。同じCDを出すなら、数百円高くてもSHM-CDやHQCDなどで出してほしいです。そこそこオーディオにこだわりのある僕でも、SACDを再生できるプレーヤーは持ってませんし......いや、これはまったくの個人的事情ですけど。

と、こんなふうに「宗教論争」していられるのも今のうち、なんでしょうね。CDというパッケージメディアが、早晩消えていく運命にあるのを否定できる人は少ないでしょう。10年後、30代までの大半の人にとっては、MP3やAACなどの圧縮音源を「1曲買い」するのが普通で、CDを買うのは稀になっているはずです。予想以上に早く、売れるCDはジャニーズばかりなり、という状況になるかもしれません。そんな時代の来るのが少しでも遅れることを願いつつ、もうしばらくの間、より良い音で、好きな音楽を楽しませてほしいものです。

Amazon.co.jp:これがSHM-CDだ!ロックで聴き比べる体験サンプラー
< http://www.amazon.co.jp/dp/B0015XF92A/dgcrcom-22/ >

Amazon.co.jp:これがSHM-CDだ!ジャズで聴き比べる体験サンプラー
< http://www.amazon.co.jp/dp/B001BEELGI/dgcrcom-22/ >

Amazon.co.jp:これがSHM-CDだ!クラシックで聴き比べる体験サンプラー
< http://www.amazon.co.jp/dp/B001BEELG8/dgcrcom-22/ >

【えむ】 emuyama@gmail.com
< http://twitter.com/emuyama >
< http://emuyama.cocolog-nifty.com/ >

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■編集後記(6/28)

・このごろ妻が新聞を丹念に読んでいる。まことに結構なことだが、どうやら一番お好みの欄が「人生案内」らしい。これが問題である。かつての「中島らもの明るい悩み相談室」みたいな、奇妙でのんきな相談といい加減な回答によるエンターテインメントではなく、ほとんどがリアルな悩みの相談と、しっかり向き合ったまじめな回答である(それが普通だが)。たとえば「娘が嫁ぎ先で孤立」とか「実家で妹と険悪、親不孝」とか「めいがわが家で好き放題」とか「叔母のせんさく煩わしい」とか、「夫が働かずにゲーム三昧」とか、そういった悩みと解決の処方箋を毎日読んでいる。ときどき、われらの年代の夫婦のあり方とか、実家とのつきあい方とか、妻が「我が意を得たり」というケーススタディがあると、あなたも読めと強制し、どんな感想かと問いつめてくる。意見が合わずに言い争いになることもある。ああ、めんどうくさい。だから、先に「人生案内」をチェックしておく。今日は、家事が苦手な30代主婦の悩み。こういうのなら大丈夫。今日は平和だ。たぶん。(柴田)

・誤審ひどい。ビデオ判定入れるか、線審を20人ぐらいにするかにしようよ。/とうとう注文しちゃったよ、iPad。仕事関係で使うことになりそうなのだ。納期は二週間後。注文してすぐに来たのは、クロネコヤマトの封筒。開けると納品書とともにソフトバンクの封筒。その納品書には「Wi-Fi Card」と書かれてあったので探しまくったが、入っていたのはWi-Fi利用のためのアカウント情報のみ。/以前、マウスで細かな動きをするのが難しいと書いた。止めたいところに止まらない。少し慣れたものの、やはり不満。余分な力を使うのか、腕や肩が痛くなる。頼みの綱と注文したマウスパッド。レビューを読んで決めたもので、マウスとほぼ同価格。まだソールはつけていないけれど、マウスパッドだけでポインタの定まりが良くなった。/何か買ったらその周辺アクセサリや整理用品の出費や労力が必要。頭ではわかっているつもりなのだが。で、買う前はそれは本当に必要なのか、性能や価格(バリューとして)はどうかで悩むのに、買った後は別の商品や価格のことなんてすっかり忘れている。なら早く買った方がいいんだよなと思いつつ。(hammer.mule)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JR0OEG/dgcrcom-22/ >
買ったのはこれ。ソールをつけるとスルスルらしい。