子だくさんIT社長のFileMaker日記[27]FileMaker GoのためのFileMaker学習法-2/茂田カツノリ

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こんにちはっ、茂田です。

「FileMaker Goのための〜」という題名にはなっているけれど、実はGoはほぼ関係なく、FileMakerそのものの学習方法について語ってたりするのだ。

●プログラミング的感性とデータベース的感性の違い

FileMakerでデータベースを作る上の知識においては、実は大きく分けて2つの領域が存在する。それは、1)プログラミング的感性、2)データベース的感性、だ。このへんの話は何度かしているが、今回もうちょっと掘り下げてみる。

この理論を提唱したのはMITの教授、ではなく渋谷区でベンチャー企業を経営し、何年経っても成功できない子だくさん男性(45)が勝手に言ってるだけなのだが。

1)プログラミング的感性というのは、FileMakerでいえばスクリプトや計算式の処理にあたり、ある手順を踏んで目的を達成するような形のもの。BASICなどを含めた開発言語を使ったことあれば身に付いているし、FileMakerの場合はこの部分がすごくラクチンで、誰でもなんとかなる。



一方、2)データベース的感性は、具体的にいうとリレーションにからむ知識だ。FileMakerではここの扱いも実に洗練されているのだが、正しく利用するためには一定のお作法を学ぶ必要がある。そしてそのお作法に対する知識および意識は、開発者の実力をはかる大きな指標となる。

ここで気をつけたいのが、FileMakerにおいては1)より2)のほうが1,024倍(当社比)くらい重要だという点。1)は、プログラミングとかいう言葉が付いているから一見難しそうに思えるかもしれないが、この点はFileMakerにおいてはハードルが低い。しかし、2)はそうはいかない。

困ったことは、1)の世界だけでもある程度動いているように見えるものが作れてしまう点だ。動いているものが作れるからといって、2)のことも知っているとは限らない。

誰かに開発を依頼したり、誰かから習ったりするときは、こうした領域の違いというものを頭に入れておいてほしい。

●機能実現の方法に差が

いろんな人が作成したデータベースをみると、ある機能を実現するのに人によりさまざまな方法があることがわかる。

これを「人それぞれのやり方があってよい」とするのは一見聞こえが良いが、それは違う。どんなものにも必ずお作法があり、どんなお作法にもそう決めた理由と、先人の知恵や試行錯誤の結果が含まれているから、まずそれを学ぶことが大事なのだ。お作法に逆らうにしても、まずはそのお作法がどういうものかだけは学ぶべき。

FileMakerデータベースの作り方においては、1)しかわからない人と、2)を理解している人とでは、作られ方に明確な差がある。具体的には、1)の人はスクリプトで値を作ってフィールドに放り込むという作りをする。これはもちろん時と場合によるが、間違いと言い切れることが多い。

また、1)だけの人が作ったデータベースに特徴的なのは、フィールド数がやたら多く、それも似た性質を持ったものをたくさん作っていることだ。

2)を理解している人は、さまざまな処理や数値の集計をリレーションによって実現することを基本としている。複雑な集計において速度向上のためにスクリプトやスクリプトトリガを使うことはあるが、大原則としてリレーションをちゃんと組んで問題を解決するのだ。

ほかの例をあげると、たとえば一部のレコードだけ処理を行うというスクリプトを作るにしても、1)の人は「検索」スクリプトステップを使うが、2)の人は多くの場合で「関連レコードへ移動」を使うという差がある。

●どうやって「データベース的感性」を身につける?

じゃあ、その「2)データベース的感性」とやらは、どうやったら身につけられるんだいという点について、僕はそれに明確な答えを持っている。

それは「データベース的感性というものの存在を認め、意識し、学ぼうと考えること」だ。

この領域についての知識が不足している人は、このあたりの知識を軽視してると僕には見える。だから第一歩として、こうした感性の存在を認めること。それだけでドアは半分開かれる。

また「〜的感性」なんて言葉が示すとおり、生身の人間に目の前でツバとばしながら解説されるのが一番の習得法である、という要素は強い。

ということで、『FileMakerを活かすにはデータベース的感性を身につけるべし!』ということを大声で暑苦しく主張している茂田カツノリの講習を受けてみてもいいと思った方、ぜひ弊社サイトをごらんください(宣伝モード)。

あ、なるべくツバは飛ばさないからっ。

【しげた・かつのり】FileMaker公認トレーナー/FileMaker11認定デベロッパー。システム開発およびコンサルティングが主な仕事だが、株式会社レクレアル代表取締役。FileMaker Goでのアンケートシステムや営業日報入力ツールなどの問い合わせ、そしてもちろんFileMakerのコンサルティングご要望など、ぜひともお待ちしております。

実は最近特に、「デジクリ読んで茂田を知って仕事の問い合わせしたよ」ってお話しが増えている。なんとも嬉しい限り。受託開発がお受けできるかはタイミング次第だけれど、コンサルティングや講師はどんどんお受けしているので、全国全世界からのご依頼よろしくです。先週は三重・大阪・岐阜・静岡と回った上で滋賀の方と大阪で打ち合わせもしたし、来週は北海道の北見・旭川と回ります。「来れるものなら来てみろ」というくらい移動が大変なところからのご依頼を期待しています。

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